JP3068009U - 食材収納用押出しカップ - Google Patents

食材収納用押出しカップ

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JP3068009U JP1999007603U JP760399U JP3068009U JP 3068009 U JP3068009 U JP 3068009U JP 1999007603 U JP1999007603 U JP 1999007603U JP 760399 U JP760399 U JP 760399U JP 3068009 U JP3068009 U JP 3068009U
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児玉宗治
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大量生産が可能であり、容器内に収容される
冷菓または軟質な固形食材等をスプーン等を用いずに食
することができ、衛生的で取り扱いが便利であることは
勿論、食材が充填された状態でも外観上見掛けの容積と
実容積との差異を無くし、購入者の期待に促することが
できる食材収納用押出しカップを提供する。 【解決手段】 カップ本体3の下端側に液密に内装さ
れ、収容される食材Fを支持する支持体5と、該支持体
5に対し相対的に伸縮移動を付与するように係合保持さ
れた押出し部材4とから成り、押出し部材4の回転操作
により付与される支持体5の相対的上昇移動により上記
食材Fが上端側から押出され、スプーン等を使用せずに
容器内の食材F全部を容易に食することができることは
勿論、食材Fが充填された外観上見掛けの容積と実容積
との差異を無くすことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、食材収納用カップに収容される冷菓または軟質な固形食材を食する 際に開口側から適宜押出されるようにした食材収納用押出しカップに関する。
【0002】
【従来の技術】
周知の通り、食料品店等で販売されている冷菓として、例えばアイスクリーム 等は、注文があるとその都度店員によってアイスクリーム押出し機から押出され た所定量を容器内に充填して販売されている。
【0003】 一方では、食品メーカー等で大量生産されている各種氷菓は、紙やプラスチッ ク等の容器に充填されて食料品店に設置される目視可能な大型冷凍ケース内に収 容され、顧客が自由に取り出して購入できるようになっている。
【0004】 ところが、前者の場合には、アイスクリーム等を容器内に充填する作業は注文 の度に毎回行われるため繁忙時期には充填頻度が増加することから継続作業が困 難となり、加えて、使用される容器は食品衛生上少なくとも毎回2回は洗浄する ことが義務付けられている。
【0005】 従って、このような作業が継続的に行われると、やがては店員の作業意欲の低 下を招き作業が雑になるばかりか容器の洗浄作業も省略されて衛生上好ましくな い商品が販売される問題を有していた。
【0006】 また、後者の場合は、顧客が大型冷凍ケース内から自由に取り出すことができ ることから、店員による充填作業等は無くなるため販売時の負担は軽減されるが 、販売された商品である氷菓は、プラスチックや紙製の容器内に収容されている ので、消費者が食する際には必ずスプーン等が必要とされるため取り扱いの不便 さを有し、使用後にはスプーンを洗浄したり、付属される木製やプラスチック製 のスプーンは廃棄されて資源が浪費化される問題を有していた。
【0007】 そこで、出願人は容器内に収容される冷菓または軟質な固形食材等を、スプー ン等を用いずに容易に食することができ、且つ衛生的で取り扱いの便利な食材収 納用押出しカップを開発した。
【0008】 ところが、この種の食材収納用押出しカップは、カップ本体内に充填される食 材を液密に支持する押出し部材を回転させて、上記食材を上方に徐々に押出すよ うに構成されていることから、食材が充填された状態では押出し部材が充填量に 相当する分カップ本体の下方から外部に押出されているため、外観上カップ本体 の収容容積が見掛けの容積よりも少なくなり購入者の期待に反することとなる。 そこで出願人はさらに鋭意研究を進め、食材の充填に際しカップ本体の外部へ押 出される押出し部材の押出し量を最小限とし、この状態から押出し部材の回転に より充填された食材全てを上端開口側から押出すことができる食材収納用押出し カップを開発した。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
