JP3058184U - 融雪水分配供給手段 - Google Patents

融雪水分配供給手段

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JP3058184U JP1998008201U JP820198U JP3058184U JP 3058184 U JP3058184 U JP 3058184U JP 1998008201 U JP1998008201 U JP 1998008201U JP 820198 U JP820198 U JP 820198U JP 3058184 U JP3058184 U JP 3058184U
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 適切な融雪水の供給を行う。 【解決手段】 上流側の上段堰2で受けた融雪水を下流
側にかけて配置した堰を通して流下させ、その流下の途
中に複数の流れに分割し、分割した各々の流れを下段堰
4で受け、この下段堰4の通路を通じて放出し、融雪屋
根の表面を形成する流下規正手段の各々の流下経路に融
雪水を供給する融雪水分配供給手段1にして、当該融雪
水分配供給手段1は、下段堰4の通路の前方位置に配置
固定され、通路より放出される融雪水の流下方向を斜め
に遮る向きの傾斜面8を備えた偏向部材7を有し、通路
から放出された融雪水の流れを偏向部材7の傾斜面8で
受け、この傾斜面に沿って各々の流下経路上の必要位置
まで融雪水を横方向に案内し、通路とこれに対応する流
下経路上の必要位置との間の位置のずれを補正してそれ
ぞれの流下経路に融雪水を適切に供給する。

