JP3058730U

JP3058730U - 宣伝カード

Info

Publication number: JP3058730U
Application number: JP1998008459U
Authority: JP
Inventors: 克之越前谷
Original assignee: 株式会社カリア・インターナショナル
Priority date: 1998-10-27
Filing date: 1998-10-27
Publication date: 1999-06-22
Anticipated expiration: 2004-10-27

Abstract

(57)【要約】【課題】宣伝カードの宣伝効果を高めるとともとも
に、長期間持続するようにする。【解決手段】宣伝カード１は、広告が記載されたカー
ド２に、ガム、清涼菓子等の口腔清涼剤３が剥離可能に
設けられている。宣伝カード１は、口腔清涼剤３によっ
て人目につき、宣伝効果が高められるとともに、顧客が
口腔清涼剤３を口にするまで所持され、宣伝効果が長期
間維持される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、口腔清涼剤が設けられた宣伝カードに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、駅周辺等の人通りの多い場所にて、広告を記載したティッシュペーパ等を人手により配布することが行なわれている。また、飲食店、商店、デパート、駅等の人の集まる場所に、自由に持ち去ることができるように、広告を記載したポストカード等の宣伝カードが置いてあることがある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、従来の人手による方法は、多くの人件費が掛かると共に、ティッシュペーパ等の景品にのみ興味がある場合が多く、宣伝効果としては充分ではない。

【０００４】また、上記ポストカード等の宣伝カードは、広告の内容に関心を持つ人や、興味本意の人に持ち去られる程度で、多くの人に持ち去られることがなかった。

【０００５】しかも、ポストカード等は、所定サイズと厚さの用紙を必要とし、印刷代も含めて１枚当たりのコストが高くなり、また、財布等に入れて携帯するにはサイズが大き過ぎ、電話番号又は住所等を記載した広告媒体としては効果が充分ではなかった。

【０００６】（目的）本考案は、人目を引くだけでなく、顧客が長く所持するようにしむける宣伝カードを提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

本考案の宣伝カードは、広告が記載されたカードにガム、清涼菓子等の口腔清涼剤が剥離可能に設けられている。

【０００８】カードに景品である口腔清涼剤が設けてあるため、人目を引いて、顧客に宣伝カードを持ち帰る気を起こさせる。注意が口腔清涼剤にいったとき、カードに記載された広告も目に入り、宣伝カードの宣伝効果が高まる。

【０００９】口腔清涼剤は、カードから剥がして口にすることができる。

【００１０】特に、飲食店やガソリンスタンドにこの宣伝カードを置くと、口腔清涼剤を口にした人は、飲食店で食事した後の、口の匂いを消して口の中を爽やかにするとともに、居眠り運転の防止になる。

【００１１】口腔清涼剤が扁平であると、宣伝カードを、店頭等に人目に付くように、且つ取り易いようにラックや箱に立てて、並べて置くことができ、スペースを多く必要としない。

【００１２】口腔清涼剤が扁平なガムであると、ガムは、常温で変質しにくく、しかも、賞味期限が長いため、宣伝カードの管理が容易である。さらに、ガムはコストが安いため、宣伝カードが安価になる。

【００１３】口腔清涼剤が設けられた部分が、カードにミシン目、折り目等の弱体部が形成されて、切除又は折り曲げ可能になっていると、広告に記載されている内容、例えば、電話番号、ファックス番号、住所等の情報を必要とするとき、口腔清涼剤を剥がした不用な部分を、引き裂いて取り除き、広告が記載された部分のみ残しておくことができる。また、口腔清涼剤が貼り付いたままであっても、宣伝カードを有している人は、口腔清涼剤の付いた部分を弱体部の部分で折り曲げて、保管することができる。

【００１４】口腔清涼剤が設けられた部分のカードの裏側にサービス券が記載されていると、サービス券によって、宣伝カードの宣伝効果が高まる。

【００１５】口腔清涼剤が設けられた部分を前記弱体部で切除又は折り曲げたとき、残りの前記カードの大きさが、テレホンカードとほぼ同じ大きさであると、宣伝カードが定期入れ、財布等に容易に入る。