従って、本考案の目的とする所は、大量生産が可能であり、容器内に収容され る冷菓または軟質な固形食材等を、スプーン等を用いずに容易に食することがで き、衛生的で取り扱いが便利であることは勿論、食材が充填された状態でも外観 上見掛けの容積と実容積との差異を無くして購入者の期待に促することができる 食材収納用押出しカップを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する為に、本考案は次の技術的手段を有する。即ち、考案の実 施の形態に対応する添付図面中の符号を用いてこれを説明すると、本考案は、冷 菓または軟質な固形食材が収容される円筒状の食材収納用カップ1に於いて、 上記食材収納用カップ1は、耐水性紙又はプラスチックにより形成され、取外 し可能なキャップ2によって閉塞される上端開口側から食材が収容されるカップ 本体3と、該カップ本体3の下端側に液密に内装されて上記カップ本体3内上方 に形成される食材収容空間Vに収容される食材Fを支持する支持体5と、該支持 体5に対し相対的に伸縮移動を付与するように係合保持された押出し部材4とか ら成り、 上記支持体5または押出し部材4が、上記カップ本体3に係合手段8、10を 介して係合され、上記押出し部材4の回転操作により付与される支持体5の相対 的上昇移動により上記食材Fを上端開口側から押出すようにしたことを特徴とす る食材収納用押出しカップ1である。 上記によると、食材収納用押出しカップ1内に冷菓または軟質な固形食材Fが 収容される際は、食材Fを支持する支持体5を押出し部材4に対し相対的に下方 に移動させて形成された食材収容空間V内に食材Fを充填し、購入者が充填され た食材を食する際は、カップ本体3に係合手段8、10を介して係合された支持 体5または押出し部材4を回転操作することにより付与される支持体5の相対的 に上昇移動させることにより充填された食材F全部が上端開口側へ適量づつ押出 されていく。 従って、食材Fが収容されたカップ本体3の開口はキャップ2により閉塞され るので衛生的であり、食する際には、適宜押出し部材4を必要量回転させること により、スプーン等を使用せずに容器内に充填された食材F全部を開口側より適 量づつ上端開口側へ押出して容易に食することができることは勿論、食材Fが充 填された状態でも外観上見掛けの容積と実容積との差異を無くして購入者の期待 に促することができる。
【0011】 また本考案は、上記カップ本体3の内周壁には第1螺子8が形成されて成り、 上記押出し部材4は、軸方向に伸縮可能なカップ体であって、その上方外周には 上記第1螺子8に螺合可能な第2螺子部10が設けられ、上記押出し部材4の内 部底面には上記支持体5が押出し部材4に対し相対移動可能に挿嵌され、人為的 な押出し操作により上記押出し部材4の上端に係止された支持体5が、押出し部 材4の回転操作により更に上方に押出されるようになっている食材収納用押出し カップ1である。 上記によると、食材収納用押出しカップ1内に冷菓または軟質な固形食材Fが 収容される際は、押出し部材4の底面に位置する支持体5上に形成される食材収 容空間V内に食材Fが充填されて製品が完成される。次に購入者が充填された食 材Fを食する際は、上記支持体を人為な押出し操作により押出し部材に対し相対 移動させつつ、内部の食材Fを適量づつ押出し、支持体5が上記押出し部材4の 上端に係止されると、押出し部材4を回転操作することにより上記支持体5が上 方に押出し移動され、これにより支持体5を介して充填された食材Fが適量づつ 押出されていく。 従って、食材Fが充填された状態でも押出し部材はカップ本体3の下方より外 部へ押出されることがないため、食材Fが充填された状態でも外観上見掛けの容 積と実容積との差異を無くすことができる。また、購入者が食する際には、上記 支持体5を人為的な押出し操作により押出し部材4に対して押出される相対移動 と、上端に係止された支持体5を押出し部材4の回転による押出し移動により、 最小限の押出し範囲で充填された食材F全てを上端開口側から押出すことができ る。
