JP3060919U - バブルジェットプリンタ―インクカ―トリッジのインク補充装置 - Google Patents

バブルジェットプリンタ―インクカ―トリッジのインク補充装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インク漏れを起こさず容易にバブルジェット
プリンターのインクカートリッジにインク注入ができる
インク補充装置を提供する。 【解決手段】 カートリッジ内にインク吸収及び内部の
圧力平衡を行うスポンジを有するインク容器部を一つ以
上設け、インクが無くなったら出口にシールを貼付し、
保護ホルダー支持板内縁面の弾性クッションで封止し、
インク瓶前端の錐体状のインク注入管はカートリッジ上
縁面の通孔外縁を封止する薄膜を穿通して通孔と緊合
し、インク瓶を連続圧搾することで注入管内で瓶内のイ
ンクとカートリッジ内の空気が快速に対流交換を行い、
インク補充作業をスムーズに完成させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、バブルジェットプリンターのインクカートリッジに関し、特にイン クカートリッジのインク補充装置の構造を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のインクカートリッジにインクを補充する際、インクカートリッジの容器 部に平行気嚢が取り付けられている時には、注入したインクが通路より漏出しな いよう先ずインクカートリッジ底平面部の彎曲通路の通気口を粘着テープで塞ぐ 。気嚢が圧縮されても圧力の平衡を保つため、上方の気嚢の吸気口も粘着テープ を貼付してあり、さらに針でインクカートリッジ上方を封止している調節玉を押 圧すると調節玉は離脱しインク注入口が形成される。そこから注射器で適量のイ ンクをくみ上げ、インクカートリッジの上方よりゆっくり一杯になるまで注入し たら再び粘着テープで上方の注入口を貼付し、彎曲通路の通気口及び気嚢の吸気 口のテープを剥離するのであるが、底平面部に貼着したテープを剥がす時、彎曲 通路の至端またはノズルからインクが漏出してしまう。これはインクかカートリ ッジ容器部内の圧力が平衡を保てないためであり、よってインク注入完了後、漏 出したインクを払拭しなくてはならない。
【0003】 また、スポンジにインクを吸収させる形態のカートリッジはインクの補充にお いて、インク出口の至端をシールで密封し、カートリッジ蓋体の上縁面を薄膜で 封止した中央通孔より注射器で適量のインクを吸入し、細長い針管を薄膜からイ ンク容器部下方まで穿通してインクを注入する。しかし、スポンジには大量の気 泡が発生し容器部内に空気が残留しているため、インクの容量には制限があり、 且つインク容器部と第二容器部間に設置した隔網は第二容器部が空気の排出する のを妨げるため、インクはスムーズに隔網を経由し第二容器部に進入することが できず、噴射装置の容器部に進入してしまう。 インクカートリッジ出口外端に貼付したシール部分よりインクが漏出するのを 防ぐため、内縁面に弾性クッションを有する下支持板内縁面とやや短い板体の上 支持板から成るコ字型ホルダーでインクカートリッジを挟扼し、弾性クッション を設けてはあるが、コ字型ホルダーは押圧による挟装のため、固定されにくく、 弾性クッションはインクカートリッジ出口の外縁に平らに貼着され、完全なイン ク漏れ防止の機能を有するとは言えない。
【0004】 インク容器部内の圧力は気嚢の平衡或いはスポンジの性質によって平衡が保た れ、また、インク容器部出口と第二容器部間に設けた高密度の隔網が両者を隔離 して両容器部間の圧力差を平衡にし、よってインクがプリントヘッドの容器に均 等に進入し、インク容器内のインクの不純物が第二容器部に侵入するのを有効に 防ぐ。 プリンターに装置したカートリッジがインクを噴出しなくなる主な原因は、十 分な量のインクが機体境界部分の通路に流入せず、即ち第二容器部内に過多の空 気が進入し、その空気がノズルのインク容器部に引入されてしまいインクが途切 れ噴射装置にインクが無くなってしまうからであり、こうした状況が持続すれば ノズルは焼損してしまう。