JP3069350U - 人形頭部の内照機構 - Google Patents

人形頭部の内照機構

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JP3069350U JP1999009106U JP910699U JP3069350U JP 3069350 U JP3069350 U JP 3069350U JP 1999009106 U JP1999009106 U JP 1999009106U JP 910699 U JP910699 U JP 910699U JP 3069350 U JP3069350 U JP 3069350U
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多規男 江島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】頭部2を回転させても故障しない頭部2の内照
機構 【解決手段】合成樹脂から構成されて以下の要件を備え
たこと。 (イ)首穴5部を有するとともに、内部が空洞の人形用
頭部2と、上記首穴5部に挿入して結合する首部3を備
えた胴体部1とを備えること (ロ)胴体部1の内部には光源7と電池8が配置されて
いること (ハ)首部3には、導光体11が配置され、該導光体1
1の一端は上記LEDに臨み、他端は頭部2に形成され
た顔部の一部に臨むように配置されていること

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は人形の顔の頬などの一部を内側から照らして透過させることにより光 らせることができる人形の内照機構に関する。
【0002】
【従来技術】
一般に、頬や眼が光る人形は知られているが、いずれも光源は人形頭部で、そ の電源は人形胴体部に配置され、両者をコードで結ぶ構成であった。例えば、頬 を赤く光らせる人形の場合は、人形頭部の頬の内側直前に赤色の透光シートを張 り、その手前に電球を配置し、電球に接続したコードの端部を人形胴体部の内部 に設けられた電池に接続して回路を構成し、回路に設けたスイッチにより回路を 閉じて電球を光らせ、赤色シートを通して赤色光を頬の内側に当てることにより 、頬が赤く見えるようにするものが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、人形頭部は胴体部上端の首部に左右に回動自在に支持されてい る。したがって、子供がいたずらで人形頭部をぐるぐる回してしまうことがよく ある。このように首を回転させると、電球と電池とを接続するコードもねじれる ので、もしも子供が強い力で無理に頭部を回転させると、コードと電球又は電池 との接合部が外れたり、コードがねじれて破損したりするおそれがあった。
【0004】 本考案は上記問題点を解消し、人形頭部を回転させても故障することのない人 形頭部の内照機構を提供することをその課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本考案に係る人形頭部の内照機構は、合成樹脂から 構成されて以下の要件を備えたことを特徴とする。 (イ)人形を構成する2つの中空部材が互いに異なる方向に回動可能に連結され ていること (ロ)上記2つの中空部材のうち一方の部材には光源と電池が配置されているこ と (ハ)上記2つの中空部材の連結部には導光体が配置され、該導光体の一端は上 記光源に臨み、他端は上記2つの中空部材のうち他方の部材の内面の一部に臨む ように配置されていること (ニ)上記他方の部材は、上記導光体の端部から照射された光が外部に透けて見 える程度の肉厚に形成されていること
【0006】 なお、前記他方の部材は、前記導光体の端部から照射された光が外部に透けて 見える程度の肉厚に形成されていることに代え、透光性材料によって形成しても よい。
【0007】 また、前記2つの部材のうち一方の部材は胴体部、他方の部材は頭部として構 成することができる。
【0008】 また、本考案に係る人形頭部の内照機構は、合成樹脂から構成されて以下の要 件を備えたことを特徴とする。 (イ)内部が中空の人形用頭部と、この頭部に形成された首穴に挿脱自在な首部 を備えた胴体部とを備えること (ロ)胴体部の内部には光源と電池が配置されていること (ハ)首部には、導光体が配置され、該導光体の一端は上記光源に臨み、他端は 頭部に形成された顔部の一部に臨むように配置されていること (ニ)上記頭部は、上記導光体の端部から照射された光が外部に透けて見える程
【0009】 度の肉厚に形成されていること なお、前記光源はLEDであるのが好ましい。
【0010】 また、前記光源からは有色光が発光するようにするのが好ましい。
【0011】 加えて、前記導光体は棒状又は線状であればよい。
