JP3059231U - 魚介類飼育と植物栽培を同時に行なう鑑賞用水槽 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、魚介類飼育と植物溶液栽培を同じ
水で行なう事により、魚介類の餌、フン等の有機物及び
それらが腐敗して発生するアンモニアを、植物の栄養と
して用いる事で水を浄化する事を特徴とする鑑賞用飼
育、栽培装置である。 【構成】 魚介類養殖槽（１）の水をポンプ（４）で植
物栽培槽（２）に送る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、魚介類飼育で発生する有機物及びアンモニアで植物を栽培し、水を 浄化しながら植物栽培と魚介類を飼育する装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来より水浄化方法は数々有るが、魚介類の餌の残りやフン等の有機物やそれ らが腐敗して発生するアンモニア等は取り除くことがむずかしかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の水浄化方法では魚介類の餌やフン等が腐敗して発生するアンモニアを完 全に取り除くのは難しく、アンモニアが増大すると水が腐敗し、最終的には硫化 水素が発生して、魚介類が酸欠死してしまう。従来はこれを防ぐため飼育水をひ んぱんに交換しなければ成らなかった。また、植物栽培において水管理を楽にで きないか。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、魚介類飼育槽（１）の水をポンプ（４）で植物栽培槽（２）に送り 魚介類飼育、植物栽培する事で上記記載の課題を解決するもので有る。

【０００５】

【考案の実施の形態】

本考案は、魚介類飼育槽（１）の餌やフン、又それらが腐敗して発生するアン モニアを、ポンプ（４）にて植物栽培槽（２）に送り植物の栄養源として使い、 排水管（５）より魚介類飼育槽（１）に戻し水を循環させる事で水を浄化すると 共に、植物の水耕栽培を同時に行なうもので、水槽（３）には植物栽培ベッド（ ６）を設け植物を支持する。また、つる植物が栽培出来る様に棚（８）及び魚介 類と植物両方を照らせる照明（７）を設けるという技術的手段を講じている。

【０００６】

【実施例】

次に、本考案の実施例を説明する。魚介類飼育槽（１）で発生する餌、フン等 の有機物及びそれらが腐敗して発生するアンモニアを、ポンプ（４）で植物栽培 槽（２）に汲み上げ、植物栽培の溶液として使用する事により、溶液内の有機物 及びアンモニア等を植物の栄養源として利用し水の浄化を行ない、魚介類飼育に おいては水交換を軽減するものである。また、水槽（３）内に植物栽培ベッド（ ６）を設け、水に含まれる有機物をこし取ると共に、植物への水分補給及び植物 の支持材とし、つる植物の栽培が出来るように棚（８）を設け、全体を引立てる 様に上下を照らす照明（７）を設けた。変化例として魚介類飼育、植物栽培の水 槽は上下どちらでも使用出来、また、どちらも一緒に飼育栽培する事も可能であ る。その他、この考案の要旨を変更しない範囲での数々の形態変更する事勿論で ある。

【０００７】

【発明の効果】

以上説明した様に、本考案では魚介類飼育の際に問題に成る餌やフン等、又こ れらが腐敗して発生するアンモニア等をポンプにより植物栽培槽に導き植物栽培 の養分として積極的に利用する事で水交換の労力を軽減し、植物栽培においては 、水管理と養分管理を軽減する物であり、魚介類及び水性植物、それと、陸生植 物が一度に楽しめる贅沢なインテリアである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例を示す正面図である。

【図２】本考案の実施例を示す側面図である。

【図３】本考案の実施例を示す平面図である。

【符号の説明】

１ 魚介類飼育槽 ２ 植物栽培槽 ３ 水槽 ４ ポンプ ５ 排水管 ６ 植物栽培ベッド ７ 照明 ８ 棚

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 魚介類飼育槽（１）と植物栽培槽（２）
   の水槽（３）にポンプ（４）排水管（５）を設け、植物
   栽培ベッド（６）照明（７）及び棚（８）を設けた、魚
   介類飼育と植物栽培を同時に行なう観賞魚用水槽。