JP3061479B2 - ラマン効果レーザー - Google Patents

ラマン効果レーザー

Info

Publication number
JP3061479B2
JP3061479B2 JP4150548A JP15054892A JP3061479B2 JP 3061479 B2 JP3061479 B2 JP 3061479B2 JP 4150548 A JP4150548 A JP 4150548A JP 15054892 A JP15054892 A JP 15054892A JP 3061479 B2 JP3061479 B2 JP 3061479B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
mirror
radiation
optical axis
resonant cavity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4150548A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05211377A (ja
Inventor
フレデリック・ガルシア
ダニエル・ヴァンサン
ピエール・パンソン
ジャン−ミシェル・シクイエ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Compagnie Industriel des Lasers CILAS SA
Original Assignee
Compagnie Industriel des Lasers CILAS SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Compagnie Industriel des Lasers CILAS SA filed Critical Compagnie Industriel des Lasers CILAS SA
Publication of JPH05211377A publication Critical patent/JPH05211377A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3061479B2 publication Critical patent/JP3061479B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S3/00Lasers, i.e. devices using stimulated emission of electromagnetic radiation in the infrared, visible or ultraviolet wave range
    • H01S3/30Lasers, i.e. devices using stimulated emission of electromagnetic radiation in the infrared, visible or ultraviolet wave range using scattering effects, e.g. stimulated Brillouin or Raman effects
    • H01S3/305Lasers, i.e. devices using stimulated emission of electromagnetic radiation in the infrared, visible or ultraviolet wave range using scattering effects, e.g. stimulated Brillouin or Raman effects in a gas

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Lasers (AREA)
  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)
  • Glass Compositions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ラマン効果を生成する
媒体の刺激により得られる放射を提供するレーザーに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】既知の如く、ラマン効果レーザーは、第
一光学周波数で放射を発するポンプレーザーから形成さ
れ、ラマン効果によって、第一のものとは異なる値を有
する第二光学周波数で第二放射を生成する媒体を励起す
るために採用される。
【0003】ポンプレーザーは、一般に増幅光学媒体を
有する第一共振空洞から形成され、片側の第一全反射ミ
ラーで区画されて、放射の一部が第二の部分的透過ミラ
ーを通して反対側から逃れることができる。この第二ミ
ラーの反射の程度は、この第一共振空洞の増幅係数を決
定する。光学Qスイッチが二つのミラー間の光学通路内
に位置されて、レーザー効果媒体が十分なエネルギー量
を受ける瞬間迄ポンプレーザーのQスイッチ動作を遅延
させるために採用される。従って、これは急峻なフロン
トを有するQスイッチ動作を可能にする。この光学Qス
イッチは、その伝搬係数が電気的に制御される本体、或
は一定の光学エネルギーを受けた時に透明となる可飽和
吸収材であっても良い。
【0004】ラマン効果媒体は、通常、二つの対面する
ウインドウで区画されたセル内に包含されるメタン等の
加圧ガスである。第一放射は、ラマン効果による前記第
二放射を生成するために、ウインドウの一つを通して前
記セル内に注入される。前記ポンプレーザー及び前記セ
ル間に設置された焦点光学系は、第一放射の密度を増加
させ、従って、光学エネルギー転換量を改善するよう
に、この第一放射の焦点を合わせるために採用される。
【0005】欧州特許第EP−A−0,063,205号
明細書は、この様なアッセンブリーを記載している。併
し乍ら、この特許は、ラマン効果のための放射に加え
て、ポンプレーザーの光学構成要素に対する障害と成っ
て、エネルギーを低減させるブリルアン効果による放射
生成されることを示している。ブリルアン効果による
この放射を除去するために、偏光子と、ポンプレーザー
