JP3057420U - 携帯電話用自動送受信装置 - Google Patents
携帯電話用自動送受信装置Info
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- JP3057420U JP3057420U JP1998006179U JP617998U JP3057420U JP 3057420 U JP3057420 U JP 3057420U JP 1998006179 U JP1998006179 U JP 1998006179U JP 617998 U JP617998 U JP 617998U JP 3057420 U JP3057420 U JP 3057420U
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- push button
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 走行中の車内において,運転操作を損なうこ
となく携帯電話を使用出来るようにする. 【構成】 板8により把持された携帯電話15の押しボ
タン7の位置に対応して,プランジャーきょう体11の
空間的位置と薄板1の長さを選び,突起部6を押しボタ
ン7の上に密接するように配置する.携帯電話の着信信
号をセンサ17が検知してプランジャー11が動作し,
突起部6が押しボタン7を押し携帯電話が自動的に会話
可能状態に入る.
となく携帯電話を使用出来るようにする. 【構成】 板8により把持された携帯電話15の押しボ
タン7の位置に対応して,プランジャーきょう体11の
空間的位置と薄板1の長さを選び,突起部6を押しボタ
ン7の上に密接するように配置する.携帯電話の着信信
号をセンサ17が検知してプランジャー11が動作し,
突起部6が押しボタン7を押し携帯電話が自動的に会話
可能状態に入る.
Description
【0001】
本考案は走行中の車両内において,その運転者が携帯電話を使用する場合の補 助装置に係わるものであって,前記運転者が携帯電話をその運転に支障をきたす ことなく使用できるようにすることに関する.
【0002】
従来,走行中の車両内において運転者がハンドル等の操作器具より手を放さず に携帯電話で会話することを目的として考案されたものとして,携帯電話の送話 部に連結したマイクロホンをハンドルに設置しこれを経由して送話するとともに ,相手方からの受話音声はヘッドホンを運転者がつけて受け取るものがある.ま た,図5に示ように,車内に設備されているカーオーデオのカセットデッキ装置 の電気回路を利用したものもある.ここでは,受話音声を変換してカセットデッ キの増幅回路に導入し,受話する音声が前記オーデオの拡声器から聞こえてくる ようにしている.さらに,多指向性マイクを前記車両内の全面の一部にとりつけ て運転者の送話用音声を増幅して送話する.
【0003】
前記従来の技術記載の考案は,いずれも携帯電話の使用最中においては運転者 はその両手を運転操作に専用出来るが,電話がかかってきたときに前記携帯電話 を待機状態より作動状態に,さらに作動状態を終了して待機状態にそれぞれ切換 えるための押ボタンスイッチを操作するためには運転操作を中断せねばならない .携帯電話は小型化の傾向にあり,電話機の押しボタンを捜しそれを操作するこ とに伴う運転者の視点の移動などによる運転上の事故発生の懸念が大である.従 って,待機状態と会話状態の間の切換えが自動的に行われることが望まれる.
【0004】 本考案は従来の技術の有するこのような問題点を考慮してなされたものである .その目的とするところは,走行中の車両内で運転者に携帯電話による電話がか かってきたときに自動的に前記携帯電話が作動状態に切り替わり,以後運転に支 障なく送話者との会話が通常の携帯電話使用時と変わらない状態で行えるように するとともに,会話終了時には携帯電話を待機状態に円滑に戻すことを可能とす るような携帯電話使用補助装置を提供しようとするものである.