【0012】 さらに本考案は、上記カップ本体3の内周壁には第1螺子8が形成されて成り 、上記支持体17は、下端が開口するカップ状に形成されて上部外周には第1螺 子8に螺合可能な第2螺子部10が設けられ、上記支持体17内には該支持体1 7の上端から垂下される係合部材18に係合されて軸方向相対移動可能に挿嵌さ れる直径の異なるカップ体から成る押出し部材19が伸縮可能に収容され、上記 押出し部材19の回転操作に連繋して上記支持体17が回転し第1螺子8に案内 されて順次上方に伸長するようになっている食材収納用押出しカップ16である 。 上記によると、食材収納用押出しカップ16内に冷菓または軟質な固形食材F が収容される際は、食材Fを支持する支持体17を押出し部材19の逆回転によ り、押出し部材19に対し相対的に下方に移動させて形成された食材収容空間V 内に食材Fを充填する。次に購入者が食材Fを食する際は、押出し部材19を正 回転方向に回転操作することにより係合部材18に係合された支持体17に回転 が付与され、押出し部材19の回転に連繋して支持体17が第1螺子8に案内さ れて順次上方に伸長しつつ充填された食材F全部が適量づつ押出されていく。 従って、支持体17内には該支持体17の上端から垂下される係合部材18に 係合されて直径の異なるカップ体から成る押出し部材19が伸縮可能に収容され ているので、食材充填時における押出し部材19のカップ本体3下方から外部へ の押出し量を最小限とし、最小限の押出し量の範囲で充填された食材F全てを上 端開口側から押出すことができる。
【0013】 また本考案は、上記支持体5が円板状に形成されてその外周に形成された第2 螺子10がカップ本体25内周壁に形成された第1螺子8に螺合され、支持体5 下面に伸縮可能に多重に内装された複数の管材27、28、29から成る少なく とも2つの伸縮管Tの上端が垂下保持され、その下端が上記カップ本体25の下 端に回転可能に支持されたカップ状の押出し部材30に接合され、上記押出し部 材30の回転操作による支持体5の押出し移動に連繋して下方の伸縮管Tが順次 伸長するようになっている食材収納用押出しカップ24である。 上記によると、食材収納用押出しカップ24内に冷菓または軟質な固形食材F が収容される際は、食材Fを支持する支持体5を押出し部材30の逆回転により 、押出し部材30に対し相対的に下方に移動させて形成された食材収容空間V内 に食材Fを充填し、次に購入者が充填された食材を食する際は、押出し部材30 を正回転させることにより支持体5下面に伸縮可能に多重に内装された複数の管 材27、28、29から成る少なくとも2つの伸縮管Tにより、上記支持体5に 回転が付与されて支持体5の押出し移動に連繋して下方の伸縮管Tを順次伸長し つつ充填された食材F全部が適量づつ押出されていく。 従って、上記支持体5と押出し部材30が多重に内装された複数の管材27、 28、29から成る少なくとも2つの伸縮管Tの上下端に接合されているので、 食材充填時における押出し部材のカップ本体25下方から外部への押出し量を最 小限とすることができ、押出し部材30がカップ本体25の下端に回転可能に支 持されているので、この押出し部材30を最小限の押出し位置に保持することが でき、食材充填時ならびに押し出し操作時においても押出し部材を変位させずに 定位置に保持することができる。
【0014】 さらに本考案は、上記支持体33が円板状に形成されてその外周に形成された 第2螺子8がカップ本体35内周壁に形成された第1螺子8に螺合され、上記支 持体33の下面に折り畳み可能な回転操作具34が付設されて成り、該回転操作 具34が食材充填時における上記支持体33とカップ本体35下端とで形成され る浅い空間に折り畳み状態で収容されている食材収納用押出しカップ32である 。 上記によると、食材収納用押出しカップ32内に冷菓または軟質な固形食材F が収容される際は、支持体33下面に折り曲げ収容されている回転操作具34を 伸長させて食材Fを支持する支持体33を直接逆回転させることによりカップ本 体35内の所定位置まで下降させて形成された食材収容空間V内に食材Fを充填 し、次に購入者が充填された食材Fを食する際は、支持体33を回転操作具34 により正回転させることにより充填された食材Fが適量づつ押出し出されていく 。 従って、支持体33の下面に折り畳み可能な回転操作具34が付設されている ので、支持体33が押出し部材の機能を具備していることから支持体33に直接 回転を付与することができ、充填された食材Fを容易に押出すことができる。
【0015】
【考案の実施の形態】
次に、添付図面、図1及び図2に従い、本考案の実施の形態を詳細に説明する 。図1は本考案の第1実施の形態における食材収納用押出しカップの断面図であ り、図2は本考案の第1実施の形態における食材収納用押出しカップの作用説明 図である。
【0016】 図1に示されるように、食材収納用押出しカップは符号1として示されている 。 この食材収納用押出しカップ1は、冷菓としてのアイスクリーム、シャーベット または軟質な固形の羊羹等の食材Fが収容されるカップであって、耐水性紙又は プラスチックにより円筒状に形成されるカップ本体3と、該カップ本体3に内装 されるカップ状の押出し部材4と、該押出し部材4に対し相対移動可能に挿嵌さ れた支持体5とから構成されている。