及びラマン効果媒体を有するセル間の四分の一波長板と
を伴う偏光レーザーが、ポンプレーザー内へのブリルア
ン効果のための放射のリターンを妨げるように利用され
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この様なアッセンブリ
ーは、一方で偏光レーザーを選択する必要性のために、
そして他方でブリルアン効果により放出される放射を除
去するための偏光子と四分の一波長板を設置しなければ
ならないという制約を受ける。更に、この様なアッセン
ブリーは、ポンプレーザーにより放出される放射とそれ
から結果として生じるラマン放射との間の、ラマン効果
媒体における転換量への、即ちラマン周波数での出口で
利用可能な光学パワーへのブリルアン効果により生成さ
れる放射の有害な影響を回避できない。
【0007】同様に、米国特許第4,821,272号明
細書は、ラマン効果のための放射に加えて、ラマン効果
との直接の競争状態にあるブリルアン効果による放射が
生成されて、マン効果のための転換量を低減すること
をも記載している。ブリルアン効果によるこの放射を除
去するために、偏光子及び四分の一波長板が、ポンプレ
ーザーとラマン効果媒体を有するセルとの間に挿入さ
れ、これに依ってポンプレーザーの前記第一共振空洞内
へのブリルアン効果のための放射のリターンを防止す
る。この米国特許は、他のアッセンブリーをも示してお
り、該アッセンブリーは、小型で、完全に一直線に合わ
され、ブリルアン効果によって放出されるエネルギーを
制限することが出来る。これは、偏光子の設置の必要性
を回避することが出来るが、ブリルアン効果のための有
害な影響の完全な回避は出来ない。
【0008】このブリルアン効果は、構成要素とアッセ
ンブリーの選択に制約を課して、ラマン効果のための転
換量を、即ちラマン周波数における出口でのパワーを低
減する。更に、即知装置の主要な目的はブリルアン効果
による放射を出来るだけ除去することである。
【0009】本発明の目的は、この様な制約を排除し、
更に得られるラマン周波数での出力パワーを増加させる
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この様な目的を達成する
ために、本発明によるラマン効果レーザーの第一の実施
例は、第一光軸に沿って共振する第一共振空洞から形成
され、該第一共振空洞は前記第一光軸と一直線を成す光
軸の二つの対向側において第一光学周波数で各々が全反
射と僅かに反射する第一ミラーと第二ミラーとで各々区
画され、前記第一共振空洞は、励起手段で励起可能であ
増幅光学媒体並びに前記第一共振空洞の共振を遅延さ
せることが出来る光学Qスイッチを有し、且つ前記第一
共振空洞は前記第二ミラーを通して前記第一光学周波数
で第一光学放射を供給するポンプレーザセル(11)内
に包含され、前記第一光学放射を受け、それに応答し
て、第二光学周波数においてラマン効果による第二放射
並びにブリルアン効果により得られる第三光学周波数に
おける第三放射を供給するラマン効果媒体(10)第二
光軸を有すると共に前記セルを有し、前記第二光学周波
数に同調し、前記第二光軸と一直線を成す光軸の片側に
おいて、前記第一光学周波数で完全に透明と成り、前記
第二光学周波数で完全に反射する第三ミラーで区画さ
れ、前記第二光軸と一直線を成す光軸の反対側におい
て、前記第一光学周波数で完全に透明と成り、前記第二
光学周波数で部分的に反射する第四ミラーで区画され、
前記第二光軸と一直線を成す光軸に関して実焦点を有す
る望遠鏡を有し、望遠鏡の焦点が前記ラマン効果媒体
(10)内にある第2共振空洞(14)と、から成るラマン効果
レーザーにおいて、前記第三光学周波数において、前記
第二ミラー(4)と第三ミラー(15)とが透明と成ることに
より前記第一共振空洞(2)内に前記第三放射を偏向させ
ることができると共に、前記第一ミラー(3)が反射する
ことを特徴とするものである
【0011】従って、従来技術で行われることに比べる
と、ブリルアン効果で生成される放射は、ポンプレーザ
ーの第一共振空洞内に戻されそれに応じて、この第一
共振空洞内に補足的励起を提供し、この補足的励起が
マン効果媒体により高いエネルギーを供給することによ
ラマン効果レーザーに更に高い出力パワーを持たせる
ことができる。原則として、ブリルアン効果により生成
される放射は、放射を生成する第一放射に関して遅延さ
れるので、このブリルアン放射は、ポンプレーザーのQ
スイッチ動作に先だって光学的スイッチで妨げる必要が
なく、そして一方、このブリルアン放射は、光学Qスイ
ッチが十分な量の第一放射を伝搬するや否やパルス開始
を強化する効果を有しており、この様な効果は、光学Q
スイッチの光学状態の変化に関する効果を加速するのに
匹敵することに留意すべきである。更に、ブリルアン効
果のための放射を最小にするために米国特許第4,82
1,272号明細書に示される様に、光学構成要素の重
要な位置決めに関するいかなる対策も取る必要が無い。
【0012】なお、前記ラマン効果レーザーの前記第二
及び第三ミラーは、接合されているのが望ましい。それ
により、ラマン効果レーザーを小型化することができ
光学放射の伝搬の歪曲や通過時間が低減される。
【0013】前記ラマン効果レーザーの前記第二及び第
三ミラーは一体成形しても良い。その結果、光学構成要
素数が低減され、同様に対応する歪曲も減少する
【0014】更に、本発明によるラマン効果レーザーの
第二の実施例は、第一光軸に沿って共振する第一共振空
洞から形成され、該第一共振空洞は前記第一光軸と一直
線を成す光軸の二つの対向する側において、第一光学周
波数で各々完全反射と僅かに反射する第一ミラー及び
二ミラーで夫々区画され、前記第一共振空洞は、励起手
段により励起される増幅光学媒体並びに前記第一共振空
洞の共振を遅延させることが出来る光学Qスイッチを有
し、且つ第一共振空洞が前記第二ミラーを通して前記
一光学放射周波数で第一光学放射を供給するポンプレー
セル内に包含され、前記第一光学放射を受け、そ
れに応答して、第二光学周波数においてラマン効果によ
る第二放射並びにブリルアン効果により得られる第三光
学周波数における第三放射を供給するラマン効果媒体
第二光軸を有すると共に前記セルを包含し、前記
二光学周波数に同調し、前記第二光軸と一直線を成す光
