JP3068665U - 衝突物を利用したボ―ル発射装置 - Google Patents

衝突物を利用したボ―ル発射装置

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JP3068665U
JP3068665U JP1999008517U JP851799U JP3068665U JP 3068665 U JP3068665 U JP 3068665U JP 1999008517 U JP1999008517 U JP 1999008517U JP 851799 U JP851799 U JP 851799U JP 3068665 U JP3068665 U JP 3068665U
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光 後藤
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株式会社クリエイション
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Abstract

(57)【要約】 【課題】衝突物を利用したボール発射装置のボールの射
出工程において、ボールに自転運動を発生させることに
より変化球を発射することを可能としたボール発射装置
を提供する。 【解決手段】ボールの射出工程において、射出しようと
するボールの推進方向に傾斜して配置される衝突物の打
撃面が、予め任意の異なる傾斜角を持つ別体である打撃
面との部位交換が可能な構成として該部位を自在に変更
できる機構が設けられており、傾斜角を有する該衝突物
の打撃面をボールに衝突させることにより、自転運動を
有するボールを発射することが可能としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、球技運動種目における練習の補助器具や玩具として供せられるボー ルの発射供給装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から衝突物を利用したボール発射装置は、発射台に留置されたボールにバ ネによって加速加重された衝突物を衝突させ、その反作用力によりボールの飛翔 を得ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような従来のボール発射装置ではボールを打ち出す過程において、ボー ルは面状の打撃衝突物体をボールの重心軸に衝突させることにより射出されるた め、ボールに自転運動が得られず、人間が投球するボールの飛翔弾道とは大きく 異なる放物線状の飛翔弾道しか提供されないという問題がある。
【0004】 また、従来の装置から発射されるボールは自転運動を有しないので、バットで 打っても飛距離が伸びないという問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、従来における単調な弾道しか提供されないというボール発射装置の 問題点に鑑み、ボールの発射過程において、射出しようとするボールの推進方向 に傾斜して配置される衝突物の打撃面をボールに衝突させることができることに より、自転運動を有するボールを供給できる発射装置を提供しようとするもので ある。
【0006】 本考案のボール発射装置の好ましい様態としては、射出しようとするボールの 推進方向に傾斜して配置される衝突物の打撃面が、予め任意の異なる傾斜角を持 つ別の打撃面との部位交換が可能な構成として、該傾斜角度を自在に変更できる 機構が設けられる。
【0007】 さらに、前記衝突物の打撃面として、溝面状加工のほか、合成樹脂からなる弾 性体である打撃面を備えたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】
この考案に係るボール発射装置は、ボールの発射過程において、射出しようと するボールの推進方向に傾斜して配置される交換可能な衝突物の打撃面をボール に衝突させることにより、自転運動を与えることができ、更に自在に打撃面の傾 斜あるいは打撃点を重心から偏心させることにより、ボールの自転方向を縦の回 転、横の回転、あるいは縦横の複合した回転を発生させることができることによ り変化球を発射することができる。
【0009】
【実施例】
次に本考案に係る衝突物を利用したボール発射装置の構成を、図1に示す正面 斜視図により説明すると、ボール発射台6に留置されたボール8に、射出しよう とするボールの推進方向に傾斜して配置される衝突物1の打撃面9が、モーター 5および回転クラッチ3からなる回転軸に衝突物把持アタッチメント4を介して 固定されており、モーター5がモーター後方から見て時計回りに巻き上げること により、引張バネ2が緊張される構成とする。
【0010】 このときボール発射装置は衝突物把持アタッチメント4により、発射しようと するボールの推進方向に傾斜して配置される衝突物の打撃面が、例えば図2(a )、(b)、(c)、(d)に示すように予め任意の異なる傾斜角を持つ衝突物 を用意することができ、ボールに対する衝突物の傾斜角度を自在に変更できる機 構を備えている。
【0011】 ボール8と衝突物1との配置関係を図4により説明すると、通常ボールの重心 14はその中心にあり、従来装置では衝突物の打撃面とボールの重心を結ぶ直線 は直交しているが、本考案に示すボール発射装置では、ボールの重心と対峙して 衝突物1は傾斜角16を有するとともに、打撃点18は重心からの偏心量17に 相当する量を偏らせた構成とすことにより、ボール8に対して傾斜角16のつい た衝突物による打撃による回転力と、重心から偏心した打撃点18を打撃される ことによる回転力を有効にボール8に与えることができる。