Description

【考案の詳細な説明】 ,
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、融雪水を分流して分配するための融雪水分配供給手段に係る。
【0002】
【従来の技術】
並列する複数の流下経路に液体を供給する場合、通常は穿孔ノズルを設けたヘ ッダパイプを用い各々の流下経路に散水がされている。それぞれのノズルの流量 は一定しないが簡便な散水方式である。 流量を揃える要求があれば、各ノズルにバルブを取り付けバルブ毎の流量調節 を行う必要がある。
【0003】 具体的には、図1に示す瓦棒屋根用の融雪シート(S)の場合、屋根1列に相 当する約410ミリ幅の範囲に4つの流下経路(F)が設けられている。従来は 、これら流下経路に相対してバルブを計4個(図示せず)設置したヘッダパイプ (P)が付設されていた。ヘッダパイプは屋根面に沿い上下に4〜6メートルの 間隔を置いて多段配置され、それぞれのパイプから温水を放出して融雪が行われ る。本件出願人の施工した、縦12メートル、幅20メートルの瓦棒屋根では、 上下6メートル間隔で付設した2列のヘッダパイプに320個のバルブが使われ た。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来の給水方法では多数のバルブを流下規正経路の中央または必要位置に正確 に設置しなくてはならない。多数のバルブの位置精度を厳密に管理したり、降雪 状況に応じて流下する融雪水の流量を流下経路毎に微妙に調整することは甚だし く面倒で手間のかかる危険な作業であり、経費の嵩む欠点がある。 また、降雪気象条件に応じて流下規正手段の流下経路の幅に予め広狭差を設け ておくこともあり、下段堰の通路の位置関係のままでは適切な融雪水の供給がで きない。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前述したバルブ設置に関わる問題点を解決するため、上流側の上段堰で受けた 融雪水を下流側にかけて配置した堰を通して流下させ、その流下の途中に複数の 流れに分割し、分割した各々の流れを下段堰で受け、この下段堰の通路を通じて 放出し、屋根の表面に設けた複数の流下規正手段の各々の流下経路に融雪水を供 給する手段において、前記下段堰の通路の前方位置に、放出された融雪水の移動 方向を斜めに遮る傾斜面を備えた偏向部材を配置し、前記通路から放出された融 雪水の流れを偏向部材の傾斜面に沿って流下規正手段の各流下経路上の必要位置 まで横方向に案内し、通路とこれに対応する流下経路上の必要位置のずれを補正 してそれぞれの流下規正経路に融雪水を適切に供給するようにした。
【0006】
【考案の実施の形態】
図1は、融雪水分配供給手段の一例とその使用形態を示している。説明の便宜 上、融雪水分配供給手段は流下規正手段である融雪シート上に接着固定されてい る。冒頭でも説明したように、融雪シートSは、4つの流下経路Fを備えた面状 平面発熱体を構成している。熱源として用いられる融雪水は、例えば、ボイラー 温水または地下水であり、融雪水そのものも熱媒体として使用される。 融雪水分配供給手段1は、ヘッダパイプPに隣接して融雪シートS上に接着固 定される。
【0007】 融雪水分配供給手段1は、図示の例では、合成樹脂、ゴム、セラミック、セメ ント等を使用して構成した平板状構造体からなり、上流側に上段堰2が配置され 、中段に分流堰3を置き、下流側に下段堰4が据えられている。 融雪水はヘッダパイプPに設置したバルブVを通じて供給される。このバルブ Vと融雪シートSは、バルブを挟んで両側2枚の融雪シートに融雪水を供給する ことのできる位置関係にある。バルブから可撓性チューブCを通じて送られてく る融雪水は、融雪水分配供給手段1を通じて流下する途中に4つに分割される。 従って、融雪水分配供給手段1である1枚のプレートが4つのバルブの役割を果 たしていることになる。この配置例によれば、先の瓦棒屋根の場合、バルブの使 用総数は40個であり従来の同規模のものに比べて8分の1の数ですむ。
【0008】 融雪水分配供給手段1は、融雪水を受け取り、中間部に融雪水を集める融雪水 の貯溜区域を形成した上段堰2を備えている。上段堰2は融雪水の流出オリフィ ス5を備えている。流出オリフィス5には、流出する融雪水を分割する山形の分 流堰3が対面して配置されている。分流堰に沿って移動する融雪水は分流堰の両 側に位置する緩衝区域6に流入する。緩衝区域は移動してくる融雪水を滞溜させ 、動きを緩衝する働きをしている。 緩衝区域から流出する融雪水を受ける位置に下段堰4が配置されている。下段 堰の左右の領域は通路である。図2の例では、各通路はオリフィスの形態をして いる。通路の数と配置は選択事項である。
【0009】 図示の融雪水分配供給手段1は、貯溜区域の上部が開放しており、シートに沿 って流下してくる融雪水は貯溜区域内に流入し、上段堰2により堰き止められる 。同時に、ヘッダパイプPからバルブVを経て融雪水が供給され、シート上部か ら流入してきた融雪水とバルブからの融雪水は混合攪拌される。
【0010】 上段堰はバルブを経て供給される融雪水、または上方から流下してきた融雪水 を堰き止める。上段堰が受けた融雪水はすぐに流出せず、適当量が貯溜される。 上段堰がバルブを経て供給される融雪水と上方から流下してきた融雪水を堰き止 める場合、両方の融雪水は撹拌され混合される。融雪水は貯溜区域の中間部に集 まり、オリフィスから整然と流出していく。 流出オリフィスを通る融雪水は分流堰に衝突し流れは左右に分割される。分流 堰の中央が融雪水の流れの中心にあれば流れはほぼ等しく左右に分割され、いず れか一方に偏って位置していれば、分割される流量はその比率に応じて変化する 。図示のものは左右対称である。
【0011】 分流堰に沿った流速の早い流れは分流堰両側の区域内で減速され、動きは緩衝 される。融雪水はこの緩衝区域内に滞溜し、緩衝区域から出て下側に位置する下 段堰に平均的に供給される。下段堰には複数の通路が設けてあり、それぞれの通 路に固有の流量で融雪水は流出していく。
【0012】 下段堰の通路は、この通路の前方位置にあって放出された融雪水の移動方向を 斜めに遮る傾斜面8を備えた偏向部材7を有している。、前記通路から放出され た融雪水の流れを偏向部材の傾斜面8に沿って流下規正手段の各々の流下経路の 中央付近まで横方向に案内し、通路とこれに対応する流下経路または所望位置の ずれを補正してそれぞれの流下経路に融雪水を適切に供給する。
【0013】 図示の偏向部材7は上方の端部を下段堰に接して斜めに配置され流下規正手段 上に接着されたゴム製の平板からなり、傾斜面8は下段堰の通路に面した側の側 面である。
【0014】
【考案の効果】
前述のごとく構成することにより、本来はバルブを所定の位置に正確に取り付 け流下規正手段の各々の流下経路に個別に供給していた操作を省略できるととも に、バルブの取付け精度に配慮する必要がなくなり、施工速度が高まり、設置費 用が安くすみ、工事も簡単に行える。また、構造体が外部に露出しているため、 点検と修理を簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】融雪水分配供給手段の使用形態を示す斜視図。
【図2】融雪水分配供給手段の構造を示す平面図。
【符号の説明】
1 融雪水分配供給手段 2 上段堰 3 分流堰 4 下段堰 5 流出オリフィス 6 緩衝区域 7 偏向部材 8 傾斜面 P ヘッダパイプ V バルブ C チューブ F 流下経路 S 融雪シート

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上流側の上段堰で受けた融雪水を下流側
    にかけて配置した堰を通して流下させ、その流下の途中
    に複数の流れに分割し、分割した各々の流れを下段堰で
    受け、この下段堰の通路を通じて放出し、融雪屋根の表
    面を形成する流下規正手段の各々の流下経路に融雪水を
    供給する融雪水分配供給手段にして、当該融雪水分配供
    給手段は、下段堰の通路の前方位置に配置固定され、通
    路より放出される融雪水の流下方向を斜めに遮る向きの
    傾斜面を備えた偏向部材を有し、前記通路から放出され
    た融雪水の流れを偏向部材の傾斜面で受け、この傾斜面
    に沿って各々の流下経路上の必要位置まで融雪水を横方
    向に案内し、通路とこれに対応する流下経路上の必要位
    置との間の位置のずれを補正してそれぞれの流下経路に
    融雪水を適切に供給する融雪水分配供給手段。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の融雪水分配供給手段に
    おいて、前記偏向部材は上方の端部を下段堰に接して斜
    めに配置され流下規正手段上に接着される平板からな
    り、前記傾斜面がこの平板の前記通路に面した側の側面
    である融雪水分配供給手段。
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