JP3061778U - 電飾衣服 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 衣服に柔軟な線状発光部材を設ける構成とす
ることにより、この線状発光部材を発光させて目立たせ
ることで衣服の持つデザイン性を一層強調でき、また、
柔軟であるためこの線状発光部材を衣服の襟の縁やポケ
ットの縁などの既存のデザインに対応させて取り付ける
ことも容易にできる画期的な電飾衣服を提供すること。 【解決手段】 衣服１の表面に、この衣服１の縒れに応
じて屈曲変形可能な柔軟性を有する線状発光部材２を設
け、この線状発光部材２は電源３により点灯し得るよう
に構成すると共に、この線状発光部材２の点灯・消灯作
動を操作制御する操作部４並びに前記電源３を前記衣服
１に設けた電飾衣服。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、衣服の一部が発光してデザイン性が良好となる電飾衣服に関するも のである。

【０００２】

【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】

従来、衣服に安全のための発光体を設ける発想はある。

【０００３】 本考案は、この発想に準ずるものであるが、更に一歩前進して、衣服に柔軟な 線状発光部材を設ける構成とすることにより、この線状発光部材を発光させて目 立たせることで衣服の持つデザイン性を一層強調でき、また、柔軟であるためこ の線状発光部材を衣服の襟の縁やポケットの縁などの既存のデザインに対応させ て取り付けることも容易にできる画期的な電飾衣服を提供するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

添付図面を参照して本考案の要旨を説明する。

【０００５】 衣服１の表面に、この衣服１の縒れに応じて屈曲変形可能な柔軟性を有する線 状発光部材２を設け、この線状発光部材２は電源３により点灯し得るように構成 すると共に、この線状発光部材２の点灯・消灯作動を操作制御する操作部４並び に前記電源３を前記衣服１に設けたことを特徴とする電飾衣服に係るものである 。

【０００６】 また、衣服１の外周縁や襟の縁やポケットの縁などの縁部１Ａに、屈曲変形可 能な柔軟性を有する線状発光部材２をこの縁部１Ａに沿設状態に設け、この線状 発光部材２は電源３により点灯し得るように構成すると共に、この線状発光部材 ２の点灯・消灯作動を操作制御する操作部４並びに前記電源３を衣服１に設けた ことを特徴とする電飾衣服に係るものである。

【０００７】 また、前記線状発光部材２の点灯色を、蛍光色系の点灯色に構成したことを特 徴とする請求項１，２のいずれか１項に記載の電飾衣服に係るものである。

【０００８】 また、前記操作部４は、前記線状発光部材２の点灯・点滅灯・消灯作動を操作 制御し得るように構成したことを特徴とする請求項１〜３のいずれか１項に記載 の電飾衣服に係るものである。

【０００９】

【考案の実施の形態】

好適と考える本考案の実施の形態（考案をどのように実施するか）を、図面に 基づいてその作用効果を示して簡単に説明する。

【００１０】 衣服１の表面に線状発光部材２を設ける。

【００１１】 操作部４を操作することにより線状発光部材２を点灯させて目立たせると、こ の線状発光部材２の配置デザインが衣服１の外観上で強調されることになり、こ れによりデザイン性が向上して一層体裁が良好となる。

【００１２】 また、衣服１の外周縁や襟の縁やポケットの縁などの縁部１Ａにこの線状発光 部材２を沿設状態に設ければ、この線状発光部材２の点灯によって衣服１の外形 デザインや、衣服１の装飾箇所である襟やポケットの配置デザインが衣服１の外 観上で一層強調されることになり、これによりデザイン性が向上して体裁が極め て良好となる。

【００１３】 また、線状発光部材２は屈曲変形可能な柔軟性を有するから、衣服１が縒れた りしても順応して良く馴染むことになり、この線状発光部材２を設けることで衣 服１の柔軟性が損なわれたり、着用時に動きづらくなったりすることがない。