【0012】 本実施例による説明では、傾斜角16を持った衝突物1をさらにボールの重心 14から偏心させてボール8への打撃を加えているが、必要とされるボールの飛 翔距離および弾道あるいは駆動部の機構によって、傾斜角を持った衝突物による 打撃による機構のみでも、ボールの重心から偏心した点を打撃する機構のみでも 十分にボールへ回転力を与えることができるのでどちらの機構でも、あるいは本 実施例のように組合せた機構でもいずれも好適に選択することができる。
【0013】 衝突物1のボールとの接触部となる部分には打撃面9が備えられており、打撃 面9には傾斜して配置された打撃面9とボール8表面の接触時の摩擦抵抗を増や し、自転力となる力を有効に伝達する目的で図3(a)に示すように、面積が発 射しようとするボールの投影面積の10%以上であり、複数条配置される溝面状 加工における溝の幅11および深さがボール直径の0.2%及至20%からなる 溝面状加工10が施されており、具体的には打撃面9において3cm×4cmの 面積中に幅2mm、深さ2mmの凹状の溝を10本配置することにより、表1の 図2(b)に示す前方飛距離の場合において約15%の効果が得られる。
【0014】 それ以外の構成としては図3(b)または図3(c)のように打撃面が合成樹脂 からなる弾性体12であり、既存の衝突物に貼付しても単体で衝突物とする構成 としてもよく、このとき合成樹脂からなる弾性体の厚み13が0.3mm及至5 0mmであると打撃時の衝撃音を和らげる効果も得られる。
【0015】 本実施例に示すモーター5としては、オリエンタルモーター株式会社製のイン ダクションモーターを使用し、その出力は15Wであり、引張バネ2はケーエス 産業株式会社製の引張荷重は8.24kgfの引張バネによる構成とする。
【0016】 表1に本考案に係る衝突物の傾斜角16をボールの重心14に対して上下左右方 向へそれぞれ20°傾斜させるとともに、重心からの偏心量17をそれぞれ上下 左右方向へ12mmの場所を打撃する装置により、ボール発射装置本体を図1の 仰角調整ネジ7により45度の仰角を与えて硬式野球ボールを打撃した場合の飛 距離を示す。
【0017】 一般的に空気中を移動する球体が自転運動をすると、球体はその表面の空気抵 抗の回転延性により、その回転方向に飛翔弾道がカーブすることが知られている 。
【0018】 この表1から明らかなように、ボールに自転を与えることにより、それぞれ自 転の方向にボールがカーブしていることが特徴的に見出せる。
【0019】 表1よりボールは図2(a)の衝突物により与えられた自転により従来の飛翔 弾道と比較して早く落下し、図2(b)の衝突物では飛距離が伸び、図2(c) の衝突物では左へカーブし、図2(d)の衝突物では右へカーブする球種を発射 することが可能である。
【0020】 ボールの発射工程における作用および運用について図5により説明すると、例 えば前述の実施例に示す装置に表1中の図2(d)の衝突物を取付けて図5(a )に示すようにボール8にボールに発生する自転の方向19を与えることができ るが、傾斜に相当する角度16’に等しい分だけ衝突物が傾いているため傾斜角 を持つ衝突物が打撃した場合のボールの弾道方向を示す線22に沿って飛翔して いき、さらに与えられた自転運動により発射されたボールの弾道を示す線21に 従ってカーブするので、ボールの着球位置が定められている場合は、図5(b) に示すように予めボール発射装置を補正角度20に倣い偏角しておく必要がある 。
【0021】 表1中の重心からの偏心量とは、ボールを後方からみた時の方向および偏心量の 説明であり、飛距離の左右方向とは前述の図5(a)に示す発射されたボールの 弾道を示す線21から傾斜角を持つ衝突物が打撃した場合のボールの弾道方向を 示す線22に相当する左右方向の距離を差し引いた、自転運動によるカーブ量の 実測値である。
【0022】 本考案に係る実施例を野球のボールを用いて説明したが、卓球ボール、テニス ボール、バレーボール、サッカーボールなどのいずれの球種にも適用することは 十分可能である。
【0023】
【考案の効果】
以上に述べたように、本考案に係る衝突物を利用したボール発射装置は、自在 に自転運動を与えられることにより、次のような効果が得られる。
【0024】 (1)人間が投球するような、自転力を有することにより弾道が変化する変化 球を発射することができる。
【0025】 (2)衝突物の打撃面の傾斜角度や衝突打点の重心からの偏移量を、衝突物を 交換することにより容易に変化させることができ、ボールに多様な自転運動を与 えることができる。
【0026】 (3)発射されたボールは自転力を与えられるので、バットで打つと飛距離が 伸びる。
【0027】 (4)衝突物の打撃面に合成樹脂などの弾性体を用いることにより、打撃音も 抑制することができきわめて実用性の高いボール発射装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るボール発射装置を実施するための
装置の構成を示す正面斜視図である。
【図2】本考案のボール発射装置を実施するための衝突
物の形状を示す側面図である。
【図3】本考案のボール発射装置を実施するための衝突
物の打撃面を示す斜視図である。
【図4】本考案のボール発射装置によるボールと衝突物
との配置関係を示す説明図である。
【図5】本考案のボール発射装置によるボールの発射工
程における作用を示す説明図である。
【符号の説明】
1:衝突物 2:引張バネ 3:回転クラッチ 4:衝突物把持アタッチメント 5:モーター 6:ボール発射台 7:仰角調整ネジ 8:ボール 9:打撃面 10:溝面状加工 11:溝面状加工における溝の幅 12:合成樹脂からなる弾性体 13:合成樹脂からなる弾性体の厚み 14:ボールの重心 15:衝突物の進行方向 16:傾斜角 16’:傾斜角に相当する角度 17:重心からの偏心量 18:打撃点 19:ボールに発生する自転の方向 20:補正角度 21:発射されたボールの弾道を示す線 22:傾斜角を持つ衝突物が打撃した場合のボールの弾
道方向を示す線

