JP3073437U - キャスタ付き椅子の構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】キャスタ付き椅子のコストを下げることと、シ
ートの広範囲利用のため様々なキャスタ付き脚と合うよ
うにすること。 【解決手段】 背もたれ１０１を摺動自在に取り付けた
柱１０３の末端部を接続板１１に挿し込む方式で連結
し、接続板のもう一方の下面側に設けた錐形挿し込み部
１１１をキャスタ付き脚１２に嵌合してて各タイプのキ
ャスタ付き脚と組合せ可能とし、シートをこれらの多様
なタイプのキャスタ付き脚に対応して広範囲で使用でき
るだけでなく、コストの低い五本足タイプのキャスタ付
き脚を採用することでコストを下げる目的も達成でき
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案はキャスタ付き椅子の構造に係るもので、種々のデザインの要求から様 々な形状・構造の異なるキャスタ付き脚に対して、シートを組合せ可能とするこ とによりそのコストの低下と広範囲利用を図る。このため、シートと脚を接続す る接続板の脚側の下面側に錐形挿し込み部を設け、これをキャスタ付き脚に嵌合 して固定する。

【０００２】

【従来の技術】

図４示す椅子は、柱Ａの末端は二つの半円形のキャスタ付き脚Ｂに固定されて おり、該キャスタ付き脚は全体的なデザインのバランス感から設計されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、図４に示すような椅子はその特殊なデザインのため、大量生産しよう とするとコストが非常に高くつことから、コストを下げること、また様々な形状 のキャスタ付き脚に合わせられる物にすることにより、生産効率を向上する必要 がある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

背もたれを摺動自在に取り付けた柱の末端部を接続板に挿し込む方式で連結し 、接続板のもう一方の下面側に設けた錐形挿し込み部をキャスタ付き脚に嵌合し て各タイプのキャスタ付き脚と組合せ可能とし、シートをこれらの多様なタイプ のキャスタ付き脚に対応して広範囲で使用できるだけでなく、コストの低い五本 足タイプのキャスタ付き脚を採用することでコストを下げる目的も達成できる。

【０００５】

【考案の実施の形態】

図１、図２に示すように、本考案は椅子１００のせもたれ１０１、シート１０ ６の支桿１０５後方にそれぞれ連接された摺動環１０２、１０４は柱１０３の上 下端部に嵌合されて垂直に摺動（スライド）し、それぞれの位置を調節できるも のである。柱１０３上端の摺動環１０２を嵌め入れスライドさせる部分は、せも たれの背面方向に斜めに折れ曲がって伸びており、柱１０３下端部の摺動環１０ ４を嵌合してスライドさせる部分はシートに向かって斜めに伸びており、その主 な特徴はシート１０６に設置されている柱１０３の末端部に挿し込む方式の接続 板１１が連結しており、接続板１１のもう一方は下面側に錐形し込み部１１１が 設けられ、錐形挿し込み部１１１をこれに相対したキャスタ付き脚１２中央の錐 形孔１２１に挿し込むこと(図３)により、各形状のキャスタ付き脚に適応できる ものである。 接続板１１は柱１０３に対応して斜め溝１１２があり、柱１０３を斜め溝１１ ２に挿し込んだ後はネジ１３で締めて堅く固定する。

【０００６】

【考案の効果】

せもたれ後方の柱と、キャスタ付き脚に接続する接続板の該脚側に、錐形挿し 込み部を設けたことで、シートが様々なキャスタ付き脚と結合できるようになり 、シートの広範囲利用とコストの低下が達成できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の分解図である。

【図２】本考案の組み立て図である。

【図３】本考案の側面図である。

【図４】もう一つの考案の椅子の外観図である。

【符号の説明】

１００ 椅子 １０１ せもたれ １０２、１０４ 摺動環 １０３ 柱 １０５ 支桿 １０６ シート １１ 接続板 １１１ 錐形挿し込み部 １１２ 斜め溝 １２ キャスタ付き脚 １２１ 錐形孔 １３ ネジ Ａ 柱 Ｂ キャスタ付き脚

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】せもたれの背後と、シートを固定する支桿
   後方にそれぞれ連結した摺動（スライド）環があり、摺
   動環はそれぞれ柱の上下端部に嵌合されて垂直に摺動
   （スライド）して位置を調節可能とされ、柱の上端部、
   つまりせもたれ背後の部分の摺動環は、せもたれの背面
   方向に斜めに折れ曲がって伸びた柱の摺動（スライド）
   部分に嵌合され、柱下端側の摺動環はシートに向かって
   斜めに伸びた柱の個所の摺動部分に嵌合され、シートの
   柱末端部に接続板を連結し、接続板のもう一方には挿し
   込み部を設けてこれを相対したキャスタ付き脚に嵌め込
   むことを特徴とするキャスタ付き椅子の構造。
2. 【請求項２】柱に挿し込む側の接続板には柱と同方向の
   斜め溝があり、斜め溝に挿し込んだ後さらにネジで堅く
   締めて固定することを特徴とする請求項１記載のキャス
   タ付き椅子の構造。