JP3067199U - 個性診断情報提供システム - Google Patents

個性診断情報提供システム

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JP3067199U
JP3067199U JP1999006805U JP680599U JP3067199U JP 3067199 U JP3067199 U JP 3067199U JP 1999006805 U JP1999006805 U JP 1999006805U JP 680599 U JP680599 U JP 680599U JP 3067199 U JP3067199 U JP 3067199U
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賢吾 廣田
真人 服部
敦 樋口
永佳 東海
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株式会社アイエスディー
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 個性診断結果の出力内容の系統的な分析及び
把握が極めて容易であり、個性の全体像を直感的かつ効
果的に印象づけることができる個性診断情報提供システ
ムを提供する。 【解決手段】 個性類型が予め定められた数の基本個性
類型と、その基本個性類型をさらに細分化する副個性類
型とを含む階層形式により分類されており、それら基本
個性類型と副個性類型とのそれぞれに対応して基本個性
診断情報と副個性診断情報とが出力される。基本個性診
断情報は、診断対象者の個性(あるいは性格)のいわば
大分類に相当し、その全貌を大まかに把握する上で有用
である。また、基本個性類型を定められた種別のもに限
っておくことで、類似した個性の人物の共通点なども、
個性類型種別を見ることで極めて容易に把握できる。ま
た、基本個性類型に対しては、これを印象づけるための
基本個性イメージキーワードが付与されるので、個性の
全体像を直感的かつ効果的に印象づけることが可能とな
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は情報提供システム、特に診断対象者の個性診断あるいは性格診断を 行い、その診断結果を情報として提供するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、主にコンピュータゲームの分野において、入力された生年月日や質問に 対する応答結果に応じて、判定(診断)対象者の性格や相性を判定するようにし た装置が種々提案されている。判定結果は、ディスプレイや印刷によりコメント 出力されるものが主であるが、これをゲーム装置の制御部にフィードバックし、 判定された性格を反映する動作をゲームキャラクタに行わせるといった装置の提 案もある(例えば、特開平11−197350号)。また、特開平11−175 506号公報には、名刺整理用のデータ端末装置に蓄積されたパーソナルデータ ベースを使用して、相性診断や占いを行うといった提案も開示されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記のような性格判断装置は、従来はゲームと同類の遊び感覚で専ら 利用されており、かつ装置ハードウェアが基本的にスタンドアローンタイプのも のとして構築されているため、利用を所望する場合は専用装置の購入や、ソフト ウェアのインストールなど、経済的あるいは技術的な負担を利用者に強いること につながる。また、複数人にてシステムを同時に使用することも全く不可能であ る。さらに、出力内容にバージョンアップ等があった場合、その都度データやソ フトウェアの更新を行わなければならないので、対応が遅れがちとなる。また、 記憶部に蓄積された多数のコメントデータから、判定内容に適合するものを選択 し、これを脈絡なく継ぎ合わせた形で印刷あるいは表示するといったものがほと んどであり、出力内容が系統的でないために内容が理解しにくかったり、理解で きたとしても診断対象者の個性(性格)の全体像を把握することが結局は困難で である問題があった。
【0004】 本考案の課題は、専用装置の購入や、ソフトウェアのインストールなど、経済 的あるいは技術的な負担を利用者に強いることなく、かつ個性診断結果の出力内 容の系統的な分析及び把握を極めて容易に行うことができ、しかも個性の全体像 を直感的かつ効果的に印象づけることができる個性診断情報提供システムを提供 することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】
上記の第一の課題を解決するために、本考案の個性診断情報提供システムは、 個性診断内容の特定に必要な情報であって、各診断対象者に固有の診断参照情報 を設定する診断参照情報設定手段と、 得るべき個性診断結果が、動物名からなるイメージキーワードと一対一に対応 付けられた複数の個性類型に分類されており、設定された診断参照情報の内容に 応じて、対応する個性類型を決定する個性類型決定手段と、 個性類型に対応する個性診断コメントを記憶する個性診断コメントデータ記憶 手段と、 個性類型決定手段が決定した個性類型に対応する個性診断コメントを用い、個 性診断情報を作成する個性診断情報作成手段と、 個性類型に対応するイメージキャラクタ画像のデータを記憶するイメージキャ ラクタ画像データ記憶手段と、 作成された個性診断情報を出力する個性診断情報出力手段と、 個性診断情報に対応するイメージキャラクタ画像データを読み出して、それに 基づくイメージキャラクタ画像を該個性診断情報と対応付けて出力させるイメー ジキャラクタ画像出力手段とを備え、 個性類型決定手段、個性診断コメントデータ記憶手段、個性診断情報作成手段 及びイメージキャラクタ画像データ記憶手段を備えるホスト装置に対し、診断参 照情報設定手段、個性診断情報出力手段及びイメージキャラクタ画像出力手段と して機能する端末装置が通信網を介して接続され、 端末装置側にて設定された診断参照情報が前記通信網を介してホスト装置に送 信され、 該ホスト装置は、その診断参照情報を受信して個性類型を決定し、個性診断情 報を生成するとともに、対応するイメージキャラクタ画像データを読み出して前 記個性診断情報とともにこれを端末装置に転送し、 端末装置側にてイメージキャラクタ画像と個性診断情報とが出力されることを 特徴とする。
【0006】 上記の構成によれば、インターネット等の通信網を介してホスト装置に接続す ることにより、診断対象者の診断参照情報の設定操作(例えばキーボードやマウ スなどの入力手段による入力操作や、予め記憶装置内に形成された診断参照情報 のデータベース(診断参照情報記憶手段)における選択操作)を、任意の端末装 置から行うことができる。また、ホスト装置側の個性診断情報作成手段は、各個 性類型に対応する個性診断コメントを記憶する個性診断コメントデータ記憶手段 を有するものとし、該個性診断情報作成手段は、個性類型決定手段が決定した個 性類型に対応する個性診断コメントを用いて基本個性診断情報を作成する(ただ し、本明細書において「作成する」の概念には、記憶手段から読み出した診断コ メントを、特に加工することなくそのまま使用する態様も含まれるものとする) 。これにより、専用装置の購入や、ソフトウェアのインストールなど、経済的あ るいは技術的な負担を利用者に強いることなく、個性診断情報を通信網を介して いつでも容易に入手することができる。また、個性診断コメントデータ等のバー ジョンアップ等も、ホスト装置側のみにて更新処理を行えばよいから、端末のユ ーザーはいつでも最新の個性診断情報を入手することができる。
【0007】 他方、決定される個性類型が、動物名からなる個性イメージキーワードと対応 付けられるとともに、個性診断情報が動物を象ったイメージキャラクタとともに 出力されるので、個性診断結果の出力内容の系統的な分析及び把握を極めて容易 に行うことができ、しかも個性の全体像を直感的かつ効果的に印象づけることが できる。動物名は、例えば「タヌキ親父」や「猫のような女」など人格の喩えに 古くから用いられており、これを基本個性イメージキーワードとすることで、そ の人物の個性を身近な動物のイメージにより極めて強力に印象づけることができ る。商談や交渉事、あるいは異性を口説くといった各種の対人イベントを遂行す る上では、相手の個性や性格の把握がおぼつかない状況では自らに有利な展開は 望むべくもない。しかし、動物名と対応付けて基本個性類型を印象づけておけば 、どのような状況においても相手の個性を見失うことがなく、対人イベント進行 上の見通しも立てやすくなる。なお、動物名として、「ペガサス」や「龍」など 、架空の動物名を採用することも可能である。
【0008】 上記のシステムにおいては、得るべき個性診断結果が、予め定められた数の基 本個性類型と、その基本個性類型をさらに細分化する副個性類型とを含む階層形 式により複数の個性類型に分類されており、入力された診断参照情報の内容に応 じて、対応する基本個性類型と副個性類型とをそれぞれ決定する個性類型決定手 段と、 個々の基本個性類型を印象づける動物名からなる複数の基本個性イメージキー ワードから、決定された基本個性類型に対応するものを選択する基本個性イメー ジキーワード選択手段と、 決定された基本個性類型に対応する基本個性診断情報と、同じく決定された副 個性類型に対応する副個性診断情報とを作成する個性診断情報作成手段と、 作成された基本個性診断情報と副個性診断情報とを、選択された基本個性イメ ージキーワードと互いに関連付けた形にて出力する個性診断情報出力手段とを備 えるものとして構成できる。
【0009】 上記の構成によれば、個性類型が予め定められた数の基本個性類型と、その基 本個性類型をさらに細分化する副個性類型とを含む階層形式により分類されてお り、それら基本個性類型と副個性類型とのそれぞれに対応して基本個性診断情報 と副個性診断情報とが出力される。基本個性診断情報は、診断対象者の個性(あ るいは性格)のいわば大分類に相当し、その全貌を大まかに把握する上で有用で ある。また、基本個性類型を定められた種別のもに限っておくことで、類似した 個性の人物の共通点なども、個性類型種別を見ることで極めて容易に把握できる 。具体的には、個性診断情報作成手段は、各基本個性類型に対応する基本個性診 断コメントを記憶する基本個性診断コメントデータ記憶手段を有するものとし、 個性診断情報作成手段は、個性類型決定手段が決定した基本個性類型に対応する 基本個性診断コメントを用いて基本個性診断情報を作成するものとすることがで きる。また、基本個性類型に対しては、これを印象づけるための基本個性イメー ジキーワードが付与されるので、個性の全体像を直感的かつ効果的に印象づける ことが可能となる。この基本個性イメージキーワードが動物名とされる。
【0010】 この場合、基本個性類型に対応するイメージキャラクタ画像のデータを記憶す るイメージキャラクタ画像データ記憶手段と、基本個性診断情報に対応するイメ ージキャラクタ画像データを読み出して、それに基づくイメージキャラクタ画像 を該基本個性診断情報と対応付けて出力させるイメージキャラクタ画像出力手段 とを設けることができる。基本個性イメージキーワードに対応する動物イメージ キャラクタを出力することで、基本個性類型を視覚的に印象づけることができ、 効果がさらに高められる。
【0011】 次に、同じ類型に属する人物の個性の微妙な違いに関する情報が必要な場合は 、副個性診断情報の参照により基本個性診断情報を補って理解すればよい。この ように、基本個性類型と副個性類型とを併用することで、個性診断結果を体系化 した形で出力することが可能となり、ひいては出力内容の系統的な分析及び把握 を極めて容易に行うことができる。副個性診断情報は、個々の副個性類型に一対 一に対応して定められた副個性イメージキーワードを含むものとすることができ るが、副個性イメージキーワードは、基本個性イメージキーワードに、副個性類 型を個々に印象付ける付加的な文字情報である副個性特徴化文字情報を付加した ものとすることで、副個性類型と基本個性類型との対応関係が一層明確になるば かりでなく、副個性特徴化文字情報の存在により副個性類型の内容を印象づける 効果が大幅に高められる。
