JP3062456U - 発光バンド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 汗吸収効果は勿論、夜間スポーツ等が安全に
行えるのみならず夜間スポーツ等に映える発光バンドを
提供する。 【解決手段】 発光塗料が塗布された糸３Ａ、蛍光塗料
が塗布された糸３Ｂ、又は、反射塗料が塗布された糸３
Ｃを使用するか、これらの糸３Ａ，３Ｂ，３Ｃを２種以
上使用して伸縮自在な円環状の織編物１として形成され
ている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、夜間スポーツ等が安全に行えるのみならず夜間スポーツ等に映え る発光バンドに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、身体に装着するヘッドバンド、ヘアーバンド、リストバンド、サポータ 等の円環状の織編物が多種多様なものが開発されている。このヘッドバンド等の 織編物は、汗を吸収したりファッション的要素として使用されるが、いずれも昼 間に行うスポーツ等を主な目的として、そのデザインが施されている。このため 、このヘッドバンド等の織編物を夜間に使用すると、上記デザイン感覚が昼間の ものとは異なって映ってしまったりデザイン的効果が発揮されない問題があった 。

【０００３】 一方、近年、テニスやスキー等をナイターで行う施設が充実しつつあるが、例 えば、夜間にジョギングを行うと、従来のヘッドバンド等の織編物をしただけで は、車を運転する者にはその存在が認識し難く危険であるという問題を有してい た。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

そこで、本考案は、汗吸収効果は勿論、夜間スポーツ等が安全に行えるのみな らず夜間スポーツ等に映える発光バンドを提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案の請求項１の発光バンドは、上記課題を解決するために、発光塗料が塗 布された糸、蛍光塗料が塗布された糸、又は、反射塗料が塗布された糸を使用し て伸縮自在な円環状の織編物として形成されていることを特徴とする。

【０００６】 請求項１記載の発光バンドによれば、発光塗料が塗布された糸、又は、反射塗 料が塗布された糸が織り込まれた発光バンドとして使用するときには、これを夜 間ジョギング等をする際など身につけると、暗闇でも発光バンドが発光するか、 又は、車のライト等で反射するために、安全にジョギング等が行えることとなる 。また、蛍光塗料が塗布された糸が織り込まれた発光バンドとして使用するとき には、これをテニスやスキーなどのナイタースポーツの際に身につけると、ナイ ター照明や紫外線が含まれる照明等により発光バンドが発光するために、カラフ ルなデザインとしてスポーツ感覚を盛り上げることとなる。

【０００７】 本考案の請求項２の発光バンドは、発光塗料が塗布された糸、蛍光塗料が塗布 された糸、又は、反射塗料が塗布された糸のうちの少なくとも二種以上の糸を使 用して伸縮自在な円環状の織編物として形成されていることを特徴とする。

【０００８】 この請求項２記載の発光バンドによれば、例えば、発光塗料が塗布された糸と 蛍光塗料が塗布された糸と反射塗料が塗布された糸の３種が織り込まれた発光バ ンドとして使用するときには、暗闇でも発光バンドが発光するか、又は、車のラ イト等で反射するとともに、ナイター照明や紫外線が含まれる照明等により発光 バンドが発光するために、夜間スポーツ等が安全に行えるのみならず、カラフル なデザインとしてスポーツ感覚を盛り上げることとなる。

【０００９】 本考案の請求項３記載の発光バンドは、前記請求項１又は請求項２記載の考案 を前提として、ヘッドバンド、ヘアーバンド、リストバンド、アームバンド、レ ッグバンド、ウエストバンド、サポータであることを特徴とする。

【００１０】 ここで、発光塗料とは、夜光塗料ともいい、燐光体をまぜた塗料をいう。蛍光 塗料とは、紫外線を吸収してこれを可視の光線に変えて反射する塗料をいう。ま た、反射塗料とは、塗面を一定方向に照射したとき、その入射した光の方向に向 かって強く光を反射する塗料をいう。

【００１１】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の一実施の形態を図面を参照しながら説明する。

【００１２】 （第１の実施の形態） 本実施の形態の発光バンドは、図１に示すように、伸縮自在なリストバンド１ に適用したものである。このリストバンド１は、円環状の身体装着用の織編物に 織り込んだり編み込んだりしたものである。ここでは、丸編式の編み機等を使用 して、ポリウレタン、弾性糸、綿糸、ナイロン糸、ウーリーナイロン糸等の通常 の糸２と、発光塗料が塗布された糸３Ａを使用して、伸縮自在な円環状の織編物 として形成されている。なお、織り方や編み方は、機械編み・機械織り以外でも 良く、又、弾力性を強化するためにゴム編みも使用可能である。また、上記発光 塗料が塗布された糸３Ａのみを使用して、編み機等で円筒状に編んだものでも良 い。

