JP3061967U - 按摩装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 歩いているときに、足の底部のつぼを刺激し
たり按摩したりして健康を保ち、さらに衝撃を吸収する
緩衝機能を有する按摩装置を提供する。 【解決手段】 この按摩装置は、取付ユニット１０と、
活動ユニット２０と、拘束ユニット３０と、二つの磁性
ユニット５０とを備える。取付ユニット１０は靴の底面
に設けられる。活動ユニット２０は、足の底部に踏まれ
るように取付ユニット１０の上方に設けられる。拘束ユ
ニット３０は取付ユニット１０に設けられる。活動ユニ
ット２０は拘束ユニット３０に制限され、取付ユニット
１０に貼付けられる下死点から取付ユニット１０より予
定距離離れる上死点までの間で自在に移動でき、取付ユ
ニット１０とは分離しない。二つの磁性ユニット５０は
それぞれ取付ユニット１０および活動ユニット２０の隣
接表面に設けられるので、活動ユニット２０が上死点に
浮遊するのを保持する磁性力を提供する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、按摩装置に関し、特に靴に設けられて足の底部のつぼを按摩する装 置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

周知のように、足の底部におけるつぼ反射区を刺激し、人体の血液循環、体の 健康を促進する観念はますます普及している。よく使われている方法は、裸足で 卵形石の専用健康歩道を歩いたり類似の刺激ペッドを踏んだりする方法である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上述の方法を行うには専用の時間および場所がなければならず 、そのような暇は年寄りしかない。一般の人間は、時間および精力がないので持 続できず、効果があまりない。 したがって、本考案の目的は、歩いているときに、足の底部におけるつぼを刺 激したり按摩したりすることによって健康を保つ按摩装置を提供することにある 。

【０００４】 本考案のもう一つの目的は、歩いているときに衝撃を吸収するという緩衝機能 を有する按摩装置を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上述の目的を達成するための本考案の按摩装置は、取付ユニットと、活動ユニ ットと、拘束ユニットと、二つの磁性ユニットとを備える。取付ユニットは靴の 底面の予定位置に設けられる。活動ユニットは、足の底部に踏まれるように取付 ユニットの上方に設けられる。拘束ユニットは取付ユニットに設けられる。前記 活動ユニットは拘束ユニットに制限され、取付ユニットに貼付けられる下死点か ら取付ユニットより予定距離離れる上死点までの間で自在に移動でき、取付ユニ ットとは分離しない。二つの磁性ユニットはそれぞれ取付ユニットおよび活動ユ ニットの隣接表面に設けられるので、活動ユニットが上死点に浮遊するのを保持 する磁性力を提供する。

【０００６】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 まず、図１および図２に示すように、本考案の実施例による按摩装置は次の要 素からなる。 取付ユニット１０は金属またはプラスチックから成型される。本実施例ではア ルミニウムダイキャストで一体的に成型されている。靴の底面に、取付ユニット １０つまり円形プレートの形状をもつ凹溝を一体的に成型してもよい。取付ユニ ット１０は、１８０°間隔の対応した位置に同心円弧状のガイド部１１が二つ設 けられる。このガイド部は１２０°あるいは９０°間隔に設けてもよい。ガイド 部１１の一端には、上へ向かって４５°傾斜しているガイド面１１１が配置され 、他端には、下へ向かって４５°傾斜しているガイド面１１２が配置される。な お、設計条件によって４５°を採用しなくてもよい。また、取付ユニット１０の 中央には円溝１２が設置され、外周にはスクリュ１３が設置される。

【０００７】 活動ユニット２０もまた金属またはプラスチックから成型され、ほぼ円盤形で ある。上面には凸粒２１がある。底面には、取付ユニット１０のガイド部１１の 数量および形状に応じてガイド部２２が設置される。ガイド部２２の両端には、 それぞれ上または下へ向かって４５°傾斜しているガイド面２２１、２２２が配 置される。活動ユニット２０の二つのガイド部２２が取付ユニット１０の二つの ガイド部１１に嵌め込まれる場合、ガイド面１１１およびガイド面２２１と、ガ イド面１１２およびガイド面２２２との組み合わせにより、図４および図６に示 すように活動ユニット２０が押されて取付ユニット１０に貼付けられると、予定 角度の回転ができる。逆に言えば、同じ現象がでてくる。二つのガイド部２２に は、それぞれ活動ユニット２０の円盤状本体から突出している肩面２２３がある 。該本体の底面中央には円溝２３が配置される。

【０００８】 拘束ユニット３０もまた金属またはプラスチックから成型され、ほぼ環状であ る。その断面は逆階段状である。その最も内側の上面には、拘束面３１がある。 中間には肩面３２が形成され、内周側壁にはスクリュ３３が形成される。拘束ユ ニット３０は、スクリュ３３により取付ユニット１０のスクリュ１３にねじ込ま れ、肩面３２を取付ユニット１０の本体に貼付ける。しかも、拘束面３１が活動 ユニット２０の肩面２２３に係止される。その結果、活動ユニット２０の凸粒２ １をもつ円盤状本体は拘束ユニット３０の中央における孔３４から突出するので 、取付ユニット１０と離れないばかりでなく、押されると下へ移行して、取付ユ ニット１０に貼付けられる。

