JP3058777U - 首飾り - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 中高年の女性が気にする首周りのしわ、しみ
などをさりげなく隠しうる首飾りを提供する。 【解決手段】 端部に留め具４を有し幅が 3〜 6cmで長
さがほぼ首回りの布製の帯２に、その帯２の長手方向中
央部に装飾品３が取付けられてなる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、首飾りに関し、特には中高年の女性が首周りにほぼきっちりと着用 して相応しい首飾りに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、女性の首飾りとしては、主として紐状の飾りを輪にして、首に掛けたり 巻いたりする首飾りが一般的である。

【０００３】 ところで近年、女性も職場や旅行など外での生活が多く、他人との交流の場が 多くなるに伴い、特に中高年の女性としては、自分の首周りにできるしわ、しみ などが気になるものである。

【０００４】 そこで、これらのしわ、しみなどをさりげなく隠すために、上記の一般的な首 飾りを首周りにほぼきっちりと着用した場合、本来的な首飾りとしての使用でな いため、職場や旅行など外出するのに着けて出るには派手であったり不釣り合い なものが多い。

【０００５】 一方、近年、女性雑誌などに掲載されているウエディングドレスの中にチョー カーと称する幅の狭い首飾りを着けているものがある。しかし、この首飾りは、 ウエディングドレスと合わせた単なるアクセサリーとしての首飾りであるため、 上記首飾りと同様に、職場や旅行など外出するのに着けて出るには派手であった り不釣り合いなものが多い。また、幅が狭いため首回りのしわなどをさりげなく 隠すには不適当である。

【０００６】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、上述した如き事情に着目してなしたものであって、その目的は、中 高年の女性が気になる首周りのしわ、しみなどをさりげなく隠しうる首飾りを提 供するものである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

上記の目的を達成するため、本考案に係る首飾りは、端部に留め具を有し幅が 3〜 6cmで長さがほぼ首回りの布製の帯に、装飾品が取付けられてなるものであ る。すなわち、この首飾りでは、幅が 3〜 6cm有し、且つ長さがほぼ首回り長さ を有するので、首周りにできるしわ、しみなどを隠すことができる。幅が 3cm未 満ではその効果が薄く、また 6cmを超えるとしわ、しみなどの大半を隠すことが できても見栄えが落ちる。それ故、 4〜 5.5cm程度が好ましい。また、布製であ るため首に柔らかく着けることができる上に、比較的地味な布地を用いることで 、特に中高年の女性が、職場や旅行など外出する際にさりげなく着けるのに相応 しい首飾りとすることができる。また、帯に装飾品を取付けることで、単に布を 首に巻き付けていると言ったイメージではなく、アクセサリーとしてのイメージ を持たせることができ、その装飾品も、帯の長手方向中央部に又は長手方向に所 望間隔で装飾品を取付ける（請求項２）ことで、派手さを抑えて特に中高年の女 性に相応しい取り合わせで取付けることができる。更に、布製の帯の布地を外出 着と合わせることでファッション性を高めることができる。

【０００８】 そして、本考案に係る首飾りにおいては、請求項３に記載のように布製の帯を 厚手の１枚布としてもよい。このように厚地で作ることにより、秋口から春先に かけて防寒用としての機能を持たせることもでき、特に中高年の女性の場合には 首を暖めることで風邪がひきにくくなり、同時に年齢的なしわ、しみなどを隠す 美容的効果をお洒落を楽しみながら維持することもできる。また、請求項４に記 載のように布製の帯を表地と裏地で作ることができ、この場合、少なくとも表地 を柄物とすることで、装飾模様を施した首飾りとすることができる上に、裏地に 肌触りの良い布地を用いることで首に柔らかく着けることができる。また、請求 項５に記載のように表地と裏地の間に保温性のある布地を介在させることで、請 求項３と同様に防寒用としての機能を持たせることもできる。

【０００９】 また、上述した本考案に係る首飾りにおいては、請求項６に記載のように装飾 品として装飾ボタンを取付けることができる。この装飾ボタンは毛糸などでボタ ン状に作ったもの、ラインストーンや宝石を取付けてボタン状に作ったものなど を含み、また装飾ボタンの外の装飾品としてはラインストーン、リボン又はブロ ーチなどであってもよく、要はアクセサリーとしての機能を有するものであれば よい。また、その装飾品の布製の帯への取付けは、糸等で縫い付けて固定しても よいし、ホックなどにより着脱自在とし交換しうるように構成（請求項７）して もよい。交換可能とした場合には一つの布製の帯で変化のある首飾りとすること ができる。

