JP3064769U - 美容器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】肌のどの個所に施療しているかが明瞭に判り、
かつ相乗効果が見込めるような美容器具を、素人の個人
でも手軽に扱えるようなコンパクトな形態にして広く提
供する。 【構成】先部よりレーザー光を放射するプローブと、先
部より超音波を放射するプローブと、これらのプローブ
に対する電源出力ジャックを備えた収納ケースを組会せ
セットにして、美容器具とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は主に個人用の美容器具に関する。

【０００２】

【従来の技術】

化粧液等の浸透や皮下の血行を促進させるミクロマッサージ効果を与えるもの として、超音波を発するプローブを備えた美顔ないし美容器具が既に各種実用化 されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これ等従来の美容器具はある程度の効果とともにユーザーに受け入れられてい るものであるが、例えばしみ、そばかす、あざ、ケロイド等のような特定の個所 に対してより強力に作用を施すことのできるような、個人ないし素人向けの使い 易い美容器具がなお要望されていた。本考案はその要望に応じられるような美容 器具を提供することを課題とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するために本考案は、先部よりレーザー光を放射するプローブ １Ａと、先部より超音波を放射するプローブ１Ｂと、これらのプローブ１Ａ、１ Ｂに対する電源出力ジャック２Ａ、２Ｂを備えた（プローブ等の）収納ケース３ とを組合わせるものとする。

【０００５】 ここでいうレーザー光は、プローブ１Ａ内に半導体レーザ（図示せず）等を内 蔵させることにより容易に得られるものであるが、その光はコヒーレントで平行 なものであつて、必要に応じプローブ１Ａの先端に設けたレンズ４によりシャー プに集光させることができる。

【０００６】 またその光の波長は、本考案においては必ずしも可視光線に限定するものでは なく、赤外線も該当するものとする。望ましいのは加熱作用と可視性を兼ね備え た６５０ｎｍ程度の赤色光である。

【０００７】 プローブ１ａ、１ｂの形状は、主として小型丸棒ないしマイクロフォン状の、 例えば図示したようなものであるが、超音波を放射するプローブ１ｂの先端部は チタン合金製の金属板で覆うことが望ましい。

【０００８】 収納ケース３は、持運びし易いように、図面のような形態をとることが好まし い。その片側にコントロールパネル５を上面とする電気機構が収められ、他側に は前記プローブ１Ａ、１Ｂや、必要に応じ化粧品、化粧用具等が収められる。前 記の電源出力ジャック２Ａ、２Ｂ等は、コントロールパネル５上に設けられるこ とになる。

【０００９】

【作用及び効果】

本考案はこのような構成であるから、使用者はしみ等の特定の個所に作用させ る際にレーザー光を放射するプローブ１Ａを用いれば、目に見えない超音波の場 合と異なりその照射位置がよく判るので、外すことなく集中的にそこを照射し続 けることができ、その際、黒いメラミン色素は選択的にレーザー光をよく吸収し て破壊される。これに対し健全組織は白いために光を反射するから、苦痛を伴う ほど照射しない限りそれが破壊されることはない。

【００１０】 また照射位置を特定させる必要性が比較的少ないミクロマッサージや化粧液浸 透用の超音波を放射するプローブ１Ｂもコンパクトにセットされているから、こ れを併せて直ちに施療するのに甚だ好都合であり、素人の個人であっても甚だ容 易に高度な美容処置を施すことができるという効果がある。

【００１１】

【考案の実施の形態】

図面のように、キャリーケース状の把手６を有し、蓋の裏側に鏡７を設けた収 納ケース３の片側約半分のスペースに、コントロールパネル５を上面とする電気 接続統合機構を収め、該パネル５にはレーザー用の電源出力ジャック２Ａと超音 波用の電源出力シャック２Ｂ、及びＯＮ／ＯＦスイッチ８とボリュームつまみ９ を設ける。またＡＣ電源が使えるようにアダプター接続用のＡＣ電源用ジヤック １０も設ける。

【００１１】 一方、６５０ｎｍの光を放射する半導体レーザーを内蔵し先端に凸レンズ４を 有する端子コード付きのレーザー光を放射するプローブ１Ａと、先端部がチタン 合金よりなる端子コード付きの超音波を放射するプローブ１Ｂを用意し、必要に 応じ専用化粧液（図示せず）も用意して、これ等を該収納ケース３の他側のスペ ースに収めてセットにし、製品とする。なお本考案はかかる例に限定されるもの でないことは勿論である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案一例の見取図

【符号の説明】

１Ａ……レーザー光を放射するプローブ １Ｂ……超音波を放射するプローブ ２Ａ，２Ｂ……電源出力ジャック ３……収納ケース ４……レンズ ５……コントロールパネル ６……把手 ７……鏡 ８……ＯＮ／ＯＦスイッチ ９……ボリュームつまみ １０……ＡＣ電源用ジャック

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】先部よりレーザー光を放射するプローブ
   と、先部より超音波を放射するプローブと、これらのプ
   ローブに対する電源出力ジャックを備えた収納ケースと
   の組合せよりなることを特徴とする美容器具。