JP3068153U - 電解次亜水製造貯留装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 〔書約〕簡易で安価な電解次亜塩素酸塩水を製造する装
置を実現した。この装置は未開地、災害地など現場で給
電給水の不便なところや、学校など、いたずらによる事
故の心配される場所での使用に最適である。 〔課 題〕殺菌効果のある電解次亜水を供給する装置を
安価でかつ小型で提供する。 〔解決手段〕電解槽と食塩の収容部を独立した一体のユ
ニットとし、そのユニットを水を貯めることのできる容
器に投入して電気分解することとした。

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は電解によって次亜塩素酸塩液を作る装置を安価に小型で提供すること が目的である。そのために、本考案者は電解槽と原料の食塩を一体構造の容器に 納めユニットとした。このユニットを水を貯めた容器に浸漬すると、ユニットの 中に水が入り、食塩が溶解し、それが電極の回りを満たし、給電することによっ て電気分解が行なわれる。このようにすることによってユニットを極めて小型に 構成でき、水を貯める容器はいかなるものでも利用できる。たとえば、市販され ている持ち運び可能で蛇口の付いているので、その場で食品や器具や手の殺菌に 利用しやすく、野外での利用にも最適である。また複数の場所に設置する場合も 容器のみを準備するだけで済むので経済的である。このような利用では、使用場 所には給水、給電の設備は不要でないので、未開地や災害現場での利用にも便利 である。また、利用場所には給水容器のみで、機械類を搬入する必要がないため 、保育園、幼稚園、学校、老人ホーム、不特定の人が集まる施設など、いたずら による事故の心配のあるような場所での利用にも向いている。

〔実施例１〕 図１に実施例をしめした。この装置の貯水タンクの容量は２０Ｌで、１０分間の 運転で有効塩素濃度２０ｐｐｍの次亜塩素酸ソーダ溶液が得られた。

【図面の簡単な説明】

【図 １】電解次亜水製造貯留装置

【図 ２】電解槽と食塩収容ユニット

【符号の説明】

（１）電源部 （２）水容器 （３）蓋 （４）電解槽および食塩収納ユニット （５）蛇口 （６）水入り口 （７）食塩収容部 （８）電解水出口 （９）電解部 （１０）電解槽 （１１）通液管

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】電解槽と食塩収容部が一体の独立したユニ
   ットトなっており、該ユニットを貯水容器に設置した構
   造を特徴とする電解次亜水製造貯留装置
2. 【請求項２】請求項１記載の貯水容器が、蛇口付の樹脂
   製水タンクであることを特徴とする請求項１記載の電解
   次亜水製造貯留装置
3. 【請求項３】請求項１記載のユニットが請求項２記載の
   樹脂製水タンクの蓋部を利用して設置することを特徴と
   する請求項１記載の電解次亜水製造貯留装置