JP3059617U - 車両及び乗員の除菌装置 - Google Patents

車両及び乗員の除菌装置

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JP3059617U
JP3059617U JP1998009628U JP962898U JP3059617U JP 3059617 U JP3059617 U JP 3059617U JP 1998009628 U JP1998009628 U JP 1998009628U JP 962898 U JP962898 U JP 962898U JP 3059617 U JP3059617 U JP 3059617U
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tire
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JP1998009628U
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Inventor
哲二 小林
Original Assignee
株式会社ロールクリエート
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転席から除菌操作ができ、タイヤ全体を満
遍なく十分な液量で除菌可能にすると共に、乗員の靴等
の除菌をもすることができ、また、機構が簡単でどのよ
うな車両にも取り付けることができるようにする。 【解決手段】 除菌用洗浄水を貯蔵するタンク(2)
と、電気モータにより駆動されてタンク内の洗浄水を圧
送するポンプ(3)と、運転席から操作可能に配設され
てポンプの作動を制御するスイッチ(4)と、タイヤハ
ウジング(7)に配設されてポンプにより圧送された洗
浄水をタイヤ(8)に噴射するためのタイヤ用噴射ノズ
ル(9)とを車体(1)に備え、ポンプにより圧送され
た洗浄水を車外で乗員の靴等に噴射するための乗員用噴
射ノズル(11)を車体に備える。例えば、タイヤ用噴
射ノズルは、タイヤハウジングに機幅方向に複数併設さ
れてタイヤの周面と側面とに洗浄水を噴射する。また、
乗員用噴射ノズルは、手持ち操作可能であり、開閉弁を
介してポンプに接続されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、酪農場、食品加工工場等に出入りする集乳車等に好適な、車両及び 乗員の除菌装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、畜産経営の規模拡大が、家畜伝染病が発生した場合の被害を大きくし、 また、食肉などの輸入量が増加し、輸入先が多角化していることにより、国内に ない伝染病の進入機会が多くなった。こうした状況の中、これらの伝染病が広ま る原因の一つとして、菌に汚染された土壌が、車両のタイヤ又は乗員の靴に付着 して酪農場に持ち込まれることが考えられている。また、家畜伝染病に止まらず 、例えば、大腸菌O−157等のように人間に感染した場合に大きな被害を与え る病原菌等についても、汚染した土壌がタイヤ又は乗員の靴に付着したまま食品 加工工場に持ち込まれ、それにより加工食品が汚染されて人間に感染する可能性 のあることも報告されている。
【0003】 従来は、汚染した土壌をタイヤ又は乗員から落として除菌するために、背負式 の噴射洗浄器を用意して、この洗浄器によりタイヤの除菌と乗員の靴の除菌とを 行っていた。 なお、豪雪地帯、工事現場等においては、タイヤに付着した多量の泥を流し落 とす必要があることから、車両エンジンを駆動源とする水噴射装置をタイヤハウ ジングに備えたトラックが、特開平5−32193号公報等により開示されてい る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の背負式の噴射洗浄器では、運転者自らがタイヤの除菌を 行なおうとすると、一旦車両から降りて行なわなければならないという問題があ る。また、この背負式の洗浄器はタンク容量が小さく、十分な量の洗浄水を用い て除菌作業ができないという問題がある。