【００１６】しかも、口腔清涼剤が扁平であると、口腔清涼剤を貼り付けたまま、宣伝カードが折り曲げられて、定期入れ、財布等に容易に入る。

【００１７】

【考案の実施の形態】

以下本考案の実施の形態を図１乃至図５に基づいて説明する。

【００１８】宣伝カード１は、テレホンカード、ＪＲのオレンジカードのような、紙よりやや厚い樹脂製のカード２に口腔清涼剤である扁平なガム３が剥離可能に設けられている宣伝媒体である。ちなみに、ガムの厚みは包み紙を含めて１ｍｍ程度である。

【００１９】カード２の両面には、ガムを設けた部分と、その裏の部分とを除いて広告が記載されている。

【００２０】宣伝カード１は、厚みが薄いため、図３に示すように、店頭や、駅等の人の集まる場所や、人通りの多い場所に設置されたラック１０に、人目に付き易いように立てて、抜き取り易いように収納されている。

【００２１】このように、カード２にガム３が貼り付けてあると、人目を引いて、顧客に宣伝カード１を持ち帰る気を起こさせる。しかも、顧客の注意がガム３にいったとき、カード２に記載された広告も顧客の目に入り、宣伝カード１の宣伝効果が高められる。

【００２２】ガム３は、カード２から剥がして口にすることができる。ガム３は、常温で変質しにくく、しかも、賞味期限が長い。このため、宣伝カードの管理が容易であるとともに、顧客は、宣伝カード１を長期間所持することができ、その分、広告を見る機会が多くなる。従って、宣伝カードの宣伝効果が持続される。また、ガム３が変質しにくいことによって、宣伝カード１を長期間人目につくところに置いておくことができる。

【００２３】ガム３が貼り付けられた部分には、その部分を切除又は折り曲げることができるように弱体部であるミシン目４が施されている。

【００２４】ちなみに、図１の宣伝カード１の大きさは、縦約１０５ｍｍ、横約５５ｍｍである。ミシン目４はカード２の下端から約２０ｍｍの所に形成されている。また、ガム３の大きさは縦約１５ｍｍ、横約５０ｍｍである。

【００２５】ミシン目４を施してあるので、広告の内容、例えば、電話番号、ファックス番号、住所等を必要とするとき、ガムを剥がした部分を、ミシン目４の所から引き裂いて取り除き、広告が記載された部分のみ残しておくことができる。残ったカード２の大きさは、テレホンカードとほぼ同じ大きさであり、定期入れ、財布等に入れておくことができる。ちなみに、残った部分の大きさは、図１において縦約８５ｍｍ、横約５５ｍｍで、ほぼテレホンカードの大きさである。

【００２６】また、ミシン目４の所で折り曲げると、ガムが扁平であるため、ガムを貼り付けたまま、広告カード２を容易に定期入れ、財布に入れて持ち歩くことができる。

【００２７】ガム３が貼り付けられた部分のカード２の裏側には、割引券、クーポン券、応募券等のサービス券５が記載されている。サービス券５によって、さらに宣伝効果が高められる。

【００２８】なお、宣伝カードは、図４、図５に示す宣伝カード２１のように、市販されているガム２３の大きさに合わせた大きさにしてもよい。この場合においても、カード２２に広告や、サービス券２５が記載されているとともに、ミシン目２４が施されている。

【００２９】ちなみに、この宣伝カード２１の大きさは、縦約８５ｍｍ、横約８０ｍｍの大きさである。ミシン目２４は、カード２２の左端から２５ｍｍの位置に形成されている。従って、ミシン目２４の部分で、ガムが貼り付けてある部分を引き裂いて、残った部分のカード２２の大きさは、縦約８５ｍｍ、横約５５ｍｍで、テレホンカードとほぼ同じ大きさである。

