JP3065328U - 水分計 - Google Patents

水分計

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JP3065328U
JP3065328U JP1999004791U JP479199U JP3065328U JP 3065328 U JP3065328 U JP 3065328U JP 1999004791 U JP1999004791 U JP 1999004791U JP 479199 U JP479199 U JP 479199U JP 3065328 U JP3065328 U JP 3065328U
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JP
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probe
moisture
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measurement
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JP1999004791U
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Inventor
冨紀夫 劔持
Original Assignee
株式会社サンコウ電子研究所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 管理が容易で接続間違いのない水分計を提供
する。 【解決手段】 被測定物に対応した電極を有する複数の
プローブと、各プローブを接続可能な一台の測定器本体
を有している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は水分計に関し、特に、木工製品、紙製品、コンクリート・モルタル、 その他穀類のような粒状のもの、小麦粉・塩等の粉状のもの、繊維等のシート状 のもの等々多くの含水量を測定するための水分計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
穀物の水分測定、タバコの水分測定、各種粉体の水分測定、気体中の水分測定 等、各種の被測定物を対象とする水分計が提供されているが、その中でも建材・ 建築材・建具材・合板・家具材・フローリング材・什器等の各種の木工製品の水 分測定、上質紙・クラフト紙・段ボール・紙器・古新聞・古雑誌等の各種の紙製 品の水分測定、コンクリート・モルタル・石膏・プラスタ等の各種の建築物の水 分測定のために非破壊状態で使用可能な水分計が広く使用されている。
【0003】 上記する各種の材質からなる被測定物は、その品質を維持し、製品管理をする ために含有水分量を知る必要があるが、特に、木工製品は、JISおよびJAS で水分が規定されていることから含有水分量を管理することは必要なことである 。また,紙製品の故紙等は、取引価格および輸送費等は製品に含まれる水を含め た総重量について計上されることが普通であり、含有水分量を管理することは重 要となる。更に、コンクリートやモルタル等の建築物においては、内装施工の際 に建築物に含まれる水分量を無視して施工を行うと、後でカビ等が発生する問題 を有している。例えば、コンクリートやモルタル等の建築物に壁紙やクロスを貼 った時、コンクリートやモルタル等に水分量が多い場合には後でカビ等が発生す ることが多く見られる。
【0004】 水分計には直流抵抗型水分計、高周波抵抗型水分計、誘電率型水分計等種々の ものがあるが、一般的には取り扱いが便利で簡単に計測ができる直流電気抵抗式 の電気式水分計が使用されている。
【0005】 この電気式水分計は、含有する水分量による物質(被測定物)の電気的特性の 変化を利用してその含水率を電気的に測定するものであり、短時間に、かつ局部 的に含水率の測定ができる特徴を有している。しかし、電気的測定によって得ら れる値は、被測定物の電気的特性、例えば、抵抗とか誘電率であって、含水率そ のものではない。含水率測定の対象は、これを電気的測定の対象として見ると、 いずれも電気的絶縁物または半導体とみなされ、測定用電極から見た電気的等価 回路は、図4に示すように、静電容量Cと抵抗Rとの並列回路で表される。従っ て、含水率の電気的測定とは、この静電容量C、または抵抗R、あるいはこの両 者の測定に帰せられることになる。
【0006】 そして、静電容量、抵抗はいずれも電極の寸法や被測定物の形状に関係し、電 気的測定値と含水率の関係は、電極構造および被測定物の形状等や多くの因子に よって影響される。 従来、測定用電極としては、被測定物との関係で図5に示す針状電極A、また 、図6に示す平行格子電極B等が一般的に使用されている。 針状電極Aは、被測定物に突き刺して使用するものであり、木工製品の測定に 適している。また、平行格子電極Bは、紙製品や建築物の測定に使用され、特に 、紙製品の場合には電極を金属線で構成したり、コンクリートやモルタル等の建 築物の場合には導電性のゴムが電極として使用されたりしている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
通常、これらの電極A、Bを有する部分をプローブと称しており、これらのプ ローブを接続し、測定結果を演算して数値をデジタル表示する測定器本体が別に 設けられている。 そして、従来の水分計においては、木工製品用のプローブと測定器本体、紙製 品用のプローブと測定器本体、およびコンクタートやモルタル等の建築物用のプ ローブと測定器本体のようにそれぞれ被測定物との関係でプローブや測定器本体 等が各々別個に用意されている。 従って、目的、用途に応じて複数の水分計が必要となる。例えば、現場におい て木材、コンクリート、モルタル等被測定物が複数ある場合には、それらの被測 定物に対応する複数種のプローブと各プローブに組み合わせる複数の測定器本体 を携帯せねばならず、現場作業者には負担となっている。また、使用者によって は多数の種類の水分計を有しているために、保管、管理が煩わしいものであった 。また、プローブと測定器本体とを別々に保管している場合、誤って、木工用の プローブと紙製品用の測定器本体とを接続し、測定ができない状態が発生し、そ の原因が分からないという事態が発生していた。