軸の片側において、前記第一光学周波数で完全に透明と
成り、前記第二光学周波数で部分的に反射する第三ミラ
ーで区画され、前記第二光軸と一直線を成す光軸の反対
側において、前記第一光学周波数で完全に透明と成り、
前記第二光学周波数で全反射する第四ミラーで区画さ
前記第二光軸と一直線を成す光軸に関して実焦点を
有する望遠鏡を有し、該望遠鏡の焦点が前記ラマン効果
媒体内にある第二共振空洞前記第一共振空洞と前記
セルとの間の光学通路に設置され、前記第一共振空洞か
ら生じる前記第一光学放射を受けて少なくとも部分的に
該第一光学放射を前記セルに伝播する光学抽出要素と、
から成るラマン効果レーザーにおいて、前記第三光学周
波数において、前記第二及び第三ミラーは透明と成る
とにより前記第一共振空洞内へ前記第三放射を偏向させ
ることができると共に、前記第一ミラーは反射し、さら
に、前記光学抽出要素は、前記第光学周波数におい
て、前記第一共振空洞に向う前記第三放射を通過させる
ことが出来ると共に、前記第一共振空洞に向かって進む
以外の方向に前記第二放射を方向付けることができるこ
とにより該第二放射を前記ラマン効果レーザーから発生
させることが出来ることを特徴とするものである。
【0015】この第二の実施例は、ブリルアン効果によ
り生成された放射がポンプレーザーの第一共振空洞内に
されそれに応じてこの第一共振空洞内に補足的励
起を提供し、この補足的励起がラマン効果媒体に更に高
いエネルギーを供給することによりラマン効果レーザー
の出口においてより高いパワーを持たせることができる
という事実の為に、第一の実施例に対して示されたよう
な同様の利点を示す。
【0016】第三の実施例に依れば、本発明によるラマ
ン効果レーザーは、第一光軸に沿って共振する第一共振
空洞から形成され、該第一共振空洞が前記第一光軸と一
直線を成す光軸の二つの対向側において、第一光学周波
数で各々が全反射と僅かに反射する第一ミラー及び第二
ミラーとで各々区画され、前記第一共振空洞が、励起手
段で励起可能な増幅光学媒体並びに前記第一共振空洞の
共振を遅延させることが出来る光学Qスイッチを有し、
且つ前記第一共振空洞が前記第二ミラーを通して第一光
学周波数において第一光学放射を供給するポンプレーザ
セル内に包含され、前記第一光学放射を受け、それ
に応答して、第二光学周波数においてラマン効果による
第二放射並びにブリルアン効果により得られる第三光学
周波数における第三放射を供給するラマン効果媒体
第二光軸を有すると共に前記セルを有し、前記第二光学
周波数に同調し、前記第二光軸と一直線を成す光軸の片
側において、前記第一光学周波数で完全に透明と成り、
前記第二光学周波数で全反射する第三ミラーで区画さ
れ、前記第二光軸と一直線を成す光軸の反対側におい
て、前記第一光学周波数で完全に透明と成り、前記第二
光学周波数で部分的に反射する第四ミラーで区画され、
前記第二光軸と一直線を成す光軸に関して実焦点を有す
る望遠鏡を有し、該望遠鏡の焦点が前記ラマン効果媒体
内に有る第二共振空洞、前記第二ミラー及び第三ミラ
ー間の光学通路に設置された光学偏光子前記第一光
学周波数に同調して前記セル及び前記第四ミラー間に設
置された四分の一波長板とから成るラマン効果レーザ
ーにおいて、前記第三光学周波数において、前記第二、
第三ミラーと前記偏光子が透明と成ることにより前記
第一共振空洞内に前記第三放射を偏向させることができ
ると共に、前記第一ミラーが反射することを特徴とする
ものである
【0017】この第三の実施例は、ブリルアン効果によ
り生成された放射がポンプレーザーの第一共振空洞内に
されそれに応じてこの第一共振空洞内に補足的励
起を提供し、この補足的励起がラマン効果媒体に更に高
いエネルギーを供給することによりラマン効果レーザー
の出口においてより高いパワーを持たせることができる
という事実のために、最初の二つの実施例の利点をも示
す。特に、第二共振空洞から戻される第一光学放射の
部分は、第一共振空洞を妨げる影響を持たない。第三及
び第四ミラーにより反射される第二放射の部分も、発
生量の増加に貢献する。
【0018】上記の実施例のいずれかによる前記ラマン
効果レーザーは、前記ポンプレーザーの機能を果すYA
G:Ndレーザーを有するよう出来ることに留意すべき
である。更に、前記ラマン効果レーザーは、上記の全て
の実施例において、可飽和吸収材の形の光学Qスイッチ
を有することが出来る利点を示す。
【0019】その結果、前記レーザーの制御構造は、非
常に単純である。更に、ブリルアン効果により生成され
たエネルギーは、前記可飽和吸収材のスイッチ動作や増
幅媒体からのエネルギーの抽出を促進する補足的励起を
提供する
【0020】更に、上記の全ての実施例において、ラマ
ン効果レーザーは、前記第一共振空洞と前記セル間の光
学通路に設置され、そして同一角度だけ前記第一及び第
三光学周波数を偏向することが出来るデフレクターを有
しても良い。
【0021】故に、ラマン効果レーザーはコンパクトに
製造される。
【0022】ラマン効果媒体とこのラマン効果媒体を有
するセルに関して、上記の実施例の全てにおいて、前記
ラマン効果レーザーは、前記第一、第二、そして第三周
波数を伝搬する入口ウインドウと出口ウインドウを有す
るセルを利用することが出来、しかも前記ラマン媒体は
ガスである。
【0023】この結果、従来の設計と市販のガスのセル
により、前記ラマン効果レーザーを構成することが可能
となる。
【0024】上記実施例の全てにおいて、前記ラマン効
果レーザーの前記セルの少なくとも一つのウインドウが
ミラーから形成されても良いことに留意すべきである。
【0025】従って、これは光学構成要素の数の低減と
対応歪曲の低減を可能にする。
【0026】前記実施例の全てにおいて、前記ラマン効
果レーザーは、単一の光学要素の形で構成される少なく
とも一つ以上の焦点要素と近接ミラーとを有することが
出来る利点をも更に有する。従って、光学構成要素の数
は低減されて、これらの歪曲も低減される。
【0027】更に、前記実施例の全てにおいて、前記ラ
マン効果レーザーは第一及び第二周波数に対して同一の
焦点距離を有する少なくとも一つ以上の焦点要素を備え
ていても良い。
【0028】従って、第一及び第二周波数での放射通路
は同じである。
【0029】添付の図面により本発明がいかに実行され