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の主要課題は、インク漏れを起こさず容易にインクカートリッジにイン ク注入が行えるインク補充装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本考案はプリンターのインクカートリッジの殻体 内に少なくとも一つ以上のインク容器部を設け、内設のスポンジがインクを吸収 し容器部内の圧力を平衡に保つ。インク容器部内のインクを使い切ったらインク カートリッジ出口至端を密封し、インク瓶に設けた短い錐体状のインク注入管で インクカートリッジ上縁面の薄膜で封止されている通孔を穿通して通孔と緊合し 、インク瓶を圧搾することによりインクがインク容器内に注入され、インク瓶を 放すとインク容器部のスポンジが含有する空気はすべてインク瓶内に吸入される 。 また、インクカートリッジの、内部にスポンジを有するインク容器部と出口内 縁の第二容器部間に隔網を設け、インク瓶はインク注入管がインクカートリッジ の通孔に緊合することにより連通し、インクを注入し空気を瓶体に吸入する時、 該隔網下方の第二容器部の空気は完全に吸い取られ、インクは第二容器部内に進 入する。 さらに、インク瓶前端に設置のインク注入管は各形式のインクカートリッジ上 縁面の通孔孔徑に対応できるよう短い錐体状を呈し、インクはその中心部に設置 する。インク注入管とインク容器部は緊合し、インク瓶を連続的に圧搾するとイ ンクは迅速にインクカートリッジのインク容器部内に注入され、インク瓶を放す と、細く短い導流通路を経由して空気がインク瓶内の空間に戻る。 また、インクカートリッジの出口至端にはシールを貼付し、側縁を保護ホルダ ーの挟装空間に嵌固定し、反対側の押圧面が押圧されると両支持板と圧接板間の 距離が拡がり、インクカートリッジが挟装し易くなる。挟装により固定するため 、支持板内縁面の弾性クッションとインクカートリッジ出口至端は緊合する。 保護ホルダーは直板の下方両側に各々適度な長さの支持板通路を有し、上方片 側に圧接板を、もう一方に押圧板を、さらに直板と上方板面の隣接位置に頚部を 設ける。長い方の押圧板を押圧することで反対側の圧接板が上方に隆起して挟扼 空間の拡がり、保護ホルダーがインクカートリッジをスムーズに挟装させる。
【0007】
【考案の実施の形態】
図1、2が示すのは、EPSONのカラージェットプリンターのインクカートリッ ジ11(SO020110/PMIC1C)であり、このインクカートリッジ11は殻体12の 内部空間にインクの色によりそれぞれ独立した複数のインク容器部15を設け、 それぞれのインク容器部15内のスポンジ20にインクを色別に吸収させる。各 インク容器部15は下方の隔網19により第二容器部16と分離され、インク容 器部15内のインクの不純物が第二容器部16に進入するのを防ぎ、サイホン効 果によりインクを各インク容器部15の第二容器部16内に導入する。該第二容 器部16が形成する空間はそれほど大きくなく、インクカートリッジ11を設置 する時は、先ずインクカートリッジ11の出口29の位置、即ち各第二容器部1 6に密封クッション17を設け、出口29の至端は隔膜18で封止し、さらに各 スポンジ20をそれぞれ殻体12のインク容器部15内に設け、殻体12の上方 は蓋体21で封止する。蓋体12の上縁面28にはインク容器部15の数と同じ だけの彎曲凹溝22が有り、上縁面28の各彎曲凹溝22末端にインク容器部1 5に通じる通孔25とインク補充時に用いる通孔24それぞれ設ける。インクカ ートリッジ11にインクを補充する際、インク注入針は通孔24よりをスポンジ 20の内層を突刺し、この時注入針と通孔24間は密着しており、また、通孔2 5の至端は真空吸収装置によりインクをインクカートリッジ11のインク容器部 15に吸入し迅速にスポンジ20に浸透させ、同時に第二容器部16及びスポン ジ20の空気を完全に排出し、インクカートリッジ11の蓋体21上縁面28は 熱圧着により薄膜23で封止される。通孔24、25の外至端は薄膜23に被覆 されて封止され、通孔25及び彎曲凹溝22の一部も薄膜23により封止され、 その薄膜23に被覆された部分の彎曲凹溝22は彎曲通路27を形成する。彎曲 通路27が空気を流通させるため、インクカートリッジ11のインク容器部15 のスポンジ20はインクを吸収し、インク容器部15内の圧力は平衡が保たれ、 インクカートリッジ11使用前にインクカートリッジ11上縁面28に設けた彎 曲通路27からインクが漏出しないようインクカートリッジ11をプリンターに 装置する際出口29至端を封止している隔膜18に連接部の導管を刺穿し、イン クカートリッジ11出口29の密封クッション17と連接部の導管を緊合させる 。プリンターが印刷を行う際、インクカートリッジ11インク容器部15内のス ポンジ20は吸収しているインクを隔網19より第二容器部16に進入し続け、 インクが無くなったらインクカートリッジ11を交換する。
