JP3058032U - 食器消毒殺菌保管庫 - Google Patents

食器消毒殺菌保管庫

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JP3058032U
JP3058032U JP1998007481U JP748198U JP3058032U JP 3058032 U JP3058032 U JP 3058032U JP 1998007481 U JP1998007481 U JP 1998007481U JP 748198 U JP748198 U JP 748198U JP 3058032 U JP3058032 U JP 3058032U
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JP
Japan
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air
sterilization
blower fan
disinfection
temperature
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Application number
JP1998007481U
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English (en)
Inventor
吉麿 新村
Original Assignee
エイシン電機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】食器消毒保管庫に改善を加え、その性能を向上
させる。 【解決手段】壁面に多数の通気孔を設けた内箱を内蔵
し、送風ファンと空気加熱装置と、オゾン化空気を発生
する殺菌灯とを備え、70〜100℃の熱風を30〜4
0分循環し、引続き常温のオゾン化空気を循環させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、食器消毒殺菌保管庫に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近、O−157に代表されるレジオネラ菌、クリプトスポリジウム菌等によ る食中毒が多く発生して社会問題になっている。学校給食、幼稚園、保育園、あ るいは集団給食等の調理現場における衛生管理が大きな問題となっている。この ような問題の防止対策として食材を管理することはもとより、調理に使用する調 理器具、包丁やまな板等の他、直接飲食に供する食器類の衛生管理を完全に実行 する必要がある。
【0003】 従来、一般に使用されている食器消毒保管庫は、金属筐体内に殺菌灯による紫 外線照射を施すもので、包丁、まな板、歯ブラシ、食器等の消毒保管庫として使 用されている。紫外線照射等の光線照射は光線の陰には効果が及ばないことが最 大の欠点である。特に、前記に挙げた耐性の強い菌は、当局からも高熱殺菌の指 導もなされており、80℃以上で10〜30分の消毒殺菌が必要である。また、 ふきん等で拭いたりすることは菌の増殖を助長することもあり禁止されている。 これらを改善した機器として熱風による殺菌庫等も開発され、さらにこれに、加 えて殺菌灯を付加した機器もあるが、殺菌灯は温度を上げると効果が著しく低下 するとともに寿命も短くなる問題もあり、実用的でない。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は従来から使用されている食器消毒保管庫の性能を向上させることを目 的とする。
【0005】 本考案の更なる特徴は、殺菌工程の経時履歴を自動温度記録計を装備して、殺 菌の状態を記録証拠として残すことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記課題を解決するためになされたもので、その技術手段は金属筐 体内に内装され壁面に多数の通気孔を設けた内箱と、この内箱の外側に設けた熱 風循環ダクトと、庫内空気を循環させる送風ファンと、送風ファンから送出され た循環空気を加熱する加熱装置と、殺菌灯を用いたオゾン化空気による継続消毒 装置と、熱風の温度及び時間制御並びに冷風と殺菌灯の時間制御を行う制御装置 とを備えたことを特徴とする食器消毒殺菌保管庫である。
【0007】 また、前記送風ファンの送風の流れ方向を制御する制御風道板を備えて保管庫 内の熱風の循環を制御し、一様な加熱殺菌を図る。
【0008】 さらに、殺菌消毒経過を自動的に記録する自動記録装置を併設し、管理の万全 を図るようにした。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0010】 図1は本考案の実施例の全体正面図、図2はその側面図、図3はその平面図で ある。
【0011】 図1〜3に示すように、金属製の筐体1の内側に内箱2を内装する。内箱2は 多数の棚板17を備え、壁面に多数の通気孔を設けている。内箱2の外周に熱風 循環ダクト4を設け、内箱2の上部に庫内空気を循環させる送風ファン6を設け る。送風ファン6は内箱2内の空気を吸入し、熱風循環風道4に送出する。この 送風ファンの出口に発熱体8を設け、この発熱体8は循環空気を所望の温度に高 める。また、殺菌灯9を送風ファンの出口側に設置した。この殺菌灯は常温の空 気の一部をオゾン化させるものである。高速回転する送風ファン6はシロッコフ ァンで、ファンの送風効率向上のため送出空気の流れを制御する風導制御板7を 取り付けてある。図4は、実施例の送風ファン及びその付近の空気の流動状態を 模式的に詳細に示す平面図である。また、図5はその正面図、図6は側面図であ る。送風ファン6は送風ファンモータ5によって回転駆動され内箱内から吸入空 気23を吸入して遠心力で放出し、流線21で示すように分散流動させて内箱外 周のダクトに送風空気を送出する。送風ファンの出口側に温度センサ10、温度 過上昇防止センサ11が設けられ、コントロールパネル12に設定された温度と 、実際の温度とを比較し制御する。風導制御板7は、方向を調節可能に取付けて あり、送風の流れを一様均一に分散させる作用をなすものである。