【0012】 例えば、基本個性イメージキーワードが「ライオン」であった場合、副個性特 徴化文字情報を、例えば「我が道を行く」、「統率力のある」、「感情的な」、 「傷つきやすい」などとすれば、副個性イメージキーワードはそれぞれ、「我が 道を行くライオン」、「統率力のあるライオン」、「感情的なライオン」、「傷 つきやすいライオン」となる。同じ「ライオン」を基本個性イメージキーワード として含むことで、これらの副個性イメージキーワードにて特徴付けられる副個 性群が、同じ基本個性類型にて把握できることが一目瞭然である。さらに、副個 性特徴化文字情報の内容の相違により、同じ基本個性類型に属しつつも、微妙な 相違点を直感的に把握でき、しかもこれを効果的に印象づけることができるので ある。なお、個々の副個性類型に一対一に対応する副個性診断コメントとを記憶 する副個性診断コメント記憶手段を設け、個性診断情報作成手段は、個性類型決 定手段が決定した副個性類型に対応する副個性診断コメントを用いて副個性診断 情報を生成するものとすることができる。副個性診断コメントの参照により、診 断対象者の個性を一層深く、かつ系統立てて把握することができる。
【0013】 なお、以降の構成も含め、個性診断情報の出力は、モニタやディスプレイ等の 表示装置の画面上に視覚表示出力する態様、プリンタ等の印刷手段に印刷出力す る態様、及びスピーカから音声により出力する態様のいずれを採用することもで きるし、これらのいくつかを組み合わせた出力態様とすることもできる。
【0014】 上記本考案の個性診断情報提供システムは、 診断参照情報を入力する診断参照情報入力手段と、 複数の診断対象者について、入力された診断参照情報を、個々の診断対象者を特 定するための対象者特定情報と対応付けた形で記憶する診断参照情報記憶手段と 、 その診断参照情報記憶手段に記憶された診断参照情報を選択する診断参照情報 選択手段とを備え、 診断参照情報設定手段は、診断参照情報入力手段による診断参照情報の入力、 又は診断参照情報記憶手段に記憶された診断参照情報の選択に基づいて、個性診 断に用いる診断参照情報を設定するものとして構成することができる。
【0015】 上記の構成によれば、新規な診断対象者については、新たに診断参照情報を入 力するとともに、過去に入力した診断参照情報は、診断対象者特定情報(例えば 対象者の氏名である)と対応付けた形で診断参照情報記憶手段に蓄積してゆく。 すなわち、多人数の診断対象者の系統的な個性分析及びその管理が可能となる。 そして、過去に情報入力済みの診断対象者であった場合には、蓄積された診断参 照情報をデータベースとして用いることにより、該当する診断対象者の診断参照 情報を探し出して選択し、これを用いて個性類型の決定と、対応する個性診断情 報の作成とを迅速に行うことができ、ひいては特定の人物の個性診断情報も迅速 に出力ないしアクセスできる。
【0016】 この場合、診断参照情報の選択を支援するために、対象者特定情報と診断参照 情報とを互いに対応付けた形で一覧表示する診断対象者リスト表示手段を設けて おけば、所望の診断対象者の診断参照情報を迅速かつ容易に発見することができ 、特に対人イベントに臨む現場等において、情報生成の迅速性あるいはアクセス の機動性を大幅に増すことができる。特に、診断対象者の検索を行うための検索 条件を入力する検索情報入力手段と、その入力された検索条件に該当する診断対 象者を、診断参照情報記憶手段において検索する診断対象者検索手段と、その検 索結果を表示する検索結果表示手段とを設けておけば、診断対象者リストが膨大 である場合も、検索入力により目的とする人物の診断参照情報が速やかに得られ るので、効果がさらに高められる。
【0017】 なお、過去に一度診断済みの人物に関しては、その個性診断結果の一部を利用 して検索を行うことも可能である。具体的には、診断参照情報記憶手段に、各診 断対象者の個性診断結果の少なくとも一部を診断参照情報と対応付けた形で記憶 しておく一方、検索情報入力手段は、個性診断内容を情報として含む検索条件を 入力可能に構成しておき、診断対象者検索手段を、入力された検索条件に含まれ る個性診断内容の情報に対し、個性診断結果が適合する診断対象者を検索するも のとする。この構成のメリットは、個性情報の一部を用いて、ある個性の側面に て共通する人物をリストアップすることができる点である。例えば、類似の個性 を有する人物を特定のセクションに集めたりするなど、社内や組織内の人事編成 計画等を行う場合などに大いに有効な機能であるといえる。なお、検索は、診断 対象者がリストアップされた段階で打ち切ってもよいし、リストアップされた診 断対象者から所望の人物を選んで再診断を行うことも可能である。具体的には検 索条件は、個性類型に対応して定められる個性イメージキーワードを個性診断内 容の情報として含むものとすることができる。
【0018】 さらに、本考案の個性診断情報提供システムにおいて、個性診断情報作成手段 は、個性診断情報を、情報の種別、情報の使用境遇、情報の使用目的等に応じて 複数設定されるジャンル別に作成するものであり、 個性診断情報出力手段は、その作成されたジャンル別の個性診断情報を出力す るものとすることができる。該構成によれば、診断対象者の診断参照情報を設定 し、これを用いて個性類型を決定するとともに、決定された個性類型に対応する 個性診断情報が、情報の種別、情報の使用境遇、情報の使用目的等に応じて複数 設定されるジャンル別に生成される。例えば、前記した各種の対人イベントにお いては、イベントの進行状況により、相手の個性分析が必要となるさまざまな場 面が存在し、その場面毎に異なる個性分析情報(個性診断情報)が必要となるこ とが多い。そこで、上記のようにジャンル別の個性診断情報を出力可能とするこ とで、場面毎に最適のジャンルの個性診断情報を選んで利用すればよく、状況に 応じて必要な情報のみをタイムリーに抽出することが可能となる。この場合、必 要とする個性診断情報のジャンルを選択するジャンル選択手段を設けておき、個 性診断情報出力手段は、選択されたジャンルの個性診断情報を出力するものとし ておけば、指定したジャンルの情報のみを選択的に出力できるので、一層便利で ある。
【0019】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面に示す実施例を参照して説明する。 図1は、個性診断情報提供システム(以下、単にシステムともいう)1の構成 を示すブロック図である。システム1は、インターネットなどの通信網702と 、これに送受信手段としてのモデム701を介して接続されたホスト装置700 と、同じく送受信手段としてのモデム752(図2)を介して接続された複数の 端末703とを含むものとして構成されている。
【0020】 ホスト装置700はコンピュータとして構成され、I/Oポート11を備え、 これにCPU12、ROM13、RAM14、ハードディスクドライブ等で構成 された固定記憶装置22、及びCD−ROMドライブ4、プリンタ6、カレンダ クロック(日付情報を生成する)7等が接続されている(モニタやキーボード、 マウス、プリンタ等が接続されていてもよい)。固定記憶装置22には、個性診 断情報提供システム1の機能をコンピュータ上にて実現するためのアプリケーシ ョンプログラム(以下、単にアプリケーションという)22bと、その作動環境 をコンピュータ上に形成するオペレーティングシステムプログラム(OS)22 aと、個性診断のための各種処理に使用するデータベース22cとが格納されて いる。これらプログラム22a,22bとデータベース22cとは、例えば記録 媒体としてのCD−ROMに記録された形で供給され、これをCD−ROMドラ イブ4にセットして、CPU12により所定のインストールプログラム(図示せ ず)を起動することにより、固定記憶装置22内にインストールされるものであ る。また、ROM13には、コンピュータのハードウェア制御のための基本的な 各種プログラムが格納される。さらに、RAM14には、固定記憶装置22及び ROM13に格納された各プログラムのワークエリアが形成されている。
【0021】 また、各端末703はそれぞれが、図2に示すように、I/Oポート751と それに接続されたCPU754、ROM755、RAM756とを含むコンピュ ータとして構成され、入力手段としてのキーボード2、マウス3(他のポインテ ィングデバイスでもよい)、出力手段としてのプリンタ6及びモニタ制御部20 がI/Oポート751に接続されている。また、モニタ制御部20には出力手段 としてのモニタ21が接続されている。端末703は例えばデスクトップ型のコ ンピュータとして構成してもよいが、電池等を電源部に使用するノートパソコン やラップトップパソコンあるいはパームトップコンピュータ(PDA)を用いて もよい。
【0022】 そして、利用者による各処理に必要な情報(データ)入力を、通信網702を 介して接続された端末703側から行なうこととなる。端末703側の通信処理 は、図2に示すRAM756の通信プログラムワークエリア756aを用いて、 所定の通信プログラムにて実行される。そして、端末703側でキーボード2な いしマウス3により入力された情報(すなわち、図7のS1〜S6の各情報(後 述))は、通信網702を経てホスト装置700に送られ、そこで、アプリケー ションプログラム22bによる図7、図18、図22、図24、図26、図28 、図34及び図40等に示した各種の診断・出力処理(後述)が実行される。そ して、その処理の結果(例えば図22のS72〜S73、図24のS86〜S8 8、図26のS102〜S103、図28のS113、S115、S117、図 34のS125、S127、図40のS138、S140等(後述))を、通信 網702を経てアクセスのあった端末703に送信し、そこでその端末703の プリンタ6ないしモニタ21出力させる。具体的には、端末703のモニタ21 に、グラフィックユーザインターフェース(GUI)による操作・表示画面(例 えば、図19、図23、図25、図27、図32、図35、図36、図37、図 38、図41、図45等)を形成するための端末側操作・表示プログラムが、ホ スト装置700から端末装置703に送られ、ワークエリア756上にてそのプ ログラムが実行される。また、ホスト装置700からのコメント等の診断・出力 処理の結果はデータメモリ756に格納される。なお、端末703には、上記処 理の結果をダウンロードするためのハードディスクドライブ753を設けておく と便利である。
【0023】 アプリケーション22bは、OS22a上において、上記ホスト装置700、 通信網702及び端末装置703からなるシステム各部を、請求項に記載した以 下の手段として機能させる役割を果たす。 ・CPU12:診断参照情報設定手段、個性類型決定手段、基本個性イメージキ ーワード選択手段、個性診断情報作成手段、基本個性診断情報作成手段、副個性 診断情報作成手段、診断対象者検索手段、コメント検索手段、評価対応出力手段 。 ・キーボード2、マウス3:診断参照情報設定手段、診断参照情報選択手段、診 断参照情報入力手段、検索情報入力手段、ジャンル選択手段、的中評価情報入力 手段。 ・固定記憶装置22:基本個性診断コメントデータ記憶手段、イメージキャラク タ画像データ記憶手段、副個性診断コメント記憶手段、診断参照情報記憶手段、 的中評価情報蓄積手段。 ・モニタ21:イメージキャラクタ画像出力手段、診断対象者リスト表示手段、 検索結果表示手段、個性診断情報出力手段。 ・プリンタ6:個性診断情報出力手段。
【0024】 図3はRAM14内における各種メモリの割当例を示すものである。ここでは 、プログラムワークエリア14a、診断対象者リストメモリ14b、診断対象者 の診断参照情報メモリ14c、相性診断相手の診断参照情報メモリ14d、診断 結果メモリ14e、コメント評価カウンタメモリ14f等が形成されている。各 メモリ内の詳細については、以降の機能説明において説明する。
