JP3073383B2 - 同位体窒素を含有する窒化物及びその製造方法 - Google Patents
同位体窒素を含有する窒化物及びその製造方法Info
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窒素(本明細書中において「同位体窒素」とは「15N」
を意味する。)を含有する窒化物及びその製造方法に関
し、例えば原子炉や核融合炉用のセラミックス材料とし
て好適な特性を具えてなる窒化物に関する。
れている窒化物材料は、一般に高硬度および高熱伝導性
を具え、耐熱衝撃性および耐食性に優れている。そし
て、窒化物を構成する元素の種類によって、例えば窒化
ほう素(BN)や窒化アルミニウム(AlN)などのよ
うに極めて熱伝導性に優れた特性を有していたり、例え
ば窒化けい素(Si3N4)などのように極めて機械的特
性に優れていたり、例えば窒化チタン(TiN)や窒化
ニオブ(NbN)などのように極めて電気伝導性や超伝
導性に優れた特性を有していたりする。
14Nであり、以下、AlNに付いては、本発明に係るA
l15Nと区別するために、特にAl14Nと表記する。
は、主に金属酸化物の還元窒化法と金属の直接窒化法が
あり、以下に各方法をAl14Nを製造する場合を例とし
て説明する。
ては、Al2O3粉末と炭素(C)粉末とを混合し、15
00℃以上で14N2ガスまたはアンモニア(14NH3)ガ
スを流しながら窒化反応を行う。例えば、14N2ガスを
使用する場合には、 Al2O3+14N2+3C=2Al14N+3CO ・・・(1) で表される化学方程式における反応が右側に進んで、A
l14Nが得られる。
化法においては、Alを高温で14N2ガスまたは14NH3
ガスと直接反応させる。例えば、14N2ガスを使用する
場合には、 Al(s)+1/214N2(g)=Al14N(s);ΔH=−320kJ/mol・・・(2) で表される化学方程式における反応が右側に進んで、A
l14Nが得られる。
を鑑みると、原子炉や核融合炉用のセラミックス材料と
して好ましいと考えられるが、長時間にわたって中性子
照射を受けると、 14N+n→14C+H (nは中性子) ・・・(3) で表される核変換反応が起こり、材料の内部に水素
(H)が発生することが知られている。このHにより例
えば水素脆性などの機械的特性の劣化や電気的特性の劣
化が惹き起こされる虞があるため、原子力関係において
は、未だ窒化物材料は実用化されていない。
ては、14Nと異なり、中性子照射を受けても上述した
(3)式のような核変換反応が起こらないことが知られ
ている。従って、15Nよりなる窒化物は耐中性子照射性
に優れた特性を有すると考えられるが、そのような窒化
物は今のところ見あたらない。
Nよりも、原子炉や核融合炉用のセラミックス材料とし
てより好ましいと考え、例えば全窒素量に対して15Nを
95原子%以上含有するAl15Nの製造を試みた。
ずしか含まれていないため、15Nをその存在比よりも高
濃度に含有する窒化物を製造するには、濃縮された15N
2ガスを反応ガスとして使用することが考えられる。市
販の15N2ガスにおける15Nの濃度は99原子%以上に
達していることから、理論上、これと同レベル、即ち9
9原子%以上の純度の15Nを含む窒化物を製造すること
が可能であると考えられるが、実際の製造にあたって
は、天然窒素中の14N2ガスおよびその他の不純物ガス
などの汚染により純度が下がり、耐中性子照射性が低下
する虞がある。
(1)式で示した還元反応を右へ進ませるために、14N
2ガスを反応系に過剰に供給してCOガスを常時排気
し、それによって反応系内のCOガス濃度を下げる必要
がある。加えて、反応時間も長いため、必要な反応ガス
量が膨大となり、従って、この方法は反応ガスのロスが
非常に多く、15N2ガスのような高価なガスの使用には
適さない。
(2)式からもわかるように、反応に伴って熱が発生す
るため、一旦反応が始まるとその反応熱により継続して
反応が進行し、短時間で窒化反応が終了する。また、14
N2ガスの供給量は、反応物質であるAlの量に対して
化学量論上必要とされる量だけで済むので、理論上、反
応ガスの転換効率(即ち、供給した反応ガス量に対す
る、窒化物中に取り込まれた窒素量の割合である。)が
100%になると考えられる。
造にあたっては、反応炉内の空容積(即ち、反応炉内の