【００１０】

【実施例】

以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。図１は、本考案に係る首飾 りの説明図であって、ａは斜視図、ｂは展開図、ｃはｂの側面図である。

【００１１】 図において、首飾り１は、幅が約 5cmの布製の帯２と、その長手方向中央部に 縫い付けた装飾ボタン３と、布製の帯２の端に縫い付けたマジックテープ（商品 名）４で基本的に構成される。

【００１２】 布製の帯２は、表地５と裏地６を袋縫いして幅約 5cmとした。前記表地５は黒 系の生地の表面に紫系の刺繍による縞模様７を施したものを用い、また前記裏地 ６はこげ茶系の無地を用いた。なお、生地の柄や色などは本例に限定されるもの ではなく、適宜のものが使用できることは言うまでもないが、中高年の女性用と して、極力地味な柄や色が好ましいとしたものである。

【００１３】 装飾ボタン３は、表面を金色に加工したボタン台８の中央に、白色の半球形の ガラス玉９を取付けたものを用い、布製の帯２の長手方向中央部に縫い付けて取 付けた。なお、この装飾ボタン３は本例の装飾ボタンに限定されるものではなく 、色の着いた紐や毛糸などでボタン状に作ったもの、ラインストーンや宝石を取 付けてボタン状に作ったもの、あるいはラインストーン、リボン又はブローチな ど適宜のものが使用できる。また、本例では、装飾ボタン３を布製の帯２の長手 方向中央部に縫い付けた例を説明したが、ホックなどにより着脱自在とし交換し うるように構成してもよいし、また装飾ボタン３を布製の帯２の長手方向に所望 間隔で一列又は複数列あるいは千鳥状に並べて取付けるなどしてもよい。この場 合、装飾ボタン３が小さな場合には間隔を狭く、大きな場合には数個を所望間隔 で取付けるとよい。

【００１４】 マジックテープ４は、市販されているものを用いることができ、首飾り１を首 に着ける際、長さが調整できる利点があって好ましい。しかし、本考案は本例に 限定されるものではなく、マジックテープ４に換えてボタンとボタン孔の構成、 上下に複数取付けてもよい）、あるいはホックなど適宜の留め具を用いることが できる。なお、ボタンとボタン孔などの場合には布製の帯２の幅方向少なくとも 上下二箇所に取付けることが好ましい。

【００１５】 本考案の首飾り１は、上記の如き構成であるので、外出する際、装飾ボタン３ を前に来るようにして首周りに着け、マジックテープ４を合わせることで簡単に 首周りに着けることができ、首周りのしわ、しみなどをさりげなく隠すことがで きる。また、使用しないときは柔らかく折り畳んで収納することができ、持ち歩 くにも便利である。

【００１６】 なお、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、上述した本考案の作用 効果を満たす範囲で適宜構成を変えうることは言うまでもない。

【００１７】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案に係る首飾りによれば、女性が気にされている首 周りのしわ、しみなどをさりげなく隠すことができ、特に中高年の女性で首周り のしわ、しみなどが気になる年齢の人にとっては、ファッション性を生かしつつ 首周りのしわ、しみなどをさりげなく隠せる利点を有する。また、防寒用として の機能を持たせることで、首周りを寒さから保護することもできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る首飾りの説明図であって、ａは斜
視図、ｂは展開図、ｃはｂの側面図である。

【符号の説明】

１：首飾り ２：布製の帯 ３：
装飾ボタン ４：マジックテープ（商品名） ５：
表地 ６：裏地 ７：刺繍による縞模様 ８：
ボタン台 ９：白色の半球形のガラス玉

Claims (7)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 端部に留め具を有し幅が 3〜 6cmで長さ
   がほぼ首回りの布製の帯に、装飾品が取付けられてなる
   ことを特徴とする首飾り。
2. 【請求項２】 装飾品が、布製の帯の長手方向中央部に
   又は長手方向に所望間隔で取付けられてなる請求項１に
   記載の首飾り。
3. 【請求項３】 布製の帯が厚手の１枚布である請求項１
   又は２に記載の首飾り。
4. 【請求項４】 布製の帯が表地と裏地からなる請求項１
   又は２に記載の首飾り。
5. 【請求項５】 表地と裏地の間に保温性のある布地が介
   在されてなる請求項４に記載の首飾り。
6. 【請求項６】 装飾品が装飾ボタンである請求項１乃至
   ５の何れか１項に記載の首飾り。
7. 【請求項７】 装飾品が交換可能に着脱自在とされてな
   る請求項１乃至６の何れか１項に記載の首飾り。