JP3071335U - ダンパゴミ箱 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】ゴミ箱のゴミ捨て開口部をゴミ投棄後ゆっくり
と、自動的に閉じる。 【解決手段】オイルダンパにつながっているレバー
（５）を押し下げてシャッタブタ（３）を移動させるこ
とで本体（２）のゴミ捨て開口部を開き、ゴミ投棄後オ
イルダンパによりシャッタブタ（３）がゴミ捨て開口部
をゆっくり自動的に閉じる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、ゴミ箱に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

ゴミ捨て時その開口部が開閉するものは様々あるが、開口後それが閉じるまで の「間」が設けられているものは見かけられない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ゴミ捨て開口部を、ゴミ投棄後ゆっくりと自動的に閉じるゴミ箱。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

通常シャッタブタ（３）は、引っ張りコイルばね（１）による力を受けて（ゴ ミ箱）本体（２）の開口部を閉じている。

【０００５】 レバー（５）を押し下げると、これと紐（４）にてつながれているシャッタブ タ（３）が追随して引き下ろされるので、シャッタブタ（３）が移動、本体（２ ）上部が開口しゴミ投棄可能の状態になる。

【０００６】 レバー（５）を押し下げるときオイルシリンダ部内にある弁（８）が開きオイ ル（９）が弁（８）の下部から上部に流れるのでレバー（５）はスムーズに押し 下げられる。

【０００７】 レバー（５）から手を離すと引っ張りコイルばね（１）によりシャッタブタ（ ３）が引っ張られるのでレバー（５）に上向きの力が掛かる。

【０００８】 この時、オイル（９）は弁（８）の上部から下部へ移動しようとするが、弁（ ８）が閉じて抵抗になる。

【０００９】 このため弁（８）の予め設定された隙間からのみオイル（９）が流れるので或 見積もった時間を費やしてゆっくり緩慢にレバー（５）が上昇し（シャッタブタ （３）が前方向に戻り）最終的にシャッタブタ（３）が閉じきる。

【００１０】

【考案の実施の形態】 【実施例】

シャッタブタ（３）は中空パイプが或数並べられ中空パイプ同士を簾状にまと めるようにゴム紐（１０）が掛けられ、更に紐（４）が掛けられている。

【００１１】 紐（４）は両端を引っ張りコイルばね（１）にて結ばれ、中間部はシャッタブ タ（３）の両側に沿ってその最後端まで掛けられている。

【００１２】 また紐（４）は本体（２）の上部両側部の溝をガイドにその位置が規制されて いる。

【００１３】 シャッタブタ（３）の最後端部にはシャフト（６）が差し込まれ、シャフト（ ６）の両端にはガイドスペーサ（７）が差し込まれ、ガイドスペーサ（７）はレ バー（５）に差し込まれ固着されている。

【００１４】 ガイドスペーサ（７）はオイルシリンダ部上部の本体（２）内周をガイドに上 下摺動する。

【００１５】 オイルシリンダ部は本体（２）後部に一体となっており、その上下に油密のシ ール（１１）が固着され、オイル（９）が充填されている。

【００１６】 レバー（５）は、その上部がシャッタブタ（３）を開く際に押し下げる操作部 であり、下端には下向き移動で開く弁（８）が取り付けられている。

【００１７】

【考案の効果】

（レバー（５）を押し下げシャッタブタ（３）を開けた後は）余裕をもってゴ ミ投棄でき、また（その後、シャッタブタ（３）が自動的にゆっくり閉じるので ）シャッタブタ（３）を閉じる操作が不要である。

【００１８】 弁（８）の隙間を調節することでシャッタブタ（３）の戻る速度の最適化が図 れ、使用感の向上が期待できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の部分断面図である。

【図２】本考案のシャッタブタ前端部付近の部分断面図
である。

【図３】本考案のシャッタブタ後端部付近の部分断面図
である。

【符号の説明】

１ 引っ張りコイルばね ２ 本体 ３ シャッタブタ ４ 紐 ５ レバー ６ シャフト ７ ガイドスペーサ ８ 弁 ９ オイル １０ ゴム紐 １１ シール

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 引っ張りコイルばね（１）とオイルシリ
   ンダ部から成るオイルダンパの中間にゴミ投棄口となる
   本体（２）の開口部を開閉するシャッタブタ（３）を設
   け、シャッタブタ（３）後端部で引っ張りコイルばね
   （１）に結ばれた紐（４）が掛けられると共に、シャッ
   タブタ（３）後端部がオイルシリンダ部内を上下摺動す
   るレバー（５）にシャフト（６）、ガイドスペーサ
   （７）を介して拘束されたゴミ箱。