空間部分の容積で、反応炉内容積と反応物の占める容積
との差である。)により、反応終了後に未反応のガスが
残留し、転換効率が下がる。転換効率を向上させるため
に、例えば減圧プロセス下で反応を行わせて、同じ空容
積に対する反応ガスのロス(未反応分)を低減させるこ
とが考えられるが、反応炉内に漏れ入る外気に含まれる
14Nなどの汚染が起こる虞がある。また、反応ガスと不
活性ガスとを混合してなる混合ガスを使用することによ
り、空容積中に残留する未反応の反応ガスの量を低減さ
せることが考えられるが、不活性ガスが窒化反応の進行
を妨害するという問題がある。
化物を実際に工業的に製造するにあたっては、外気から
の汚染などを有効に防止して高純度の15Nよりなる窒化
物を製造するとともに15Nの転換効率を最大限に向上さ
せる必要があるが、その技術は現在に至るまで確立され
ていない。
法においては、発生する反応熱により、金属粉末の温度
がしばしばその融点(または分解温度)を越えることが
あり、そのため金属粉末粒子が凝集または溶着して、窒
化率の低下などの悪影響を窒化反応に及ぼすことがあ
る。反応熱により上昇する温度を下げて金属粉末の凝集
などを防ぐために、金属粉末に希釈剤を混合させるなど
の配慮が必要となるが、この希釈剤により反応炉内が汚
染され、Al15Nにおける15Nの純度の低下を招く虞が
ある。
供することを目的の一つとし、さらには高純度の15Nを
含む窒化物を、極めて高い15Nの転換効率でもって製造
することを可能ならしめ、それによって高純度の15Nを
含み、中性子照射に対して安定な窒化物の提供を可能な
らしめる同位体窒素を含有する窒化物及びその製造方法
を提供することを目的としている。
に、本発明者らは、15Nを含有する窒化物を製造するに
あたり、15Nの高純度および高転換効率を満たすべく、
本発明においては、15N2ガスで金属粉末を直接窒化す
ることにより窒化物を合成することにし、鋭意研究を重
ねてきた。
においては、窒化物中の全窒素量に対して、同位体窒素
を、95原子%以上含有していることを特徴とする。そ
して、その窒化物は、例えば、窒化アルミニウムである
ことを特徴とする。
の製造方法においては、請求項1に記載の窒化物を製造
するにあたり、少なくとも窒化反応が起こる温度以上の
温度および同位体窒素ガス雰囲気下で、前記窒化物の構
成元素となり得る単体と同位体窒素ガスとを直接接触さ
せることにより、その単体を窒化させ、前記同位体窒素
ガスは、全窒素量に対して、同位体窒素を、95原子%
を越える割合で含有していることを特徴とする。
反応系における圧力が1.0kg/cm2以上であることを特
徴とする。また、前記単体を、窒化反応の反応熱により
上昇する単体の温度を下げる希釈剤に予め混合させてお
くことを特徴とする。さらに、前記希釈剤は、硫黄、
燐、金属の弗化物、金属の燐化物、金属の硫化物、およ
び請求項1に記載の窒化物に記載の窒化物、よりなる群
から選ばれた一種或は二種以上の混合物であることを特
徴とする。
を確保し、実用性を考慮すれば、窒化物中の 15 Nの含有
量が全窒素量に対して95原子%以上であることが好ま
しい。さらには、15Nの含有量は、本発明に係る窒化物
の製造に供される濃縮15N2ガスにおける15Nの濃度に
近い方がより好ましく、例えば99原子%以上の15Nを
含む市販の15N2ガスを使用する場合には、99原子%
以上の15Nを含むのがより好ましい。
15N、B15N、Si3 15N4、Ti15N、Nb15N、およ
びこれら例示列挙した以外の窒化物も含むのは勿論であ
る。
たっては、窒化物の構成元素となる単体を、窒化反応が
起こる程度に加熱すればよいが、反応温度が高いほど窒
化率が高く、従って窒化されずに残留する単体が少なく
なるので、反応設備や反応速度を考慮すると、単体の種
類に応じて800〜1500℃が適当である。例えば、
その単体がAlの場合には1200℃程度である。反応
温度以外にも反応時間が長いほど窒化率は高くなるが、
量産性を考慮すると、単体の種類および反応温度に応じ
て10分〜24時間程度が適当である。
b、或は金属、非金属を問わず、その他窒素と化合して
窒化物となり得るものが挙げられ、それら単体は、例え
ば粉末の状態として反応に供せられる。さらには、単体
に限らず、例えば合金などを粉末にして反応物質とする
こともできる。
のを防ぐために、大気圧(約1.0kg/cm2、即ち約1.