るかがより良く理解される。これらの図において、同一
の参照番号は、同一、或は同等部材を示す。
【0030】
【実施例】本発明により、そして図1に示されたラマン
効果レーザーは第一光軸を有する第一共振空洞から形成
される、例えばYAG:Ndタイプのポンプレーザー1
から形成され、その空洞は第一ミラー3の片側で、そし
て第二ミラー4の反対側で区画され、これら両ミラーは
前記第一光軸と一直線と成る光軸を有する。第一共振空
洞2は第一ミラー3と第二ミラー4との間に配置された
光学Qスイッチ5を有し、この光学Qスイッチ5の機能
は前記第一光軸と一直線を成す光軸の前記第一共振空洞
2内に備えられた増幅光学媒体6により生成される光学
パルスの開始を遅延させることである。前記増幅光学媒
体6はフラッシュランプ等の励起手段7により励起可能
である。光学Qスイッチ5は、増幅光学媒体6が励起手
段7から来るエネルギーを未だ完全に吸収していない時
に放出を開始しないように第一共振空洞2の振動の抑制
を行う。このポンプレーザー1は1.06μmの波長に
相当する第一周波数においてパルスの形で第一放射を設
ける。前記第一ミラー3は前記第一周波数において完全
に反射するが、前記第二ミラー4はこの第一周波数で比
較的小さい反射係数を示す、従って、この第一放射の大
部分を前記第一共振空洞2の外部に伝搬する。
【0031】この実施例では、加圧メタンで形成された
ラマン効果媒体10は、前記第一放射を受けることが出
来、それに応じて、ラマン効果により1.54μmの波
長に相当する第二周波数において第二放射を放出する
共に、ブリルアン効果により前記第一周波数に近い値の
第三周波数での第三放射を放出することができる。この
ラマン効果媒体10は、第一及び第二ウインドウ12と
13とで夫々区画されたセル11内に包含されており、
且つこのセル11の二つの対向する側に位置している。
【0032】前記第三及び第四ミラーは二つのウインド
ウ12と13と垂直を成す同一の第二光軸を有し、そし
てこのセル11は前記第二光軸に沿って第一ウインドウ
12を通じて前記第一光学放射を受ける。このセル11
は前記第二光軸と一直線を成す光軸の前記第二周波数で
共振する第二共振空洞14内に配置されており、そして
それは、片側において前記第一及び第三周波数で完全に
透明と成り、そして前記第二周波数で完全に反射する第
三ミラー15で区画され、そして反対側において前記第
一周波数で透明と成り、そして前記第二周波数で部分的
に反射する第四ミラー16で区画されている。この第二
共振空洞14内には、前記ラマン効果媒体10のいずれ
の側にもレンズ等の第一焦点要素17とレンズなどの第
二焦点要素18とが各々配備されており、前記ラマン効
果媒体10の限定された大きさの容積内で各々入射、或
は反射されるこの第一放射の収束または視準を行わせ
る。
【0033】前記第三ミラー15、第四ミラー16、第
一焦点要素17、そして第二焦点要素18の光軸は前記
第二光軸と一直線を成し、そして第一及び第二焦点要素
17と18は各々、それらが前記第二光軸と平行で、且
つラマン効果媒体10に向かって方向付けられたいかな
るビーム光も前記ラマン媒体10内に在る同一のポイン
トに収束させるように配置される。従って、第二共振空
洞14は望遠鏡を形成する光学系から構成され、その光
学系は第一及び第二焦点要素17、18から形成されて
いて、前記ラマン効果媒体10の非常に限られた大きさ
の容積の範囲内へのこの第二共振空洞14内で反射され
る放射の収束を行わせる。
【0034】第一ミラー3は前記第三周波数で反射する
が、第二ミラー4は前記第三周波数で少なくとも部分的
に透明と成る。この第二ミラー4は平面ミラーであって
も良く、これによって製造が容易に成る。
【0035】図2は、100台の符号の後に、図1のも
のと同じ10と1の位の同一の符号が付けられ、或るミ
ラーに関して修正された反射属性を有する図1に示され
た同一構成部材から構成される本発明によるラマン効果
レーザーを示す。新しい構成部材の機能、或はもう既に
説明されたそのミラーの機能の異なる部分だけが以下で
説明される。
【0036】ポンプレーザー1に相当するポンプレーザ
ー101は、同機能を有する参照符号2から7が付けら
れた部材と同様である参照符号102から107が各々
付けられた部材から構成される。同様に、セル111
は、部材12,13,10,17そして18と同一であ
り、そして同一の機能を有する各々の部材112,11
3,110,117そして118から構成されている。
【0037】他方、前記第三及び第四ミラー15、16
は同一の相対位置を有するが、異なる反射属性を有する
第三ミラー115と第四ミラー116と各々置き換えら
れる。従って、第三ミラー115は第一光学周波数にお
いて未だ完全に透明ではあるが、第二光学周波数におい
ては部分的に反射する、一方、第四ミラー116は第一
光学周波数において未だ透明であるが、第二光学周波数
において完全に反射する。
【0038】このアッセンブリーは、第二ミラー104
と第三ミラー115間に設置される光学抽出要素の機能
を有する二色性ミラー120だけでなく、デフレクター
119を更に有しており、このデフレクター119の機
能は入射する、或は前記ポンプレーザー101から出射
する光学ビームの方向を変更し、しかも二色性ミラー1
20は同一の効果を有し、そして更にそれに到達する光
学ビームを異なる方向の二本のビームに分離させる光学
抽出部材の前記機能をも更に有している。従って、第二
光学周波数に対して通過させることによって出射させる
ことが可能である。
【0039】図3は、100台の符号の後に、図1のも
のと同じ10と1の位の同一の符号が付けられ、或るミ
ラーに関して修正された反射属性を有する図1に示され
た同一構成部材から構成される本発明によるラマン効果
レーザーを示す。図1と比較して新しい構成部材の機
能、或はもう既に説明されたそのミラーの機能の異なる
部分だけが以下で説明される。
【0040】ポンプレーザー1に相当するポンプレーザ
ー201は、同一機能を有する参照符号2から7が付け
られた部材と同一である各々の参照符号202から20
7が付けられた構成部材から構成され、このポンプレー
ザー201から生成される放射は図示されない偏光板な