【0017】 更に詳しくは、カップ本体3の開口部周縁には係止突起6が形成されており、 この係止突起6にはキャップ2の周縁が弾力的に係止されるようになっている。 また、カップ本体3の内周壁には雄ねじから成る第1螺子8が形成され、下端の 内周には押出し部材4の離脱を防止するストッパ15が貼着されている。
【0018】 上記押出し部材4は、軸方向に可撓性を有する伸縮可能なジャバラ状のカップ 体で構成され、その上方外周には所定肉厚のリング状の補強部材9が貼着されて おり、その外周には上記第1螺子8に螺合可能な雌ねじから成る第2螺子10が 設けられている。上記押出し部材4の底面には円板状のベース11が固定され、 ベース11の中央には上記押出し部材4の底面と共に内部に貫通する指挿入穴 12が形成されている。
【0019】 上記支持体5は、円形のキャップ状に形成されその上端面には複数の突起1
3 が形成され、底面には押出し部材14が突設されており押出し部材4内に直径方 向に弾力的に圧縮された状態で摺動可能に挿嵌されている。
【0020】 上記のように構成された食材収納用押出しカップ1によれば、予め収容容積が 設定された食材収納用押出しカップ1内に、冷菓または軟質な固形食材Fが収容 されると、カップ本体3の開口部がキャップ2により閉塞されて冷凍ケース内に 冷凍状態で保存され、店頭に陳列されることになる。
【0021】 すなわち、図2に示されるように、食材収納用押出しカップ1が陳列される状 態では、カップ状の押出し部材4内の底面に保持された支持体5上方の食材収容 空間V内にカップ上端より食材Fが充填された状態であり、この状態では支持体 5の厚み分を考慮しても外観上見掛けの容積と実容積との差異のない状態が得ら れる。
【0022】 購入者が、食材収納用押出しカップ1内に充填された食材Fを食する際は、押 出し部材4を(−)方向に逆回転させて所定量下降し、カップ本体3の底面より 突出させる。
【0023】 次にベース11の指挿入穴12より指を挿入し押出し部材14を介して内部の 食材を適量づつ押出すことになるが、この際、押出し部材4は指の押し込み量に 対応させて最大hまで圧縮変形することができ、更に支持体5を上方に適量づつ 突き出して内部の食材Fを押出すことができる。
【0024】 すなわち、支持体5は、押出し部材4に対する相対移動Hにより押出し部材4 の上端から離脱すると、弾撥的に若干径方向に拡径して押出し部材4の上端に係 止されることになる。
【0025】 従って、内部の食材を押出す際は、押出し部材4を(+)方向に正回転させる ことにより支持体5が押出し部材4の上端に支持されて上方に移動し、充填され た食材F全部を適量づつ押出すことができる。
【0026】 なお、押出し部材4の上端がカップ本体3の開口上端より少なくとも支持体5 の厚みより下方にあれば、押出し部材4を逆回転させて下降させることなく、支 持体5のみを指により相対移動させて食材Fを押出しつつ食し、押出し部材4の 上端に支持体5を係止した上で、指の押出し操作では押出せなくなった残りの食 材を押出し部材4の回転操作により押出すようにすることも可能である。
【0027】 このように、支持体5を人為的な押出し操作により押出し部材4に対し相対移 動と、上端に係止された支持体5を押出し部材4の回転操作による押出し移動に より、最小限の押出し量の範囲で充填された食材F全てをカップ本体3の上端開 口側から押出すことができる。
【0028】 次に、本発明の第2実施形態としての食材収納用押出しカップにつき説明する 。 図3は本考案の第2実施の形態における食材収納用押出しカップの断面図であり 、図4は本考案の第2実施の形態における食材収納用押出しカップの作用説明図 である。なお、上記実施形態に示される構成部分と同一構成部分については同一 号を付し詳細な説明は省略する。
【0029】 図3に示されるように、食材収納用押出しカップは符号16として示されてい る。この食材収納用押出しカップ16は、カップ本体3の内周壁に上記第1実施 形態と同様の第1螺子8が形成されて成り、支持体17は、下端が開口する円筒 カップ状に形成されて上部外周には第1螺子8に螺合可能な第2螺子部が設けら れている。
【0030】 上記支持体17内には該支持体17より小径に形成された相似形のカップ体か ら成る押出し部材19が摺動可能に挿嵌されており、支持体17内の上壁部分か ら垂下された例えば断面十字形の係合部材18が押出し部材19の上壁に形成さ れた貫通穴19aに軸方向相対移動可能に挿通係合されている。
【0031】 更に押出し部材19は、下方の開口部に肉厚の円板状ベース22が固定される と共に、上端外周には上記押出し部材19の開口部下端内周に貼着されたストッ パ20に当接して脱落を防止するためのストッパ21が貼着されている。
