JP3072164U - 押圧固定保護具 - Google Patents
押圧固定保護具Info
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- JP3072164U JP3072164U JP2000001885U JP2000001885U JP3072164U JP 3072164 U JP3072164 U JP 3072164U JP 2000001885 U JP2000001885 U JP 2000001885U JP 2000001885 U JP2000001885 U JP 2000001885U JP 3072164 U JP3072164 U JP 3072164U
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- Japan
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- Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】伸縮性や復元性を有すると共に通気性を兼ね備
えた腰バンド、肘当て、サポーターなど人体に装着で
き、衛撃を吸収して患部を保護する押圧固定保護具を提
供する 【解決手段】芯地基材に連続気泡型クロロプレンゴムエ
マルジョンスポンジ発泡体を使用する。発泡体の発泡倍
率が2〜7倍で、かつ厚さが1mm〜5mmとするのが好適
である。
えた腰バンド、肘当て、サポーターなど人体に装着で
き、衛撃を吸収して患部を保護する押圧固定保護具を提
供する 【解決手段】芯地基材に連続気泡型クロロプレンゴムエ
マルジョンスポンジ発泡体を使用する。発泡体の発泡倍
率が2〜7倍で、かつ厚さが1mm〜5mmとするのが好適
である。
Description
【0001】
本考案は例えば、人体に装着して衝撃を吸収し、患部を保護する押圧固定保護 具に関し、更に詳細にはスポーツや医療分野で広く使用されているサポーター、 腰痛バンドなどの押圧固定保護具に関する。
【0002】
一般にサポーター、腰痛バンド、肘当等の人体に装着して衝撃を吸収し、患部 を保護する押圧固定保護具の芯地基材としては、総合的な人体への装着場所の観 点から軽さ、伸縮性、通気性、衝撃吸収性(患部保護)および適度の押圧性等が 求められる。このような要求をある程度満足する人体装着用の押圧固定保護具の 芯地基材として、従来はクロロプレンゴム発泡体が主流となっている。
【0003】 しかしながら、このクロロプレンゴム発泡体は伸縮性、復元性にはすぐれた特 性を有しているものの、重量感があり、また、独立発泡体であるため、人体に装 着した場合の通気性および快適性には問題がある。
【0004】 そこでその欠点を補うため、通気性のあるウレタンフォームを芯地基材として 使用したサポーター等もみられるが、クロロプレンゴム発泡体に比しフィット感 や復元性に劣り、満足できるものがないのが実情であった。また、芯地基材とし て連続気泡型ラテックススポンジ、即ち天然ゴムラテックス、アクリルニトリル ブタジエンゴムやスチレンブタジエンゴムの連続気泡の発泡体等を使用したもの が市場に供せられているが、クロロプレンゴム発泡体の伸縮性、復元性の域には 至らない。
【0005】
かかる実情において本考案者等は、前記の軽さ、伸縮性、復元性を有すると共 に通気性を有し、かつ人体によりよくフィットする人体に装着して用いる衝撃吸 収用押圧固定保護具を目的として種々検討の結果、次のような結論に達した。す なわち、従来のクロロプレンゴム発泡体は、クロロプレンゴムに発泡剤を混入し 、それを加圧下に加熱して発泡体を製造し、所要の厚みにスリットされウエット スーツその他の用途に供されていたが、用途の違いにより人体装着に適した連続 発泡体を用いた製品が要求されている。
【0006】 そこで本考案者等はクロロプレンゴムエマルジョンを入手し、これよりスポン ジの試作について種々検討した結果、連続気泡型のクロロプレンゴムエマルジョ ンスポンジが前記の軽さ、伸縮性、通気性、衝撃吸収性(患部保護)および適度 の押圧性など芯地基材として好適な性質を持つことを見出し、その製造方法を確 立して本考案をなすに至った。
【0007】 すなわち本考案は、前記した従来の芯地基材の問題点を解消し、軽さ、伸縮性 、復元性を有すると共に通気性を有し、かつ人体によりよくフィットする人体に 装着して衝撃を吸収する押圧固定保護具を提供することを目的とする。
【0008】
すなわち、本考案は芯地基材に連続気泡型クロロプレンゴムエマルジョンスポ ンジを用いたことを特徴とする押圧固定保護具である。この連続気泡型クロロプ レンゴムエマルジョンスポンジは発泡体である。また、発泡体の発泡倍率が2〜 7倍で、かつ厚さが1mm〜5mmとすることが押圧固定保護具として好ましい。
【0009】
本考案に用いられるクロロプレンゴムエマルジョンは従来は仲々市販品とし入 手困難であった。本考案に当たり入手し得た従来の独立気泡のクロロプレンゴム 発泡体は、固型クロロプレンゴムをバンバリーミキサー、ミキシングルロール、 カレンダーロール等で発泡剤を混入して圧延されたシートを、加圧下に加熱して 発泡させ、スライスによって所定の厚さのフォームを作り、両面にナイロンやポ リエステルのジャージーを貼合わせて供され、いろいろな用途に加工されて用い られてきた。
【0010】 本考案においては、クロロプレンゴムエマルジョンに、複合加硫剤、およびゲ ル化剤を混入し、オークスミキサーおよびオートフォーム機を用いて空気を入れ 、機械発泡した液を加熱乾燥機を通してクロロプレンゴムエマルジョンスポンジ となし、発泡体シートを得ることができた。この方法は英国ダンロップ社で開発 された方法で、通常ダンロップ法と呼ばれて日本に公開されたものである。一般 に天然ゴムラテックス、スチレンブタジエンゴムおよびアクリロニトリルブタジ エンゴムラテックスは、殆どこのダンロップ法によって発泡基材が作られている 。
