JP3068041U - 版画を刷る作業における位置決め保持具 - Google Patents

版画を刷る作業における位置決め保持具

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JP3068041U
JP3068041U JP1999007638U JP763899U JP3068041U JP 3068041 U JP3068041 U JP 3068041U JP 1999007638 U JP1999007638 U JP 1999007638U JP 763899 U JP763899 U JP 763899U JP 3068041 U JP3068041 U JP 3068041U
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JP1999007638U
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俊子 津川
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俊子 津川
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 版画を刷る作業において、版木と版画を刷る
用紙との位置決めを容易にする。 【解決手段】 直角部分を有する版木を使用する場合に
は、版木に見合う大きさで、版木の高さより少し高い直
角の枠(位置決め保持具)を構成し、その直角部分に溝
を形成した。直角部分を有さない版木を使用する場合に
は、枠部材(位置決め保持具部材)の一端の厚さを1/
2にし、その枠部材の一端を重ね合わせ、かつ軸部材に
より回転可能に挟持した枠(位置決め保持具)を構成
し、回転可能にするための離合部分は、重ね合わせた部
分の巾/2×√2+巾/2以上に切削する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、版画造形における刷る作業時に使用する位置決め保持具である。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の作業にはトンボ印(+)を使用していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来、この種の作業には、細かい作業をすることの不自由なお年寄りや、身体 の不自由な方には、版木と版画を刷る用紙との位置決め作業が困難であった。
【0004】 又、多色刷りの作業には、各版木ごとにおける、トンボ印(+)の位置決めが 困難であり、版木と版画を刷る用紙とを合わせる位置決め作業は健常者にあって も困難であった。
【0005】 又、直角部分を有さない版木を用いての版画を刷る作業は、版木と版画を刷る 用紙との位置決め作業が、さらに困難であった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案の版画を刷る作業における位置決め保持 具は、直角部分を有する版木を使用する場合は、版木に見合う大きさで、版木の 高さより少し高い直角の枠で構成した。
【0007】 その直角部分に溝を形成した。このために版木の角部と位置決め保持具の直角 部とが干渉する事はなく、版木を位置決め保持具の内面に隙間なく合わせる事が 出来る。又版画を刷る用紙も位置決め保持具に沿わせやすくなり、直角部分が出 やすく、用紙の角が丸くなる事もなくなった。
【0008】 結果、本考案の直角の位置決め保持具を使用する事で、直角部分を有する版木 と、版画を刷る用紙との位置決め作業は容易になった。
【0009】 又請求項3に記載する、直角部分を有さない版木を用いての版画を刷る作業に おいては、枠部材の一端の厚さを1/2にし、その枠部材の一端を重ね合わせ、 かつ軸部材により回転可能に挟持した位置決め保持具(枠)を構成した。高さは 請求項1に記載した様に版木の高さより少し高くした。
【0010】 又回転可能にするための離合部分の形態は、重ね合わせた部分の巾/2×√2 +巾/2以上に切削する事で回転可能になった。請求項2に記載した直角の位置 決め保持具に形成した溝は離合部分を形成した事で、特別に溝を形成する必要は なくなった。このため、直角部分を有さない形態の版木を用いての版画を刷る作 業が、直角部分を有する版木を用いての版画を刷る作業と同様に、容易になった 。
【0011】
【考案の実施の形態】
考案の実施の形態について図面を参照して説明する。 図1及び図4に示す様に、位置決め保持具1及び4の材料は金属及びプラスチック 及び木質材料等、成形出来る材料であれば何を用いても良い。
【0012】 本考案の、位置決め保持具の高さが、版木の高さ+用紙の高さより高い場合は 、版木と用紙の位置決め作業が終わった段階で位置決め保持具を版木から外して 刷る作業に入る。従って、版木の高さ+用紙の高さ+αのα部分は、あまり多す ぎると作業はしにくくなるが使用する人の、使用しやすい高さが望ましい。
【0013】 図1(A)に示される位置決め保持具は、直角の内部に溝を形成した直角(L 字型)の枠である。