【0012】 消毒保管庫の前面にコントロールパネル12を配し、温度制御、時間制御をマ イコン又はこれに類する制御装置で制御し、庫内の環境を制御する。
【0013】 保管庫の上面には排気ダンパ14を備え、下面にはドレーン抜き18が設けら れている。また19は脚台、20は電源コードである。
【0014】 使用運転に際しては洗浄済みの食器又は調理に使用する器具類をこの消毒保管 庫内に収納し、熱風温度を70℃〜100℃に設定し、加熱時間を30〜40分 に設定する。スタートボタンを押し運転を開始する。この場合殺菌灯は点灯しな いようにシーケンスが組まれている。前述の通り高温の時は殺菌灯の効果が低下 し寿命も短くなるためである。制御装置は設定温度で設定加熱消毒時間、送風フ ァンを運転し熱風を循環させる。設定時間経過後、タイマーにより自動的に発熱 体8の通電を停止する。庫内の温度が常温に戻ると次に殺菌灯9を自動的に点灯 させる。このとき送風ファンモータ5も同時に動作して庫内に殺菌灯9でオゾン 化された空気を循環させて庫内に保管されている被消毒物の殺菌を引き続き継続 的に行う。また庫内の扉を開けて物の出入れをする作業中にも被消毒物は常に殺 菌されたオゾン化空気で覆われ、従来の加熱だけのサイクルの殺菌保管庫に比較 して、長時間にわたり優れた効果を有する消毒保管庫を提供するものである。
【0015】 なお、未点灯の殺菌灯の熱に対する性能劣化の心配があるが、最近では点灯し なければ100℃の環境で全く性能的に変化のない殺菌灯が市場に出ているので これを利用する。 殺菌の工程は自動温度記録計13の記録紙に正確に証拠とし て残すよう構成されており、いつでも記録を参照することができ、安全確実に使 用することができる。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、従来の殺菌灯照射又は加熱殺菌を行う 食器消毒保管庫に比べ、高温空気の循環とオゾン化空気の循環とを継続的に自動 的に行うので、安全確実に長時間に亘り、殺菌効果の持続する処理を行うことが 出来る。図7(a)に本考案の実施例の処理チャートを示す。まず庫内循環空気 を加熱して循環させる。高温加熱曲線31はその温度曲線である。加熱殺菌消毒 を所定時間行った後、循環空気が常温になったら、殺菌灯点灯32を継続して行 う。図7(b)はこのときの殺菌効果の推移を示すグラフで高温加熱による殺菌 効果33に引続きオゾン化空気による殺菌効果34が持続する。
【0017】 図8は図7に対応する従来技術を示したもので、高温加熱曲線31が図7と同 様であっても、図8(b)に示すように、殺菌効果33のあと継続性がなく、効 果35のように低下する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の正面図である。
【図2】図1の側面図ある。
【図3】図1の平面図である。
【図4】実施例の送風ファン及びその付近の空気の流動
状態を模式的に示す平面図である。
【図5】図4の正面図である。
【図6】図4の側面図である。
【図7】実施例の(a)タイムチャート、(b)殺菌効
果を示すグラフである。
【図8】従来の(a)タイムチャート、(b)殺菌効果
を示すグラフである。
【符号の説明】
1 筐体 2 内箱 3 加熱殺菌装置 4 熱風循環ダクト 5 送風ファンモータ 6 送風ファン 7 風導制御板 8 発熱体 9 殺菌灯 10 温度センサ 11 温度過昇防止センサ 12 コントロールパネル 13 自動温度記録計 14 排気ダンパ 15 扉 16 扉ハンドル 17 棚板 18 ドレーン抜き 19 脚台 20 電源コード 21 流線 22 送風空気 23 吸入空気 31 高温加熱曲線 32 殺菌灯点灯 33,34,35 殺菌効果

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属筐体内に内装され壁面に多数の通気
    孔を設けた内箱と、該内箱の外側に設けた熱風循環ダク
    トと、庫内空気を循環させる送風ファンと、送風ファン
    から送出された循環空気を加熱する加熱装置と、殺菌灯
    を用いたオゾン化空気による継続消毒装置と、熱風の温
    度及び時間制御並びに冷風と殺菌灯の時間制御を行う制
    御装置とを備えたことを特徴とする食器消毒殺菌保管
    庫。
  2. 【請求項2】 前記送風ファンの送風の流れ方向を制御
    する制御風導板を備えたことを特徴とする請求項1記載
    の食器消毒殺菌保管庫。
  3. 【請求項3】 殺菌消毒経過を自動的に記録する自動記
    録装置を併設したことを特徴とする請求項1又は2記載
    の食器消毒殺菌保管庫。
JP1998007481U 1998-09-28 1998-09-28 食器消毒殺菌保管庫 Expired - Lifetime JP3058032U (ja)

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