【0032】 このように構成された第2実施形態における食材収納用押出しカップ16によ れば、該食材収納用押出しカップ16内に冷菓または軟質な固形食材Fを充填す る際は、押出し部材19を逆回転させて支持体17を押出し部材19に対し相対 的な下方へMまで移動し、支持体17上方に食材収容空間V=N+Nを形成する 。
【0033】 この食材収容空間内に充填された食材を食する際は、押出し部材19を正回転 方向に回転操作することにより係合部材18に係合された支持体17に回転が付 与され、押出し部材19の回転に連繋して支持体17が順次上方に段階的(N+ N)に伸長されて充填された食材Fの全部が適量づつ押出されていく。
【0034】 従って、カップ本体3内に食材Fが充填される際には、支持体17が下降して 該支持体17内に押出し部材19が収容されてストロークNが短縮されるので、 食材充填時における押出し部材19のカップ本体3外部への押出し量を最小限に することができ、押出し部材19の回転に連繋して支持体17が、第1螺子に案 内されて押出し部材19に対する相対移動により上方に2N分拡大伸長し、最小 限の押出し量で充填された食材全てを上端開口側から押出すことができる。
【0035】 次に、本発明の第3実施形態としての食材収納用押出しカップにつき説明する 。 図5は本考案の第3実施の形態における食材収納用押出しカップの断面図であり 、図6は本考案の第3実施の形態における支持体と押出し部材との関係を示す分 解組立て斜視図である。なお、上記実施形態に示される構成部分と同一構成部分 については同一号を付し詳細な説明は省略する。
【0036】 図5に示されるように、食材収納用押出しカップは符号24として示されてい る。この食材収納用押出しカップ24は、支持体5が第1実施形態と同様に円板 状に形成されてその外周に形成された第2螺子10がカップ本体25内周壁に形 成された第1螺子8に螺合している。
【0037】 支持体5の下面には、それぞれが伸縮可能に多重に内装される複数の管材27 、28、29から成る少なくとも2つの伸縮管Tの上端が垂下保持され、その下 端となる管材29が上記カップ本体25下端の係止部26に回転可能に係止され たカップ状の押出し部材30に接合され、該押出し部材30の回転操作による支 持体5の押出し移動に連繋して下方の伸縮管Tを構成する各管材27、28、2 9が順次伸長するようになっている。
【0038】 更に詳しくは、伸縮管Tは、図5及び図6に示されるように、支持体5の下面 に垂下支持され下端周縁にストッパ27aを設けた小径の管材27と、該管材2 7を収容すべく大径に形成され上端内周にストッパ27aに当接可能なストッパ 28aを設け、下端にもストッパ28bを設けた中径の管材28と、該管材28 を収容すべく大径に形成され上端内周にストッパ28bに当接可能なストッパ2 9aを設け、下端が上記押出し部材30の底面に接合された大径の管材29とで 構成されている。
【0039】 このように構成された第3実施形態における食材収納用押出しカップ24によ れば、食材収納用押出しカップ24内に冷菓または軟質な固形食材Fが収容され る際は、押出し部材30を(−)方向に逆回転することにより支持体5を押出し 部材30に対し相対的に下方に移動させて支持体5上方に食材収容空間を形成し 、その内部に食材Fを充填する。
【0040】 次に購入者が充填された食材Fを食する際は、押出し部材30を(+)方向に 正回転させることにより徐々に伸長する支持体5下面の2つの伸縮管Tを介して 支持体5に回転が付与され、該支持体5の押出し移動に連繋して下方の伸縮管T が順次伸長され充填された食材F全部が適量づつ押出されていく。
【0041】 従って、支持体5と押出し部材30が、多重に内装された複数の管材27、2 8、29から成る少なくとも2つの伸縮管Tの上下端に接合されているので、押 出し部材30を食材充填時における下方への押出し量を最小限とすると共に、こ の位置を定位置として回転可能に保持することができる。
【0042】 次に、本発明の第4実施形態としての食材収納用押出しカップにつき説明する 。図7は本考案の第4実施の形態における食材収納用押出しカップの断面図であ る。なお、上記実施形態に示される構成部分と同一構成部分については同一号を 付し詳細な説明は省略する。
【0043】 図7に示されるように、食材収納用押出しカップは符号32として示されてい る。この食材収納用押出しカップ32は比較的大径で浅底に形成されており、カ ップ本体35の内周壁には上記実施形態と同様の第1螺子8が形成されて成り、 支持体33は、所定厚みを有する円板状に形成され、外周には第1螺子8に螺合 可能な第2螺子10が設けられている。