【0008】 スポンジ20を内設するインクカートリッジ11のインク容器部12にインク を補充するには、すでに穿通されているインクカートリッジ11出口29至端の 隔膜18をプリンターの連接部から分離させるとインクカートリッジ11の第二 容器部16に空気が進入し、インクを注入する時にはシール47を隔膜18上縁 に貼付し、さらに出口29至端を二度貼りする。出口29の至端の封止をより確 実にするため、インク補充時に狭装固定の装置で封止、固定することが必要であ る。
【0009】 カートリッジにインクを補充する作業において、インクカートリッジ11の 印刷状態が不良の時、往々にしてインクカートリッジ11の第二容器部16は連 接管から噴射装置の貯蔵部にインクをスムーズに送入する事が出来ておらず、針 管でインク容器部15に注入されたインクは隔網19によって隔絶され、第二容 器部16の空気は排出されないためインクが進入できず、 、よってインクカートリッジ11インク容器部15内に新しいインクが補充され てもプリンターは綺麗な印刷を行うことができない。
【0010】 図1、図2及び図8が示すように、本考案の使用済みのバブルジェットプリン タのインクカートリッジ11にシール47を貼付してインクカートリッジ11の 第二容器部16出口29外縁至端を封止し、押圧板38を設置の保護ホルダー1 4によりインクカートリッジ11出口29の至端を挟扼固定し、インクが漏出す るのを防ぐ。押圧によってシール47の粘着面は出口29の至端により強固に貼 付され、短い錐体状のインク注入管44が直接インクカートリッジ11上縁面2 8と彎曲通路27を穿通し通孔25外縁の薄膜48に貫通する。インク注入管4 4と通孔25の孔壁は緊合しており、インク瓶13を圧搾することでインクとイ ンク容器部15内の空気を快速に交換し、インクカートリッジ11のインク容器 部15内にインクを注入し、第二容器部40及びスポンジ20内の空気を排除す る。
【0011】 図2から図6が示すように、インク補充時にインクカートリッジ11出口29 からインクが漏出しないように、出口29至端にシールを貼付し、挟固空間40 にインクカートリッジ11を挟装する保護ホルダー14は、その反対側の押圧面 32の押圧により支持板33、圧接板37間の挟固空間40の高度が拡がり、イ ンクカートリッジ11を容易に挿嵌できるようにし、挟扼固定により支持板33 内縁面34の弾性クッション35とインクカートリッジ11出口29の至端は緊 合する。H型を呈する保護ホルダー14は、適度な高度の直板30を有し、その 下方両側にはそれぞれ適度な長さを持つ支持板33、36を設ける。直板30の 上方片側に圧接板37を、もう一方の側に押圧板38を設け、直板30と圧接板 37及び押圧板38の隣接する部分に頚部39を設置し、押圧面32が押圧され ると圧接板37と支持板33間の距離が拡がる。
【0012】 保護ホルダー14が形成するインクカートリッジ11を挟装するための挟固空 間40は、支持板33、直板30及び圧接板37などの板面で成り、支持板33 の内縁面34に弾性クッション35を貼付し、直板30の板面上に適度な高度を 有する定位横桿41を設け、この定位横桿41はインクカートリッジ11の蓋体 21に対応して突設してあるため、インクカートリッジ11が保護ホルダー14 の挟固空間40に挿嵌される時、インクカートリッジ11の出口29と内縁面3 4の弾性クッション35間は互いに平面状で緊接するようになり、よって傾斜し にくくなる。圧接板37は僅かに下方に傾斜する板面で、直板30上方の頚部3 9より外側に延伸し、その反対側の押圧板38も板面を呈し、押圧されると上方 に隆起し挟固空間40の高度を拡げ、インクカートリッジ11が容易に支持板3 3と圧接板37間の挟固空間40に挿入される。 