【0025】 以下、図1のシステム1の作動について機能別に説明する。まず、アプリケー ションプログラム22bをホスト装置700側にて立ち上げ、端末703から通 信網702を介してこれに接続すると、図10に示すようなメイン画面220が モニタ21(図2)上に表示される。この画面220にはデータ入力/一覧表示 画面230、個性分析一覧表示画面250(図23)、第一詳細コメント表示画 面280(図25)、第二詳細コメント表示画面290(図27)、リズム情報 表示画面310(図35)、レール表示画面340(図19)及び相性診断画面 360(図41)等が、レイヤ形式にて重ね表示される。そして、各画面には各 々ソフトボタンとして機能する選択タグ部221aが、この実施例では画面上縁 部に互いにずれた位置関係にて一体化されており、主画面上の所定領域に画面選 択ツール領域221を形成している。そして、マウス3の操作により主画面22 0上に表示されるマウスポインタMPの位置を所期の画面の選択タグ部221a に合わせ、マウス3の図示しないクリックボタンをクリックすることで、選択し た画面に切り替わるようになっている。
【0026】 データ入力/登録処理の流れを、図7のフローチャートに示している。S1で は、データ入力/一覧表示画面230を選択し(あるいは、立ち上げ時において 該画面230をデフォルト表示させるようにしてもよい)、S2で診断対象者特 定情報、具体的には診断対象者の氏名を表す漢字氏名文字列と、その読みを表す かな読み文字列との入力をキーボード2を用いて行う。なお、公知の漢字変換プ ログラムを用いれば、かな文字列の入力と変換操作にて、漢字氏名文字列とかな 読み文字列とを同時入力することも可能である。
【0027】 図8は、タッチパネルを有する端末703において入力を行う場合の入力画面 201の例を示すものである。この画面201には、入力ウィンドウ202と、 タッチ操作により機能するソフトキーボード203とが形成されており、ソフト キーボード203をタッチペン(あるいは指)PTにて操作することにより、氏 名をかな文字入力する。入力した内容は入力ウィンドウ202に表示される。な お、入力したかな文字列の漢字変換及び確定は、ソフトキー群250のタッチ操 作により行う。
【0028】 図7に戻り、S3〜S6では、個性診断内容の特定に必要な診断参照情報の入 力を行う。この実施例では、診断参照情報として、診断対象者の生年月日、誕生 時刻、性別、そして所定文字数までのユーザーデータであるオプションデータの 入力を行い、所定のキー操作により登録確定させる(S7)。これにより、図6 に示すように、読み41、氏名42、生年月日43、(誕生)時刻44、性別4 5、診断結果情報46(後述)及びオプションデータ47が、互いに対応付けら れた形にてデータベース22c内の診断参照情報記憶部40に記憶・登録される 。なお、図10に示すように、上記の診断参照情報と対応付けて、その診断対象 者に関するコメントも登録可能となっており、選択カーソルPにより選択されて いる診断対象者のコメントが、コメント表示ウィンドウ233に表示されるよう になっている。
【0029】 なお、生年月日の入力は、図9のようなカレンダ入力ウィンドウ212を表示 させて行うようにすれば便利である。ここでは年選択ソフトキー214と月選択 ソフトキー215とを用いて、誕生年と誕生月とを選択する。すると、CPU1 2は、図示しないカレンダデータを参照することにより、選択した誕生月の日付 入力ウィンドウ213を表示する。このウィンドウ213はカレンダ形式で表示 されるが、各日付の欄が日付選択ソフトボタンとなっており、誕生日の日付を選 んでマウスクリックすることにより生年月日データの入力が完了する。なお、入 力内容を取り消す場合はキャンセルソフトボタン216をクリックし、確定させ るときはOKソフトボタン217をクリックする。
【0030】 また、オプションデータは、どのような内容のデータを入力してもよいが、例 えば続柄や交遊関係、勤務先、所属など、診断対象者を分類可能なデータ(例え ば、友人、会社、開発、営業、庶務など)としておけば、後述する検索処理にて これを有効活用できる。この場合、オプションデータの入力をキーボードからの 文字入力により行ってもよいが、予め所定数の分類を固定的に定めておき、その 定められた分類の中から該当するものを、キーボードやソフトボタン等により適 宜選択して入力を行うようにしてもよい。
【0031】 図10に戻り、登録された診断参照情報は、診断対象者リストの形で表示ウィ ンドウ231に一覧表示される(オプションデータの内容は、「グループ」の欄 に表示されている)。そして、マウスポインタMPを、選択する診断対象者の位 置に合わせて所定の確定処理、例えばマウスボタンのダブルクリックを行うこと により、選択カーソルPが診断対象者の位置に移動し、対応する診断参照情報一 式を選択すること(すなわち、後述の診断処理のために設定すること)ができる 。選択された情報は、図3のメモリ14c内にロードされる。ここで、診断対象 者リストのデータ量が多く、表示ウィンドウ231にリストの全体を表示できな い場合は、スクロールバー232上のスクロールカーソル232aを操作してリ ストをスクロールさせることにより、隠れている部分を表示ウィンドウ231内 に表示させることができる。
【0032】 しかしながら、リストのスクロールだけでは目的とする診断対象者をなかなか 発見できない場合が多いので、本実施例では、ソート(並び変え)及び検索の機 能を付加している。まず、ソート処理であるが、図11はその一例の流れを示す フローチャートである。まず、S11にてソート項目の入力を行う。この実施例 では、図10に示すように、ソート項目選択ウィンドウ236にて所望のソート 項目をソフトボタンクリックにより選択できるようになっている。そして、図1 1のS12〜S23に示すように、選択されたソート項目に応じて、そのソート 項目をなすデータ(以下、ソートデータという)の昇順あるいは降順のいずれか (これも選択可能とすることができる)に診断参照情報のデータをソートし、ソ ート後の配列にて表示ウィンドウ231にリスト表示させる。なお、図13は、 オプションデータ(グループ)をソート項目としてソートを行った例を示してお り、オプションデータ内容が「友人」となっている診断参照情報がソートの結果 として集められていることがわかる。
【0033】 ソートを行う前の、デフォルトのリスト配列については特に限定はされないが 、例えば診断対象者の「氏名の読み」の配列(例えば五十音順)を採用すること ができる。また、ソート項目に上記の「氏名の読み」を追加しておけば、これを 選択することで、いつでも五十音順配列のリスト表示状態に戻すことができる。 また、ソートを2重あるいはそれ以上の多段階に行うことも可能である。例えば ある項目Aにてソートした後、項目Aをなすソートデータが複数ある場合に、そ の複数のソートデータの診断参照情報を、別のソート項目Bにてソートすること が可能である。例えば、図13では、表示ウィンドウ231にに現われているデ ータは、全てオプションデータが「友人」となっているもであるが、これをさら に氏名の読みの50音順や生年月日によりソートすることもできる。
【0034】 なお、既に個性診断済みで結果の一部が判明している診断対象者の場合、その 診断結果の一部をソート項目として選ぶことも可能となっているが、これについ ては後で説明する。
【0035】 次に、検索の機能について説明する。図12は、その処理の一例の流れを示す フローチャートである。ここでは、検索条件として、人名と人名以外の項目、具 体的には、診断参照情報(ここでは生年月日とオプションデータであるが、性別 、誕生時刻などの情報も検索条件となりうる)及び診断結果の一部(後述)を、 使用できるようにしている。なお、図10には現われていないが、キーボードあ るいはマウス入力により検索条件の設定を行う検索画面を別途表示させることが できる。
【0036】 S1で人名検索を選択した場合、図10の人名検索ウィンドウ238に検索対 象となる氏名あるいはその読みを表す文字列の全部又は一部を入力し、検索コマ ンドを実行する(ここでは、検索ソフトキーのマウスクリック)と、図6の診断 参照情報記憶部40内にて検索処理が実行され、入力内容にヒットする診断参照 情報の組が抽出される。抽出された診断参照情報の出力形式は各種可能であるが 、例えば検索結果表示画面を別途表示し、ここにヒットした診断参照情報をリス ト形式で表示してもよいし、図10の診断対象者リストにおいて、ヒットした診 断参照情報の位置に選択カーソルPを自動移動させる方法もある。
【0037】 一方、図12において、S31で項目別検索が選択された場合はS32に進み 、ソート処理の場合と同様に検索項目の入力(あるいは選択)を行う。この場合 、項目が生年月日であれば、特定の生年月日を単独で設定することもできるし、 生年月日を期間範囲にて設定することもできる(S33,S34)。前者の場合 は、設定された生年月日に一致する診断参照情報のみが抽出され、後者の場合は 、設定された期間範囲に生年月日が属する診断参照情報が全て抽出される。なお 、特殊な条件としては、月のみあるいは日のみを指定して検索を行うことも可能 である。
【0038】 一方、オプションデータを検索項目として選択する場合(S35,S36)は 、氏名検索と基本的に同様であり、検索対象とするオプションデータの文字列( 例えば、「会社」など)を入力して、その一致・不一致により検索を行うことと なる。なお、前述の通りオプションデータを、診断対象者が分類可能なデータ( 例えば、友人、会社、開発、営業、庶務など)として、予め所定数の分類を固定 的に定めておき、その定められた分類の中から該当するものを適宜選択して入力 を行うようにすれば一層便利である。なお、この検索処理においても、既に個性 診断済みで結果の一部が判明している診断対象者の場合、その診断結果の一部を 検索項目として選ぶことが可能となっている(後述)。
【0039】 以下、個性診断処理の詳細について説明する。図18は、その診断処理の流れ を示している。診断参照情報を入力あるいは選択すれば、これが前述の通り図3 のメモリ14c内にロードされ、使用する診断参照情報の設定がなされる。この 状態で図10の診断ソフトキー239をクリックすれば診断処理が実行される。 図18では、図10に示す診断対象者リストを表示し(S50)、そのリストに て診断対象者を選択することにより(S51)、診断参照情報が設定される流れ となっている。
【0040】 診断参照情報が設定されればS52に進み、生年月日、誕生時刻及び性別の各 情報が読み出される。そして、S53に進み、個性類型の決定処理が行われる。 図4は、個性類型の決定に使用される分類情報検索テーブル(個性類型決定テー ブル)30を概念的に示すものである。なお、この分類情報検索テーブル30は 、以下の個性診断に使用する全てのデータと同様に、データベース22cに記憶 されている。ここでは、年、月、日のデータであるカレンダ情報31が暦に従い 配列されており、それらに一対一に対応する形にて分類情報(SC)32が記憶 されている。そして、設定された診断参照情報に含まれる生年月日と一致するカ レンダ情報が検索され、対応する分類情報SCが読み出されることとなる。なお 、この実施例ではカレンダ情報は西暦にて表されるものとするが、生年月日は元 号を用いた形でも入力可能としている。この場合、元号を用いた生年月日は、元 号/西暦変換テーブル33により西暦に変換した後、分類情報検索テーブル30 における検索に使用される。
【0041】 分類情報SCは、個性類型の決定パラメータを含むものであり、この実施例で は第一種分類データA(I)、第二種分類データB(I)、第三種分類データC(I)の 3種類の分類データの組み合わせにて表されるものとしている。第二種分類デー タB(I)は基本個性類型を特定するパラメータであり、この実施例ではB01〜B1 2の12種類が存在する。図20に示すように、個々の第二種分類データB(I)に 一対一に対応する形で、基本個性イメージキーワードB$がイメージキーワード テーブル54に記憶されている。基本個性イメージキーワードB$は全て動物名 である(B01=狼、B02=こじか、B03=猿、B04=チータ、B05=黒ひょう、 B06=ライオン、B07=虎、B08=たぬき、B09=子守熊、B10=ゾウ、B11= ひつじ、B12=狼)。