どの手段により偏光される。同様に、セル211は部材
12,13,10,15,17,そして18と同一で、
同一の機能を有する各々要素212,213,215,
217,そして218を有している。他方、前記第四ミ
ラー16は同一の相対位置を有するが、異なる反射属性
を有する第四ミラー216と置き換えられる。従って、
第四ミラー216は第一光学周波数で完全に反射する
が、第二光学周波数では部分的反射のまゝである。
【0041】更に、偏光子221は前記第二ミラー20
4と第三ミラー215との間に設置され、しかも前記第
一周波数に同調した四分の一波長板222は第二焦点部
材218と前記第四ミラー216との間に設置される。
前記偏光子221は、前記共振空洞202から生成され
る偏光放射を伝搬するように方向付けられている。
【0042】図1のアッセンブリーの機能は以下で説明
される。励起手段7は、増幅光学媒体6を励起する光パ
ルスを放出する。このパルスに応じて、増幅光学媒体
は、第一ミラー3と第二ミラー4の働きにより、第
一共振空洞2で増幅されたレーザー放出を生成するよう
になる。しかしながら、第二ミラー4の反射係数は、例
えば20から30パーセント程度の低さであり、この第
一共振空洞2の増幅係数は比較的低く、更に光学Qスイ
ッチ5は、この増幅を更に低減する。この為に、第一共
振空洞の振動を開始することができない。電子的命令に
従って光学Qスイッチ5が透明になり始めると、勿論、
飽和吸収材の場合でも光学Qスイッチ5は透明になり
始めるが、その振動は非常に緩やかに成長し、そしてQ
スイッチが第一放射の大部分を伝搬し、この影響により
ラマン効果媒体10を励起し、こ のラマン効果媒体10
ブリルアン効果により前記第三放射を生成する。それ
から、この第三放射は、前記第一共振空洞2に向かって
放出されて、この第共振空洞の通路内のミラーの透明
性のために、この第一共振空洞内を貫通することができ
。この第三放射は、ラマン効果媒体10を励起するビ
ームのコヒーレンスを維持する位相共役属性を有し、こ
の影響により、前記第一共振空洞2内において補足的エ
ネルギーを供給且つ抽出し、この補足的エネルギーは、
ラマン効果媒体10増幅された励起を供給しそのた
めラマン効果媒体10は、1.54μmのパワーでラマ
ン効果による第二放射を提供し、この第二放射は、ブリ
アン効果による前記第三放射がポンプレーザー1に向か
って戻されるのが妨げられたならば提供したであろう
ワーを超えるものとなる。前記増幅光学媒体6での前記
第三放射の相互作用長(interaction length)は、前記
第一ミラー3が前記第三周波数で反射するという事実の
ために増加される。更に、前記望遠鏡17、18を有す
る第二共振空洞14は、ラマン効果媒体10の既に励起
された大きさの容積範囲内の反射エネルギーの多重通路
のために、ラマン効果による第二放射を更に増幅する。
説明されている光学要素は、歪曲と通過時間を最小にす
るように、互いに近接して配置されるのが望ましい。
【0043】図2に示される第二アッセンブリーにおい
て、ポンプレーザー101と第三ミラー115との間に
は、デフレクター119及びミラー120が配備されて
いる。このために、ラマン効果媒体110を有するセル
111に関する第二光軸は、第一光軸に対して一直線と
ならず、これにより、よりコンパクトなアッセンブリー
を提供することが可能となる。ポンプレーザー101か
ら生成する第一放射は、デフレクター119により偏向
され、それからミラー120により第二光軸に沿って反
射され、セル111内に入射して、セル111から再び
放射されそれから第二焦点要素118と第四ミラー1
16を通過する。ラマン効果媒体110から発せられ
た第二放射は、この第四ミラー116で反射されて、第
三ミラー115を部分的に通過してミラー120に到達
し、このミラー120においてこの第二放射は部分的に
通過してレーザーアッセンブリーから発射され、ラマン
効果レーザーの出力を構成する。前述のように、ラマン
効果媒体110は、ブリルアン効果により第三放射を生
成し、この第三放射が前記ポンプレーザー101に向か
って発せられて、前記第一放射に伴う通路の逆をたど
り、最初に説明されたのと同じ結果を齎す。
【0044】図3に示されるアッセンブリーは、図1に
示されるものとかなり似た動作するをするが、ラマン効
媒体210及びブリルアン効果媒体を通過した後の
ンプレーザーによる第一放射が、第四ミラー216で完
全に反射されてラマン効果媒体210を再び通過し
のラマン効果媒体において第一焦点部材217の焦点に
放射を収束させる第二焦点部材218により視準化され
点において異なり、これにより、前記焦点近傍に位
置するラマン効果媒体210の低減した大きさの容量で
受けるエネルギー増加そのためにラマン効果によ
放出を増加させる。ポンプレーザー201から発生す
偏光された第一放射が横切るように配置された偏光子
221は、第四ミラー216により反射された第一放射
が第一共振空洞202を撹乱する影響を有するような状
況を防ぐために採用される。これを達成するために、前
記第一共振空洞202により発せられた第一放射は、こ
の偏光子221を通過しそれから第二ウインドウ21
3と第四ミラー216との間の通路のどの位置にでも
することのできる前記第一周波数に同調した四分の一
波長板222を通過した後に、第四ミラー216に到達
する。この四分の一波長板222を通過する外方リター
ン通路は、90度の角度回転をもたらし、偏光子221
によって前記第一共振空洞202への第一放射の伝搬を
防止する。
【0045】全ての図面において、図示は、その説明を
容易にするために、一般に単一の機能のみを有する光学
部材に関して与えられている。しかしながら、近接す
る、つまり他の光学部材で分離されていない複数の光学
部材は、接合されていても良く、これにより、組立作業
を容易にすることができる。更に、これらの隣接した光
学部材の或るものは、所望の機能を有する単一の光学部
材で構成ても良く、これにより、組立作業を容易にす
ると共に、光学的品質を改善し、且つコストを低減す
る。特に、第一及び第二焦点部材17、18は、所望の
反射及び透明の属性を有するミラーで構成ても良い。
第一及び第二ウインドウ12と13は、上記のように、
ミラーの機能を有し得る隣接する焦点部材から各々の部