【0005】
上記目的を達成するために本考案においては,走行中の車両の内部に携帯電話 走行中の車両内において,上記車両の内部に携帯電話を固定的に把持する機構 を備えた基盤を上記車両に固定して設け,前記基盤に一定距離を隔てて平行に対 じする垂直面を有する立体フレームを設置する.電磁式プランジャーきょう体を プランジャー出力端子が上になるように固定した可動フレームを前記対じする垂 直面の間に水平方向及び垂直方向に半固定的に移動可能なようにはめ込み,前記 可動フレームの上面にこれに固定された支点を持つ挺子を設けるとともにこの挺 子の一方の脚端が前記プランジャー出力端子に接するようにする.前記挺子の他 の一脚端は一端が下方向に突起部を持ちその長手方向が前記水平方向に直角な水 平方向になるように配置された薄板に接し,前記薄板はその長手方向の中間部分 が前記可動フレームの上面に固定して設置された部材の間を貫通するように挟ま れた部分を支点とし前記突起部をもつ端を自由端として片持ち梁状に把持される とともに,前記薄板の中間部分の長手方向の位置を変えることにより前記突起部 の前記片持ち梁の支点からの距離を調節可能の構造とする.前記可動フレームの 前記立体フレームに対する前記水平方向位置と垂直位置の選択と前記薄板の前記 中間部分の位置の調節により前記突起部を前記携帯電話の作動開始用押しボタン の空間的位置に合わせて前記作動開始用押しボタンの上に密接させるようにする .前記立体フレームに受信察知用センサを設置する.前記センサにより前記携帯 電話に到達する音響等の受信察知信号を受けて駆動される電子増幅回路の出力回 路を前記電磁式プランジャーきょう体の駆動コイルに接続することにより,走行 中の車両内において前記把持された携帯電話に受信察知信号が到達したときに前 記プランジャー出力端子が作動して前記突起部分が前記作動開始用押しボタンを 押す.これらの動作により自動的に前記携帯電話が通話可能状態となる.
【0006】 請求項1の構造に基く機構をもつ装置に加えて,請求項1と同一の構造に基い て構成され突起部を作動出力端子とする第2の装置を,把持された携帯電話に対 して反対側位置に前記請求項1の構造に基く携帯電話用自動的起動機構と対じし て前記基盤に設ける.ここで,前記第2の装置の薄板の端部にある前記突起部を 前記携帯電話の動作遮断用押しボタンの上面に密接するように調整配置する.前 記基盤に固定的に設置した電気回路のスイッチを動作させることにより,前記第 2の装置の電磁式プランジャーを作動させ前記第2の装置の前記突起部を動かし て前記動作遮断用押しボタンを押して前記携帯電話の動作を終了させる.
【0007】 また,更に前記の構成により設置される携帯電話用自動送受信装置に付加して ,把持された携帯電話の受話部に近接してマイクロホンを,前記携帯電話の送話 部に近接して拡声器をそれぞれ配置するように構成した部材と前記マイクロホン に接続された増幅器付き拡声器を設置した部材を取り付け,移動可能で鰐口など の簡単な取り付け器具のついた第2のマイクロホンを前記送話部に近接して配置 された拡声器に増幅器を通して配線接続するようにし,充分な音量で前記携帯電 話による送・受話をいわゆるハンズフリーで行えることを可能とする.
【0008】
実施例について図を使って説明する.図2は装置の平面図,図1は図2のA− Aにおける垂直方向の断面図を示す.可動フレーム12はその中に電磁式プラン ジャーきょう体が収納されていて立体フレーム13の平行するガイド面21,2 2に挟まれて基盤に対して水平方向及び垂直方向に移動できるようになっている .薄板1はブロック2の間を貫通して挟まれていて把手9を操作することで水平 方向に移動可能となっている.挺子5はその一脚端がプランジャーの先端3に接 している.
【0009】 17は感音センサで携帯電話の把持具8に取り付けられていて,その出力は増 幅器,トリガ回路をへてプランジャーコイル10に接続されている.
【0010】 携帯電話15は立体フレーム13の一面19にセットされ,バネ14の力と把 持具8により把持される.携帯電話の押しボタンの位置が決まるので,可動フレ ーム12の水平方向(y方向)位置を決め,ついで可動フレーム12の垂直方向 位置を決める.次ぎに薄板1をその長手方向(x方向)に動かして突起部分6が 携帯電話の動作開始用押しボタン7に密接対面させ調整が完了する.