【0042】 一方、第一種分類データA(I)は、第二種分類データB(I)よりも数が少なく、 ここではA01〜A04(それぞれ、イメージキーワードとしての太陽、地球、満月 、新月に対応)の4つを含む。また、第三種分類データC(I)は、ここではC01 〜C10の10種類である(それぞれ、イメージキーワードとしての大樹、太陽、 山岳、鉱脈、海洋、草花、灯火、大地、宝石、雨露に対応)。単純には、分類情 報SCにおけるA(I)、B(I)、C(I)の組み合わせは、3×12×10=360 種類まで可能であるが、ここではこのうちの特定の60種類のみが選ばれている 。換言すれば、分類情報SCはSC1〜SC60の60種類である。そして、分 類情報検索テーブル30は、図5に示すように、カレンダ情報の各年月日に対し 、分類情報SCをなす上記60種類のA(I)、B(I)、C(I)の組み合わせのいず れが対応するかを与えるものとされている。なお、分類情報検索テーブル30に は、カレンダ情報の年月日のそれぞれに対応する補助カレンダ情報(ここでは、 太陰暦の月齢データMA)も合わせて記憶されている(月齢データ記憶手段)。 なお、月齢データMAは、例えば1〜28のいずれかから選ばれる数値である。
【0043】 分類情報SCを、基本個性類型を定める第二種分類データB(I)に着目して見 れば、B(I)は12種類しかないわけであるから、同じB(I)のデータ値に対して 、C(I)(あるいはA(I)及びC(I))の値が異なる組み合わせが複数種類存在す ることとなる。この組み合わせの形態は各種可能であり、例えば1つのB(I)の データに対し、C(I)の互いに異なる5種類ずつの組み合わせを対応させること もできるが、ここでは、B(I)の値によって組み合わせ数の異なる対応関係が採 用されている。具体的には、B01、B03、B05、B07、B09、B11にはC02、C 03、C05、C07、C08、C10の6種類が、B02、B04、B06、B08、B10、B12 にはC01、C04、C06、C09の4種類がそれぞれ対応し、6×6+6×4=計6 0種類となっている。そして、このC(I)の値によって、各B(I)が6種類ないし は4種類にさらに細分化され、階層構造的な個性類型分類が形成されているので ある。すなわち、C(I)とB(I)に着目して見た場合、分類情報SCは副個性類型 を決定するパラメータを形成しているとみることができる。
【0044】 図20に示すように、副個性類型決定パラメータとしての個々の分類情報SC に一対一に対応する形で、副個性類型をそれぞれ印象付ける付加的な文字情報で ある副個性特徴化文字情報C$が、特徴化文字情報テーブル55に記憶されてい る。そして、各SCに対応する副個性特徴化文字情報C$と、各SCのB(I)の 値に対応する基本個性イメージキーワードB$とをイメージキーワードテーブル 54から読み出し、それらを合成することにより副個性イメージキーワードW$ が作成される。この実施例では、副個性特徴化文字情報C$は全て体言修飾句が 採用されており、名詞(体言)である基本個性イメージキーワードB$の前に付 加される文字列として使用される。すなわちW$=C$+B$である。例えば、 SC1のB(I)がB01である場合、対応するB$は「狼」であり、他方SC1の C$は「ネアカの」+「狼」で、「ネアカの狼」となる。なお、C$+B$をは じめから組み合わせて副個性イメージキーワードW$としておき、これを個々の SCに対応させて記憶した副個性イメージキーワードテーブル56を用いてもよ い。
【0045】 図18に戻り、S53では設定された診断参照情報の生年月日に合致するカレ ンダ情報を分類情報検索テーブル30にて検索し、対応する分類情報SCを読み 出して、図3のメモリ14cの所定のエリアに格納する。そして、その分類情報 SCのB(I)を抽出し、これを個性パラメータとしてメモリ14cの所定のエ リアに格納する。
【0046】 前記した通り、分類情報SCに含まれる第二種分類情報B(I)は、診断対象者 の基本個性類型を特定するパラメータであるが、この実施例では、この基本個性 類型を1つの個性因子として含む形で、同一診断対象者の個性を互いに異なる観 点から捉えたものとして把握される複数の個性因子が定められ、かつ各個性因子 が同一種類の個性類型に分類されている。そして、個性類型決定手段及び個性診 断情報作成手段として機能するCPU12は、入力された診断参照情報の内容に 応じて、各個性因子毎に個性類型の種別を決定するとともに、複数の個性因子の うちの特定の1つに対応する個性類型を基本個性類型として定め、個々の個性因 子毎に決定された個性類型に対応する個性診断情報を作成する。同一診断対象者 の個性を、複数の個性因子により多面的に診断し、各個性因子毎に個性診断情報 を出力することで、複雑に入り組んだ人間の個性をより性格に把握することがで きるようになる。
【0047】 本実施例について、より詳しく言えば、基本個性類型たる個性(例えば、診 断対象者の「本質」を表す)と、個性(例えば、診断対象者の「表面」を表す )、個性(例えば、診断対象者の「意志」を表す)、個性(例えば、診断対 象者の「希望」を表す)の計4つの個性因子が定められている。そして、これら 個性因子のすべてについて、その個性類型が個性と同じ12種類の第二種分類 データBにより分類されており、各々、図20と同じ動物名のイメージキーワー ドと対応付けられている。すなわち、各個性因子に属する個性類型に一対一に対 応する形にて、同一種類の個性キーワードが付与されており、個性診断情報は該 個性キーワードを用いて作成されこととなる。なお、イメージキーワードは、単 独でも、大まかではあるが個性の内容を反映しているから、これを個性診断情報 の一種と見ることもできる。
【0048】 これによれば、一人の人間の個性を複数の側面から捉えつつも、その類分類に 同じイメージキーワード、例えば動物名を使用することで、個性因子毎の類型把 握とその関連づけが容易となり、ひいては個性の全貌を一層わかりやすく捉える ことができる。具体例を挙げれば、「本質(個性)」が「狼(B01)」であっ て、「表面(個性)」が「ひつじ(B11)」というように個性因子が定められ れば、例えば「表面的には気配り上手で温和な性格を有しているように見えるが (ひつじ的な個性)、本質は個性的で何事も独力で完成に導くことを好み、意志 が強い(狼的な個性)」というように、人間の個性に潜む多面性をわかりやすく 示すことが可能となる。
【0049】 個性〜個性の3つを特定するパラメータは、図18のS55〜S57にて 決定される。詳細は以下の通りである。まず、個性(「表面」)は、診断参照 情報に含まれる生年月日の「月」の情報と、前記した分類情報SCに含まれる第 三種分類情報C(I)との組み合わせによって決まるものである。まず、暦上の1 年の各月にはそれぞれ前記した第二種分類情報Bが対応付けられ、これが、図1 5のテーブル44の形で記憶されている。なお、このBは、前記のB(I)と同じ 内容のパラメータであるが、暦上の各月の関数になっているという意味で、B(I )と区別してB(M) と表している。既に説明したように、B(I)は暦上の各日に 対応して定まるものであるのに対し、B(M) はこれとは独立に各月に対応して 定まるものである。
【0050】 そして、生年月日の「月」に対応するB(M) をテーブル44上にて定め、図1 6に示す個性類型決定テーブル46を参照することにより、B(M) とC(I)と の組合せに対応する個性類型情報Sを決定する。この個性類型情報Sは、別 途独立に定められた第二種分類情報B(S)(12種類)と第三種分類情報C(S)( 10種類)との組合せにより120通りが定められている(また、図示はしてい ないが、SCと同様に第一分離情報A(S)も含んでいる)。この場合もB(S)を基 本個性類型とし、(B(S),C(S))を副個性類型として階層分類することもでき るが、この実施例では、B(S)の12分類(B01〜B12:12種類の動物名)のみ を個性パラメータとして使用している。
【0051】 また、個性(「意志」)は、診断参照情報に含まれる生年月日の「年」の情 報と、前記した分類情報SCに含まれる第三種分類情報C(I)との組み合わせに よって決まるものである。この場合は、図15に示すように、暦上の各年に第二 種分類情報Bが対応付けられ、これがテーブル43の形で記憶されている。なお 、このBは、暦上の各年の関数になっているという意味でB(Y) と表している。 B(Y) は、B(I)、B(M)、B(S)とは独立のパラメータである。そして、生年月 日の「年」に対応するB(Y) をテーブル44上にて定め、図16に示す個性類 型決定テーブル48を参照することにより、B(Y) とC(I)との組合せに対応す る個性類型情報Wを決定する。この個性類型情報Wは、別途独立に定められ た第二種分類情報B(W)(12種類)と第三種分類情報C(W)(10種類)との組 合せにより120通りが定められているが、この実施例では、B(W)の12分類 (B01〜B12:12種類の動物名)のみを個性パラメータとして使用している (図示はしていないが、第一分離情報A(W)も含んでいる)。
【0052】 最後に、個性(「希望」)は、診断参照情報に含まれる誕生時刻の情報と、 前記した分類情報SCに含まれる第三種分類情報C(I)との組み合わせによって 決まるものである。誕生時刻は、1日のサイクルを2時間ずつ12の時刻範囲に 区切り、図15に示すように、各時刻範囲毎に第二種分類情報Bが対応付けられ 、これがテーブル45の形で記憶されている。なお、このBは各時刻範囲の関数 になっているという意味でB(T) と表している。B(T)は、B(Y) 、B(W)、B(I )、B(M)、B(S)とは独立のパラメータである。そして、誕生時刻に対応するB( T) をテーブル45上にて定め、図16に示す個性類型決定テーブル50を参 照することにより、B(T) とC(I)との組合せに対応する個性類型情報Hを決 定する。この個性類型情報Hは、別途独立に定められた第二種分類情報B(H) (12種類)と第三種分類情報C(H)(10種類)との組合せにより120通り が定められているが、この実施例では、B(H)の12分類(B01〜B12:12種類 の動物名)のみを個性パラメータとして使用している(図示はしていないが、 第一分離情報A(H)も含んでいる)。
【0053】 図18に戻り、個性〜個性の各類型が定められたあと、S58〜S62で は、派生診断情報として、いずれかの個性因子、ここでは個性の類型パラメー タを用いて派生的に生ずる複数の派生類型を決定する。具体的には、個性の分 類情報に含まれる第二分類情報(基本個性類型パラメータ)B(I)を用いて、個 々の派生類型のパラメータを決定してゆく。S58では、特性2分類パラメータ Kを決定する。これは図14に示すように、特性2分類決定テーブル41を参照 することにより、B01〜B12の値に応じてKの2つの値K1及びK2のいずれかを 選択して定める。ここでは、K1は「未来展望型」の個性を意味し、K2は「過去 回想型」の個性を意味するものとしている。また、S59では左右2分類パラメ ータQを、S60では思考2分類パラメータJを、図14に示す左右2分類決定 テーブル42及び思考2分類決定テーブル40を参照することにより同様に決定 する。ここでは、Q1は「右脳型」の個性を意味し、Q2は「左脳型」の個性を意 味するものとしている。また、J1は「目標指向型」の個性を意味し、J2は「状 況対応型」の個性を意味するものとしている。
【0054】 次に、S61では、リズムパラメータを決定するが、リズムについては後述す る。そして、S62では、図17に示すレールパラメータ決定テーブル52を用 い、診断参照情報中の誕生月BMと、月齢パラメータMAとの組み合わせに応じ て、対応するレールパラメータRを決定する。このレールパラメータRにより決 定される「レール」は、前記した基本個性類型との組み合わせにおいて意味を持 つ派生類型の1つであり、診断対象者の行動あるいは思考パターンの指向性を表 すものである。この実施例では、レールパラメータRの値に一対一に対応する複 数(10種類)のレールが定められており、それぞれレールイメージキーワード が付与されている(「マイペース」、「マイウェイ」、「ピース」、「ロマン」 、「ヒューマニティ」、「リアリティ」、「ワイルド」、「エリート」、「ユニ ーク」、「ロジック」)。以上で診断処理は終了する。