0×105Pa)よりも僅かに高い程度の圧力(陽圧)で
あればよいが、反応設備、15Nの転換効率や操作性を考
慮すると、1.1〜1.5kg/cm2が適当である。なお、
より高圧としてもよいのはいうまでもない。
予め粉末と希釈剤とを混合させておくが、この希釈剤に
は、単体の窒化反応に何等影響を及ぼすことなく、反応
後に窒化物から容易に分離可能であるという性質を有し
ている必要がある。希釈剤が硫黄、燐、金属の弗化物、
金属の燐化物、金属の硫化物の場合には、それら希釈剤
は1000℃以上の温度において次第に分解または昇華
して、反応生成物から分離される。これらの希釈剤の好
ましい配合割合は、10〜70重量%である。
される虞があるため、上述した希釈剤の使用を、できれ
ば本発明に係る窒化物の初めての合成時の一度に限るの
が好ましく、一旦、合成してしまえば、得られた本発明
に係る窒化物自体を希釈剤として使用することができ
る。この場合、希釈剤となる窒化物の好ましい配合割合
は、10〜80重量%である。
する窒化性ガス、例えば15N2ガスやアンモニア(15N
H3)ガス、或はそれらを含む混合ガスなどである。
を招くことなく窒化物への15Nの転換効率を100%に
近づけるためには、反応炉内の空容積を小さくしてガス
のロスを低減すればよく、反応炉の設計においてその形
状や寸法等に配慮することは勿論であるが、例えば反応
炉内の空間にスペーサーなどを置くなどして反応炉内の
空容積を減少させるようにするとなおよい。スペーサー
の材料としては、窒化反応に関与しない安定なものであ
れば如何なるものでもよく、例えばカーボン、Al
2O3、ムライト(3Al2O3・2SiO2)などが挙げ
られる。
で 15 Nを含有しているため、14Nよりなる窒化物が本来
具えてなる高硬度や高熱伝導性、優れた耐熱衝撃性や耐
食性などの特性に加えて優れた耐中性子照射性も具えて
いる。例えば、極めて優れた熱伝導性を具えてなる窒化
アルミニウムに耐中性子照射性能を付与することができ
る。
を採用することにより15Nよりなる反応ガスの転換効率
が極めて高く、さらに反応炉内の空容積をできる限りな
くすことにより100%に近い転換効率が得られる。そ
して、15Nの濃度ができる限り100%に近い反応ガス
を用いるとともに、反応炉内の圧力を1.0kg/cm2以上
に保って外気からの汚染を防ぐことにより、高純度の15
Nよりなる窒化物を製造することが可能となる。
または燐などの希釈剤を用いることにより、窒化反応温
度以下で、硫黄または燐が金属粉末の一部と容易に反応
し、金属の硫化物または燐化物の様な中間生成物を形成
する。この中間生成物は、一般に1000℃までは安定
であり、金属粉末の凝集を防ぐように作用し、また10
00℃以上では分解または昇華するので反応生成物中に
残留することはない。希釈剤として金属の弗化物、金属
の燐化物、金属の硫化物を用いる場合も同様である。
ば、反応炉内が汚染されることがないので、高純度の15
Nよりなる窒化物を製造する際には、この様な希釈剤を
使用することは極めて有効である。
に係る同位体窒素を含有する窒化物及びその製造方法に
付いて説明する。なお、本発明はこの実施例により何等
限定されるものではない。
略構成図を図1に示す。同図に示すように、この製造装
置100は、炉芯管11及び図示しない加熱器からなる