【0005】 一方、上記公報に記載のトラックの水噴射装置には、乗員の靴に付着した土壌 を車外で流し落とすための噴射ノズルは装備されていない。また、この装置は、 エンジンを駆動源とするため機構が複雑であり、車両によっては容易に取り付け ることができない場合がある。 本考案はこのような問題を解決するためになされたもので、運転席から除菌操 作ができ、タイヤ全体を満遍なく十分な液量で除菌可能にすると共に、乗員の靴 等の除菌をもすることができる車両及び乗員の除菌装置であって、機構が簡単で 、どのような車両にも取り付けることができるものを提供することを課題とする 。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するために、本考案が採用する手段は、除菌用洗浄水を貯蔵 するタンクと、電気モータにより作動されてタンク内の洗浄水を圧送するポンプ と、運転席から操作可能に配設されてポンプの作動を制御するスイッチと、タイ ヤハウジングに配設されてポンプにより圧送された洗浄水をタイヤに噴射するた めのタイヤ用噴射ノズルとを車体に備えた除菌装置において、ポンプにより圧送 された洗浄水を車外で乗員の靴等に噴射するための乗員用噴射ノズルを車体に備 えたことにある。本手段により、運転席から除菌操作ができ、タイヤを満遍なく 十分な液量をもって除菌できるようにすると共に、車両停止時に、この車両に乗 り降りする乗員の靴等を車外で除菌できるようにする。また、バッテリを有する 車両であれば、どのような車両にも取り付けることができるようにする。
【0007】 例えば、タイヤ用噴射ノズルは、タイヤハウジングに機幅方向に複数併設され て、タイヤの周面と側面とに洗浄水を噴射することができる。また、乗員用噴射 ノズルは、手持ち操作可能であり、開閉弁を介してポンプに接続されている。
【0008】
【考案の実施の形態】 本考案に係る除菌装置の第1実施例を、図1ないし図3を参照して詳細に説明 する。 図1及び図2は、前輪が2輪、後輪が4輪からなる小型又は中型トラックに、 本除菌装置を実施したものを示す。
【0009】 図1及び図2に示すように、車体1に、除菌用洗浄水を貯蔵するタンク2と、 電気モータにより駆動されてタンク2内の洗浄水を圧送するポンプ3とを配設す る。本実施例のポンプ3はタンク2の内蔵型であるが、必ずしもタンク内蔵型に 限定されるものではない。例えば、運転席の操作パネルに、ポンプ3の作動を制 御するスイッチ4を配設する。スイッチ4は、運転者がこのトラックを運転しな がら操作できるように取り付けられる。スイッチ4は、車両のバッテリ6に接続 される。タイヤハウジング7に、ポンプ3により圧送されてきた洗浄水を各タイ ヤ8に噴射するためのタイヤ用噴射ノズル9を夫々取り付ける。図2に示すよう に、噴射ノズル9は、洗浄水をタイヤ8の両側から噴射可能なように、機幅方向 に2つずつ配設される。なお、本実施例では、噴射ノズル9は各タイヤ8の前方 に噴射口を後方に向けて夫々取り付けられているが、その取付位置は必ずしもタ イヤ8の前方に限定されるものではない。
【0010】 ポンプ3と噴射ノズル9との間に、二つの出口を有する手動式切替弁10を配 設し、入口をポンプ3に接続し、一方の出口を噴射ノズル9に接続する。また、 切替弁10の他方の出口に、乗員用噴射ノズル11を取り付ける。噴射ノズル1 1は、車外において手持ち操作で洗浄水の噴射ができるように、切替弁10を介 してポンプ3から延びるホース13等に接続される。図2及び図3に示すように 、噴射ノズル11は洗浄水の開閉弁12を有する。トラックの場合、噴射ノズル 11は、運転席後方の荷台等に装備される。
【0011】 次に、本除菌装置の操作方法について説明する。 タイヤ8の除菌は、車両停止時又は徐行時に、例えば、運転者がトラックの運 転席から行なう。このとき、切替弁10によりポンプ3とタイヤ用噴射ノズル9 が連通している。運転者は、運転席の操作パネルに取り付けられたスイッチ4を オンにする。ポンプ3が作動して、タンク2に貯蔵されていた除菌用洗浄水が噴 射ノズル9から噴射される。洗浄水は、停止した又はゆっくり回転する各タイヤ 8の周面と両側面とに噴射される。本実施例のようにダブルタイヤを有する車両 についても、二つのタイヤ8の向き合った側面に、半径方向に少なくとも10セ ンチメートル程度は噴射することが望ましく、上述した機幅方向に併設した2つ の噴射ノズル9によってこのような噴射が可能である。但し、必要により噴射ノ ズル9を増設することもできる。十分な噴射が行われ、汚染土壌がタイヤ8から 流し落とされたと判断したら、スイッチ4をオフにする。
【0012】 このように、運転席に設けたスイッチ4の操作で洗浄水を噴射するので、運転 者は運転席に座ったままタイヤ8全体を満遍なく除菌できる。また、車体1のタ ンク2に貯蔵した洗浄水を使用するから、十分な液量で除菌することができる。 一方、乗員の靴等の除菌は車両停止時に行なう。切替弁10を操作してポンプ 3と噴射ノズル11を連通させる。運転席の操作パネルのスイッチ4をオンにす る。ポンプ3が作動して洗浄水が加圧される。乗員は、車両の所定位置に備えら れた噴射ノズル11を手に持ち、その開閉弁12を操作して開弁し、靴、衣服等 の必要な部分に洗浄水を噴射して汚染土壌を流し落とす。終了後、切替弁10を 切り替えてポンプ3と噴射ノズル9との連通状態に戻し、スイッチ4をオフにす る。
【0013】 このように、タイヤ用の噴射ノズル9とは別に乗員用の噴射ノズル11を設け たので、乗員の靴等も除菌される。
【0014】
【実施例】
