JP3064227U - 義歯用ケ―ス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 義歯をきれいに並べて置くことができ、使用
者が次に使用するときに便利なケースを提供することで
ある。またＬ形の分離槽にブラシとフロスと消毒液を設
置して、義歯の清掃作業をより簡単にできるようにす
る。 【解決手段】 本考案をケースと、ケース内部底面に設
けたＳ形ホルダー或いはＵ形ホルダーで構成し、蓋に適
当な厚さと大きさのゴムを設ける。Ｓ形ホルダー或いは
Ｕ形ホルダーと蓋のゴムを利用して、ケース内に設置し
た義歯を固定することができる。ケース内部の側面部分
にＬ形分離槽を設置し、Ｌ形分離槽の適当な所に置物板
を設置する。置物板に数個の切り口を設けて、ブラシと
フロスを切り口に置く。蓋を閉めた時、蓋の上蓋と切り
口でブラシとフロスを留めて、ブラシとフロスが簡単に
移動しないようにする。またＬ形分離槽の余った空間に
消毒液などの瓶或いは錠剤を置くことができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は義歯用ケースに関し、特に義歯をきれいに並べて固定することができ て、義歯の使用と清掃作業が簡単にできる義歯用ケースに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、義歯を外すとうがい用のコップや机の上等に置くが、これは見る者に不 快感を感じさせ、義歯の使用者にとっても管理がとても面倒であった。自分の家 以外の場所で食事をした時も、義歯の清掃をするのがとても不便であった。また 口もよく臭くなることがあるため、精神的にも人間関係の面でも悪い影響があっ た。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の主な目的は、義歯をきれいに並べて置くことができ、使用者が次に使 用するときに便利なケースを提供することである。また義歯をケース内に入れる とき、完全に固定できるためケース内で義歯が振られて損傷することが無い。そ の他、Ｌ形の分離槽にブラシとフロスと消毒液を設置して、義歯の清掃作業をよ り簡単にできるようにする。

【０００４】

【考案を解決するための手段】

本考案をケースと、ケース内部底面に設けたＳ形ホルダー或いはＵ形ホルダー で構成し、蓋に適当な厚さと大きさのゴムを設ける。Ｓ形ホルダー或いはＵ形ホ ルダーと蓋のゴムを利用して、ケース内に設置した義歯を固定することができる 。ケース内部の側面部分にＬ形分離槽を設置し、Ｌ形分離槽の適当な所に置物板 を設置する。置物板に数個の切り口を設けて、ブラシとフロスを切り口に置く。 ブラシとフロスの前端は比較的重く、梃子の原理によりブラシとフロスの柄部分 が跳ね上がり、使用者が取りやすくなる。ブラシの柄は特殊なカーブ設計のため 、跳ね上がるときその柄は切り口で滑らなく、滑り留め効果を得る。蓋を閉めた 時、蓋の上蓋と切り口でブラシとフロスを留めて、ブラシとフロスが簡単に移動 しないようにする。またＬ形分離槽の余った空間に消毒液などの瓶或いは錠剤を 置くことができる。このように義歯をきれいに並べて置くことができるため義歯 の清掃作業も便利で楽になる。

【０００５】

【考案の実施の形態】

図１に示すように、本考案はケース２及びケース２内部底面のＳ形ホルダー３ を組合せてつくり、Ｓ形ホルダー３はＳ形の塊状を呈し、義歯１の上顎と下顎の １組を設置することができる。ケース２の蓋２１内側には適当な厚さのゴム２１ １が設けられる。ケース２内部の側面にはＬ形分離槽５が設置され、同時にＬ形 分離槽５内の適当な位置に置物板４を設け、置物板４上端に切り口４１と、より 深い切り口４２が設けられる。ブラシ６は毛が長い部分と短い部分で構成され、 その前端の２列は毛が長くて残りの部分は短い。短毛の先端部分は波状のため、 表面が凸凹の義歯１が清掃しやすくなり、またブラシ６の柄先端部分に波状のカ ーブ６１を設けて、使用者が義歯１を清潔にする時、持ちやすいようにする。 図２に示すように、Ｓ形ホルダー３の形状と義歯１の形状はお互いに対応して 合わさる。切り口４１にはブラシ６を設置することができ、ブラシ６を切り口４ １に置くときブラシ６の前部は重いため、梃子の原理によりブラシの柄の部分が 跳ね上がる。またブラシの柄は特殊なカーブ設計のため跳ね上がったとき柄は切 り口で滑ることがなく、また滑り止め作用も有するため使用者が取り出すのに便 利である。また切り口４２にはブロス８を置くことができ、同じ理由によりブロ ス８を切り口４２に置いた時、柄の部分が跳ね上がるため使用者が取り出すのに 便利である。またブラシ６の柄部分には特殊設計のカーブ６１が設けられている ため、持ちやすくて清掃がしやすくなる。Ｌ形分離槽５に消毒瓶７を設置してブ ラシ６で義歯１を清掃する。