【0044】 支持体33の下面には折り畳み可能な回転操作具34が付設されて成り、該回 転操作具34は、食材F充填時における上記支持体33とカップ本体35下端と で形成される浅い空間内に折り畳み状態で収容されている。
【0045】 このように構成された食材収納用押出しカップ32は、内部に冷菓または軟質 な固形食材Fが収容される際は、支持体33下面に折り曲げ収容されている回転 操作具34を仮想線で示されるように伸長し、これを逆回転させることにより食 材Fを支持する食材収容空間が形成される。
【0046】 次に、購入者が充填された食材を食する際は、支持体33を回転操作具34に より正回転させることにより充填された食材Fが適量づつ押出し出されていく。
【0047】 従って、支持体33の下面に折り畳み可能な回転操作具34が付設されている ので、支持体33が押出し部材の機能を具備していることから、支持体33に直 接回転を付与することができ、充填された食材Fを容易に押出すことができる。
【0048】
【考案の効果】
本考案は次の効果を奏する。
【0049】 以上詳述した如く本願の請求項1記載の考案によると、食材が収容されたカッ プ本体の開口はキャップにより閉塞されるので衛生的であり、食する際には、適 宜押出し部材を必要量回転させることにより、スプーン等を使用せずに容器内に 充填された食材全部を開口側より適量づつ上端開口側へ押出して容易に食するこ とができることは勿論、食材が充填された状態でも外観上見掛けの容積と実容積 との差異を無くして購入者の期待に促することができる。
【0050】 本願の請求項2記載の考案によると、食材が収容されたカップ本体の開口はキ ャップにより閉塞されているので衛生的であり、食材が充填された状態でも押出 し部材はカップ本体の下方から外部に押出されることがないため、食材が充填さ れた状態でも外観上見掛けの容積と実容積との差異を無くすことができる。また 、購入者が食する際には、人為的な押出し操作により上記支持体を押出し部材に 対し押出される相対移動と、押出し部材の回転により上端に係止された支持体の 押出し移動とによる最小限の押出し範囲で、充填された食材全てを上端開口側か ら押出すことができる。
【0051】 本願の請求項3記載の考案によると、支持体内には該支持体の上端から垂下さ れる係合部材に係合されて直径の異なるカップ体から成る押出し部材が伸縮可能 に収容されているので、食材充填時における押出し部材のカップ本体から下方外 部への押出し量を最小限とし、最小限の押出し範囲で充填された食材全てを上端 開口側から押出すことができる。
【0052】 本願の請求項4記載の考案によると、支持体と押出し部材が多重に内装された 複数の管材から成る少なくとも2つの伸縮管の上下端に接合されているので、食 材充填時における押出し部材のカップ本体から下方外部への押出し量を最小限と することができ、押出し部材がカップ本体の下端に回転可能に支持されているの で、この押出し部材を最小限の押出し位置に保持することができ、食材充填時な らびに押し出し操作時においても押出し部材を変位させずに定位置に保持するこ とができる。
【0053】 本願の請求項5記載の考案によると、支持体の下面には、折り畳み可能な回転 操作具が付設されているので、支持体が押出し部材の機能を具備していることか ら支持体に直接回転を付与することができ、充填された食材を容易に押出すこと ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施の形態における食材収納用押
出しカップの断面図である。
【図2】本考案の第1実施の形態における食材収納用押
出しカップの作用説明図である。
【図3】本考案の第2実施の形態における食材収納用押
出しカップの断面図である。
【図4】本考案の第2実施の形態における食材収納用押
出しカップの作用説明図である。
【図5】本考案の第3実施の形態における食材収納用押
出しカップの断面図である。
【図6】本考案の第3実施の形態における支持体と押出
し部材との関係を示す分解組立て斜視図である。
【図7】本考案の第4実施の形態における食材収納用押
出しカップの断面図である。
【符号の説明】
1 食材収納用押出しカップ 2 キャップ 3 カップ本体 4 押出し部材 5 支持体 6 係止突起 8 第1螺子(係合手段) 9 補強部材 10 第2螺子(係合手段) 11 ベース 12 指挿入穴 13 突起 14 押出し部材 15 ストッパ 16 食材収納用押出しカップ 17 支持体 18 係合部材 19 押出し部材 19a 貫通穴 20、21 ストッパ 22 ベース 24 食材収納用押出しカップ 25 カップ本体 26 係止部 27a、28aストッパ 27、28 管材 28b、29aストッパ 29 管材 30 押出し部材 32 食材収納用押出しカップ 33 支持体 34 回転操作具 35 カップ本体 F 食材 T 伸縮管 V 食材収容空間