【0012】
【考案の実施の形態】
図1において符号1は人形の胴体部、2は人形の頭部を示す。胴体部1も頭部 2も合成樹脂製で内部が中空に形成され、胴体部1の上端に突出形成された筒状 の首部3の周囲には環状溝4が形成されている。これに対し、頭部2には首穴5 が形成され、首穴5の内周には環状突片6が形成されている。そして、首部3を 首穴5に挿入し、頭部2の弾性を利用して上記環状突片6と首部3の環状溝4と を嵌合させて連結し、あるいは首部3を首穴5から抜き脱すことにより、頭部2 は胴体部1に対して分離できるように構成されている。頭部2は通常は塩化ビニ ル、スチレン系エラストマー、ウレタン系エラストマー、合成ゴム等から構成す ればよい。
【0013】 次に、胴体部1の内部には光源7と電池8が配置されている。光源7はLED (発光ダイオード)で、赤色光を発するものである。胴体部1の背中側にはスイ ッチ9が外部から操作可能に設けられ、スイッチ9と光源7と電池8とを導電プ レート10(コードでもよい)で接続した回路が形成されている。
【0014】 また、胴体部1と頭部2との連結部である首部3には導光体11が配置されて いる。この導光体11はアクリルやポリカーボネート製の棒状体の上部をJ字状 に弯曲形成するとともに、弯曲部を左右に分岐させて二股部11aを形成したも のである。導光体11は首部3の内側に挿入されている。そして、その一端(下 端)は胴体部1の光源7に臨み、他端(上端)は顔部の頬部12に臨むように配 置されている。光源7からの光は導光体11を通って頬部12の内面を照射する ことになるが、頭部2の肉厚は照射された光が外部に透けて見える程度に形成さ れている。ただし、頭部2は肉厚によって透光するものに限定されない。頭部2 を透光性材料から構成してもよい。
【0015】 なお、図2に示されるように、導光体11の下端面は光が入射されやすくする ため平面状に切断するとともに、二股部11aの先端面は光が放射状に出るよう に丸くカットするのが好ましい。
【0016】 頭部2を首部3に取り付けるに当たっては、導光体11を予め首部3に挿入し た後、二股部11aを寄せて首穴5を通して頭部2に首部3を取り付けてもよく 、導光体11の二股部11aを予め首穴5を通して頭部2内に入れた後、導光体 11と頭部2とを首部3に取り付けるようにしてもよい。
【0017】 なお、導光体11の先端は人形頭部2の特定の位置に臨む必要があるから、頭 部2の回転に追従できるように、ある程度は自由に回転できる程度に首穴5に挿 通しておくのがよい。
【0018】 上記構成において、スイッチ9を上動してオンさせると、光源7から赤色光が 発光する。この光は導光体11の下端から入射されてその内壁に反射されながら 内部を進み、さらに二股部11aに分かれ、それぞれの端部から赤色光が照射さ れ、頬部12の内面に当たる。内面に照射された光は頭部2を透過し、外側から は頬がほんのりと赤らんで見える。スイッチ9をオフさせると、頬の色は元通り になる。
【0019】 このように、顔の一部の色を一時的に変えることができるから、人間と同じよ うに一定の表情の変化を表現することができる。
【0020】 また、上述の構成によれば、たとえ子供が必要以上に人形頭部2を回転させて も、導電プレート10には全く関係がないから、電気的故障が発生するおそれは 全くない。
【0021】 なお、導光体11の下端を平面状に形成したことにより光源7からの光を効率 よく導光体11内に取り入れることができ、また導光体11の二股部11aの先 端を丸く形成したために光がある程度放散され、頬の内側の比較的広い範囲を照 射するので、頬がピンポイントで赤くなるという不自然さが解消される。
【0022】 これに関連し、導光体11は必ずしも一部を二股に分岐させる必要はない。上 部が弯曲した2本の導光体11を直状部で一体に結合する構成であってもよい。
【0023】 さらに、導光体11としては、上述のアクリルやポリカーボネート製の棒状体 である必要はない。光を透過する線状の光ファイバーを束ねて使用してもよい。
【0024】 また、光源7はLED(発光ダイオード)であるのが好ましいが、その色は赤 色光に限らない。橙、黄、青、緑等の他の有色光であってもよい。
【0025】 光源7からの光を照射する部分も頬に限らない。口、耳、鼻あるいは額でもよ い。
【0026】 ところで、上述の例は光源7をLEDとした例である。LEDは電気消費量も 小さく、単体で有色光を発光できる点で優れている。しかし、光源7を従来と同 じく電球とし、電球の上に着色された透光シートを張る構成であってもよい。