本考案に係る除菌装置の第2実施例を、図4を参照して説明する。 図4は、前輪が2輪、後輪が8輪からなる大型トラックに本除菌装置を実施した ものである。図4に示すように、8輪から成る後輪について、機幅方向に2つず つのタイヤ用噴射ノズル15が前後のタイヤ16ごとに配設されている点を除き 、上述した第2実施例の除菌装置と同様である。
【0015】 次に、本考案に係る除菌装置の第3実施例を、図5を参照して説明する。 図5は、前輪が2輪、後輪が2輪からなる乗用車、バン等に本除菌装置を実施し たものである。図5に示すように、第1実施例の手動式切替弁10の代わりに、 2つの電磁弁24、25が配設される。電磁弁24はタイヤ用噴射ノズル22へ の洗浄水を、電磁弁25は乗員用噴射ノズル23への洗浄水を夫々供給するため のものである。この乗用車、バン等の場合、噴射ノズル23は、室内、トランク ルーム等に装備されるので、使用に際しては車外に引き出して噴射する。その他 は、第1実施例の場合と同様である。
【0016】 上述した第1ないし第3実施例の除菌装置は、エンジン駆動ではないので構造 が簡単であり、バッテリを有する車両であれば、どのような車両にも取り付ける ことができる。
【0017】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように、本考案の車両及び乗員の除菌装置は、除菌用洗浄 水を貯蔵するタンクと、電気モータにより駆動されてタンク内の洗浄水を圧送す るポンプと、運転席から操作可能に配設されてポンプの作動を制御するスイッチ と、タイヤハウジングに配設されてポンプにより圧送された洗浄水をタイヤに噴 射するためのタイヤ用噴射ノズルとを車体に備え、ポンプにより圧送された洗浄 水を車外で人の靴等に噴射するための乗員用噴射ノズルを車体に備えた。従って 、運転席から除菌操作ができ、タイヤ全体を満遍なく十分な液量で除菌可能にす ると共に、乗員の靴等の除菌をもすることができ、また、機構が簡単でどのよう な車両にも取り付けることができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る車両及び乗員の除菌装置の第1実
施例を示す図である。
【図2】図1の車両及び乗員の除菌装置のシステム図で
ある。
【図3】図1の乗員用噴射ノズルを示す斜視図である。
【図4】本考案に係る車両及び乗員の除菌装置の第2実
施例を示すシステム図である。
【図5】本考案に係る車両及び乗員の除菌装置の第3実
施例を示すシステム図である。
【符号の説明】
1 車体、2 タンク、3 ポンプ、4 スイッチ、6
バッテリ、7 タイヤハウジング、8 タイヤ、9
タイヤ用噴射ノズル、10 切替弁、11 乗員用噴射
ノズル、12 開閉弁、13 ホース、15 タイヤ用
噴射ノズル、16 タイヤ、22 タイヤ用噴射ノズ
ル、23 乗員用噴射ノズル、24、25電磁弁

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 除菌用洗浄水を貯蔵するタンク(2)
    と、電気モータにより駆動されて前記タンク内の前記洗
    浄水を圧送するポンプ(3)と、運転席から操作可能に
    配設されて前記ポンプの作動を制御するスイッチ(4)
    と、タイヤハウジング(7)に配設されて前記ポンプに
    より圧送された前記洗浄水をタイヤ(8、16)に噴射
    するためのタイヤ用噴射ノズル(9、15、22)とを
    車体に備えた除菌装置において、前記ポンプにより圧送
    された前記洗浄水を車外で乗員の靴等に噴射するための
    乗員用噴射ノズル(11、23)を前記車体に備えたこ
    とを特徴とする車両及び乗員の除菌装置。
  2. 【請求項2】 前記タイヤ用噴射ノズル(9、15、2
    2)は、前記タイヤハウジング(7)に機幅方向に複数
    併設されて前記タイヤ(8、16)の周面と側面とに前
    記洗浄水を噴射することを特徴とする、請求項1に記載
    の車両及び乗員の除菌装置。
  3. 【請求項3】 前記乗員用噴射ノズル(11、23)
    は、手持ち操作可能であり、開閉弁(12)を介して前
    記ポンプ(3)に接続されていることを特徴とする、請
    求項1又は2に記載の車両及び乗員の除菌装置。
JP1998009628U 1998-12-04 1998-12-04 車両及び乗員の除菌装置 Expired - Lifetime JP3059617U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013039880A (ja) * 2011-08-17 2013-02-28 Kd Agri:Kk 車両用防疫装置
KR20200023725A (ko) * 2018-08-27 2020-03-06 차영순 축사용 차량의 소독장치

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