構成ても良い。同様に、第二ミラー4、第三ミラ
ー15、第一焦点部材17、そして第一ウインドウ12
は、小数の構成部材、もし可能ならば単一の部材で構成
ても良い。デフレクターが、実施される各アッセンブ
リーで利用されても良いことは、当業者には明白であろ
う。
【0046】図4は、ナノ秒で表される時間tの関数と
して、放射の波形の振幅Iを示す。曲線Coは、ブリル
アン効果による第三放射の戻りを欠く場合の1.06μ
mでのポンプレーザー1の応答を表す。曲線CBは、ブ
リルアン効果による第三放射が在る場合の1.06μm
でのこのポンプレーザーの応答を表す。この曲線CB
は、曲線Coの上昇と同時に起こる開始CB1を有す
る上昇フロントを表すが、急峻なフロントの上昇フロン
ト端CB2が続き、約パルスの二倍の最大振幅を齎すこ
とが観察される。それから、パルスCBの振幅は、外方
リターン通路のための遅延時間の後、第三放射により供
給される瞬間的励起エネルギーの影響の関数として、非
単調的に減少する。曲線CRは、1.54μmにおける
ラマン効果による第二周波数でのパルスの、時間関数と
しての、振幅を表す。このパルスは、曲線CBの上昇フ
ロント端のCB2と同時に起こる急峻な上昇フロントを
表し、曲線CBの起伏に続いて、この曲線CBよりも更
に急激に減少することが観察される。ラマン媒体10は
指数関数的な転換効率を有するために、このパルスCR
は、パルスCRを生成するパルスCBにおけるものより
も短い有用な持続時間を表す。従って、励起パルスCB
の最大振幅が増加すると、ラマンパルスCRの最大振幅
に重大な影響を及ぼす。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるラマン効果レーザーの第一の実施
例を示す概要図である。
【図2】本発明によるラマン効果レーザーの第二の実施
例を示す概要図である。
【図3】本発明によるラマン効果レーザーの第三の実施
例を示す概要図である。
【図4】得られたパルスの波形を表す図である。
【符号の説明】
1 ポンプレーザー 2 第一共振空洞 3 第一ミラー 4 第二ミラー 5 Qスイッチ 6 増幅光学媒体 7 励起手段 10 ラマン効果媒体 11 セル 14 第二共振空洞 15 第三ミラー 16 第四ミラー 17 望遠鏡 18 望遠鏡 119 デフレクター 120 光学抽出部材 221 光学偏光子
フロントページの続き (72)発明者 ダニエル・ヴァンサン フランス国、92160 アントニイ、リュ ー・マリ・ロール 22 (72)発明者 ピエール・パンソン フランス国、91640 ヴォグリヌーズ、 リュー・ド・ラ・フォンテヌ 10 (72)発明者 ジャン−ミシェル・シクイエ フランス国、91940 レ・ジュリ、リュ ー・ドュ・ヴァロア 10 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01S 3/30

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一光軸に沿って共振する第一共振空洞
    (2)から構成され、該第一共振空洞は前記第一光軸と一
    直線を成す光軸の二つの対向する側部で第一光学周波数
    において各々完全反射と僅かに反射する第一ミラー(3)
    及び第二ミラー(4)で区画され、前記第一共振空洞(2)は
    励起手段(7)により励起可能である増幅光学媒体(6)並び
    前記第一共振空洞(2)を遅延させることが出来る光学
    Qスイッチ(5)を有し、且つ前記第一共振空洞(2)は前記
    第一光学周波数において前記第二ミラー(4)を通じて第
    一光学放射を供給するポンプレーザ(1)、 セル(11)内に包含され、前記第一光学放射を受け、それ
    に応答して、第二光学周波数においてラマン効果による
    第二放射並びにブリルアン効果により得られる第三光学
    周波数における第三放射を供給するラマン効果媒体(10)
    第二光軸を有すると共に 前記セル(11)を包含し、前記第
    二光学周波数に同調し、前記第二光軸と一直線を成す光
    軸の片側において、前記第一光学周波数で完全に透明と
    成って、前記第二光学周波数で完全に反射する第三ミラ
    ー(15)で区画され、前記第二光軸と一直線を成す光軸の
    反対側において、前記第一光学周波数で完全に透明と成
    り、前記第二光学周波数で部分的に反射する第四ミラー
    (16)で区画されて、前記第二光軸と一直線を成す光軸に
    関して実焦点を有する望遠鏡(17,18)を有し、該望遠鏡
    の焦点が前記ラマン効果媒体(10)内にある第2共振空洞
    (14)、から成り、 前記第三光学周波数において、前記第二ミラー(4)と第
    三ミラー(15)は透明と成ることにより前記第一共振空
    洞(2)内に前記第三放射を偏向させることができると共
    、前記第一ミラー(3)が反射することを特徴とするラ
    マン効果レーザー。
  2. 【請求項2】 前記第二ミラー(4)と第三ミラー(15)
    は接合されていることを特徴とする請求項1記載のラマ
    ン効果レーザー。
  3. 【請求項3】 前記第二ミラー(4)と第三ミラー(15)
    は一体成形されていることを特徴とする請求項1記載の
    ラマン効果レーザー。
  4. 【請求項4】 第一光軸に沿って共振する第一共振空洞
    (102)から構成され、該第一共振空洞は前記第一光軸と
    一直線を成す光軸の二つの対向する側部で第一光学周波
    数において各々完全反射と僅かに反射する第一ミラー(1
    03)及び第二ミラー(104)で区画され、前記第一共振空洞
    (102)は励起手段(107)により励起可能である増幅光学媒
    体(106)並びに前記第一共振空洞(102)を遅延させること
    が出来る光学Qスイッチ(105)を有し、且つ前記第一共
    振空洞(102)は前記第一光学周波数において前記第二ミ
    ラー(104)を通じて第一光学放射を供給するポンプレー
    ザ(101)、 セル(111)内に包含され、前記第一光学放射を受け、
    れに応答して、第二光学周波数においてラマン効果によ