【００１４】 また、衣服１の外周縁や襟の縁やポケットの縁などの縁部１Ａにこの線状発光 部材２を沿設状態に設ける場合も、線状発光部材２を衣服１の外形や、衣服１に 予め施された襟やポケットのデザインに対応させて自由に屈曲変形させることが できるので、衣服１への取り付けが容易に行えることになる。

【００１５】 また、点灯の必要がなければ、操作部４により線状発光部材２を消灯させるこ とができるので、電源３の浪費を防止できる。

【００１６】

【実施例】

本考案の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。

【００１７】 本実施例は、衣服１の表面に、この衣服１の縒れに応じて屈曲変形可能な柔軟 性を有する線状発光部材２を設け、この線状発光部材２は電源３により点灯し得 るように構成すると共に、この線状発光部材２の点灯・消灯作動を操作制御する 操作部４並びに前記電源３を前記衣服１に設けている。

【００１８】 更に説明すると、図１では、衣服１としてジャケットを採用した場合を示して いる。

【００１９】 また、図面は、衣服１の襟の縁とポケットの縁との縁部１Ａに、沿設状態にし て線状発光部材２を設けた場合を示している。

【００２０】 この線状発光部材２は、例えば、縫着したりすることによって縁部１Ａに取り 付けすると良いが、その他の取付構造としても良く、この縁部１Ａに対する線状 発光部材２の取付構造は適宜設計変更可能である。

【００２１】 また、本実施例では、線状発光部材２の点灯色を、蛍光色系の点灯色に構成し 、これにより夜間だけでなく、昼間でも線状発光部材２の点灯が目立って見える ようにしている。

【００２２】 線状発光部材２について更に詳述すると、図２に示すような電界発光ファイバ ー（ＥＬＦ）と称されるものを採用している。この電界発光ファイバーは直径約 ２.１mm程度の線状であり、柔軟性，耐久性，耐水性に富み、省消費電力である という特徴を有し、本考案の線状発光部材２として最適である。

【００２３】 この線状発光部材２を、乾電池（電源３）を内蔵した電池ケース５に接続して 線状発光部材２が電源３により点灯するように構成すると共に、この電池ケース ５には前記操作部４を設けている。

【００２４】 本実施例の操作部４は、線状発光部材２の点灯・点滅灯・消灯作動を操作制御 し得るように三段階の切り替えスイッチ構造を採用した構成とし、点灯状態を点 灯し続ける状態と点滅する状態とに任意に切り替え制御できるように構成してい る。

【００２５】 従って、本実施例では上述のように構成したから、操作部４を操作することに より線状発光部材２を点灯若しくは点滅させて目立たせると、この線状発光部材 ２の点灯若しくは点滅によって衣服１の装飾箇所である襟とポケットとの配置デ ザインが一層強調されて見えることになり、これによって一層デザイン性が向上 し体裁が極めて良好となる。

【００２６】 また、線状発光部材２は屈曲変形可能な柔軟性を有するから、衣服１が縒れた りしても順応して良く馴染むことになり、この線状発光部材２を設けることで動 きづらくなったりすることがないし、衣服１に予め施された襟やポケットのデザ インに対応させて自由に屈曲変形させることができるので、衣服１への取り付け も容易に行えることになる。

【００２７】 また、点灯の必要がなければ、操作部４により線状発光部材２を消灯させるこ とができるので電源３の浪費を防止できる。尚、消灯状態とすれば、線状発光部 材２が目立たず、普通の衣服１とほとんど変わりのない体裁を有する。

【００２８】 従って、最近、安全性とデザイン性の向上とを両立させるものとして反射材を 設けたスキー或いはスノーボード用のウェアが大変好評であるが、本実施例構成 をこの種のスキー或いはボード用ウェアに適用して、図３に示すように襟やポケ ットの縁や装飾マークの縁や装飾ラインやジッパーに沿って線状発光部材２を設 ければ、自発光することで線状発光部材２による装飾箇所が一段と強調されてデ ザイン性が著しく向上するので、反射材付のスキー或いはボード用ウェアに代わ る非常に斬新なデザイン構成のウェアとなり、このスキー或いはボード用ウェア として最適な構成となる。