【０００９】 保護カバー４０は軟らかいゴムまたはコロイドから製作され、ほぼ袋状である 。活動ユニット２０、拘束ユニット３０および取付ユニット１０の外周を覆うと 、保護フィルムになる。 二つの磁性ユニット５０は、二つの強い磁石をそれぞれ取付ユニット１０の円 溝１２、および活動ユニット２０の円溝２３に設置したものである。その同じ極 性が向かい合うので、発生する排斥力により、活動ユニット２０は取付ユニット １０の上方において予定距離離れた所で浮遊している。図４に示すのは、上死点 の位置である。活動ユニット２０を踏むと、下へ回転しながら図６に示すように 取付ユニット１０の下死点の位置に貼付く。

【００１０】 ちなみに、保護カバー４０は必要な部材でないので、なくてもよい。 本実施例の按摩装置の作動は、図３から図６に示す。 図３および図４に示すように、本実施例の構造を靴の内底面におけるかかとの 部位に設ける。そのときに、活動ユニット２０は外力を受けないので、上死点に ある。 図５および図６に示すように、足のかかとが活動ユニット２０を踏むと、活動 ユニット２０は押されて取付ユニット１０へもたれ、傾斜のガイド面１１１、２ ２１の作用で予定の角度まで回転する。つまり、図３の凸粒が図５のＡ位置へ移 動する。すなわち、足のかかとが凸粒２１を踏むと、凸粒２１が下方へある角度 まで回転するので、衝撃吸収という緩衝効果を果たすとともに、足のかかとのつ ぼを刺激してねじり按摩という効果にも役立つ。

【００１１】 それに対して、足のかかとが引き上げられると、活動ユニット２０は押されず 、磁力の排斥力の作用で自動的に上死点まで上昇し、さらにガイド面１１２、２ ２２の作用で自動的に本来の位置に戻る。 要するに、歩いているときに、衝撃を吸収する効果と、足の底部を刺激、按摩 する効果との二重効果が十分ある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例による按摩装置を示す斜視図で
ある。

【図２】本考案の実施例による按摩装置を示す分解斜視
図である。

【図３】本考案の実施例による按摩装置を示す上面図で
ある。

【図４】図３の４−４線断面図である。

【図５】本考案の実施例による按摩装置が圧縮されてあ
る角度まで回転した状態を示す上面図である。

【図６】図５の６−６線断面図である。

【符号の説明】

１０ 取付ユニット ２０ 活動ユニット ３０ 拘束ユニット ５０ 磁性ユニット

Claims (8)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 靴の底面に設けられる取付ユニットと、 足の底部に踏まれるように前記取付ユニットの上方に設
   けられる活動ユニットと、 前記取付ユニットに設けられて前記活動ユニットを制限
   し、前記取付ユニットに貼付けられた状態になる下死点
   と前記取付ユニットから離れた状態になる上死点との間
   で自在に前記活動ユニットを移動できるようにし、かつ
   前記取付ユニットと分離しないようにする拘束ユニット
   と、 前記取付ユニットおよび前記活動ユニットの隣接表面に
   それぞれ設けられ、前記活動ユニットが前記上死点で浮
   遊するのを保持する磁性力を提供する二つの磁性ユニッ
   トとを備えることを特徴とする按摩装置。
2. 【請求項２】 前記取付ユニットは、ガイド部を有し、 前記活動ユニットは、前記ガイド部に対応した位置に対
   応形状のガイド部が設置され、その前記活動ユニットの
   ガイド部と前記取付ユニットのガイド部との誘導によ
   り、前記上死点から前記下死点まで降下すると同時に回
   転することを特徴とする請求項１記載の按摩装置。
3. 【請求項３】 前記活動ユニットは、上面に凸粒を有す
   ることを特徴とする請求項１記載の按摩装置。
4. 【請求項４】 前記拘束ユニットは、前記活動ユニット
   に配置され、 前記活動ユニットは、前記取付ユニットと前記拘束ユニ
   ットとの間に介入し、一部が前記拘束ユニットに形成さ
   れる環状孔から突出していることを特徴とする請求項１
   記載の按摩装置。
5. 【請求項５】 前記取付ユニットのガイド部は、円弧孔
   であって、両端にそれぞれ上または下へ向かって傾斜し
   ているガイド面が配置され、前記活動ユニットのガイド
   部は前記取付ユニットのガイド部の円弧孔に嵌め込ま
   れ、両端にそれぞれ上または下へ向かって傾斜している
   ガイド面が配置され、前記取付ユニットのガイド部のガ
   イド面と前記活動ユニットのガイド部のガイド面との誘
   導により、前記活動ユニットはねじれるように回ること
   を特徴とする請求項２記載の按摩装置。
6. 【請求項６】 前記取付ユニットのガイド部は、１８０
   °離れた相対位置にそれぞれ設けられることを特徴とす
   る請求項２記載の按摩装置。
7. 【請求項７】 前記取付ユニットのガイド部は、１２０
   °離れた相対位置にそれぞれ設けられることを特徴とす
   る請求項２記載の按摩装置。
8. 【請求項８】 前記取付ユニットは、円板形であって、
   外周壁にスクリュが設けられ、さらにガイド部を有し、 前記拘束ユニットは、断面が逆階段状であって、内側の
   上面に拘束面を有し、中間には肩面が設けられ、内周側
   壁にスクリュが設けられ、そのスクリュによって前記取
   付ユニットのスクリュにねじ込まれ、 前記活動ユニットは、前記取付ユニットのガイド部に対
   応したガイド部を有し、その前記活動ユニットのガイド
   部の上面には肩面が設けられ、その肩面は前記拘束面に
   係止されることを特徴とする請求項４記載の按摩装置。