【0014】 図1(B)に示される溝aの腰部形態は、凹、∪、∨いずれの形態であっても 良い。深さは適当で良い。長さは位置決め保持具の高さに等しい。
【0015】 図4(C)に示される回転可能な位置決め保持具は、枠部材の一端の厚さを1 /2にし、その枠部材の一端を重ね合わせ、かつ軸部材により回転可能に挟持し た枠である。
【0016】 回転可能にするための離合部分eは、0015に記載した、重ね合わせた部分 の巾/2×√2+巾/2以上に切削し(回転可能に切削)、その切削部分eの形 態は、平角及び△及び∩いずれの形態であっても良い。
【0017】 図4(C)に示される軸具材7はボルト、ナット等いずれのものを用いても良い 。
【0018】
【実施例】
例えば、図1(A)に示される10mmの高さを有する版木2に対して、竹を 材料に用いて、直角部分を有する直角の(L字型)位置決め保持具(枠)を作成 するために、版木の高さ10mm+用紙の高さ0.1mm+α=12mmの高さ を有する、長さ120mm、巾25mm(長さ及び巾は適当で良い)の長方形の 竹板材を2枚用いた。
【0019】 その枠部材の一端の厚さを1/2にし、その枠部材の一端を重ね合わせL字型 の直角部分を有する枠を構成し、直角部分に溝を形成した。
【0020】 図1(B)における溝aの腰部形態凹の深さは1mm程度、長さは位置決め保 持具の高さに等しい溝を形成した。
【0021】 図4(C)に示される回転可能な位置決め保持具を作成するため、0018に おいて記載された竹板材を使用し、その枠部材の一端の厚さを1/2にし、その 枠部材の一端を重ね合わせ、かつ軸部材7に、ボルトを用い回転可能に挟持し位 置決め保持具(枠)を構成した。
【0022】 図4(C)に示す様に、回転可能にするための離合部分eは、その重ね合わせ た部分の巾/2×√2+2/巾以上(回転可能)の切削部を作成し、その切削部 分を平角にした。
【0023】
【考案の効果】
本考案は、上述の通り形成されているので、次に記する効果を奏する。
【0024】 本考案の、位置決め保持具を使用して、版画を刷る作業の位置決めは、従来の トンボ印(+)を用いての作業の方法より容易になった。
【0025】 又多色の組み合わせ刷りが容易に出来る。
【0026】 身体の不自由な方や、お年寄りの方も容易に版画を楽しむ事が出来るようにな った。
【0027】 直角部分を有さない版木を用いての、版画を刷る作業が、直角部分を有する版 木を用いて版画を刷る作業と同様に、容易になった。
【提出日】平成11年11月18日(1999.11.18)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】 図4(C)に示される軸部材7はボルト、ナット等いずれのものを用いても 良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の直角の位置決め保持具であり、(A)
は平面図、(B)は(A)に示す腰部aの拡大図であ
る。
【図2】直角の位置決め保持具の正面図である。
【図3】直角の位置決め保持具の使用状態を示す斜視図
である。
【図4】本考案の回転可能な位置決め保持具であり、
(C)は平面図、(D)は(C)の枠部材の一片であ
る。
【図5】回転可能な位置決め保持具の正面図である。
【図6】回転可能な位置決め保持具の使用状態を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1 直角の位置決め保持具 2 直角の版木 3 直角の用紙 4 回転可能な位置決め保持具 5 直角部分を有さない版木 6 直角部分を有さない用紙 7 回転可能な位置決め保持具の軸部材 a 直角の位置決め保持具の溝 e 回転可能な位置決め保持具の離合部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直角部分を有する版木を使用する場合
    の、版木に見合う大きさの直角の枠であり、枠の高さは
    版木より少し高くした版画を刷る作業における位置決め
    保持具。
  2. 【請求項2】 直角の部分に溝を有する請求項1に記載
    する版画を刷る作業における位置決め保持具。
  3. 【請求項3】 直角部分を有さない版木を使用する場合
    の、版木に見合う大きさの枠であり、枠の高さは版木よ
    り少し高くし、枠部材の一端の厚さを、1/2にし、そ
    の枠部材の一端を重ね合わせ、かつ軸部材により回転可
    能に挟持した、版画を刷る作業における位置決め保持
    具。
JP1999007638U 1999-10-07 1999-10-07 版画を刷る作業における位置決め保持具 Expired - Lifetime JP3068041U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0487445U (ja) * 1990-11-30 1992-07-29

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