【０００６】 図３に示すのは本考案のもう一つの実施例で、本考案をケース２及びケース２ 内部底面に設けたＵ形ホルダー９で構成し、Ｕ形ホルダー９はＵ形の塊状で上顎 或いは下顎の義歯１を１つ設置し、ケース２の蓋２１内側に適当な厚さのゴム２ １１を設置する。ケース２内部の側面部分にＬ形分離槽５を設置して、Ｌ形分離 槽５の適当な位置に置物板４を設置する。置物板４上端に切り口４１とより深い 切り口４２を設ける。ブラシ６は前端２列の毛は長く、残りの毛は短い長短２種 類の毛を有する。ブラシ６で表面が凸凹の義歯１を清潔にして、ブラシ６の柄端 部に波状のカーブ６１を設けて使用者が取りやすくし、義歯１を清掃する時に使 いやすくする。また図４に示すのは、もう一つの実施例の斜視図である。 図５に示すのは蓋２１を開けた時の断面図で、ブラシ６とブロス８を置物板４ に置く時、ブラシとフロスの前端は重いため、梃子の原理によりその柄端部が跳 ね上がり使用者が取りやすくなる。また義歯１はケース２側面上縁から出る。 図６に示すのは蓋２１を閉めたときの断面図で、図からわかるように蓋２１を 閉めた時、蓋内に設けたゴム２１１は義歯１に接触し、ゴム２１１が有する弾性 により、ゴム２１１は義歯１が接触する場所が義歯１の形状に合わせて伸縮する 。そのため義歯１をつぶさずにゴム２１１を義歯１に接触させて、義歯１を固定 する効果を得ることができる。そのため本考案を携帯したり上下反対に置く時も 、義歯１は設置した場所から離れずに固定されたままとなる。蓋２１を開けた時 に、その柄端部が跳ね上がったブラシ６とブロス８は、蓋２１を閉めると蓋２１ と切り口でブラシ６とブロス８を固定して簡単に外れないようにして、ブラシ６ とブロス８が固定される効果が得られる。

【０００７】

【考案の効果】

ケース内に義歯をきれいに並べて置くことができて、使用者が次に使用すると き便利で使いやすい。また義歯をケース内に入れて蓋をすると完全に固定できる ために、ケースを持ち運んだり上下を反対にして置いてもケース内の義歯が移動 しない。その他、Ｌ形分離槽にブラシとフロスと消毒液が置けるため、義歯の清 掃が楽で簡単にできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図である。

【図２】本考案の斜視図である。

【図３】もう一つの実施例の斜視図である。

【図４】もう一つの実施例使用時の斜視図である。

【図５】蓋を開けた時の側面図である。

【図６】蓋を閉めた時の側面図である。

【符号の説明】

１ 義歯 ２ ケース ２１ 蓋 ２１１ ゴム ３ Ｓ形ホルダー ４ 置物板 ４１ 切り口 ４２ 切り口 ５ Ｌ形分離槽 ６ ブラシ ６１ カーブ ７ 消毒瓶 ８ フロス ９ Ｕ形ホルダー

Claims (6)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】ケースとホルダーを含んだ義歯用ケースに
   おいて、Ｓ形状或いはＵ形状のホルダーをケース内の底
   面に設置して、義歯をホルダーに置くのを特徴とする義
   歯用ケース。
2. 【請求項２】ケースの蓋内側に適当な大きさと厚さの弾
   性物質を設置するのを特徴とする請求項１記載の義歯用
   ケース。
3. 【請求項３】前記弾性物質がゴム或いはその他の弾性を
   有する物質であるのを特徴とする請求項２記載の義歯用
   ケース。
4. 【請求項４】ケース内部の側面部分にＬ形分離槽を設け
   て、Ｌ形分離槽内部の適当な所に置物板を設置し、置物
   板上端の適当な所に数個の切り口を設けて、その該切り
   口にブラシ或いはフロスを置くのを特徴とする請求項１
   記載の義歯用ケース。
5. 【請求項５】前記ブラシは柄と柄に設けられた毛で構成
   され、柄の端部に波状のカーブが設けられているのを特
   徴とする請求項４記載の義歯用ケース。
6. 【請求項６】前記ブラシは柄と柄に設けられた毛で構成
   され、ブラシ前端部の毛がその他の部分の毛より長いの
   を特徴とする請求項４記載の義歯用ケース。