JP3072047U - マット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 マットを敷き替えることなく、容易にそれに
施されている文字や模様を変えられるようなマットを提
供すること。 【解決手段】 マットの一部分が分離片として構成さ
れ、前者が後者に嵌め込まれてなり、該分離片には文字
若しくは模様が施されているか又は他の部分と異なる色
彩を有するマット。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案はその一部分を交換することが可能なマットに関する。

【０００２】

【従来の技術】

店舗や建物内に敷かれる靴拭きマットには、広告宣伝や美観の向上その他の目 的のために、文字や模様が施されているものが多い。このような文字や模様は常 に一定であるよりは、その時々に応じて適宜変える方が、広告宣伝効果をより高 めたり、来訪者の注意を引くようにしたりする上で好ましい。 しかしながら、マットの敷き替えはコストや手間がかかるため、これを頻繁に 行うことは現実的ではない。そのため、マットの文字や模様を短期間に変えるこ とはほとんど行われていなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしがら、マットの文字や模様が変わるだけでも、屋内のイメージがかなり 刷新され、来訪者に好感を与える。そのため、簡単に文字や模様を変えることが できるような技術が望まれていた。 従って、本考案の目的は、マットを敷き替えることなく、容易にそれに施され ている文字や模様を変えられるようなマットを提供することである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案者は、検討の結果、マットの文字や模様の部分をマット本体から切り離 して着脱自在に構成することにより、上記目的を達成しうることを見出し、本考 案を完成した。 即ち、本考案は、マットの一部分が他の部分と分離した分離片として構成され 、該分離片がマット本体に嵌め込まれてなり、該分離片には文字若しくは模様が 施されているか又は他の部分と異なる色彩を有するマットである。

【０００５】

【考案の実施の形態】

以下、本考案を図面で説明する。 図１は本考案のマットの斜視図であり、図２は文字が施された分離片をマット 本体から取り外した状態を表した斜視図である。

【０００６】 図において１はマット本体であり、２は文字、模様又は他の部分と異なる色彩 が施されている分離片である。分離片は、その一部がマット本体の外周縁を含ん でもよいが、図１、２に示すように、外周縁を含まないマット内部であることが 好ましい。外周縁を含むと、マットを踏んだときに、外周縁の切れ目のところで めくれたり、マット本体と分離片に隙間ができたりして、好ましくない。

【０００７】 分離片の形状には特に制限がない。例えば円形、楕円形、長方形、角が丸みを 帯びた長方形、桜の花びらの形状、その他任意の形状で差し支えなく、目的に応 じて適宜選択すればよい。

【０００８】 本考案のマットとしては靴拭きマットが好ましい。マット自体の大きさには特 に制限がない。例えば４０ｃｍ×６０ｃｍ程度の小さなものでも２ｍ×２０ｍ程 度の大きなものでも差し支えない。また、屋内に固定して用いるものでもよく、 レンタル用マットでも差し支えない。

【０００９】 本考案のマットの積層構造は従来公知のマットと同様である。例えば、不織布 、織布、編布等の基布にパイル糸層がタフティングされ、基布の裏側に各種のゴ ム、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン樹脂等のバッキング層を積層したものである 。

【００１０】 上述のように構成することにより、本考案のマットにおいては文字、模様又は 色彩が施された部分が分離片として着脱自在であり、使用状態においては、分離 片はマット本体に嵌め込まれている。例えば、図１，２においては分離片には日 付を表す文字が表されている。従って、店舗の入り口等にこの日付を表した分離 片を嵌め込んだマットを敷いておくと、来店したお客はその日の日付を知ること ができる。図１、２では分離片は１個だけとし、月日を全て分離片に表してある が、例えば「月」と「日」の部分はマット本体に表しておき、数字の部分のみを ２又は３個の分離片とすることにより、１年の全ての日付を簡単に表示すること ができる。このように、分離片は１片だけでなく、複数設けてもよい。分離片は それほど大きくはないので、保管しておくことも比較的容易で、繰り返し使用可 能である。

【００１１】 また、分離片にマット本体と異なった色や模様を施しておき、これを適宜交換 することにより、屋内のイメージを手軽に変えることも可能である。さらには、 商店等では、各種の商品名を表した分離片を作成しておき、その日の目玉商品名 を嵌め込んで顧客の購買意欲を増大させることも考えられる。

【００１２】

【考案の効果】

以上のように、本考案のマットは文字、模様又色彩が施されている分離片が着 脱自在であるので、マット自体の敷き替えをすることなしに文字等を必要に応じ て変えることが可能である。従って、極めて簡単かつ低コストで、あたかもマッ トを敷き替えたかの如き印象を作り出すことが可能であり、店舗のイメージ向上 、顧客の購買意欲の増大等を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のマットの斜視図でありる。

【図２】文字が施された分離片をマット本体から取り外
した状態を表した斜視図である。

【符号の説明】

１ マット本体 ２ 分離片

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 マットの一部分が他の部分と分離した分
   離片として構成され、該分離片がマット本体に嵌め込ま
   れてなり、該分離片には文字若しくは模様が施されてい
   るか又は他の部分と異なる色彩を有するマット。
2. 【請求項２】 分離片は、マット本体の外周縁を含まず
   に内部にある請求項１のマット。