反応炉10に、炉芯管11内を真空に引く真空ポンプ
(ロータリーポンプ)20、アルゴン(Ar)ガスなど
を充填した不活性ガスボンベ30、および15Nよりなる
反応ガス、例えば15N2ガスを充填した15Nガスボンベ
40が連結されてなる。1 5Nガスボンベ40と炉芯管1
1との間にはガス積算流量計50が設けられていて、炉
芯管11に供給するガスの流量を調整するとともに供給
したガス量がわかるようになっている。同図において
は、炉芯管11内の中央に反応物質であるAl粉末を積
載した反応容器(ボート)60が設置されるようになっ
ている。また、炉芯管11にはその内部のガスを排気す
るための排気口12が開閉可能に設けられている。な
お、符号13で示したものは断熱材であり、符号31,
41で示したものはガス圧調整器であり、符号70で示
したものは炉芯管11内の空容積を小さくするために詰
められるスペーサーであり、符号80,81,82,8
3,84,85で示したものは開閉バルブである。
に使用した原料または材料に付いて以下に説明する。反
応物質である単体として、純度>99.9%で平均粒径
が約24μmのAl粉末を用い、また反応ガスとして、
窒素ガス純度>99.9%で99.7原子%の15Nと
0.3原子%の14Nとからなる15N2ガスを用いた。実
施例1及び比較例1においては、希釈剤として弗化アル
ミニウム(AlF3)の特級試薬を用いた。反応容器6
0およびスペーサー70に付いてはカーボン質のものを
用いた。
とを混合して反応容器60に充填してから炉芯管11に
挿入し、スペーサー70を詰めて炉芯管11を密閉し
た。スペーサー70により、反応炉内の空容積を3.8
6lから0.75lまで約81%減少させることができ
た。そして、真空ポンプ20を作動させながら、加熱し
て室温から350℃まで昇温させ、350℃で1時間保
持して反応炉内を約10-2Torr(約1.3Pa)まで真空
に引いた。しかる後、Arガスで2回パージして反応炉
内に残留する不純物ガスを炉外に排出してから、反応炉
内に15N2ガスを導入して反応炉内の圧力を1.1〜
1.5kg/cm2に保った。この状態で、さらに加熱して
6〜10℃/分の昇温速度で350℃から1200℃ま
で昇温させ、1200℃で60分間保持して窒化反応を
行わせた。反応後、1000℃まで10℃/分の降温速
度で冷却した後、炉冷させた。
に、X線回折(XRD)による定性分析を行った。その
回折パターンを図2に示す。同図に示すように、この生
成物は略単一相のAl15Nであることが確認された。
める15Nの比率を測定して求め、それに基いて算出した
15N2ガスの必要量と、ガス積算流量計50にて計測さ
れたガス使用量とから15N2ガスの転換効率を求めた。
15Nの比率の測定は、Al15Nを硫酸(H2SO4)と弗
化水素酸(HF)との混酸溶液で溶解し、分解して生じ
たガスを塩酸(HCl)溶液で吸収して塩化アンモニウ
ム(15NH4Cl)に変換した後、質量分析計を用いて
行った。その結果を表1に示す。
とを混合して反応容器60に充填してから炉芯管11に
挿入して密閉した。そして、真空ポンプ20を作動させ
ながら、加熱して室温から350℃まで昇温させ、35
0℃で1時間保持して反応炉内を約10-2Torrまで真空
に引いた。しかる後、Arガスで2回パージしてから、
反応炉内に15N2ガスを導入して反応炉内の圧力を0.
