JP3071235U - 墨 壺 - Google Patents

墨 壺

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JP3071235U
JP3071235U JP2000000938U JP2000000938U JP3071235U JP 3071235 U JP3071235 U JP 3071235U JP 2000000938 U JP2000000938 U JP 2000000938U JP 2000000938 U JP2000000938 U JP 2000000938U JP 3071235 U JP3071235 U JP 3071235U
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JP
Japan
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pot
casing
reel
ink
magnet
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Application number
JP2000000938U
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English (en)
Inventor
廸弘 藤本
Original Assignee
株式会社藤本撚糸製造所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高所からの落下を防止し、使用のしやすさを
向上させた墨壺または粉壺を提供する。 【解決手段】 ケーシング2の底壁13に磁石12が取り付
けられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、建設工事や家屋の構築ないし内装などにおいて板材や柱材などに 直線を形成するために使用される墨壺または粉壺に関する。
【0002】
【従来の技術】
ケーシングと、ケーシング内に回転自在に収められたリールと、リールに巻か れた糸と、糸の先端に取り付けられたかることを備えた墨壺は、従来よりよく知 られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この種の墨壺は、骨組みだけが構築された高所で使用されることが多く、板材 上に置いていたものに足が当たって落下するなどの原因により、墨壺が壊れると いう問題があった。
【0004】 この考案の目的は、高所からの落下を防止し、使用のしやすさを向上させた墨 壺または粉壺を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案による墨壺または粉壺は、ケーシング(2)に磁石(12)が取り付けられ ていることを特徴とするものである。
【0006】 この明細書において、墨壺とは、墨汁を使用してマークを付けるものをいい、 粉壺とは、粉チョ−クを使用してマークを付けるもの(チョークラインとかチョ ークリールとか称される)をいうものとする。
【0007】 この考案の墨壺または粉壺によると、使用しないときには、鉄骨、スチール製 パネルなどの強磁性体物に磁石(12)を介して吸着させておけばよい。
【0008】
【考案の実施の形態】
この考案の実施の形態を、以下図面を参照して説明する。以下の説明において 、上とは、図1の紙面表側を、下とは、同裏側をいい、前とは、同図右を、後と は、同図左をいうものとし、左右は、前方に向かっていうものとする。
【0009】 図1から図3までには、この考案による墨壺(1)を示しており、墨壺(1)は、上 面が開口したケーシング(2)と、ケーシング(2)底壁に回転可能に支持されたリー ル(3)と、リール(3)に巻き付けられた墨糸(4)と、墨糸(4)先端に取り付けられた かるこ(5)と、リール(3)の上面に被せられたリール押さえ(6)と、カバー取付部( 8)を介してケーシング(2)に取り付けられたカバー(7)と、リール(3)をケーシン グ(2)の外側から回転させる早巻きタイプの遊星歯車装置(10)付き巻取り装置(9) と、ケーシング(2)の前壁(14)に設けられた墨汁タンク(11)と、ケーシング(2)の 底壁(13)に取り付けられた落下防止用磁石(12)とを備えている。
【0010】 ケーシング(2)の底壁(13)は、リール(3)が載せられている円形状のリール載せ 部(13a)と、その前方に連なりかつ磁石嵌め入れ用凹部(15)が設けられている略 方形状の磁石保持部(13b)とよりなる。
【0011】 リール押さえ(6)は、中央貫通孔を有する円板部(16)と、円板部(16)の下面に 設けられかつリール(3)の中央部に回転可能に嵌め合わされた小径円筒部(17)と 、円板部(16)の上面に設けられかつカバー取付部(8)に回転可能に嵌め合わされ た大径円筒部(18)とよりなり、円板部(16)の上面には、さらに、遊星歯車(21)を 支持する3つの軸部(16a)が設けられている。
【0012】 遊星歯車装置(10)は、内歯車(19)、太陽歯車(20)および3つの遊星歯車(21)か らなる。太陽歯車(20)は、リール(3)に相対的に回転不可能に嵌め合わせられる 下方突出軸部(20a)を有している。また、内歯車(19)は、カバー(7)の中央貫通孔 に回転可能に嵌め入れられている上方突出軸部(19a)を有している。内歯車(19) の上方突出軸部(19a)には、把手(22a)付きのハンドル(22)がねじで固定されてい る。ハンドル(22)を回転させると、内歯車(19)が回転し、これに伴い、遊星歯車 (21)によって回転数を高められた太陽歯車(20)が回転し、太陽歯車(20)に固定さ れたリール(3)が回転させられ、墨糸(4)が巻き取られる。
【0013】 ケーシング底壁(13)の磁石保持部(13b)は、右から左に行くにつれて徐々に幅 が広くなされており、ケーシング前壁(14)の右部に設けられた孔に、墨汁タンク (11)が嵌め入れられ、同左部に設けられた孔に、かるこ収納部(23)が嵌め入れら れている。かるこ収納部(23)は、軟質プラスチックによってテーパ状に形成され ており、かるこ(5)を使用しないときには、これにかるこ(5)を差し込んでおけば よい。
【0014】 磁石嵌め入れ用凹部(15)は、平面から見て略長方形状であり、これが墨汁タン ク(11)、かるこ収納部(23)およびリール(3)に干渉しない範囲で、できるだけ大 きな底面を有するように形成されている。磁石(12)は、ケーシング(2)の底面と 面一になるように磁石嵌め入れ用凹部(15)に嵌め入れられている。墨壺(1)を使 用しないときには、鉄骨、スチール製パネルなどにケーシング(2)の底面を当て ると、磁石(12)がこれに吸着し、墨壺(1)の落下や置き忘れなどを防止すること ができる。
【0015】 上記において、墨汁タンク(11)を粉チョークタンクに、墨糸(4)をチョークラ イン用糸に変更してもよく(すなわち上記墨壺(1)を粉壺として使用してもよく )、また、巻取り装置(9)は、早巻きタイプのものに限られるものではない。
【0016】
【考案の効果】
この考案の墨壺または粉壺によると、使用しないときには、鉄骨、スチール製 パネルなどの強磁性体物に磁石を吸着させておけばよく、これにより、墨壺また は粉壺の落下を防止して、墨壺または粉壺が壊れることを防止でき、また、次の 作業に便利な箇所に保持させることにより、作業効率を上昇させかつ置き忘れを 防止することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案による墨壺を示一部を切り欠いた平面
図である。
【図2】図1のII-II線に沿う断面図である。
【図3】図1のIII-III線に沿う断面図である。
【符号の説明】
(1) 墨壺 (2) ケーシング (12) 磁石

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング(2)に磁石(12)が取り付けら
    れていることを特徴とする墨壺または粉壺。
JP2000000938U 2000-02-23 2000-02-23 墨 壺 Expired - Lifetime JP3071235U (ja)

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