【００３０】図１、図２、図４、図５に示してある、カード２，２２の大きさは、実寸とは異なっている。

【００３１】以上、説明したカード２，２２において、カード２，２２の裏面にサービス券５，２５を記載せず、裏面全体に広告を記載してもよい。

【００３２】さらに、カード２，２２には、ミシン目４，２４が施されているが、ミシン目４，２４の代わりに、弱体部として、カードの厚み方向に先端鋭利な刃物で筋状に切り込んだ折り目をカードに形成してもよい。この場合、その折り目の所から口腔清涼剤が貼り付けられていた部分を切除することができる。

【００３３】また、宣伝カードを飲食店やガソリンスタンドに置くと、口腔清涼剤を口にした人は、飲食店で食事をした後の口の匂いが消されるとともに、口の中が爽やかな感じになる。また、居眠り運転の防止にもなる。

【００３４】なお、宣伝カードには、ガムの代わりに、ドロップ、飴等の、口にしたとき清涼感を与える清涼菓子を短冊状の扁平なケースに入れて貼り付けてもよい。

【００３５】従って、口腔清涼剤とは、口にしたとき、口の中を爽快にするものをいう。

【００３６】

【考案の効果】

以上のように、本考案の宣伝カードは、口腔清涼剤が設けられているので、顧客の目を引いて宣伝効果を高めることができる。

【００３７】また、宣伝カードは、口腔清涼剤を食べるまでの間、所持されるので、顧客が広告を見ることがあり、宣伝効果を持続することができる。

【００３８】特に、本考案の宣伝カードを飲食店やガソリンスタンドに置くと、顧客は、口腔清涼剤を手に入れることができ、飲食店で食事した後の、口の匂いを消して口の中を爽やかにするとともに、居眠り運転を防止することができる。

【００３９】口腔清涼剤が扁平であると、宣伝カードを、店頭等に人目に付くように、且つ取り易いようにラックや箱に立てて並べて置くことができ、スペースを広く必要としない。

【００４０】さらに、口腔清涼剤がガムの場合は、常温で変質しにくく、且つ、賞味期限が長いため、宣伝カードを長期間保管又は所持することができ、より一層、宣伝効果を持続されることができるとともに、コストが安いため、宣伝カードを、安価にすることができる。

【００４１】口腔清涼剤が設けられた部分を弱体部で切除又は折り曲げたとき、残りのカードの大きさが、テレホンカードとほぼ同じ大きさであると、電話番号、ファックス番号が記載されて残りの部分の宣伝カードを定期入れ、財布等に入れて、携帯することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施形態の宣伝カードの表面図であ
る。

【図２】図１の宣伝カードの裏面図である。

【図３】図１の宣伝カードを保持するラックの正面図で
ある。

【図４】他の実施形態の宣伝カードの表面図である。

【図５】図４の宣伝カードの裏面図である。

【符号の説明】

１宣伝カード２カード３ガム（口腔清涼剤）４ミシン目（弱体部）５サービス券１０ラック２１宣伝カード２２カード２３ガム２４ミシン目２５サービス券

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】広告が記載されたカードにガム、清涼菓
子等の口腔清涼剤が剥離可能に設けられていることを特
徴とする宣伝カード。
【請求項２】前記口腔清涼剤が、扁平に形成されてい
ることを特徴とする請求項１に記載の宣伝カード。
【請求項３】前記口腔清涼剤が、扁平なガムであるこ
とを特徴とする請求項１に記載の宣伝カード。
【請求項４】前記口腔清涼剤が設けられた部分が、前
記カードにミシン目、折り目等の弱体部が形成されて、
切除又は折り曲げ可能であることを特徴とする請求項
１，２又は３に記載の宣伝カード。
【請求項５】前記口腔清涼剤が設けられた部分の前記
カードの裏側にサービス券が記載されていることを特徴
とする請求項１，２，３又は４に記載の宣伝カード。
【請求項６】前記口腔清涼剤が設けられた部分を前記
弱体部で切除又は折り曲げたときの残りの前記カードの
大きさが、テレホンカードとほぼ同じ大きさであること
を特徴とする請求項１，２，３，４又は５に記載の宣伝
カード。