【0011】 これらの発泡体はその発泡倍率が3〜7倍で、且つその厚さが1〜5mmとした ものが、2.8cm3/cm2/S以上の通気性(JIS−L1096規定測定法)を 得ることができた。この発泡倍率が低くなればなるほど又厚さが厚くなる程伸縮 性や通気性が減少し、他方、発泡倍率が高くなればなる程又厚さが薄くなればな る程押圧力やホールド力が弱くなり、押圧用具としては不向きとなる。なお、上 記発泡倍率の算定は下記の式によった。
【0012】 発泡倍率={原料(容量)+空気(容量)}/原料(容量) 連続気泡型エマルジョンスポンジとしては、抗菌剤(例えば「バクテキラー」 :カネボー製)を含有せしめたものを用いるのが、抗菌作用を有する押圧固定保 護具として好ましい。
【0013】 本考案に係る押圧固定保護具は、ダンロップ法によってクロロプレンゴムのエ マルジョンに複合加硫剤(酸化亜鉛、老化防止剤、促進剤)とゲル化剤(ケイフ ッ化ナトリウム、ケイフッ化カリウム)を混入し、オークスミキサーまたはオー トフォームマシンを使用して、連続気泡発泡体としたスポンジを芯地基材として 、例えばナイロン繊維やポリエステル繊維よりなるジャージなどの他の生地素材 を貼り合わせ、裁断・縫合して製造することができる。
【0014】
次に図面を用いて本考案をより具体的に説明する。図1は本考案に係る連続気 泡型クロロプレンゴムエマルジョンスポンジ発泡体を用いた押圧固定保護具の一 例として示したサポーターの素材の断面図である。図1において、1はサポータ ーの素材で、2はクロロプレンゴムエマルジョンより造られた通気性のある連続 気泡型クロロプレンゴムスポンジの5倍発泡体より成る芯地基材である。サポー ターの素材1はその芯地基材2の両面にポリエステル繊維製ジャージー3を張り 合わせて三層材として構成されたものである。
【0015】 なお上記実施例ではサポーターの素材について示したが、本考案に係る押圧固 定保護具はその他各種の衣類、例えばブリーフ、ショーツ、腰痛バンド、外着用 乃至スポーツ用の各種パンツ類およびズボン類などに部分的に取り付けて患部を 保護したり、転倒時の衝撃を吸収するために使用することもできる。
【0016】
本考案に係る押圧固定保護具は上記の構成であるから、基材が、伸縮性と復元 性は有するが独立気泡であるため通気性がない従来のクロロプレンゴムスポンジ に対し、異なる製法を採って、連続気泡型クロロプレンゴムエマルジョンを原料 とするスポンジ発泡体を基材とすることにより軽量化と通気性が得られると共に 、材質はクロロプレンゴムであるから、従来のクロロプレンゴムスポンジと比べ て遜色のない伸縮性と復元性を有し、しかも軽量で、人体に装着したとき、むれ のないうえ、さらに適度なホールド域を有するので、衛撃を吸収して患部を保護 するなど極めて快適な押圧固定保護具を提供することができる。
【図1】本考案に係る押圧固定保護具を用いたサポータ
ーの素材の断面図。
ーの素材の断面図。
1 サポーターの素材 2 スポンジ発泡体基材 3 ポリエステル繊維製ジャージー
Claims (4)
- 【請求項1】 芯地基材に連続気泡型クロロプレンゴム
エマルジョンスポンジを用いたことを特徴とする押圧固
定保護具。 - 【請求項2】 連続気泡型クロロプレンゴムエマルジョ
ンスポンジが発泡体である請求項1記載の押圧固定保護
具。 - 【請求項3】 発泡体の発泡倍率が2〜7倍でかつ厚さ
が1mm〜5mmである請求項2記載の押圧固定保護具。 - 【請求項4】 連続気泡型クロロプレンゴムエマルジョ
ンスポンジが抗菌剤含有エマルジョンスポンジである請
求項2記載の押圧固定保護具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000001885U JP3072164U (ja) | 2000-03-30 | 2000-03-30 | 押圧固定保護具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000001885U JP3072164U (ja) | 2000-03-30 | 2000-03-30 | 押圧固定保護具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3072164U true JP3072164U (ja) | 2000-10-06 |
Family
ID=43205471
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000001885U Expired - Lifetime JP3072164U (ja) | 2000-03-30 | 2000-03-30 | 押圧固定保護具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3072164U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003064149A1 (fr) * | 2002-01-30 | 2003-08-07 | Kabushiki Kaisha Ray And Company | Dispositif orthopedique et feuille presentant une structure stratifiee |
JP2016036360A (ja) * | 2014-08-05 | 2016-03-22 | イイダ産業株式会社 | サポーター |
-
2000
- 2000-03-30 JP JP2000001885U patent/JP3072164U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003064149A1 (fr) * | 2002-01-30 | 2003-08-07 | Kabushiki Kaisha Ray And Company | Dispositif orthopedique et feuille presentant une structure stratifiee |
JP2016036360A (ja) * | 2014-08-05 | 2016-03-22 | イイダ産業株式会社 | サポーター |
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