JP3062582U

JP3062582U - 切断片落下防止ハサミ

Info

Publication number: JP3062582U
Application number: JP1999001987U
Authority: JP
Inventors: 厚英藤井
Original assignee: 厚英藤井
Priority date: 1999-03-30
Filing date: 1999-03-30
Publication date: 1999-10-08
Anticipated expiration: 2005-03-30

Abstract

(57)【要約】【課題】紙を切断するにハサミを使用するも、切断片
が落下散逸し不便をきたしていたことを解消し且つ、安
全対策にも効果がある補助機能付きハサミを提供する。【解決手段】刃材（１）が埋め込まれた一対の握柄
（２）の刃材（１）取付側面部において、刃材（１）に
対して直角に一体形成された受け部（３）と押さえ部
（４）は、切断時、受け部（３）と押さえ部（４）の面
が密接するよう備えられたことを特徴とする切断片落下
防止付きハサミ。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、切断片落下防止部を設けたハサミに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、実用化されているハサミは、紙、封筒、パック袋等を切断すると切断片は必ず下へ落ちるという一般的なものばかりである。切断片落下防止つきハサミとして既に提案されているものがあるが（例えば実公昭６４年−２１３号）、本考案のように両握柄部（２）と受け部（３）と押さえ部（４）が一体形成されているものではなく、切断片落下防止の手段、形態は着脱収納出来ることを特徴としており、又、脱した部品が紛失してしまうという欠点がある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これには次のような欠点があった。（イ）切断片が必ず散逸する。（ロ）切断片が机、台、フロア等に落ちる。（ハ）大小様々な切断片を拾うのは大変である。（ニ）切断作業が多いとその分切断片の後始末が大変である。（ホ）ほうき、掃除機などを使用して後始末しなければならない。（ヘ）切断片を下へ落としてはならないような作業をする場合、切断片を反対方向の手で持たなければならない。本考案は、これらの欠点を除くためになされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は以上のような実状に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、切断片を下へ落とさないように工夫したハサミを提案するものであり、その手段は、刃材（１）が埋め込まれた一対の握柄（２）の刃材（１）取付側面部において、刃材（１）に対して直角に一体形成された受け部（３）と押さえ部（４）は、切断時、受け部（３）と押さえ部（４）の面が密接するよう備える。

【０００５】

【作用】

紙等を切断すると、切断片が受け部（３）と押さえ部（４）によって挟まれるので、屑籠等までそのまま運びハサミを開いて捨てる。

【０００６】

【実施例】

以下、本考案の実施例について説明する。（イ）一対の握柄（２）に一対の刃材（１）を設ける。（ロ）刃材（１）取付側面部に受け部（３）、押さえ部（４）を刃材（１）に対して直角に一体形成し、且つ、受け部（３）と押さえ部（４）の面は切断時に密接するよう設ける。

【０００７】

【考案の効果】

以上のように本考案に係わるハサミは、要するに切断片を受ける部分と押さえる部分を刃材取付側面部に設けることに特徴がある。（イ）切断片が落下しない。（ロ）作業している近くに屑籠等を置いておけば切断片を挟んだまま捨てられる。（ハ）切断片を後始末する手間が省ける。（ニ）作業が能率的になる。（ホ）切断片落下防止部が指切り等への安全対策としての効果もある。（ヘ）切断片落下防止部は握柄部と一体化しているので、これが紙等の切断に実際必要な刃部の適度なしなりに影響を与えることはない。（ト）製造工程が非常に簡単であり、低コストである。

【図面の簡単な説明】

【図１】従来のハサミの斜視図である。

【図２】本考案の斜視図である。

【図３】本考案の開時の斜視図である。

【符号の説明】

１刃材２握柄３受け部４押さえ部５開閉中心軸

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】刃材（１）が埋め込まれた一対の握柄
（２）の刃材（１）取付側面部において、刃材（１）に
対して直角に一体形成された受け部（３）と押さえ部
（４）は、切断時、受け部（３）と押さえ部（４）の面
が密接するよう備えられたことを特徴とする切断片落下
防止付きハサミ。