【0008】 本考案は、上記する従来の水分計の種々の問題点に鑑み、一台の測定器本体に 被測定物に応じた各種のプローブを接続可能とし、現場作業者の負担を軽減し、 かつ水分計の保管、管理を容易にするとともにプローブと測定器本体の接続間違 いを生ずることのない水分計を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記する目的を達成するために本考案は、被測定物に対応した電極と、電極か ら入力される信号を処理するのに必要な個別の電子回路を有する複数のプローブ と、各プローブを接続可能な一台の測定器本体とから成っている。 また、本考案は、被測定物に対応した電極を有する複数のプローブと、各プロ ーブが接続可能であり、接続されたプローブの種別を表示可能な一台の測定器本 体とから成っている。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、図面に従って、本考案の実施の形態を詳細に説明する。 図1(a)、(b)は本考案水分計の一実施形態を示し、図1において符号1 は測定器本体、符号2はプローブである。測定器本体1は、木工製品、紙製品お よび建築物等の被測定物の水分測定に共通して使用可能であり、また、プローブ 2は木工製品用であって先端に針状電極2aを有している。
【0011】 図2および図3は、測定器本体1に接続可能な他のプローブを示し、図2のプ ローブ3は紙製品用、図3のプローブ4はコンリクートやモルタル等の建築物用 であり、それぞれに平行格子電極3a、4aを有しており、これらのプローブ2 、3および4の電極自体は従来のプローブの電極と同じである。
【0012】 上記の水分計を使用するに際しては被測定物に応じてプローブを選択し、測定 器本体1に接続すればよい。即ち、木工製品の水分量を測定する場合にはプロー ブ2を測定器本体1に接続し、電極2aを木工製品に突き刺せばよい。同様にし てプローブ3、プローブ4等を測定器本体1に接続して電極3a、4aを被測定 物である紙製品やコンクリートやモルタル等の建築物の表面に当てがえばよく、 被測定物の水分量を測定器本体1が演算して測定結果(測定値)を液晶面5にデ ジタル表示する。
【0013】 測定器本体1にはマイクロコンピュータとそれを作動させるプログラムを収納 し、プログラム中には、あらかじめ、この測定器本体1に接続すると決めた全て のプローブに対応する種類だけ、個別に信号処理を実行する固有のプログラム・ モジュールを有している。 従って、測定器本体1の電源を投入した時、プログラムは接続されているプロ ーブの種類を自動的に識別し、そのプローブに対応する部分をメインプログラム に結合して、固有の測定対象物の測定が可能となる。
【0014】 そして、プローブ2、プローブ3およびプローブ4をそれぞれ測定器本体1に 接続した時、液晶面5には、計測すべき測定対象が表示されるようになっている 。例えば、木工用のプローブ2を測定器本体1に接続した時には「木」の文字が 表示される。同様にして紙用のプローブ3を測定器本体1に接続した時には「紙 」の文字が、建築用のプローブ4を測定器本体1に接続した時には「建築」の文 字がそれぞれに表示されるので、検査に従事する者が被測定物を間違うことがな い。 あるいは、被測定物の内容をなんらかの記号によって表示するようにしてもよ い。
【0015】
【考案の効果】
以上、説明した本考案によれば、被測定物に応じたプローブを備えておき、各 プローブを接続可能であり、全ての被測定物に対応する一台の測定器本体1を有 するだけで、被測定物の水分計測が可能となる。 一台の測定器本体1だけで水分測定が可能であるから、現場作業者が測定現場 へ携帯し、測定する際の負担が軽減され、かつ水分計の保管、管理を容易に行う ことができ、また、測定器本体1と各種のプローブとの接続間違いを生ずること がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案水分計の一実施形態を示し、(a)は測
定器本体の正面図、(b)はプローブの一例を示す斜視
図である。
【図2】本考案水分計の測定器本体に接続可能な他のプ
ローブを示す斜視図である。
【図3】本考案水分計の測定器本体に接続可能な他のプ
ローブを示す斜視図である。
【図4】従来の水分計の基本原理図である。
【図5】水分計に使用する針状電極の使用状態断面図で
ある。
【図6】水分計に使用する平行格子電極の使用状態断面
図である。
【符号の説明】
1 測定器本体 2 プローブ 3 プローブ 4 プローブ 5 液晶面

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定物に対応した電極を有する複数の
    プローブと、各プローブを接続可能な一台の測定器本体
    1とから成ることを特徴とする水分計。
  2. 【請求項2】 被測定物に対応した電極を有する複数の
    プローブと、各プローブを接続可能であり、被測定物を
    表示可能な一台の測定器本体1とから成ることを特徴と
    する水分計。
JP1999004791U 1999-06-30 1999-06-30 水分計 Expired - Lifetime JP3065328U (ja)

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ID=43198943

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005201753A (ja) * 2004-01-15 2005-07-28 Kett Electric Laboratory 水分検出ユニット及び水分測定装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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