【0011】 携帯電話15に受信信号が入り受信音が生じるとセンサ17に出力信号が発生 し増幅器等をへてプランジャーコイル10に一定時間幅のパルス電流が流れ,突 起部分6が押しボタン7を押し携帯電話が作動状態に入り通話可能となる.
【0012】 前述のように,把持された携帯電話15に対して薄板1の端部の突起部6の変 位を出力とする電磁式プランジャーきょう体11を配置するとともに,図3に示 すごとくこれと同じ構造の電磁式プランジャーきょう体61を把持板8側に配置 する.電磁式プランジャーきょう体61の位置と薄板51の長さを調整し,電磁 式プランジャーきょう体61に付属する薄板51の突起部56を携帯電話15の 終了押しボタンの真上に密接するように配置する.携帯電話15による会話が終 了したとき,押しボタン開閉器57を押しプランジャーを作動させて突起部56 が動作遮断用押しボタンを押して携帯電話がその動作を終了し待機状態に戻る.
【0013】 図4に示すように,マルチバイブレータの出力回路をプランジャーコイル10 に接続するとともにこの出力を作動スイッチ回路42に送って,携帯電話の受話 部43に対するマイクロホン27増幅器29,音声フィルター30,拡声器26 からなる受話部音量増幅変換回路と前記携帯電話の送話部44に対するマイクロ ホン25,増幅器40,音声フィルター41,拡声器28からなる送話部音量増 幅変換回路を同時に動作させる.
【0014】
本考案は,上述の通りに構成されているので,以下に記載される効果を有する .
【0015】 請求項1の携帯電話用自動送受信装置においては,走行中の車両内での運転者 は,携帯電話の使用について携帯電話を作動状態にするための一切の操作が必要 でなくなり運転に専念できるため,携帯電話を車両中で使用することによる運転 者事故を回避することができるようになる.
【0016】 請求項2の装置においては,上記に加えて携帯電話の使用終了に伴う待機状態 に戻る動作を容易かつ確実に行いうる.図3に示すものでは,プランジャー60 の作動は自動的ではないが,開閉器57の押しボタンを大きくしその配置を適切 にすることで,その操作の運転動作に与える影響を殆ど無視出来るものとなしう る.
【0017】 請求項3の携帯電話用自動送受信装置においては,上述事項に加えて受話部の 音声を所望の大きと明瞭度で聞き取り,会話の相手に対して大きく明瞭に音声を 送信できることになり,車両中における携帯電話の使用に際して生じがちな運転 者の心理的負担を軽減出来る.
【図1】本願考案の一実施態様を示す装置の断面図であ
る.
る.
【図2】図1の装置の平面図である.
【図3】本願考案の一実施態様を示す装置の平面図であ
る.
る.
【図4】図2,図3と組み合わせて用いる請求項3に対
応する考案の実施例の系統図である.
応する考案の実施例の系統図である.
【図5】従来行われた考案の系統図である.