【0055】 上記の診断結果は、図3の診断結果メモリ14eに記憶される。なお、メモリ 14eは、結果の出力データを記憶する一覧表示用メモリ、ソート/検索メモリ 、コメントメモリ、リズムメモリ、グラフメモリ等を含み、出力形態に応じて適 宜選択して使用される。他方、個性〜個性のパラメータについては、各々定 められた第二種分類情報Bの値がメモリ14eに格納されるとともに、図6に示 すように、分類情報検索テーブル30にも書き込まれる。その結果、既に述べた 通り、診断結果の一部たる個性〜個性の類型パラメータをソート項目あるい は検索項目として選ぶことが可能となる。具体的な使用方法の例を述べれば、個 性をソート項目として選択すれば、個性の類型を表すB(I)の値、すなわち 基本個性イメージキーワードである動物名によりソートがなされる。また、個性 を検索項目として選び、検索対象としてB01、すなわち「狼」を指定すれば、 個性が「狼」となっている診断対象者が検索されることとなる。
【0056】 こうして診断が終了すれば、その出力処理となる。本実施例では、得られた診 断結果を一覧形式と、項目毎の詳細形式にて出力できるようにしている。図22 は、一覧表示による出力処理の流れを示すフローチャートである。まず、S70 で、個性分析一覧表示画面をマウスクリックにより選択する。すると、図23に 示す画面250が表示される。まず、S71では個性〜のB値(B(I)、B( S)、B(W)、B(H))を読み出し、各々のB値に対応する個性イメージキーワード を、図20のイメージキーワードテーブル54から、また、対応するイメージキ ャラクタ(動物キャラクタ)の画像データを、図27のイメージキャラクタデー タベース57から読み出す。画面250上には、個性〜にそれぞれ対応して 「本質」、「表面」、「意志」、「希望」の、各個性因子の名称とともに形成さ れたイメージキーワード表示領域251〜254及びイメージキャラクタ表示領 域255〜258に、読み出されたデータに基づきイメージキーワードとイメー ジキャラクタ110a〜110dを表示する。さらに、副個性類型については、 分類情報SCの内容に応じて定められた前述の副個性イメージキーワードが、6 0分類情報として領域268に表示される。
【0057】 S72では個性〜のA値(A(I)、A(S)、A(W)、A(H))を読み出し、各 々のA値に対応するイメージキャラクタ(天体キャラクタ:地球、太陽、満月、 新月(三日月状のキャラクタ))の画像データを、図21のイメージキャラクタ データベース59から読み出す。そして、イメージキャラクタ表示領域259〜 262に、読み出されたデータに基づき天体のイメージキャラクタ115a〜1 15dを表示する。
【0058】 そして、S74では、派生類型の各パラメータK、Q、J、Z、R(ただし、 Zはリズムのパラメータである)の決定値を読み出し、対応するキーワードをそ れぞれ対応する領域263〜267に表示する。なお、領域222は、診断対象 者の氏名と生年月日を表示するためのものである。
【0059】 以上の結果を印刷したい場合は、印刷ソフトボタン269をマウスクリックす ることで、プリンタ6(図2)に結果を印刷出力させることができる(S75、 S76)。なお、上記一覧表示用の出力データは、図3のメモリ14eの一覧表 示用メモリに格納される。
【0060】 一方、診断結果の詳細については、各種のコメントを出力させることができる 。図24は、個性(本質)に関するコメント出力処理の流れを示すフローチャ ートである。S80で、個性コメント出力画面をマウスクリックにより選択す る。すると、図25に示す画面280が表示される。コメントは基本個性類型に 対応するイメージコメント(基本個性診断コメント)と、副個性類型に対応する 詳細コメントとの2種類が表示される。このうち、イメージコメントのデータは 、図21に示すように、第二種分類情報B(I)と対応付けた形にてイメージコメ ントデータベース58として記憶されている。他方、詳細コメントは、図29に 示すように、分類情報SC(副個性類型決定パラメータ)と対応付ける形にて、 詳細コメントデータベースに記憶されている。具体的には、基本コメントとして 、男性用の基本コメントMと女性用の基本コメントFとが個別に記憶されている 。
【0061】 そして、この実施例では、まず分類情報SC中の基本類型決定パラメータとし てのB(I)の値を読み込み、これに対応する基本コメントM(男性用)又は基本 コメントF(女性用:男性用と内容が異なる)を性別に応じて選択的に読み込む (図24:S81〜S85)。そして、B(I)に対応するイメージキャラクタ及 びイメージコメントのデータを読み込んで、図25に示すように、それぞれの表 示ウィンドウ281及び282に、イメージキャラクタ110a及び基本個性診 断コメントとしてのイメージコメント111aを互いに対応付けた形にて表示す る(S86、S87)。なお、図中のコメント文を見てもわかる通り、イメージ コメント111aはイメージキーワード(基本イメージキーワード:ここでは「 たぬき」(B08))を用いて作成されている。他方、副個性類診断コメントであ る基本コメント112は、同じ画面280上にて、上記のメージキャラクタ11 0a及びイメージコメント111aと対応付ける形にて、ウィンドウ283中に 表示される(S88)。この基本コメント112も基本イメージキーワードを用 いて作成されている。以上のコメントを印刷するときは、印刷ソフトボタン29 3をマウスクリックすることにより印刷出力が実行される(S89、S90)。 なお、コメント出力に際してコメントデータは、図3のメモリ14eのコメント メモリに格納される。
【0062】 一方、図26は、個性〜個性のコメント出力の流れを示すものである。こ の場合も、第二種分類情報B(B(S)、B(W)、B(H))に対応するイメージキャ ラクタの画像と前記のイメージコメント(図21)とを互いに対応付ける形で出 力する。ただし、図16に示すように、個性〜個性のそれぞれについて、別 のコメントデータ47,49,51を用意しておき、これを用いてコメント出力 してもよい。なお、この実施例では、図27に示すように、個性(表面)と個 性(意志)についてのみ、専用の画面290を用いて、B(S)、B(W)のそれぞ れに対応するイメージコメント111b,111cを、イメージキャラクタ11 0b及び110cと対応付ける形にて、それぞれウィンドウ291〜294に表 示している。印刷の実行指令はソフトボタン295のマウスクリックにより行う 。
【0063】 なお、詳細コメントをジャンル別に用意しておき、適宜所望のジャンルを選択 して対応するジャンル別コメントを出力させるようにすることもできる。図28 は、その処理の流れを示すものであり、S110で、例えば図32に示すような ジャンル別コメント出力画面300を表示させる。この画面300には、選択可 能なコメントジャンルが表示され、各々対応するソフトボタン301により選択 できるようになっている。そして、図28のS111では、これらソフトボタン 301を用いて所望のジャンルを選択する。すると、詳細コメントデータベース 60にジャンル別に記憶されたコメントA、コメントB、コメントC‥‥の中か ら、選択されたジャンル(及び分類情報SC:なお、イメージコメントをジャン ル別に用意してもよい)に対応するものを読み出して、図32の画面302に出 力させる(S112〜S117)。
【0064】 図31は、ジャンルの設定とコメント内容の一例を示している。ここでは、各 種対人イベントの場面毎の、必要とされる情報の種別、情報の使用境遇、情報の 使用目的等を考慮してジャンルが設定されている。例えば、ジャンル1の「行動 チェック」は、診断対象者との対人イベントを控えて、自らの行動が、診断対象 者の性格からみて、受け入れられ易いものになっているかどうかをチェックする コメントが出力される。また、ジャンル3の「タブー」は、その診断対象者に対 して、行ってはいけない(あるいは、行わないほうがよい)行為がどのようなも のであるかを示唆するコメントが出力される。
【0065】 なお、図30に示すように、個性〜個性のそれぞれについて、男性用及び 女性用の基本コメント(Mコメント、Mコメント‥、Fコメント、Fコメ ント‥)及びジャンル別コメント(ジャンルA、ジャンルB‥)を用意し、適 宜選択して出力できるように構成してもよい。
【0066】 また、図19は、レール診断結果の出力例を示すものである。すなわち、レー ル表示画面240上に、イメージキーワード表示領域241と、コメント表示ウ ィンドウ242とが形成されている。イメージキーワード表示領域241には、 レールパラメータRの値に対応するイメージキーワードが表示される。また、図 17に示すレールコメントデータベース53から、レールパラメータRに対応す るコメントが読み出され、コメント表示ウィンドウ242に表示される。なお、 ここでも、ジャンルα、ジャンルβ‥等、ジャンル別にコメントを用意しておく ことで、ジャンル別コメント出力が可能となる。
【0067】 上記の実施例においては、診断参照情報は診断対象者の生年月日の情報を少な くとも含むものとなっており、年月日を表すカレンダ情報と個性類型との対応関 係を示す個性類型決定テーブルを参照することにより、診断対象者の生年月日に 対応する個性類型を選択・決定するようにしていた。このような方式の個性診断 は、診断対象者の実際の言動や行動パターン等を分析する必要がなく、診断結果 情報の作成も、例えば決められたコメント群を用意しておき、生年月日を含む診 断参照情報から一義的に選択されるものを読み出して出力すればよいので、簡便 である利点がある。
【0068】 ただし、本考案の要旨は、このような方式に従って得られる個性診断結果が妥 当であるか否か(すなわち、実際に当たっているか否か)とは無関係であり、む しろ該妥当性は、用意したコメントデータの品質に大きく影響されることをここ に明言しておく。この点に関し、本考案者の見解を以下に述べる。まず、生年月 日あるいは誕生時刻と個人の人格(個性)形成との関連性については、その学術 的な根拠を問題にする向きもあろうが、これは本考案の要旨とは関連しないので 本来ここで論ずるべき問題ではない。しかし、一定の周期で太陽の周りを巡る地 球の運動、すなわち太陽系内の天体運動という、純粋な天体物理現象のみをより どころとして地球上の暦は定められており、生年月日あるいは誕生時刻等も、そ の暦を基準として認識されるものである。してみれば人類は、こうした規則的な 天体運動に由来する自然現象の周期的変化(季節変化や潮汐現象などはその一例 である)のもとで生まれ、そして生活するのであるから、これが個人の個性や性 格の形成にも多かれ少なかれ影響していると考えることは自然であろう。
【0069】 しかしながら、天体運動の本質が見極められるのに数千年の年月を要した事実 からも明らかな通り、日常生活においてはこうした天体運動の影響は、ほとんど 意識されることはない。すなわち、天体運動が人間の個性形成等に影響を与えて いるとしても、それは極めて微妙なものであるはずであり、自然科学の立場から その因果関係を矛盾なく明らかにすることは非常に困難か、あるいは不可能に近 い。自然に対する理解が浅かった古代においては当然、種々の誤った理論が横行 し、例えば本来予測不可能であるはずの運命鑑定(同じ日及び時刻に生まれた一 卵性双生児の片方が事故死するなど、全く異なる運命を辿ることはまれではない )や占い等にも適用され、これが現代に至るまで堂々とまかり通っている始末で ある。なお、「占い」は、広辞苑第四版(岩波書店、1991年)によれば「占 象によって神意を問い、未来の吉凶を判断・予想すること」、すなわち本質的に 運命鑑定と同じ意味を有し、当然にこの意味における「占い」と、本考案におけ る個性診断の本質とは全く異なるものである。
【0070】 本考案者は、古くから伝えられてきたものも含めて種々の見解のどれが正しい かは、結局のところ統計的な分析を行うことによってのみ評価が可能になるもの と信ずる。逆に言えば、歴史的に古くから存在する各種の見解や理論のうち、い くつかのものは、人為的な淘汰を経て統計的な妥当性が自然に認められた結果、 現在まで存続できたのだと考えることができる。しかしながら、個性分析に関し てこれまでなされたきた、あるいは新規に提案される見解の数は極めて膨大であ り、妥当性に欠けるものの存在比率も多い。従って、上記説明した本考案の態様 においても、使用するコメント文の内容は、的中の妥当性に応じて取捨選択ある いは更新してゆくことが、個性診断の精度を高める上で極めて重要であるといえ る。これは、わかりやすく表現すれば、「当たっているコメントは採用し、当た っていないコメントは採用しない」ということである。