【００２９】

【考案の効果】

本考案は上述のように構成したから、線状発光部材を点灯させて目立たせると 、この線状発光部材の配置デザインが衣服の外観上で強調されることになり、こ れによりデザイン性が向上して一層体裁が良好となる秀れた構成の電飾衣服とな り、しかも線状発光部材は屈曲変形可能な柔軟性を有するから、衣服が縒れたり しても順応して良く馴染むことになり、この線状発光部材を設けることで衣服の 柔軟性が損なわれたり、動きづらくなったりすることもなく、その上点灯の必要 がなければ操作部により線状発光部材を消灯させることもできるので電源浪費も ないなど極めて実用性に秀れた画期的な電飾衣服となる。

【００３０】 また、請求項２記載の考案においては、線状発光部材を点灯させて目立たせる と、この線状発光部材の点灯によって衣服の外形デザインや、衣服の装飾箇所で ある襟やポケットの配置デザインが衣服の外観上で一層強調されることになり、 これによりデザイン性が向上して体裁が極めて良好となる秀れた構成の電飾衣服 となり、しかも線状発光部材は屈曲変形可能な柔軟性を有するから、この線状発 光部材を衣服の外形や、衣服に予め施された襟やポケットのデザインに対応させ て自由に屈曲変形させることができ、これにより衣服への取り付けが容易に行え るし、衣服が縒れたりしても順応して良く馴染むので、この線状発光部材を設け ることで衣服の柔軟性が損なわれたり、動きづらくなったりすることもなく、そ の上、点灯の必要がなければ操作部により線状発光部材を消灯させることもでき るので電源浪費もないなど極めて実用性に秀れた画期的な電飾衣服となる。

【００３１】 また、請求項３記載の考案においては、線状発光部材の蛍光色系の点灯色が、 夜間だけでなく昼間でも目立って見えることになり、一層実用的な秀れた構成の 電飾衣服となる。

【００３２】 また、請求項４記載の考案においては、線状発光部材の点灯状態を点灯し続け る状態と点滅する状態とに任意に切り替え制御できるため、この点灯・点滅の切 り替えによって見た目を変化させてデザイン性を変化向上させることができる一 層実用性に秀れた画期的な電飾衣服となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】ジャケットタイプの本実施例を示す説明図であ
る。

【図２】本実施例の線状発光部材並びに電源を内蔵した
操作部を示す説明図である。

【図３】スキー或いはスノーボードウェアタイプの本実
施例を示す説明図である。

【符号の説明】

１ 衣服 １Ａ 縁部 ２ 線状発光部材 ３ 電源 ４ 操作部

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 衣服の表面に、この衣服の縒れに応じて
   屈曲変形可能な柔軟性を有する線状発光部材を設け、こ
   の線状発光部材は電源により点灯し得るように構成する
   と共に、この線状発光部材の点灯・消灯作動を操作制御
   する操作部並びに前記電源を前記衣服に設けたことを特
   徴とする電飾衣服。
2. 【請求項２】 衣服の外周縁や襟の縁やポケットの縁な
   どの縁部に、屈曲変形可能な柔軟性を有する線状発光部
   材をこの縁部に沿設状態に設け、この線状発光部材は電
   源により点灯し得るように構成すると共に、この線状発
   光部材の点灯・消灯作動を操作制御する操作部並びに前
   記電源を衣服に設けたことを特徴とする電飾衣服。
3. 【請求項３】 前記線状発光部材の点灯色を、蛍光色系
   の点灯色に構成したことを特徴とする請求項１，２のい
   ずれか１項に記載の電飾衣服。
4. 【請求項４】 前記操作部は、前記線状発光部材の点灯
   ・点滅灯・消灯作動を操作制御し得るように構成したこ
   とを特徴とする請求項１〜３のいずれか１項に記載の電
   飾衣服。