1,51 薄板 2 薄板支持用ブロック 3 プランジャー出力端子 4 挺子の支点軸 5 挺子の一脚 6,56 突起部 7 動作開始用押しボタン 8 携帯電話把持板 9 把手 10,60 プランジャーコイル 11,61 プランジャーきょう体 12 プランジャーきょう体支持可動フレーム 14 バネ 15 携帯電話 16 固定具 17 センサ 18 電子回路 21,22 案内面 25,27,33 マイクロホン 26,28,36 拡声器 29,40 増幅器 24 30,41 音声フィルタ回路 32 アダプタ 34 変換装置 35 カーオーデイオ 42 起動スイッチ回路 43 受話部 44 送話部 57 押しボタン開閉器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 工藤 恒章 神奈川県三浦群葉山町上山口2641−3
Claims (3)
- 【請求項1】走行中の車両内において,前記車両の内部
に携帯電話を固定的に把持する機構を備えた基盤を前記
車両に固定して設け,前記基盤に一定距離を隔てて平行
に対じする垂直面を有する立体フレームを設置し,電磁
式プランジャーきょう体をプランジャー出力端子が上に
なるように固定した可動フレームを前記対じする垂直面
の間に水平方向及び垂直方向に半固定的に移動可能なよ
うにはめ込み,前記可動フレームの上面にこれに固定さ
れた支点を持つ挺子を設けるとともにこの挺子の一方の
脚端が前記プランジャー出力端子に接するようにし,前
記挺子の他の一脚端は一端が下方向に突起部を持ちその
長手方向が前記水平方向に直角な水平方向になるように
配置された薄板に接し,前記薄板はその長手方向の中間
部分が前記可動フレームの上面に固定して設置された部
材の間を貫通するように挟まれた部分を支点とし前記突
起部をもつ端を自由端として片持ち梁状に把持されると
ともに,前記薄板の中間部分の長手方向の位置を変える
ことにより前記突起部の前記片持ち梁の支点からの距離
を調節可能の構造とし,前記可動フレームの前記立体フ
レームに対する前記水平方向位置と垂直位置の選択と前
記薄板の前記中間部分の位置の調節により前記突起部を
前記携帯電話の作動開始用押しボタンの空間的位置に合
わせて前記作動開始用押しボタンの上に密接させるよう
にし,前記立体フレームに受信察知用センサを設置し,
前記センサにより前記携帯電話に到達する音響等の受信
察知信号を受けて駆動される電子増幅回路の出力回路を
前記電磁式プランジャーきょう体の駆動コイルに接続す
ることにより,走行中の車両内において前記把持された
携帯電話に受信察知信号が到達したときに前記プランジ
ャー出力端子が作動して前記突起部分が前記作動開始用
押しボタンを押すことにより自動的に前記携帯電話が通
話可能状態となるように考案された携帯電話用自動送受
信装置. - 【請求項2】請求項1の構造に基く携帯電話用自動的起
動機構に加えて,請求項1と同一の構造に基いて構成さ
れ突起部を作動出力端子とする第2の装置を,把持され
た携帯電話に対して反対側位置に前記請求項1の構造に
基く携帯電話用自動的起動機構と対じして前記基盤に設
け,前記第2の装置の前記突起部を前記携帯電話の動作
遮断用押しボタンの上面に密接するように調整配置し,
前記基盤に固定的に設置した電気回路のスイッチを動作
させることにより,前記第2の装置の電磁式プランジャ
ーを作動させ前記第2の装置の前記突起部を動かして前
記の動作遮断用押しボタンを押して前記携帯電話の機能
を終了ならしめる携帯電話用自動送受信装置 - 【請求項3】請求項1及び請求項2の構成により設置さ
れる携帯電話用自動送受信装置に付加して,把持された
携帯電話の受話部に近接してマイクロホンを前記携帯電
話の送話部に近接して拡声器をそれぞれ配置するように
構成した部材と,前記マイクロホンに接続された増幅器
付き拡声器を設置した部材を取り付け,移動可能でわに
口などの簡単な取り付け器具のついた第2のマイクロホ
ンを前記送話部に近接して配置された拡声器に増輻器を
通して配線接続するようにした携帯電話用自動送受信装
置.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998006179U JP3057420U (ja) | 1998-07-10 | 1998-07-10 | 携帯電話用自動送受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998006179U JP3057420U (ja) | 1998-07-10 | 1998-07-10 | 携帯電話用自動送受信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3057420U true JP3057420U (ja) | 1999-06-02 |
Family
ID=43191353
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1998006179U Expired - Lifetime JP3057420U (ja) | 1998-07-10 | 1998-07-10 | 携帯電話用自動送受信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3057420U (ja) |
-
1998
- 1998-07-10 JP JP1998006179U patent/JP3057420U/ja not_active Expired - Lifetime
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