【0071】 この場合、本考案のシステムは、個性診断情報作成手段が、各個性類型に一対 一に対応する個性診断コメントを記憶する個性診断コメントデータ記憶手段と、 診断対象者の生年月日に応じて決定された個性類型に対応する個性診断コメント を基本個性診断コメント記憶手段にて検索する検索手段とを備え、個性診断情報 出力手段が、基本個性診断情報として個性診断コメントを出力するとともに、個 性診断コメントデータ記憶手段に記憶されている個性診断コメントとして、過去 の複数の診断対象者におけるコメント内容の的中確率に応じて選別されたものを 用いる構成とすることができる。
【0072】 コメントの選別は、もちろん診断結果の蓄積と、その評価フィードバックとに よって、システムの使用者が自主的に行うこともできる。しかし、システム側に これを支援する機能を設けておけば一層便利であるし、コメントの的中確率をさ らに高めることが可能となる。具体的には、個性診断コメントの出力内容に関し て、その的中評価に必要な情報である的中評価情報を入力する的中評価情報入力 手段と、その入力された的中評価情報を記憶・蓄積する的中評価情報蓄積手段と 、その的中評価情報の蓄積内容を統計的に処理し、その処理結果に基づいて対応 する個性診断コメントの的中評価を行う的中評価手段と、その的中評価結果に応 じて、対応する個性診断コメントの削除又は内容変更に関する所定の出力を行う 出力手段とを備える構成とすることができる。以下、その具体的な例について説 明する。
【0073】 例えば、図43に示すように、個々のコメント1、2、3‥と対応付けて、コ メント内容が当たっているか否かを評価するための、当りカウンタCPと外れカ ウンタCNとを、コメント評価カウンタメモリ14f(図3)としてRAM14 内に形成しておく。そして、これを用いて、図42に示すコメント更新処理を行 う。S160では、コメント出力が1つ終了する毎に、図44に示すようなコメ ント評価ウィンドウ370を表示する。ここには、例えば「このコメントは当た っていると思いますか」等のメッセージを表示し、評価ボタン371により、例 えば「はい(コメント内容は妥当)」あるいは「いいえ(コメント内容は不当) 」を選択するようにする。前者の場合は当りカウンタCPをインクリメントし、 後者の場合はCNをインクリメントする(以上、S161〜S165)。
【0074】 統計的に正確な評価を行うには、評価結果のある程度の蓄積が必要であるから 、評価回数の総計、すなわちCP+CNが一定数Ncに到達するまでは、コメン ト更新は行わない。そして、これがNcに到達すれば、外れ回数の比率Ev=N /(CP+CN)を算出し(S166、S167)、Evが限界値Evcを超え ていれば更新処理とする。この場合、単に更新を促す報知表示出力を行うだけで もよいし、コメント内容の表示・修正が可能なコメント修正ウィンドウ(図示せ ず)を表示して、更新入力を支援するようにしてもよい。また、そのコメントを 自動削除することも可能である。ここでは、手動による更新入力を行うか否かを 選択し(S169)、手動更新する場合はコメント修正ウィンドウにより更新入 力を支援する一方(S170)、しない場合はコメントを自動削除するようにし ている(S171)。
【0075】 なお、コメントの評価は、「非常に当たっている」、「概ね当たっている」、 「どちらとも言えない」、「どちらかといえば外れている」、「全く外れている 」など、3以上の複数段階に評価するようにしてもよいし、さらには妥当性を点 数評価する態様も可能である。また、コメントをいくつかの部分に分け、部分毎 に評価を行ってもよい。
【0076】 次に、イメージキャラクタ画像データは動画データとすることができ、イメー ジキャラクタ画像出力手段は、その動画データに基づいてイメージキャラクタの 動画像を出力するものとすることができる。これにより、個性類型を一層強く印 象づけることができ、また、画面上の見た目の変化にも富むので、利用者の心を 引きつけることができる。具体的には、図21に示すように、動画データとその 作動プログラムとを含む動画モジュールを第二種分類情報B(I)と対応付けた形 にて記憶しておく。そして、既に決定されている第二種分類情報B(I)を参照し て、これに対応する動画モジュールを立ち上げ、図45に示すように、モニタ2 1(図2)の画面上において動画表示領域400に、イメージキャラクタの動画 像401を表示出力させることができる。
【0077】 また、個性診断情報は、個性診断コメントの音声データを含むものであり、個 性診断情報出力手段は、その音声データにより個性診断コメントを音声による出 力するものとすることもできる。具体的には、図21に示すように、個性診断コ メント(イメージコメント)の音声データを、第二種分類情報B(I)と対応付け た形にて記憶しておく。他方、図2に示すように、端末703のI/Oポート7 51に、スピーカ758をアンプ757を介して接続しておく。決定された第二 種分類情報B(I)に対応する音声データを読み出し、図46に示すようにスピー カ758から個性診断コメント403を再生・出力する。イメージキャラクタの 動画像401の出力と同期して、個性診断コメントを音声出力させるようにすれ ば、イメージキャラクタにコメントをしゃべらせる演出が可能となる。なお、コ メントをもう一度聞きたい場合等に、リピートソフトボタン402のクリックに よりコメントの再生を繰り返すことができるようにしておけば便利である。コメ ントの音声出力とともに文字によるコメント表示を行わせるようにしてもよい。 なお、コメントの音声出力と同期して、イメージキャラクタの口のみをパクパク させる画像制御も可能であるが、これも動画とみなす。
【0078】 以下、個性診断情報提供システム1の、診断結果出力に関するさらに2つの態 様について説明しておく。 (リズム表示処理) 個性診断情報作成手段たるCPU12は、過去、現在又は将来の予め定められ た時刻又は期間と対応付ける形で、診断対象者の生活状態の経時的推移に関する 示唆を行うリズム情報を、個性診断情報として作成するものである。これによれ ば、リズム情報により個性分析内容に経時的な因子が加わり、診断対象者の生活 状態の経時的推移に関する示唆が得られるので、過去や現状に対する反省、ある いは将来に向けての展望にこれを有効活用することができる。
【0079】 人間の個性は、終生不変なものではなく周期的な変化挙動、すなわちリズムを 有していると考えられる。リズム情報は、こうした個性の周期変動に基づく、生 活状態の移り変わりを反映するものと捉えることができる。なお、生活状態は、 各々互いに異なる生活状態を表す複数の生活状態パラメータにより表すことがで き、リズム情報は、予め定められた複数の時刻又は期間のそれぞれに生活状態パ ラメータを当てはめる形で記述することができる。この場合、生活状態パラメー タを数値化することにより、複数の時刻又は期間と対応する生活状態パラメータ の数値との関係を表すリズム推移グラフの形でリズム情報を出力すれば、リズム 情報を視覚的にわかりやすく捉えることができ、生活状態の経時的推移を一層容 易に理解することができる。
【0080】 なお、リズム情報生成のアルゴリズムとしてはどのようなものを採用してもよ いが、ここでも注意すべきことは、本考案の要旨が、得られるリズム情報の内容 の妥当性(実際に当たっているか否か)とは何ら関係を有さない点であり、統計 的な分析を経て最適のアルゴリズムを見い出すことが肝要であることを付言して おく。以下に、リズム情報生成のアルゴリズムの一例を説明するが、その妥当性 判断に関しては、上記の点にくれぐれも注意されたい。
【0081】 リズム情報の内容決定に使用するデータは図33に示す通りである。ここでも 、診断対象者の生年月日により一義的に定まる前述の分類情報SC(図4参照) 、特に、その第三分類情報C(I)を使用する。そして、リズムの決定パターンは 、リズムパターン選択テーブル62を参照することにより、C(I)の値に応じて リズムA及びリズムBのいずれかに決定される。決定されれば、リズムパターン 生成テーブル63に従い、互いに内容の異なるリズムレベルデータL(=L11、 L12、L21、L22‥)を一定の順序にて配列したリズムパターンを生成する。こ のリズムレベルデータLの配列は、時系列順序を定性的に反映したもので、カウ ンタCAの数値の昇順に従い固定的に定められている。そして、配列全体の時間 スパンを、例えば複数年、1年、1月、1日等と変化させることにより、さまざ まな周期のリズム情報を生成することができる。
【0082】 そして、リズムレベルデータLの1つ1つには、生活状態を表すイメージキー ワード(ここでは、「投資」、「完結」、「転換」、「学習」、「整理」、「浪 費」、「活動」、「焦燥」、「調整」、「成果」の10種類)と、グラフ化のた めのレベル値とが対応付けられ、レベル換算テーブル64として記憶されている 。また、配列全体の時間スパン毎に、個々のリズムレベルデータLに対応するコ メントデータが、リズムコメントデータベース65に記憶されている。「生活状 態」は、心理状態や周囲の環境に対する反応なども含め、個人の生きざまに関係 する事項を広く包含する概念である。例えば「転換」の意味については、図36 のコメント122の内容を、「活動」の意味については、図37のコメント12 4の内容を、「整理」の意味については、図38のコメント126の内容を、そ れぞれ参照されたい。
【0083】 処理の流れを、図34のフローチャートに示している。まず、S120で、診 断対象者の第三分類情報C(I)の内容を参照し、リズムパターン選択テーブル6 2を用いてリズム決定パターンをA、Bのいずれかに定める。そして、S121 では、リズムパターン生成テーブル63を用い、カレンダの日配列に対し誕生日 にL21(活動)を合わせる形で選択されたリズムパターンに従い、隣り合うL同 士の時間スパンを1日としたリズム情報(1月のリズム)を生成する。これは、 カレンダの日配列に、リズム決定パターンの各Lを一対一に対応させるとともに 、カレンダの日配列上で、10日を1周期として繰り返されるリズムパターンの 位相を、診断対象者の誕生日にL21が対応するように合わせることを意味する。 決定された1月のリズムの情報は、図3のリズムメモリ(月)に記憶される。
【0084】 S122では、図15のテーブル43(年−B(Y))を参照して誕生日のB(I) に一致する年を探し、この年をL21(活動)に当てはめる形で、選択されたパタ ーンに従い、隣り合うL同士の時間スパンを1年としたリズム情報(毎年のリズ ム)を生成する。決定された毎年のリズムの情報は、図3のリズムメモリ(毎年 )に記憶される。
【0085】 S123では、図15のテーブル44(月−B(M))を参照して誕生日のB(I) に一致する月を探し、この月をL21(活動)に当てはめる形で、選択されたパタ ーンに従い、隣り合うL同士の時間スパンを1月としたリズム情報(年間のリズ ム)を生成する。決定された年間のリズムの情報は、図3のリズムメモリ(年間 )に記憶される。
【0086】 S124では、図15のテーブル44(時刻範囲−B(T))を参照して誕生日 のB(I)に一致する時刻範囲を探し、この時刻範囲をL21(活動)に当てはめる 形で、選択されたパターンに従い、隣り合うL同士の時間スパンを2時間とした リズム情報(1日のリズム)を生成する。決定された1日のリズム情報は、図3 のリズムメモリ(日)に記憶される。
【0087】 そして、S125では、カレンダクロック7(図2)をリードし、上記各リズ ム情報を参照して、カレンダクロック7の示す年(毎年のリズム情報に当てはめ る)、月(年間のリズム情報に当てはめる)、日(1月のリズム情報に当てはめ る)及び時刻範囲(1日のリズムリズム情報に当てはめる)のL値を読み取り、 レベル換算テーブル64を参照して、対応するイメージキーワードを読み出す。 これは、図35に示すリズム情報表示画面250上において、表示領域314に 表示される。また、この画面250には、図9と同様のカレンダ入力ツール31 3が形成され、選択した所望の年月日を基準年月日としたリズム情報の出力を可 能としている。さらに、領域311及び312には、この基準年月日を開始点と した所定期間のリズム情報を表示するようにしている。