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】発射位置に留置されたボールに衝突物を打
    撃して、その反作用力でボールを発射するボール発射装
    置において、射出しようとするボールの推進方向に傾斜
    して配置される衝突物の打撃面を備えていることを特徴
    とするボール発射装置。
  2. 【請求項2】発射しようとするボールの推進方向に傾斜
    して配置される衝突物の打撃面が、予め任意の異なる傾
    斜角を持つ打撃面との交換が可能な構成として、該傾斜
    角度を自在に変更できる機構を備えている請求項1のボ
    ール発射装置。
  3. 【請求項3】衝突物の打撃点が、ボール重心から偏心し
    た点を打撃するよう配置された衝突物を備えている請求
    項1のボール発射装置。
  4. 【請求項4】衝突物の打撃面に、面積が発射しようとす
    るボールの投影面積の10%以上であり、複数条配置さ
    れる溝の単線の幅および深さがボール直径の0.2%及
    至20%からなる溝面状加工が施されている請求項1の
    ボール発射装置。
  5. 【請求項5】衝突物の打撃面が厚み0.3mm及至50
    mmの合成樹脂からなる弾性体である請求項1のボール
    発射装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3477193B1 (ja) 2002-12-04 2003-12-10 文明 霍川 サッカーロボットとその蹴り出し装置

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