JP3071670U - 事務用具キャスター - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】ワープロ、ノートパソコン等、重量のある事務
用具を机上で、小さな労力で軽快に移動させることで、
机上のスペースを有効に活用できる事務用具キャスター
を提供する。 【解決手段】細長状の矩形板（３）下面に、長手方向に
並行して、複数個ボールベアリング（４）を嵌入し、矩
形板（３）上面には、ゴム、フェルト等の摩擦材（５）
を接着した事務用具キャスター（２）に、ワープロ等、
事務用具（１）の後部を載置し、事務用具（１）前部を
両手で少し持ち上げ、前後左右の水平力を与えて、所望
の位置に摺動させる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、机上で使用されるワープロ、ノートパソコン、百科辞典等の 重量物運搬用に供する、事務用具キャスターに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、重量のある事務用具の机上での移動は、人の手による持ち上げ運搬 であった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これには次のような欠点があった。 （イ）少し重量のある事務用具の移動は、座した状態では身体に負担がか かり過ぎる。 （ロ）パソコン、ワープロは身体から離した状態で使用すると、キー入力 時、無理な姿勢となり、疲れる度合いが増す。 （ハ）移動に難のある重量事務用具を、定位置化して使用すると、机上の スペースが有効活用されない。 本考案は、これらの欠点を除くためになされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

事務用具と机との間に、全方位回動自在のキャスターを介在させ、小さな 労力で、事務用具の机上移動を可能ならしめる。

【０００５】

【考案の実施の形態】

以下、本案の実施の形態について説明する。 （イ）細長状の矩形板（３）下面に、長手方向に並行して、複数個ボール ベアリング（４）を嵌入する。 （ロ）矩形板（３）上面に、ゴム、フェルト等の摩擦材（５）を接着する 。 本案を使用するときは、事務用具（１）後部を矩形板（３）に載置し、事 務用具（１）前部を両手で少し持ち上げ、前後左右の水平力を与えて、所 望の位置に摺動させる。

【０００６】

【考案の効果】

本案は、以上のような構造で、これを使用すれば、重量のある事務用具 （１）でも小さな労力で軽快、迅速に移動が出来る。また、パソコン、ワ ープロのキーボード入力も、矩形板（３）を機器後部下面に挿入すること で、キーボード面が少し前傾し、作業が容易となる。法律書や百科事典等 、重量のある書物を数種類、同時に参照する場合も、事務用具キャスター （２）を複数台使用すれば効果的である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案使用実施例の斜視図である。

【図２】本考案の正面図である。

【図３】本考案の平面図である。

【図４】本考案のＡ−Ａ断面図である。

【図５】本考案の底面図である。

【符号の説明】

１ 事務用具 ２ 事務用具キャスター
３ 矩形板 ４ ボールベアリング ５ 摩擦材

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】細長状の矩形板（３）下面に、長手方向に
   並行して、複数個ボールベアリング（４）を嵌入し、全
   方位回動自在とした事を特徴とする事務用具キャスター
   （２）。
2. 【請求項２】矩形板（３）上面に、ゴム、フェルト等の
   摩擦材（５）を接着し、事務用具（１）の運搬時、離脱
   を防止した請求項１記載の事務用具キャスター（２）。