【0088】 そして、リズム情報をグラフ出力したい場合は、グラフ表示ソフトボタン31 5〜317のいずれかをマウスクリックする(S126)。すると、S127に 進み、基準年月日を開始点として、毎年(12年分)、年間(1年分)、月間( 1カ月分)、1日のいずれかの期間分のリズム情報が読み出され、図33のレベ ル換算テーブル64を用いて、リズム情報の各L値を数値化し、例えば縦軸にそ のレベル値を、横軸に時間軸を設定してグラフを出力する。なお、基準年月日の 年、月及び日の各L値に対応するコメントが、リズムコメントデータベース65 から読み出されて、例えばグラフと対応付けた形にて出力される。
【0089】 図36は、生涯及び年間のリズム情報の表示画面330の例であり、グラフ表 示ウィンドウ331及び332内に、それぞれ生涯のリズムのグラフ120及び 年間のリズムのグラフ121が表示されている。また、コメント表示ウィンドウ 333には、年のL値に対応するコメントが表示されている。「閉じる」ボタン 335をクリックすると図35の画面310に戻り、印刷ボタン334のクリッ クにより、グラフが印刷出力される。図37は、1月のリズム情報の表示画面3 40の例であり、グラフ表示ウィンドウ341内に1月のリズムのグラフ123 が表示されている。また、コメント表示ウィンドウ342には、月のL値に対応 するコメントが表示されている。なお、「閉じる」ボタン344と印刷ボタン3 43の機能は図36と同様である。さらに、図38は、1日のリズム情報の表示 画面350の例であり、グラフ表示ウィンドウ351内に1日のリズムのグラフ 125が表示されている。また、コメント表示ウィンドウ352には、日のL値 に対応するコメントが表示されている。なお、「閉じる」ボタン354と印刷ボ タン353の機能は、図36と同様である。
【0090】 (相性診断) 個性診断情報作成手段たるCPU12は、診断対象者の診断参照情報と、その 相性診断相手の診断参照情報とに基づいて、両者の個性上の相性に関する情報で ある相性診断情報を、個性診断情報として作成する。図40に、その処理の流れ の一例を示している。相性診断を行うには、基本的に2人の診断対象者の診断参 照情報を設定する必要があるが、これらは互いに独立に設定することもできるし 、既に説明した単独対象者の診断処理(図18に示すもの)を行う際に、その診 断対象者の診断参照情報を固定的に設定する一方、相性診断相手の診断参照情報 を変更可能に設定するようにしてもよい。以下の説明は後者の方式によるもので ある。
【0091】 すなわち、図18の処理において既に一方の診断対象者(以下、本人という) の診断参照情報が入力されていることを前提として、図40におS130では、 相性診断相手の診断参照情報の入力を行う。図41に示すように、相性診断画面 360中に診断対象者リスト365が表示され、図13のデータ入力/一覧表示 画面と全く同様に、診断対象者の選択、ソート及び検索が可能となっている(処 理の流れも図11及び図12と全く同様である)。
【0092】 ここでも、リズム情報と同様に、個性上の相性診断のアルゴリズムは限定され ないが、本考案の要旨は得られる相性診断結果の妥当性(実際に当たっているか 否か)とは何ら関係を有さず、統計的な分析を経て最適のアルゴリズムを見い出 すことが肝要である。本実施例の相性診断においては、本人と相性診断相手との 月齢パラメータMAを用いて、相性マッチングパラメータMPが設定され、その 相性マッチングパラメータMPの値に応じて、予め定められた診断コメントが出 力されるようになっている。まず、月齢MAについては、図4の分類情報検索テ ーブル30において、診断対象者の生年月日をキーとして検索され、本人の値が Mk、相手の値がMPとして図3の診断結果メモリ14eに格納される(S131 )。そして、相性マッチングパラメータMPは、2つの月齢の日数隔たりとして 計算される(S132)。より詳しく言えば、太陰暦では1カ月が月齢周期の2 8日に定められており、MA=28の次はMA=1に戻る形で、周期的に数値列 が繰り返されていく。従って、Mk=12でMk=28ならば、月齢サイクル上の 日数隔たりは12日となる。これを計算するアルゴリズムは特に限定されないが 、例えばMkとMpの数値の大きいほうをML、同じく小さうほうをMSとして、J 1≡ML−MS、J2≡28−ML+MSとして、J1及びJ2のうちの数値の大きい方 を日数隔たり、すなわち相性マッチングパラメータMPとすることができる。
【0093】 出力するコメントは、図39に示すように、相性マッチングパラメータMPの 値毎に用意されており、ここでは基本コメントとジャンル別のコメント(ジャン ルμ、ジャンルν‥)とが使用される。図40のS134では、まず、MPに対 応する基本コメントを読み出して、図41のコメント出力ウィンドウ367にこ れを出力する(367)。一方、この画面360にはジャンル選択ソフトボタン 369が形成されており、これを用いて所望のジャンルを選択する。すると、選 択されたジャンルに対応するジャンル別コメントが読み出されて、コメント出力 ウィンドウ367に出力される(S135〜S139:ただし図では、ジャンル μとジャンルξ以外の表示を省略した)。なお、結果を印刷したい場合は、印刷 ソフトボタン370をマウスクリックすればよい。
【0094】 なお、図19、図23、図25、図27、図35、図36、図37、図38、 図41等の各画面を用いて出力される個性診断情報の詳細を一括して印刷出力す る場合は、各画面に形成された一括印刷ソフトボタン237をマウスクリックす ることにより、図2のプリンタ6からこれを一括印刷出力させることができる。
【0095】 本実施例では診断参照情報として、診断対象者の生年月日や誕生時刻を採用し たが、これに限られるものではなく、例えば出生地や血液型などを用いることも できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の個性診断情報提供システムの電気的構
成の一例を示すブロック図。
【図2】その端末装置の電気的構成の一例を示すブロッ
ク図。
【図3】ホスト装置のRAM内のメモリ構成を示す説明
図。
【図4】分類情報検索テーブルの内容を示す説明図。
【図5】その詳細なデータ構成の一例を示す説明図。
【図6】診断参照情報記憶部の内容を示す説明図。
【図7】データ入力/登録処理の流れを示すフローチャ
ート。
【図8】タッチパネルを用いたその入力画面の一例を示
す説明図。
【図9】カレンダ入力ウィンドウの一例を示す説明図。
【図10】データ入力/一覧表示画面の例を示す説明
図。
【図11】ソート処理の流れを示すフローチャート。
【図12】検索処理の流れを示すフローチャート。
【図13】ソート後のデータ入力/一覧表示画面の例を
示す説明図。
【図14】派生類型の決定に使用するテーブルをいくつ
か示す説明図。
【図15】異なる個性因子の決定に使用する分類情報テ
ーブルをいくつか示す説明図。
【図16】異なる個性因子の決定テーブルをいくつか示
す説明図。
【図17】レールパラメータの決定テーブルと、コメン
トデータベースとを示す説明図。
【図18】診断処理の流れを示すフローチャート。
【図19】レール診断結果の出力画面の例を示す説明
図。
【図20】基本個性イメージキーワードと副個性イメー
ジキーワードの決定テーブルの例を示す説明図。
【図21】イメージキャラクタの画像データの例を示す
説明図。
【図22】診断結果の一覧出力処理の流れを示すフロー
チャート。
【図23】その表示画面の一例を示す説明図。
【図24】診断結果の個性コメント出力処理の流れを
示すフローチャート。
【図25】その表示画面の一例を示す説明図。
【図26】診断結果の個性〜コメント出力処理の流
れを示すフローチャート。
【図27】その表示画面の一例を示す説明図。
【図28】診断結果のジャンル別コメント出力処理の流
れを示すフローチャート。
【図29】ジャンル別コメントのデータベースの一例を
示す説明図。
【図30】同じく別の例を示す説明図。
【図31】ジャンル及びコメントの例を示す説明図。
【図32】ジャンル選択画面とコメント出力画面の一例
を示す説明図。
【図33】リズム情報の生成に使用するテーブルの例を
示す説明図。
【図34】診断結果のリズム表示処理の流れを示すフロ
ーチャート。
【図35】リズム情報表示画面の一例を示す説明図。
【図36】そのグラフ及びコメント出力画面の第一の例
を示す説明図。
【図37】同じく第二の例を示す説明図。
【図38】同じく第三の例を示す説明図。
【図39】相性診断のコメントデータベースの一例を示
す説明図。
【図40】診断結果の相性診断処理の流れを示すフロー
チャート。
【図41】その結果出力画面の一例を示す説明図。
【図42】コメント更新処理の流れの一例を示すフロー
チャート。
【図43】コメント評価カウンタメモリの内容を示す説
明図。
【図44】コメント評価ウィンドウの例を示す説明図。
【図45】イメージキャラクタの動画像を表示する例を
示す説明図。
【図46】個性診断コメントを音声出力させる例を示す
説明図。
【符号の説明】
1 個性診断情報提供システム 2 キーボード(診断参照情報設定手段、診断参照情報
選択手段、診断参照情報入力手段、検索情報入力手段、
ジャンル選択手段、的中評価情報入力手段) 3 マウス(診断参照情報設定手段、診断参照情報選択
手段、診断参照情報入力手段、検索情報入力手段、ジャ
ンル選択手段、的中評価情報入力手段) 5 CD−ROM(記録媒体) 6 プリンタ(個性診断情報出力手段) 12 CPU(診断参照情報設定手段、個性類型決定手
段、基本個性イメージキーワード選択手段、個性診断情
報作成手段、基本個性診断情報作成手段、副個性診断 21 モニタ(イメージキャラクタ画像出力手段、診断
対象者リスト表示手段、検索結果表示手段、個性診断情
報出力手段) 22 固定記憶装置(基本個性診断コメントデータ記憶
手段、イメージキャラクタ画像データ記憶手段、副個性
診断コメント記憶手段、診断参照情報記憶手段、的中評
価情報蓄積手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 東海 永佳 富山県氷見市窪1569番地

Claims (25)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 個性診断内容の特定に必要な情報であっ
    て、各診断対象者に固有の診断参照情報を設定する診断
    参照情報設定手段と、 得るべき個性診断結果が、動物名からなるイメージキー
    ワードと一対一に対応付けられた複数の個性類型に分類
    されており、設定された診断参照情報の内容に応じて、
    対応する個性類型を決定する個性類型決定手段と、 前記個性類型に対応する個性診断コメントを記憶する個
    性診断コメントデータ記憶手段と、 前記個性類型決定手段が決定した個性類型に対応する個
    性診断コメントを用い、個性診断情報を作成する個性診
    断情報作成手段と、 前記個性類型に対応するイメージキャラクタ画像のデー
    タを記憶するイメージキャラクタ画像データ記憶手段
    と、 作成された個性診断情報を出力する個性診断情報出力手
    段と、 前記個性診断情報に対応するイメージキャラクタ画像デ
    ータを読み出して、それに基づく動物を象ったメージキ
    ャラクタ画像を該個性診断情報と対応付けて出力させる
    イメージキャラクタ画像出力手段とを備え、 前記個性類型決定手段、前記個性診断コメントデータ記
    憶手段、前記個性診断情報作成手段及び前記イメージキ
    ャラクタ画像データ記憶手段を備えるホスト装置に対
    し、前記診断参照情報設定手段、前記個性診断情報出力
    手段及びイメージキャラクタ画像出力手段として機能す
    る端末装置が通信網を介して接続され、 前記端末装置側にて設定された診断参照情報が前記通信