2〜0.5kg/cm2に保った。この状態で、6〜10℃
/分の昇温速度で350℃から1200℃まで昇温さ
せ、1200℃で60分間保持して窒化反応を行わせ
た。反応後、1000℃まで10℃/分の降温速度で冷
却した後、炉冷させた。
て、生成されたAl15Nの全窒素量に占める15Nの比率
を求め、それに基いて15N2ガスの転換効率を求めた。
その結果を表1に示す。
Al15N粉末17gを希釈剤とし、これとAl粉末1
3.6gとを混合して反応容器60に充填した後、実施
例1と同様の手順で窒化反応を行わせた。
の生成物を同定するために、XRDによる定性分析を行
った。その回折パターンを図3に示す。同図に示すよう
に、この生成物は単一相のAl15Nであることが確認さ
れた。
用いて、生成されたAl15Nの全窒素量に占める15Nの
比率を求め、それに基いて15N2ガスの転換効率を求め
た。その結果を表1に示す。なお、Al15Nの生成量
は、反応終了後に反応容器60内に存在するAl15Nの
全量から希釈剤として混合したAl15Nの量を差し引い
たものである。
1時間粉砕してその粉末を得た。この粉末の粉体特性を
表2に示す。なお、同表のBET法とは、粒子表面に占
有面積既知の分子などを吸着させ、BET式により解析
する方法である。
してAl粉末を用いたが、これに限定されるものではな
く、その他の金属粉末やBの粉末などを用いてもよく、
さらには本発明を、単体のみならず合金の粉末などを反
応物質とする場合にも適用可能である。また、反応物質
は粉末の状態に限らないのはいうまでもない。
物によれば、95原子%以上の割合で 15 Nを含有してお
り、15Nを含む窒化物を提供するという目的が達成さ
れ、またこの窒化物は優れた耐中性子照射性を具えてい
るので、中性子照射に対して安定であり、例えば一用途
として挙げられる原子炉や核融合炉用のセラミックス材
料としての窒化物の実用化を可能ならしめるものであ
る。
窒化物の製造方法によれば、高純度の15Nよりなる反応
ガスを用いた直接窒化法を採用し、反応系の圧力を1.
0kg/cm2以上に保つことにより、高純度の15Nを含む窒
化物を、極めて高い15Nの転換効率でもって製造するこ
とができるので、経済性および工業的量産性に優れてお
り、従って、本発明は実用価値が極めて大なるものであ
る。
置の一例を示す図である。
折パターンを示す図である。
折パターンを示す図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 窒化物中の全窒素量に対して、同位体窒
素を95原子%以上含有していることを特徴とする同位
体窒素を含有する窒化物。 - 【請求項2】 窒化アルミニウムであることを特徴とす
る請求項1に記載の同位体窒素を含有する窒化物。 - 【請求項3】 請求項1乃至2に記載の窒化物を製造す
るにあたり、少なくとも窒化反応が起こる温度以上の温
度および同位体窒素ガス雰囲気下で、前記窒化物の構成
元素となり得る単体と同位体窒素ガスとを直接接触させ
ることにより、その単体を窒化させ、前記同位体窒素ガ
スは、全窒素量に対して、同位体窒素を、95原子%を
越える割合で含有していることを特徴とする同位体窒素
を含有する窒化物の製造方法。 - 【請求項4】 反応系における圧力が1.0kg/cm2以上
であることを特徴とする請求項3に記載の同位体窒素を
含有する窒化物の製造方法。 - 【請求項5】 前記単体を、窒化反応の反応熱により上
昇する単体の温度を下げる希釈剤に予め混合させておく
ことを特徴とする請求項3または4に記載の同位体窒素
を含有する窒化物の製造方法。 - 【請求項6】 前記希釈剤は、硫黄、燐、金属の弗化
物、金属の燐化物、金属の硫化物、および請求項1に記
載の窒化物、よりなる群から選ばれた一種或は二種以上
の混合物であることを特徴とする請求項5記載の同位体
窒素を含有する窒化物の製造方法。
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JP05334142A JP3073383B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 同位体窒素を含有する窒化物及びその製造方法 |
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JPH07187619A JPH07187619A (ja) | 1995-07-25 |
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- 1993-12-28 JP JP05334142A patent/JP3073383B2/ja not_active Expired - Fee Related
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分析機器(1972),Vol10 No.10 P685−695 |
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