【0027】 なお、上述の例は胴体部と頭部とにおける人形の内照機構について説明したが 、要するに、人形を構成する2つの中空部材が互いに異なる方向に回動可能に連 結されていて一方の部材には光源と電池が配置され、これら2つの中空部材の連 結部には導光体が配置され、該導光体の一端は上記光源に臨み、他端は上記2つ の中空部材のうち他方の部材の内面の一部に臨むように配置されていればよい。 したがって、胴体部に対して腕部又は脚部が回動自在に連結されている場合は、 上記一方の部材は胴体部で、他方の部材は腕部又は脚部とし、腕部又は脚部の一 部を内側から色付けするようにしてもよい。同様に、腰部と胸部とが回動自在に 連結されているときは、胸部の一部を内側から照らすようにしてもよい。
【0028】 ところで、胴体部と腕部との連結部は肩部であり、胴体部と脚部との連結部は 股部であるが、導光体は腕部の付け根又は脚部の付け根に取り付けるのがよい。
【0029】
【考案の効果】
請求項1に係る考案によれば、このように、人形を構成する部材の一部の色を 一時的に変えることができるから、表情や体の一部に一定の変化を表現すること ができる。
【0030】 また、たとえ子供が必要以上に上記部材を回転させても、導光体は電気回路と は全く関係がないから、電気的故障が発生するおそれは全くない。
【0031】 請求項2に係る考案によれば、さらに、肉厚を薄くしなくても透光され、表情 や体の一部に一定の変化を表現することができる。
【0032】 請求項3に係る考案によれば、さらに、それぞれ頭部に一定の変化を表現する ことができる。
【0033】 請求項4に係る考案によれば、顔の一部の色を一時的に変えることができるか ら、人間と同じように一定の表情の変化を表現することができる。
【0034】 また、たとえ子供が必要以上に人形頭部を回転させても、導光体は電気回路と は全く関係がないから、電気的故障が発生するおそれは全くない。
【0035】 請求項5に係る考案によれば、さらに、光源が発光ダイオードであるから、電 気の消費量が小さくて済み、またそれ自体が着色光を発光するので、構造が簡単 である。
【0036】 請求項6に係る考案によれば、さらに、前記光源からは有色光が発光するので 、構造が簡単である。
【0037】 請求項7に係る考案によれば、さらに、前記導光体は棒状又は線状であるから 、取り付けが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る人形頭部の内照機構を示す断面図
【図2】導光体の拡大図
【符号の説明】
2 人形頭部 3 首部 7 光源 10 導電プレート 11 導光体

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂から構成されて以下の要件を備
    えたことを特徴とする人形の内照機構。 (イ)人形を構成する2つの中空部材が互いに異なる方
    向に回動可能に連結されていること (ロ)上記2つの中空部材のうち一方の部材には光源と
    電池が配置されていること (ハ)上記2つの中空部材の連結部には導光体が配置さ
    れ、該導光体の一端は上記光源に臨み、他端は上記2つ
    の中空部材のうち他方の部材の内面の一部に臨むように
    配置されていること (ニ)上記他方の部材は、上記導光体の端部から照射さ
    れた光が外部に透けて見える程度の肉厚に形成されてい
    ること
  2. 【請求項2】 前記他方の部材は、前記導光体の端部か
    ら照射された光が外部に透けて見える程度の肉厚に形成
    されていることに代え、透光性材料によって形成された
    ものである請求項1記載の人形の内照機構。
  3. 【請求項3】 前記2つの部材のうち一方の部材は胴体
    部で、他方の部材は頭部である請求項1記載の人形の内
    照機構。
  4. 【請求項4】 合成樹脂から構成されて以下の要件を備
    えたことを特徴とする人形の内照機構。 (イ)内部が中空の人形用頭部と、この頭部に形成され
    た首穴に挿脱自在な首部を備えた胴体部とを備えること (ロ)胴体部の内部には光源と電池が配置されているこ
    と (ハ)首部には、導光体が配置され、該導光体の一端は
    上記光源に臨み、他端は頭部に形成された顔部の一部に
    臨むように配置されていること (ニ)上記頭部は、上記導光体の端部から照射された光
    が外部に透けて見える程度の肉厚に形成されていること
  5. 【請求項5】 前記光源が発光ダイオードである、請求
    項3記載の人形の内照機構。
  6. 【請求項6】 前記光源からは有色光が発光する、請求
    項3記載の人形の内照機構。
  7. 【請求項7】 前記導光体は棒状又は線状である、請求
    項3記載の人形の内照機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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