    る第二放射並びにブリルアン効果により得られる第三光
    学周波数における第三放射を供給するラマン効果媒体(1
    10)第二光軸を有すると共に 前記セル(111)を包含し、前記
    第二光学周波数に同調し、前記第二光軸と一直線を成す
    光軸の片側において、前記第一光学周波数で完全に透明
    と成り、前記第二光学周波数で部分的に反射する第三ミ
    ラー(115)で区画され、前記第二光軸と一直線を成す光
    軸の反対側において、前記第一光学周波数で完全に透明
    と成り、前記第二光学周波数で完全に反射する第四ミラ
    ー(116)で区画され、前記第二光軸と一直線を成す光軸
    に関して実焦点を有する望遠鏡(117,118)を有し、該望
    遠鏡の焦点が前記ラマン効果媒体(110)内に有る第二共
    振空洞(114)、 前記第一共振空洞(102)と前記セル(111)との間の光軸上
    に置かれ、前記第一共振空洞から発生する前記第一光学
    放射を受けて少なくとも部分的に該第一光学放射を前記
    セル(111)に伝搬する光学抽出要素(120)、から成り、 前記第三光学周波数において、前記第二ミラー(104)と
    第三ミラー(115)は透明と成ることにより前記第一共
    振空洞(102)内に前記第三放射を偏向させることができ
    ると共に、前記第一ミラー(103)が反射しさらに、
    記光学抽出要素(120)は、前記第三光学周波数におい
    て、前記第一共振空洞(102)に向う前記第三放射を通過
    させることが出来ると共に、前記第一共振空洞(102)に
    向かって進む以外の方向に前記第二放射を方向付けるこ
    とが出来ることにより該第二放射を前記ラマン効果レー
    ザーから発生させるようが出来ることを特徴とするラマ
    ン効果レーザー。
  5. 【請求項5】 第一光軸に沿って共振する第一共振空洞
    (202)から構成され、該第一共振空洞は前記第一光軸と
    一直線を成す光軸の二つの対向する側部で第一光学周波
    数において各々完全反射と僅かに反射する第一ミラー(2
    03)及び第二ミラー(204)で区画され、前記第一共振空洞
    (202)は励起手段(207)により励起可能である増幅光学媒
    体(206)並びに前記第一共振空洞(202)を遅延させること
    が出来る光学Qスイッチ(205)を有し、且つ前記第一共
    振空洞(202)は前記第一光学周波数において前記第二ミ
    ラー(204)を通じて第一光学放射を供給するポンプレー
    ザ(201)、 セル(211)内に包含され、前記第一光学放射を受け、そ
    れに応答して、第二光学周波数においてラマン効果によ
    る第二放射並びにブリルアン効果により得られる第三光
    学周波数における第三放射を供給するラマン効果媒体(2
    10)第二光軸を有すると共に 前記セル(211)を包含し、前記
    第二光学周波数に同調し、前記第二光軸と一直線を成す
    光軸の片側において、前記第一光学周波数で完全に透明
    と成り、前記第二光学周波数で完全に反射する第三ミラ
    ー(215)で区画され、前記第二光軸と一直線を成す光軸
    の反対側において、前記第一光学周波数で完全に透明と
    なり、前記第二光学周波数で部分的に反射する第四ミラ
    ー(216)で区画され、前記第二光軸と一直線を成す光軸
    に関して実焦点を有する望遠鏡(217,218)を有し、該望
    遠鏡の焦点が前記ラマン効果媒体(210)内に有る第二共
    振空洞(214)、 前記第二ミラー(204)と第三ミラー(215)との間の光学通
    路上にある光学偏光子(221)、 前記第一光学周波数に同調して前記セル(211)と前記第
    四ミラー(216)との間に置かれた四分の一長波板、か
    ら成り、 前記第三光学周波数において、前記第二ミラー(204)と
    第三ミラー(215)と前記偏光子(221)は透明と成ること
    により前記第一共振空洞(202)内に前記第三放射を偏向
    させることができると共に、前記第一ミラー(203)が反
    射することを特徴とするラマン効果レーザー。
  6. 【請求項6】 前記ポンプレーザー(1)はYAG:Nd
    レーザーであることを特徴とする請求項1に記載のラマ
    ン効果レーザー。
  7. 【請求項7】 前記光学Qスイッチ(5)は可飽和吸収材
    であることを特徴とする請求項1に記載のラマン効果レ
    ーザー。
  8. 【請求項8】 前記第一共振空洞(102)と前記セル(111)
    の間の光学通路上に設置されるデフレクター(119)を
    有し、該デフレクターは前記第一及び第三光学周波数を
    同一角度で偏向することが出来ることを特徴とする請求
    に記載のラマン効果レーザー。
  9. 【請求項9】 前記セル(11)は前記第一、第二、第三
    周波数を伝搬する第一入口ウインドウ(12)と第二出口
    ウインドウ(13)を有し、前記ラマン効果媒体(10)がガ
    スであることを特徴とする請求項1に記載のラマン効果
    レーザー。
  10. 【請求項10】 前記第二ミラー(4)が平面であること
    を特徴とする請求項1に記載のラマン効果レーザー。
  11. 【請求項11】 少なくとも一つ以上の焦点要素(17,1
    8)と隣接ミラー(15,16)が単一光学要素の形で構成さ
    れることを特徴とする請求項1に記載のラマン効果レー
    ザー。
  12. 【請求項12】 少なくとも一つ以上の焦点要素(17,1
    8)は前記第一および第二光学周波数に対して同一の焦点
    距離を有することを特徴とする請求項1に記載のラマン
    効果レーザー。
JP4150548A 1991-06-10 1992-06-10 ラマン効果レーザー Expired - Fee Related JP3061479B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR9107023A FR2677500B1 (fr) 1991-06-10 1991-06-10 Laser raman.
