JP3062589U

JP3062589U - 医療用パンツ

Info

Publication number: JP3062589U
Application number: JP1999001995U
Authority: JP
Inventors: 志誠李
Original assignee: 柏諦企業股▲ふん▼有限公司
Priority date: 1999-03-30
Filing date: 1999-03-30
Publication date: 1999-10-08
Anticipated expiration: 2005-03-30

Abstract

(57)【要約】【課題】薬剤の布等の治療用物品を簡易に取り換える
ことが可能である医療用パンツを実現することを課題と
する。【解決手段】パンツ本体１０の内側周縁に、内張り層
１１が設けてあり、この内張り層１１とパンツ本体１０
との接合構造が、下側が密閉であり、上側が開口である
収容空間１３を形成している。薬剤の布１２等の治療用
物品は、上側の開口から収容空間１３内に挿入して使用
される。薬剤の布１２の取り換えは、患者の肌及び皮膚
の痛みを伴わずに、且つ簡易に可能である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は医療用パンツに関し、特に薬剤の布を放置可能な医療用パンツの構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】

生殖器の位置の病気を治療するための薬剤は、服用せずに、外部に塗布してもよい。従来、外部に塗る薬剤は粘着の方式で、人体の皮膚に貼り付けられ、効用が薄くなった後に剥離される。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

この薬剤の布をはぎ取るときに、患者は肌及び皮膚の苦痛を感じ、大変困っている。包帯で巻く方式を採用して、薬剤の布を人体に覆うというやり方もあるが、包帯の長さを十分に長くしないと、しっかりしばりつけられない。ひどい場合には、１回しか使えずに、捨てなければならない。

【０００４】そこで、本考案の主な目的は、薬剤の布を放置することができる医療用パンツの構造を提供するにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

請求項１記載の考案は、パンツ本体を有し、該パンツ本体の内側周縁に、内張り層が設けてあり、この内張り層とパンツ本体との接合構造が、下側が密閉であり、上側が開口である収容空間を形成しており、薬剤の布等の治療用物品を上記上側の開口から収容空間内に挿入し放置して使用する構成としたものである。

【０００６】

【考案の実施の形態】

以下に、本考案の一実施例になる薬剤の布を放置可能な医療用パンツの構造について説明する。図１、図２及び図３に示すように、医療用パンツは、パンツ本体１０を有する。パンツ本体１０の内側周縁の最適の個所に、内張り層１１が設けてある。この内張り層１１とパンツ本体１０との接合構造によって、下側が密閉であり、上側が開口である収容空間１３が形成されている。

【０００７】治療を行なうときには、薬剤の布１２等の治療用物品を、上記上側の開口から収容空間１３内に挿入し、薬剤の布１２が上記収容空間１３内に収容された医療用パンツを着用する。薬剤の布１２は収容空間１３内に放置して使用される。ある時間経過して効用が薄くなった後には、薬剤の布１２を上側の開口を通して収容空間１３から取り出し、新しい薬剤の布を挿入する。効用の薄れた薬剤の布を取り出す作業は簡単であり、また新しい薬剤の布を挿入する作業も容易であるため、古い薬剤の布を新しい薬剤の布に取り替える作業は手際よく行なえる。

【０００８】患者は、新しい薬剤の布１２を収容空間１３内に挿入すると共に、新しい薬剤の布が皮膚に密着するように接触させることが可能である。また、薬剤の布の交換も手際よく且つ容易に行なわれる。また、従来の薬剤の布を剥がすときの、肌及び皮膚の苦痛が除かれており、また、大量の包帯が不要である。この医療用パンツの構造は、男性にも女性にも適用可能である。

【０００９】即ち、この薬剤の布を放置可能な医療用パンツの構造によれば、薬剤の布の交換を手際よく行なうことが可能であり、且つ、患者の肌及び皮膚の苦痛も低減される。なお、本考案は上記の実施例に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載してある考案と均等変化及び修正の範囲も権利範囲に含まれるものである。

【００１０】

【考案の効果】

上述の如く、請求項１記載の考案は、パンツ本体の内側周縁に、内張り層が設けてあり、この内張り層とパンツ本体との接合構造が、下側が密閉であり、上側が開口である収容空間を形成しており、薬剤の布等の治療用物品を上記上側の開口から収容空間内に挿入して放置して使用する構成としたため、薬剤の布に関する粘着、貼り付け、巻き、しばりつけ等の作業が不要であり、よって、薬剤の布を簡易に使用することが出来、また、薬剤の布の交換を、患者の肌及び皮膚の苦痛を伴うことなく、且つ手際よく行なうことが出来、しかも、包帯も不要に出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例の剤の布を放置可能な医療用
パンツの構造を示す立体図である。

【図２】本考案の一実施例の剤の布を放置可能な医療用
パンツの構造を分解して示す図である。

【図３】本考案の一実施例の剤の布を放置可能な医療用
パンツの構造の一部を断面して示す図である。

【符号の説明】

１０パンツ本体１１内張り層１２薬剤の布１３収容空間

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】パンツ本体（１０）を有し、該パンツ本
体（１０）の内側周縁に、内張り層（１１）が設けてあ
り、この内張り層（１１）とパンツ本体（１０）との接
合構造が、下側が密閉であり、上側が開口である収容空
間（１３）を形成しており、薬剤の布（１２）等の治療
用物品を上記上側の開口から収容空間（１３）内に挿入
して放置して使用する構成とした医療用パンツ。