    網を介して前記ホスト装置に送信され、 該ホスト装置は、その診断参照情報を受信して個性類型
    を決定し、個性診断情報を生成するとともに、対応する
    イメージキャラクタ画像データを読み出して前記個性診
    断情報とともにこれを端末装置に転送し、 前記端末装置側にて前記イメージキャラクタ画像と前記
    個性診断情報とが出力されることを特徴とする個性診断
    情報提供システム。
  2. 【請求項2】 得るべき個性診断結果が、予め定められ
    た数の基本個性類型と、その基本個性類型をさらに細分
    化する副個性類型とを含む階層形式により複数の個性類
    型に分類されており、入力された診断参照情報の内容に
    応じて、対応する基本個性類型と副個性類型とをそれぞ
    れ決定する前記個性類型決定手段と、 個々の基本個性類型を印象づける動物名からなる複数の
    基本個性イメージキーワードから、決定された基本個性
    類型に対応するものを選択する基本個性イメージキーワ
    ード選択手段と、 決定された基本個性類型に対応する基本個性診断情報
    と、同じく決定された副個性類型に対応する副個性診断
    情報とを作成する前記個性診断情報作成手段と、 作成された基本個性診断情報と副個性診断情報とを、選
    択された基本個性イメージキーワードと互いに関連付け
    た形にて出力する前記個性診断情報出力手段とを備える
    請求項1記載の個性診断情報提供システム。
  3. 【請求項3】 各基本個性類型に対応する基本個性診断
    コメントを記憶する基本個性診断コメントデータ記憶手
    段を備え、 前記個性診断情報作成手段は、前記個性類型決定手段が
    決定した基本個性類型に対応する基本個性診断コメント
    を用いて前記個性診断情報を作成するものである請求項
    2記載の個性診断情報提供システム。
  4. 【請求項4】 前記副個性診断情報は、個々の前記副個
    性類型に一対一に対応して定められた副個性イメージキ
    ーワードを含むものである請求項2又は3に記載の個性
    診断情報提供システム。
  5. 【請求項5】 前記副個性イメージキーワードは、前記
    基本個性イメージキーワードに、前記副個性類型を個々
    に印象付ける付加的な文字情報である副個性特徴化文字
    情報を付加したものである請求項4記載の個性診断情報
    提供システム。
  6. 【請求項6】 前記個性診断情報作成手段は、個々の前
    記副個性類型に一対一に対応する副個性診断コメントと
    を記憶する副個性診断コメント記憶手段を備え、 前記個性診断情報作成手段は、前記個性類型決定手段が
    決定した副個性類型に対応する副個性診断コメントを用
    いて前記副個性診断情報を作成するものである請求項2
    ないし5のいずれかに記載の個性診断情報提供システ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記診断参照情報を入力する診断参照情
    報入力手段と、 複数の診断対象者について、入力された診断参照情報
    を、個々の診断対象者を特定するための対象者特定情報
    と対応付けた形で記憶する診断参照情報記憶手段と、 その診断参照情報記憶手段に記憶された診断参照情報を
    選択する診断参照情報選択手段とを備え、 前記診断参照情報設定手段は、前記診断参照情報入力手
    段による診断参照情報の入力、又は前記診断参照情報記
    憶手段に記憶された診断参照情報の選択に基づいて、個
    性診断に用いる診断参照情報を設定するものである請求
    項1ないし6のいずれかに記載の個性診断情報提供シス
    テム。
  8. 【請求項8】 前記診断参照情報の選択を支援するため
    に、前記対象者特定情報と前記診断参照情報とを互いに
    対応付けた形で一覧表示する診断対象者リスト表示手段
    を備える請求項7記載の個性診断情報提供システム。
  9. 【請求項9】 前記診断対象者の検索を行うための検索
    条件を入力する検索情報入力手段と、 その入力された検索条件に該当する診断対象者を、前記
    診断参照情報記憶手段において検索する診断対象者検索
    手段と、 その検索結果を表示する検索結果表示手段とを備える請
    求項7又は8に記載の個性診断情報提供システム。
  10. 【請求項10】 前記診断参照情報記憶手段には、各診
    断対象者の個性診断結果の少なくとも一部が記憶されて
    おり、 前記検索情報入力手段は、個性診断内容を情報として含
    む検索条件を入力可能に構成されており、 前記診断対象者検索手段は、入力された検索条件に含ま
    れる個性診断内容の情報に対し、個性診断結果が適合す
    る診断対象者を検索するものである請求項9記載の個性
    診断情報提供システム。
  11. 【請求項11】 前記検索条件は、個性類型に対応して
    定められる個性イメージキーワードを前記個性診断内容
    の情報として含む請求項10記載の個性診断情報提供シ
    ステム。
  12. 【請求項12】 同一診断対象者の個性を互いに異なる
    観点から捉えたものとして把握される複数の個性因子が
    定められ、かつ各個性因子が同一種類の個性類型に分類
    されており、 前記個性類型決定手段は、入力された診断参照情報の内
    容に応じて、各個性因子毎に個性類型の種別を決定する
    とともに、複数の個性因子のうちの特定の1つに対応す
    る個性類型を基本個性類型として定めるものであり、 前記個性診断情報作成手段は、個々の個性因子毎に決定
    された個性類型に対応する個性診断情報を作成するもの
    である請求項1ないし11のいずれかに記載の個性診断
    情報提供システム。
  13. 【請求項13】 各個性因子に属する個性類型に一対一
    に対応する形にて、同一種類の個性キーワードが付与さ
    れており、前記個性診断情報は該個性キーワードを用い
    て作成されるものである請求項12記載の個性診断情報
    提供システム。
  14. 【請求項14】 前記個性診断情報作成手段は、個性診
    断情報を、情報の種別、情報の使用境遇、情報の使用目
    的等に応じて複数設定されるジャンル別に作成するもの
    であり、 前記個性診断情報出力手段は、その作成されたジャンル
    別の個性診断情報を出力するものである請求項1ないし
    13のいずれかに記載の個性診断情報提供システム。
  15. 【請求項15】 必要とする個性診断情報のジャンルを
    選択するジャンル選択手段を備え、 前記個性診断情報出力手段は、選択されたジャンルの個
    性診断情報を出力するものである請求項14記載の個性
    診断情報提供システム。
  16. 【請求項16】 前記診断参照情報は診断対象者の生年
    月日の情報を少なくとも含むものであり、前記個性類型
    決定手段は、年月日を表すカレンダ情報と個性類型との
    対応関係を示す個性類型決定テーブルを参照することに
    より、前記診断対象者の生年月日に対応する個性類型を
    選択・決定するものである請求項1ないし16のいずれ
    かに記載の個性診断情報提供システム。
  17. 【請求項17】 前記個性診断情報作成手段は、各個性
    類型に一対一に対応する個性診断コメントを記憶する個
    性診断コメントデータ記憶手段と、前記診断対象者の生
    年月日に応じて決定された個性類型に対応する個性診断
    コメントを、前記基本個性診断コメント記憶手段にて検
    索するコメント検索手段とを備え、前記個性診断情報出
    力手段は、前記基本個性診断情報として前記個性診断コ
    メントを出力するものであり、 かつ、前記個性診断コメントデータ記憶手段に記憶され
    ている個性診断コメントは、過去の複数の診断対象者に
    おけるコメント内容の的中確率に応じて選別されたもの
    が使用されている請求項16記載の個性診断情報提供シ
    ステム。
  18. 【請求項18】 前記個性診断コメントの出力内容に関
    して、その的中評価に必要な情報である的中評価情報を
    入力する的中評価情報入力手段と、 その入力された的中評価情報を記憶・蓄積する的中評価
    情報蓄積手段と、 その的中評価情報の蓄積内容を統計的に処理し、その処
    理結果に基づいて対応する個性診断コメントの的中評価
    を行う的中評価手段と、 その的中評価結果に応じて、対応する個性診断コメント
    の削除又は内容変更に関する所定の出力を行う評価対応
    出力手段とを備える請求項17記載の個性診断情報提供
    システム。
  19. 【請求項19】 前記個性診断情報作成手段は、過去、
    現在又は将来の予め定められた時刻又は期間と対応付け
    る形で、前記診断対象者の生活状態の経時的推移に関す
    る示唆を行うリズム情報を、前記個性診断情報として作
    成するものである請求項1ないし18のいずれかに記載
    の個性診断情報提供システム。
  20. 【請求項20】 前記生活状態は、各々互いに異なる生
    活状態を表す複数の生活状態パラメータにより表される
    ものであり、前記リズム情報は、予め定められた複数の
    時刻又は期間のそれぞれに生活状態パラメータを当ては
    める形で記述される請求項19記載の個性診断情報提供
    システム。
  21. 【請求項21】 前記個性診断情報出力手段は、前記生
    活状態パラメータを数値化することにより、前記複数の
    時刻又は期間と対応する生活状態パラメータの数値との
    関係を表すリズム推移グラフの形で前記リズム情報を出
    力する請求項20記載の個性診断情報提供システム。
  22. 【請求項22】 前記イメージキャラクタ画像データは
    動画データであり、イメージキャラクタ画像出力手段
    は、その動画データに基づいてイメージキャラクタの動
    画像を出力するものである請求項1ないし21のいずれ
    かに記載の個性診断情報提供システム。
  23. 【請求項23】 前記個性診断情報は、個性診断コメン
    トの音声データを含むものであり、前記個性診断情報出
    力手段は、その音声データにより個性診断コメントを音
    声による出力するものである請求項1ないし22のいず
    れかに記載の個性診断情報提供システム。
  24. 【請求項24】 前記個性診断情報出力手段は、イメー
    ジキャラクタの動画像出力と同期して、前記個性診断コ
    メントを音声出力するものである請求項23記載の個性
    診断情報提供システム。
  25. 【請求項25】 前記個性診断情報作成手段は、診断対
    象者の診断参照情報と、その相性診断相手の診断参照情
    報とに基づいて、両者の個性上の相性に関する情報であ
    る相性診断情報を、個性診断情報として作成するもので
    ある請求項1ないし24のいずれかに記載の個性診断情
    報提供システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2001013292A1 (fr) * 1999-08-13 2001-02-22 Masato Hattori Systeme de fourniture d'information de diagnostic pour la classification de personnalite, procede correspondant, programme informatique et support d'enregistrement pour le stockage correspondant
US8271111B2 (en) 2006-09-20 2012-09-18 JVC Kenwood Corporation Device and method for music playback, and recording medium therefor

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