保護ホルダー14直板30下方両側に適度な長さの支持板33、36を設け、 該支持板33の長度はインクカートリッジ11出口29外縁の寛度に対応し、イ ンクカートリッジ11を嵌装する際、出口29至端と内縁面34の弾性クッショ ン35は緊接し、支持板36はやや長めの板面を呈し、支持板33底縁より反対 方向に延伸する。直板30上方の押圧板38は握持し易い長さを有し、この押圧 板38を押圧すると、直板30上部は彎曲性を有する頚部39が設けてあるため 、反対側の圧接板37が僅かに上方に隆起して挟固空間40の高度を拡げ、イン クカートリッジ11を挿入し易くし、押圧板38放すと即元の位置に戻る。圧接 板37と支持板33はインクカートリッジ11を挟固空間40にしっかり挟扼、 固定し、支持板33内縁面34に設置の弾性クッション35とインクカートリッ ジ11出口29至端は緊接し、さらにシール47で出口39至端面を封止し、よ り緊密に固定する。
【0013】 図2及び図6から図9が示すように、保護ホルダー14に挟装のインクカート リッジ11は、各インク容器部15上方の二つの通孔24、25が薄膜23で封 止され、インクカートリッジ上縁面28の構造及び特徴より、インク注入時は、 インク容器部15の色に合わせてインク瓶13を選択し、その瓶口の瓶蓋43に 設けた短い錐体状を呈するインク注入管44よりインク容器部15彎曲通路27 の通孔25に向かって直接加圧する。インク注入管44は通孔25を穿通して外 縁の薄膜48に貫通し、インク補充作業を可能にする。 インク補充のインク瓶13は瓶体42及び瓶蓋43の二部分から構成され、瓶 体42は一般的な瓶の形状を呈し、インクが容れられる容器なら何でもよく、容 量はインクの使用量によって選ぶ。瓶蓋43と瓶体42の瓶口も一般の瓶と同様 に螺合により結合する。普通の瓶と異なるのは、瓶蓋43前端に設けた短い錐体 状のインク注入管44で、この錐体はインクカートリッジ11通孔25の直径に 対応させてあるため、インク注入管44は通孔25を貫穿し、その端部はインク 容器部15の空間まで延伸する。 インク瓶13の瓶体42と瓶蓋43は螺合により一体となり、瓶蓋43前端に 位置するインク注入管44端部中央は、未使用時は封緘状態で、使用する際は先 ず封緘状態のインク注入管44封止口49の端部45を通孔25外縁の薄膜48 に貫通させ、インク瓶13を取り除き、針でインク注入管44の封止口49を突 刺すか、或いは直接インク注入管44中央の封止口49を針で突刺し、インク瓶 13の瓶蓋43を下方に向け、インクカートリッジ11通孔25の方向に移動し て接触させる。インク瓶13が移動を行う時、インク注入管44の端部45には すでに細孔が穿設されているが、インク瓶13の瓶体42を圧搾しなければ瓶体 42内のインクはインク注入管44の端部45から漏出することはない。インク 注入管44の端部45とインクカートリッジ11上縁面28に設けた通孔25の 薄膜48が接触する時、インク注入管44の端部45を加圧し、その圧迫により インクカートリッジ上縁面28の薄膜48は下方に押されて穿通し、インク注入 管44の端部45が通孔25を貫通すると、通孔25の壁面に沿って、インク注 入管44をその管面が通孔25の孔壁と接触し緊合するまで下方に移動させる。 この時通孔25外縁の薄膜48は下方に押圧されるため凹陥し、インク注入管4 4端部45が穿通するとその力で通孔25の外至端とインク注入管44の管壁は 係止し、薄膜48の弾性がインク注入管44と通孔25間に二度目の緊合をさせ る。
【0014】 空のインクカートリッジ11にインクを補充する時、インクカートリッジ11 の出口29はホルダー14に封止されており、インクカートリッジ11通孔25 と挿嵌しているインク瓶13を圧搾してインク瓶13内のインクをインクカート リッジ11のインク容器部15に注入する。インク瓶13のインク注入管44と インクカートリッジ11の通孔25が結合すると、インクカートリッジ11上縁 彎曲通路27は暫時的にその機能を失い、完全に封緘された状態となる。また、 インクカートリッジ11出口29はすでに保護ホルダー14に閉塞されているた め、インク容器部15とインク瓶13間は連接して対流空間となり、インク瓶1 3を直接圧搾するとインクはインクカートリッジ11のインク容器部15内にス ムーズに注入され、インク瓶13の瓶体42を放すと、弾性により瓶体42は元 の形状に戻り、故にインクカートリッジ11のインク容器部15及び第二容器部 16内の空気を吸入し真空状態とする。インク瓶13が圧搾できなくなるまでこ の動作を繰り返し、続いてインク瓶13のインク注入管44とインクカートリッ ジ11の通孔25を分離し、インクカートリッジ11の通孔25外縁面にシール を貼付したらインク補充作業は完了である。
【0015】 インクカートリッジ11のインク容器部15上方に設けた通孔25は薄膜23 で封止され、空気が通る彎曲通路27を形成してインク容器部15内の圧力を平 衡に保ち、バブルジェットプリンターが印刷によりインクを消耗していくと同時 に微量の空気をインクカートリッジ11インク容器部15内に進入させプリンタ ーが必要とする適量のインクを提供する。 インク容器部15上方の通孔25外縁を封止する薄膜48は、インク補充作業 においてインク瓶13に穿通されたインク注入管44の圧搾により彎曲凹溝22 と通孔25至端を連接する至端31を封止する。インク瓶13のインク注入管4 4とインクカートリッジ11の通孔25が分離する時、圧搾通孔25至端31に 引入された薄膜48も引っ張られるが、彎曲凹溝22と通孔25を至端31に連 接させ、再度使用する時には従来の機能を回復する。インク瓶13のインク注入 管44とインクカートリッジ11の通孔25の分離時に圧搾通孔25至端31に 引入された薄膜48が連動せず、通孔25至端31は薄膜48に封止されたまま 彎曲通路27が本来の機能を回復できない場合は、インクカートリッジ11をバ ブルジェットプリンターに装置し印刷を実行すればインクカートリッジ11のイ ンク容器部15は印刷によりインクを消耗すると同時に真空吸引力が自然発生し 、彎曲凹溝22と通孔25至端31に平面上に貼付した薄膜48を内側に吸引し 、彎曲凹溝27は再び本来の機能を回復する事ができる。
【0016】 本考案はスポンジ20にインクを吸収させて貯蔵するインクカートリッジ11 の形式を採り、故にインクカートリッジ11出口29至端は保護ホルダー14に 挟扼されて保護され、インクカートリッジ11にインクを補充する際、インク瓶 13の短い錐体状を呈するインク注入管44が直接インクカートリッジ11彎曲 通路27の通孔25を穿通し、インク容器部15外側の通路は全て封止され、イ ンク瓶13を圧搾するとインクは導流通路46を迅速に経由しインクカートリッ ジ11内のスポンジ20に注入され、インク瓶13を放すと瓶体42は張力によ りインク容器部15の空気をインク瓶13内に吸入し、インク容器部15内は真 空状態となり、その空気は細く短い導流通路46を経由してインク瓶13内の空 間に素早く発散され、こうした快速の対流が、吸入された空気が再びインク容器 部15に戻りインク補充作業に影響するのを防ぐ。
【0017】 インク補充において、インクカートリッジ11出口29を挟扼している保護ホ ルダー14は、上記のようなもの以外にも、図10が示すように習知の技術であ るコ字型ホルダー50を採用してもよく、この時下方の支持板51内縁面に弾性 クッション52を設け、上方の支持板53はやや短い板面を呈し、こうして形成 されるコ字型ホルダー50がインクカートリッジ11を挟装し一体となる。下方 の支持板51に設置の弾性クッション52はインクカートリッジ11の出口29 からインクが漏出するのを防止する。習知の技術であるコ字型ホルダー50は挟 扼の機能に欠点を有するが、インクカートリッジ11出口の封止は可能である。
【0018】 図11が示すように、本考案のインクカートリッジ11のインク容器部15は スポンジは吸収させる方式でインクを貯蔵する。インクカートリッジ11上縁面 28に設けた二つの通孔24、25のうち通孔25は彎曲凹溝22に連接する。 インク補充後、両通孔24、25は、通孔25外縁に及び彎曲凹溝22の一部外 縁面に位置する部分を薄膜23で封止され、彎曲通路27を形成する。通孔24 はボール54で封止され、彎曲通路27により平衡を保ちスポンジに含有のイン クを提供する。インクを補充する時は先ず保護ホルダー14でインクカートリッ ジ11出口を挟扼し、インク瓶13のインク注入管14端部45を通孔25外縁 の薄膜48に接触させて穿通し、さらに通孔25至端と緊合し、インク瓶13内 のインクをインクカートリッジ11の容器部内に注入する。
【0019】 図12が示すのは、インクカートリッジ11の出口に回路制御のプリンターヘ ッドを設けた場合で、上記と同様にインクカートリッジ11はインク容器部15 内のスポンジによるインクの貯蔵方法を採用する。インクカートリッジ11上縁 面55はそれぞれ独立したインク容器部の数に対応するだけの通孔56を有し、 インクカートリッジ11は該通孔56によりインクを補充し、補充完了後はボー ル57で封止する。インク 補充時に保護ホルダー14がインクカートリッジ11出口を挟装し、インク瓶1 3前端のインク注入管44がボール57を容器部の方向に押圧し、さらに容器部 内に押入する。この時インク瓶13のインク注入管14は通孔56に挿入して緊 合し、インクの注入が行えるようになる。注入完了後、インクカートリッジ11 通孔56外縁をシールで封緘する。
【0020】
【考案の効果】
本考案はインク瓶前端に設けた短い錐体状のインク注入管が直接インクカート リッジ上の彎曲通路通孔の薄膜を穿通、または通孔を封止するボールを押入し、 インク瓶とインクカートリッジの通孔が挿嵌、緊合するところに構造上の特徴が ある。インク注入管はインクを提供すると同時に空気の交換を迅速に行い、イン クをインクカートリッジのインク容器部内に注入し、スポンジ及び第二容器部内 の気泡と空気を迅速に排除する。よって上記の各実施例はすべて、インク瓶のイ ンク注入管とインクカートリッジ通孔間の緊密な結合状態及び特徴を説明してお り、故にインクの補充がよりスムーズに行えるようなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のインクカートリッジ外観図である。
【図2】本考案のインクカートリッジ内部構造を示す断
面図である。
【図3】本考案のインク補充装置の組立構造を説明する
立体分解図である。
【図4】本考案のインクカートリッジが保護ホルダーに
挟装された状態を示す立体図である。
【図5】本考案のインクカートリッジが保護ホルダーに
挟装された状態を示す断面図である。
【図6】本考案のインクカートリッジが保護ホルダーに
挟装された状態を示す立体図である。
【図7】本考案のインク瓶インクく注入管とインクカー
トリッジ蓋体間の構造を示す断面図である。
【図8】本考案のインク瓶とインクカートリッジ通孔が
接合しインクの注入を行っている状態を示す立体図であ
る。
【図9】本考案のインク瓶とインクカートリッジ通孔が
接合しインクの注入を行っている状態を示す断面図であ
る。
【図10】本考案に習知の挟装ホルダーを用いインク注
入を行っている状態を示す断面図である。
【図11】本考案のインクカートリッジの形態及び使用
状態を示す立体図である。
【図12】本考案のインクカートリッジの形態及び使用
状態を示す立体図である。
【符号の説明】
11 インクカートリッジ 12 殻体 13 インク瓶 14 保護ホルダー 15 インク容器部 16 第二容器部 17 密封クッション 18 隔膜 19 隔網 20 スポンジ 21 蓋体 22 彎曲凹溝 23 薄膜 24 通孔 25 通孔 26 薄膜 27 彎曲通路 28 上縁面 29 出口 30 直板 31 至端 32 押圧板 33 支持板 34 内縁面 35 弾性クッション 36 支持板 37 圧接下 38 押圧板 39 頚部 40 挟扼空間 41 定位横桿 42 瓶体 43 瓶蓋 44 インク注入管 45 端部 46 導流通路 47 シール 48 薄膜 49 封止口 50 コ字型ホルダー 51 下支持板 52 弾性クッション 53 上支持板 54 ボール 55 上縁面 56 通孔 57 ボール

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】使用済みの空のインクカートリッジ殻体内
    部に少なくとも一つ以上のスポンジを有するインク容器
    部を設けてあるバブルジェットプリンターインクカート
    リッジのインク補充装置において、各該インク容器部の
    上縁面に少なくとも一つ以上の通孔を開設し、該通孔外
    縁の封止された至端は直接インク瓶前端のインク注入管
    に穿通され、インク補充時は該インクカートリッジ下方
    の出口を保護ホルダーで封止し、空の該インクカートリ
    ッジの容器部上縁面に設けた通孔に該インク瓶前端の該
    インク注入管を挿嵌して、インクを補充作業を行い、該
    インク注入管は大きさの異なる各形式の該インクカート
    リッジ通孔に対応できるよう短い錐体状を呈し、その中
    心部にインク及び空気対流の導流通路を設け、該インク
    カートリッジの通孔に挿入し、その端部は該インクカー
    トリッジの該インク容器部内の空間まで延伸しその管壁
    は該通孔と緊合し、該インク瓶は該インク注入管の端部
    が該インク容器部上方の該通孔の薄膜を穿通し該通孔に
    緊合することにより、連続的に圧搾を行うとインクは該
    インク容器部内に注入され、該インク瓶内のインクを該
    インク容器部内の空気が迅速に対流交換を行い、インク
    は該インク容器部に補充され、第二容器部及び該インク
    容器部の該スポンジに含有されている空気を完全に吸入
    することを特徴とするバブルジェットプリンターインク
    カートリッジのインク補充装置。
  2. 【請求項2】前記インクカートリッジの前記インク容器
    部上縁面に開設の単一の前記通孔は、前記インク瓶前端
    の前記インク注入管に対応し、短い錐体状を呈する該イ
    ンク注入管の端部は該インクカートリッジの該インク容
    器部内まで延伸し、その前記管壁は該通孔と係止し緊合
    する請求孔1に記載のバブルジェットプリンターインク
    カートリッジのインク補充装置。
  3. 【請求項3】前記インクカートリッジの前記インク容器
    部上縁面にそれぞれ独立した二つの前記通孔を開設し、
    その内一つは外縁に彎曲凹溝を有し、両該通孔の外縁は
    薄膜で封止され、彎曲凹溝を有する該通孔は彎曲通路に
    より空気が流通し、前記インク瓶前端の前記インク注入
    管は該通孔に対応し、短い錐体状を呈する該インク注入
    管の端部は該インク容器部内まで延伸し、その前記管壁
    は該通孔と係止し緊合する請求孔1に記載のバブルジェ
    ットインクプリンターカートリッジのインク補充装置。
  4. 【請求項4】前記インクカートリッジ殻体内部に少なく
    とも一つ以上のインク吸収の前記スポンジを有する前記
    インク容器部を設け、該インク容器部上縁面はそれぞれ
    一つ以上の前記通孔を有し、各該通孔の外縁は薄膜で封
    止され、インク補充時に該インクカートリッジ出口至端
    にシールを貼付し、さらに前記保護ホルダーで固定し、
    該保護ホルダーはH型を呈し縦立状の直板の下方両側に
    適度な長さの押圧板を、上方片側に圧接板、もう一方の
    側に該押圧板を設け、該直板の片側は支持板、該直板及
    び該圧接板の板面により挟扼空間が形成され、この空間
    の下方に位置する該支持板は内縁面に弾性クッションを
    粘着し、該直板を境にした反対側は適度な長さの該支持
    板となっており、上方の該圧接板はやや下方に傾斜し、
    その反対側には適度な長さの該押圧板が外方向に延設
    し、該直板に隣接し上方の板面に位置する部位に短い頚
    部を設け、該保護ホルダーが該インクカートリッジを挟
    装する際該直板上方の該押圧板を押圧すると該頚部がや
    や彎曲し、反対側の該圧接板端部は上方に隆起して挟扼
    空間を拡げ、該インクカートリッジがスムーズに挿嵌さ
    れる請求孔1に記載のバブルジェットプリンターインク
    カートリッジのインク補充装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016087848A (ja) * 2014-10-31 2016-05-23 ブラザー工業株式会社 液体消費システム
CN107984931A (zh) * 2017-12-29 2018-05-04 南京工程学院 一种按压式墨囊自动注墨器
CN114161839A (zh) * 2021-11-17 2022-03-11 珠海中润靖杰打印科技有限公司 一种墨盒自动生产线

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