【００１３】 本実施の形態の発光バンド１は、通常の綿糸２と発光塗料が塗布された糸３Ａ とから編み込まれたものであるから、これを夜間ジョギング等をする際など身に つけると、暗闇でも発光バンドが発光することとなる。したがって、夜間ジョギ ング等をする際などの目印となり、ジョギング等の夜間スポーツ等が安全に行え ることになる。

【００１４】 ここで、上記発光塗料が塗布された糸３Ａの代わりに反射塗料が塗布された糸 料が塗布された糸３Ｂを使用して発光バンド１を織り込んだり編み込んだりする と、紫外線を照射すると上記蛍光塗料の色に発光することこととなる。ここで、 蛍光塗料の色や照射する紫外線の波長を変化させる等の組み合わせにより、使用 する者や使用する箇所に併せて発光する色をカラフルに変化させたりすることも 可能である。さらに、上記発光塗料が塗布された糸３Ａの代わりに反射塗料が塗 布された糸３Ｃを使用して発光バンド１を織り込んだり編み込んだりすると、ナ イター照明や自動車のヘッドライト等が照射されると、照射した者の方向に反射 するので、暗所でも認知することができる。

【００１５】 このような構造のリストバンド１は、腕などに装着すると、運動による汗を吸 水するが、さらに、夜間スポーツ等が安全に行えるのみならず夜間スポーツ等に 映える効果を有する。

【００１６】 （第２の実施の形態） 本実施の形態の発光バンド１１は、図２に示すように、第１の実施の形態と同 様、伸縮自在なリストバンド１に適用したものである。このリストバンド１は、 ポリウレタン、弾性糸、綿糸等の通常の糸２と、発光塗料が塗布された糸３Ａと 、蛍光塗料が塗布された糸３Ｂと、反射塗料が塗布された糸３Ｃを使用して発光 バンド１を織り込んだり編み込んだりしたものである。

【００１７】 本実施の形態の発光バンド１は、上記４種類の糸２，３Ａ，３Ｂ，３Ｃを使用 したものであるから、これを夜間ジョギング等をする際など身につけると、暗闇 でも発光バンドが発光するか、又は、車のライト等で反射するために、安全にジ ョギング等が行えることとなる。また、蛍光塗料が塗布された糸が織り込まれた 発光バンドとして使用するときには、これをテニスやスキーなどのナイタースポ ーツの際に身につけると、ナイター照明等により発光バンドが発光するために、 カラフルなデザインとしてスポーツ感覚を盛り上げることとなる。

【００１８】 以上、本実施の形態では、身体に装着する身体装着用の伸縮自在なリストバン ド１について説明したが、ヘッドバンド、ヘアーバンド、アームバンド、レッグ バンド、ウエストバンド、サポータ等にも適用可能である。また、上記各実施の 形態では、説明の便宜上、第１と第２の実施の形態に分けて説明したが、第１の 実施の形態を表側とし、第２の実施の形態を裏側とする二重構造に形成して、裏 返して使用することにより、上記第１の実施の形態と第２の実施の形態の両方を 交互に変更するようにすることも勿論可能である。

【００１９】

【考案の効果】 本考案の発光バンドは、発光塗料が塗布された糸、蛍光塗料が塗布された糸、 又は、反射塗料が塗布された糸を使用するか、これらの糸を２種以上使用して伸 縮自在な円環状の織編物として形成されたものであるから、夜間スポーツ等が安 全に行えるのみならず夜間スポーツ等に映えることとなり、夜間スポーツの感覚 を盛り上げることとなる。

【００２０】

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の発光バンドをリストバンドに適用した
第１の実施の形態の斜視図である。

【図２】本考案の発光バンドをリストバンドに適用した
第２の実施の形態の斜視図である。

【符号の説明】

１，１１ リストバンド（発光バンド）、 ２ 通常の糸、 ３Ａ 発光塗料が塗布された糸、 ３Ｂ 蛍光塗料が塗布された糸、 ３Ｃ 反射塗料が塗布された糸

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号 ＦＩ Ｄ０３Ｄ 15/08 Ｄ０３Ｄ 15/08

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 発光塗料が塗布された糸、蛍光塗料が塗
   布された糸、又は、反射塗料が塗布された糸を使用して
   伸縮自在な円環状の織編物として形成されていることを
   特徴とする発光バンド。
2. 【請求項２】 発光塗料が塗布された糸、蛍光塗料が塗
   布された糸、又は、反射塗料が塗布された糸のうちの少
   なくとも二種以上の糸を使用して伸縮自在な円環状の織
   編物として形成されていることを特徴とする発光バン
   ド。
3. 【請求項３】 前記伸縮自在な円環状の織編物が、ヘッ
   ドバンド、ヘアーバンド、リストバンド、アームバン
   ド、レッグバンド、ウエストバンド、サポータであるこ
   とを特徴とする請求項１又は請求項２記載の発光バン
   ド。