FR9107023 1991-06-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05211377A JPH05211377A (ja) 1993-08-20
JP3061479B2 true JP3061479B2 (ja) 2000-07-10

Family

ID=9413648

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4150548A Expired - Fee Related JP3061479B2 (ja) 1991-06-10 1992-06-10 ラマン効果レーザー

Country Status (7)

Country Link
US (1) US5265106A (ja)
EP (1) EP0518735B1 (ja)
JP (1) JP3061479B2 (ja)
AT (1) ATE122503T1 (ja)
CA (1) CA2070850C (ja)
DE (1) DE69202401T2 (ja)
FR (1) FR2677500B1 (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR970005166B1 (ko) * 1993-04-24 1997-04-12 국방과학연구소 유도 브릴루인 산란을 이용한 라만 레이저 발진 방법 및 그 장치
US5761224A (en) * 1996-04-04 1998-06-02 Her Majesty The Queen As Represented By The Minister Of National Defence Of Her Majesty's Canadian Government Miniature stimulated raman shifting cell
US5832006A (en) * 1997-02-13 1998-11-03 Mcdonnell Douglas Corporation Phased array Raman laser amplifier and operating method therefor
US6200309B1 (en) 1997-02-13 2001-03-13 Mcdonnell Douglas Corporation Photodynamic therapy system and method using a phased array raman laser amplifier
US6151337A (en) * 1998-05-06 2000-11-21 The Research And Development Institute, Inc. Continuous-wave Raman laser having a high-finesse cavity
US6594288B1 (en) 2000-11-06 2003-07-15 Cidra Corporation Tunable raman laser and amplifier
US6556339B2 (en) * 2001-03-30 2003-04-29 Coherent Technologies, Inc. Noncollinearly pumped solid state Raman laser
WO2005057740A2 (en) * 2003-10-22 2005-06-23 Spectra Systems Corporation Solid state diamond raman laser
US7177021B2 (en) * 2004-09-14 2007-02-13 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Integrated radiation sources and amplifying structures, and methods of using the same
FR2888409B1 (fr) * 2005-07-07 2009-10-09 Saint Louis Inst Source laser multi-longeurs d'onde dans l'infrarouge
US8165434B2 (en) * 2009-03-17 2012-04-24 LumenFlow Corp. High efficiency optical coupler
CN102506915B (zh) * 2011-11-02 2014-12-10 电子科技大学 一种基于三阶拉曼放大技术的布里渊光时域分析系统
CN102538844A (zh) * 2011-11-22 2012-07-04 无锡成电光纤传感科技有限公司 一种提高长距离布里渊光时域分析系统传感性能的方法及系统
CN108155552A (zh) * 2016-12-04 2018-06-12 中国科学院大连化学物理研究所 一种高功率连续可调谐中红外激光器
CN108173114A (zh) * 2016-12-07 2018-06-15 中国科学院大连化学物理研究所 一种小型化拉曼激光器

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4144464A (en) * 1978-01-25 1979-03-13 The United States Of America As Represented By The United States Department Of Energy Device and method for noresonantly Raman shifting ultraviolet radiation
US4570081A (en) * 1983-06-27 1986-02-11 Westinghouse Electric Corp. Isolated pump in a double pass pump Raman oscillator and optimum conversion of pump energy in a Raman oscillator and amplifier
US4821272A (en) * 1984-11-01 1989-04-11 Hughes Aircraft Co. Single mirror integral raman laser
EP0199793B1 (en) * 1984-11-01 1989-08-02 Hughes Aircraft Company Single mirror integral raman laser
IL90034A (en) * 1989-04-19 1992-07-15 Electro Optics Ind Ltd Raman shifting device
US5090016A (en) * 1991-02-15 1992-02-18 Hughes Aircraft Company Multiple focus backward Raman laser apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
FR2677500A1 (fr) 1992-12-11
CA2070850C (fr) 2001-08-21
ATE122503T1 (de) 1995-05-15
US5265106A (en) 1993-11-23
FR2677500B1 (fr) 1993-10-01
DE69202401T2 (de) 1996-01-04
EP0518735B1 (fr) 1995-05-10
CA2070850A1 (fr) 1992-12-11
JPH05211377A (ja) 1993-08-20
DE69202401D1 (de) 1995-06-14
EP0518735A1 (fr) 1992-12-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3061479B2 (ja) ラマン効果レーザー
KR900007800B1 (ko) 효율적인 위상 공액 레이저
US6327291B1 (en) Fiber stub end-pumped laser
US5077750A (en) Power lasers pumped by laser diodes
US5121404A (en) Optically pumped solid laser
WO2006102084A1 (en) Monolithic microchip laser with intracavity beam combining and sum frequency or difference frequency mixing
US5193096A (en) Acousto-optic Q-switched solid state laser
JPH05265058A (ja) 波長変換装置
US4292602A (en) Laser resonator
US4821272A (en) Single mirror integral raman laser
US5121402A (en) Multiple element ring laser
US5661595A (en) Tunable, optical parametric oscillator
JP3267612B2 (ja) 色素レーザ増幅器
JP2011521447A (ja) キャビティ内周波数二倍化結合キャビティダイオード励起ndレーザによってポンピングされたルビーレーザのキャビティ内第2高調波発生
US4897849A (en) Compact slab laser oscillator-amplifier system
US4276519A (en) High yield diffraction limited laser oscillator
US6628692B2 (en) Solid-state laser device and solid-state laser amplifier provided therewith
WO1986002784A1 (en) Single mirror integral raman laser
US7336690B2 (en) Solid-state laser system
JP3176682B2 (ja) 波長可変レーザー装置
US3575667A (en) Single mode ring laser
US5077745A (en) Mode-locked solid-state ring laser
JPH0563264A (ja) 半導体レーザ端面励起固体レーザ装置
JPH09260761A (ja) 光パラメトリック発振器
US5394428A (en) Controlled, high-power laser oscillator

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees