JP3059711U - 書見台 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は学童らが狭い机上でも、教科書、参
考書やノートなどを広げて学習出来、然も、前屈姿勢に
ならず、目の疲労も少く、正しい姿勢で健康に勉学出来
ることの手助け。 【解決手段】 本考案は、１枚の鋼板又はプラスチック
板の下端部を直角に折り曲げ、受け部とし、その上方の
中央部を逆Ｕ字形面に打ち抜き、反対側に受け部と平行
に折り曲げ、それを支え部としている。ページホルダー
も１枚の板の折曲げと穴開けで出来た極めて単純なもの
である。受け部折り曲げの稜線と支え部とで据え使用す
る設置面積の狭い傾斜背面部を持つ１体成形の書見台。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、学童が学習時に教科書、参考書や図鑑などを立て掛けて机上に置い て見る設置面積の狭い簡便で安価な１体成形の書見台に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の書見台は木製又は鋼板製のいずれも部品の組み合わせなどで成形され、 １体成形では無く、且つ特に設置面積の少ないことや簡便さを特長として学童用 として利用されているのは見受けられない。参考：特開平５−１５４０１８

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

一般的に学童らの学習状況を見るに教科書、参考書やノートなどを狭い机上に 広げて、置く場所に困惑しながら学習している。参考書を広げて見ながらノート をとるような場合など、どうしても前屈姿勢になりがちである。本考案の書見台 は本を斜めに立て狭い支え部で安定して保持可能としてあるので置く場所が狭く て済み、且つ目の位置との関係に於てページの上下との距離に大差がないので前 屈姿勢にならなくとも読むことが出来るので、目の疲労も少なく、正しい姿勢で 学習することができる。また、分厚い辞書などを広げてもページホルダーを調節 してページの盛り上がりを押え読み易くする事が出来る。また軽量なので本を載 せたままで机上で容易に動かせる。簡易に製作出来るので安価で学童らの利用に も適応出来る。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、１枚の鋼板又はプラスチック板の下端部を直角に折り曲げ受け部と し、その上方の中央部を逆Ｕ字形面に打ち抜き、反対側に受け部と平行に折り曲 げ、それを支え部としている。ページホルダーも１枚の板の折曲げと穴開けで出 来た極めて単純なものである。受け部折り曲げの稜線と支え部とで据え使用する 設置面積の狭い傾斜背面部を持つ１体成形の書見台。

【０００５】

【考案の実施の形態】

受け部を成形する稜線部と支え部で正立させ、受け部に本を開いて載せ使用す る。分厚い本を載せる場合はページホルダー取り付けのボルトと蝶ネジナットを 緩めページホルダーを手前にスライドさせ本の厚さに合せネジを締め固定する。

【０００６】

【実施例】

図１は本考案の実施例を示す使用状態の斜視図、図２は実施例の断面側面図、 図３はページホルダーを示す図であり、（Ａ）はページホルダーの側面図（Ｂ） は正面図、（Ｃ）は平面図である。１は鋼板を矩形に切断した縦長本体、１２は 本体下部を下辺に平行に一定の幅をもって本体に直角に１３の位置で折り曲げた 受け部、１４は受け部１２を成形する稜線１３に平行になるような開口部を持ち 本体中央部を占める逆Ｕ字形切り込み線に沿って、三方を打ち抜いて出来た平面 を受け部１２に平行に且つ、本体１に対し１２の反対側に直角に折り曲げた支え 部、１５は支え部１４の安定を良くするために先端を下方内側に折り返し曲げた 部分。１６は１４を打ち抜いた本体１の開孔部、１１は背面部。本考案の書見台 は稜線１３の部分と支え部１４の先端１５の部分で据え、傾斜背面部を保持して 使用する。

【０００７】 １８はページホルダー、１９はページホルダーをスライドさせるため１又は複 数のネジ用長穴、ボルト２０と蝶ネジナット２１とで受け部１２に取り付ける。

【０００８】

【考案の効果】

上述の如く、本考案の書見台は学童が学習時に教科書や参考書を任意の位置で 斜めに立て掛けて読めるので、前屈姿勢でなく正しい姿勢で勉学ができ目の位置 とページ面の関係が直角に近い角度を保つことで学習や読書時に目の疲労を減ら すことができる。また本を置く面積が狭くて済むので机上を効率良く使い学習で きる。尚、本考案の書見台は学童の為ばかりでなく、老齢者や身障者の読書にも 役立つ。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の書見台の一実施例を示す斜視図であ
る。

【図２】本書見台の一実施例を示す断面側面図である。

【図３】ページホルダーの説明図である。

【符号の説明】

１ 書見台本体 １１ 背面部 １２ 受け部 １３ 受け部成形の稜線 １４ 支え部 １５ 支え部４の折り返し部 １６ 本体開孔部 １７ ネジ穴 １８ ページホルダー １９ ネジ用長穴 ２０ ボルト ２１ 蝶ネジナット

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 １枚の鋼板又はプラスチック板の下辺部
   を直角に折り曲げて受け部とし、折り曲げにより成形さ
   れた稜線部と、本体の中央部を占めその稜線部に平行な
   開口部を持つ逆Ｕ字形切り込み線に沿って３方を打ち抜
   き成形された平面部を受け部と反対側に本体に直角に折
   り曲げ、支え部とし、その先端部とで立てて使用する傾
   斜背面部を持つ１体成形の書見台。
2. 【請求項２】 前記受け部に１又は複数のネジ穴を設
   け、ネジ止めして前後方向にスライドできる１又は複数
   の長穴を有するアングル形ページホルダーを組み込んだ
   請求項１に記載の書見台。