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷菓または軟質な固形食材が収容される
    円筒状の食材収納用カップ1に於いて、 上記食材収納用カップ1は、耐水性紙又はプラスチック
    により形成され、取外し可能なキャップ2によって閉塞
    される上端開口側から食材Fが収容されるカップ本体3
    と、該カップ本体3の下端側に液密に内装されて上記カ
    ップ本体3内上方に形成される食材収容空間Vに収容さ
    れる食材Fを支持する支持体5と、該支持体5に対し相対
    的に伸縮移動を付与するように係合保持された押出し部
    材4とから成り、 上記支持体5または押出し部材4が、上記カップ本体3に
    係合手段8、10を介して係合され、上記押出し部材4
    の回転操作により付与される支持体5の相対的上昇移動
    により上記食材Fを上端開口側から押出すようにしたこ
    とを特徴とする食材収納用押出しカップ。
  2. 【請求項2】 上記カップ本体3の内周壁には第1螺子
    8が形成されて成り、上記押出し部材4は、軸方向に伸
    縮可能なカップ体であって、その上方外周には上記第1
    螺子8に螺合可能な第2螺子部10が設けられ、上記押
    出し部材4の内部には上記支持体5が押出し部材4に対
    し相対移動可能に挿嵌され、人為的な押出し操作により
    上記押出し部材4の上端に係止された支持体5が、押出
    し部材4の回転操作により更に上方に押出されるように
    なっている請求項1に記載の食材収納用押出しカップ
    1。
  3. 【請求項3】 上記カップ本体3の内周壁には第1螺子
    8が形成されて成り、上記支持体17は、下端が開口す
    るカップ状に形成されて上部外周には第1螺子8に螺合
    可能な第2螺子部10が設けられ、上記支持体17内に
    は該支持体17の上端から垂下される係合部材18に係
    合されて軸方向相対移動可能に挿嵌される直径の異なる
    カップ体から成る押出し部材19が伸縮可能に収容さ
    れ、上記押出し部材19の回転操作に連繋して上記支持
    体17が回転し第1螺子8に案内されて順次上方に伸長
    するようになっている請求項1に記載の食材収納用押出
    しカップ16。
  4. 【請求項4】 上記支持体5が円板状に形成されてその
    外周に形成された第2螺子10がカップ本体内周壁に形
    成された第1螺子8に螺合され、支持体5下面に伸縮可
    能に多重に内装された複数の管材27、28、29から
    成る少なくとも2つの伸縮管Tの上端が垂下保持され、
    その下端が上記カップ本体25の下端に回転可能に支持
    されたカップ状の押出し部材30に接合され、上記押出
    し部材30の回転操作による支持体5の押出し移動に連
    繋して下方の伸縮管Tが順次伸長するようになっている
    請求項1に記載の食材収納用押出しカップ24。
  5. 【請求項5】 上記支持体33が円板状に形成されてそ
    の外周に形成された第2螺子10がカップ本体35内周
    壁に形成された第1螺子8に螺合され、上記支持体33
    の下面に折り畳み可能な回転操作具34が付設されて成
    り、該回転操作具34が食材充填時における上記支持体
    33とカップ本体35下端とで形成される浅い空間に折
    り畳み状態で収容されている請求項1に記載の食材収納
    用押出しカップ32。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107374482A (zh) * 2017-08-10 2017-11-24 温州市迪登洁具有限公司 一种可精准复位的马桶刷
CN108935152A (zh) * 2018-09-19 2018-12-07 青岛安特斯生物制药有限公司 一种喂狗器
CN108935153A (zh) * 2018-09-19 2018-12-07 青岛安特斯生物制药有限公司 一种清洁式喂狗器
WO2022056258A1 (en) * 2020-09-11 2022-03-17 Eco.Logic Brands Inc. Modular container with improved performance

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