JP3057267U - 無段変速式布巻取り機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 編み機の布の排出の速度に応じて布の巻取り
速度を改変できる無段変速式布巻取り機の提供。 【解決手段】編み機の末端の布排出区に組付けられ、布
排出速度が遅くなったり或いは停止する時に、プーリと
ベルトの間に空転が生じるようにしてあり、さらに、ス
プロケットセット中に圧力検出輪が設けられて、布排出
速度が遅くなったり或いは停止する時に、無段変速式布
巻取り機の出力回転軸の回転速度が遅くするか或いは停
止し、それにより引っ張りによる布の損失を発生せず、
また、スプロケットセット中に設けられた圧力輪によ
り、布排出速度に遅れが生じた時に、布排出速度が短時
間遅くなる時にも、正常な巻取り速度を発生してチェー
ンに一定の引張り力を保持させ正常な布巻取りを行える
ようにしてある。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は一種の無段変速式布巻取り機に関し、特に一種の丸編み機の末端の排 出区に組付けられて、布の排出の速度により巻取り速度を改変でき、各種の異な る排出速度速度の丸編み機に適用可能であるものに関する。

【０００２】

【従来の技術】

伝統的な布巻取り機は、ほとんどが多段式に回転速度を固定する変速機を採用 しており、各種の編み機の布排出速度に適合する回転速度の変速機を以て布の巻 取りを進行している。しかし、このような組み合わせは選択する変速機の回転速 度と編み機の布排出速度を接近させることが難しく、この伝統的な布巻取り機は 、巻取り速度と編み機の布排出速度の不一致のために布に傷を生じたり、巻取り 速度が布排出速度より大きいと、布に対して大きな引っ張り力を発生するため、 布の組織に比較的大きく且つ不均一な間隙を発生させた。また編み機に故障が発 生して布排出が停止しても、伝統的な布巻取り機は継続して運転するため、大量 の布の損失を発生し、さらには編み機を損壊することもあった。且つ、伝統的な 布巻取り機は異なる機種及びメーカーの編み機に使用されるとき、別に編み機の 布排出速度に合った速度の変速機を組み合わさねばならず、これは大きな問題で あった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は一種の無段変速式布巻取り機を提供することを課題とし、それは、編 み機の末端の布排出区に組付けられて、布の排出の速度に応じて布の巻取り速度 を改変でき、各種の異なる布排出速度の編み機に適用可能であるものとする。

【０００４】 本考案は次に、布排出速度が遅くなったり或いは停止する時に、プーリとベル トの間に空転が生じてなおも布を引っ張ることによる布の損失を発生しない、一 種の無段変速式布巻取り機を提供することを課題としている。

【０００５】 本考案はさらに、スプロケットセット中に圧力検出輪が設けられて、布排出速 度が遅くなったり或いは停止する時に、無段変速式布巻取り機の出力回転軸の回 転速度が遅くするか或いは停止し、それにより引っ張りによる布の損失を発生し ない、一種の無段変速式布巻取り機を提供することを課題としている。

【０００６】 本考案はさらにまた、スプロケットセット中に設けられた圧力輪により、布排 出速度に遅れが生じた時に、該圧力輪の作用により、布排出速度が短時間遅くな る時にも、正常な巻取り速度を発生してチェーンに一定の引張り力を保持させら れる、一種の無段変速式布巻取り機を提供することを課題としている。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、底固定座２、主傘歯車２１、回転シート２２、出力回転軸 ３、歯車セット４、無段変速機４１、側板１１、１２、支持アーム１４１、バネ 、可調式緩衝ローラ１４３、プーリセット５、スプロケットセット６、巻布ロー ラ１３及び収布ローラ１４を具えた無段変速式布巻取り機において、 該底固定座２の中央に主傘歯車２１が設けられ、該底固定座２上に軸受を介し て回転シート２２が連接され、並びに該回転シート２２内に設けられた出力回転 軸３上に、該主傘歯車２１と噛み合う従動傘歯車３１が設けられ、該出力回転軸 ３の一端が、布巻取り機１の一側の側板１１に設けられたプーリセット５を駆動 して布巻取り機１の両側板１１、１２に枢接された支持アーム１４１上の収布ロ ーラ１４を駆動して、収布ローラ１４に布１３２を巻き取らせ、該出力回転軸３ のもう一端が収布ローラ１４のもう一端が歯車セット４を介して回転シート２２ の一側に設けられた無段変速機４１の入力軸４２を駆動するようにしてあり、該 無段変速機４１の出力軸がその中の一つの側板１１に設けられたスプロケットセ ット６の主動輪５１と連接し、該スプロケットセット６が布巻取り機１の上部に 設けられた巻布ローラ１３を駆動して、巻布ローラ１３の両側に設けられた従動 ローラ１３１と共に巻布機構を組成するようにしてあり、該布巻取り機１のその 中の一つの側板１２に設けられたプーリセット５は、出力回転軸４３に設けられ た主動輪５１と、支持架の一つの支持アーム１４１末端の揺動の中心に対する偏 心部分に設けられた中間伝動輪５２と支持アーム１４１の上端に設けられた収布 ローラ１４の一側の従動輪５３及びベルトを具え、二つの該支持アーム１４１は 末端近くの揺動中心部分が、枢軸１４１１で二つの側板１１、１２に枢接され、 且つ該二つの支持アーム１４１にそれぞれバネ４２及び可調式緩衝ローラ１４３ が設けられ、支持アーム１４１上の収布ローラ１４が比較的多くの布１３２を巻 き取った時に、重量の改変により該二つの支持アーム１４１がゆっくりと循環し て下に回るようにしてあり、主動輪５１と支持アーム１４１末端の揺動中心の偏 心部分に設けられた中間伝動輪５２との間の一側に、ベルトを緊張させる圧力輪 ５１２が設けられ、該圧力輪５１２は側板１２に枢接された圧力アーム５１３に 設けられ、該圧力アーム５１３の別の一端にバネ５１３２の引張力を受けるロー プ５１３１が連接され、該バネ５１３２のもう一端が引張力調整棒に連接され、 並びに該中間伝動輪５２と主動輪５１の間の距離が支持アーム１４１の昇降によ り変化してその間のベルト５１１に緊張と弛緩を発生させて、該ベルト５１１と 主動輪５１の接触面積を改変させるようにしてあり、側板１２の前側に底端にゴ ム条１４４１を具えた昇降桿１４４が設けられ、該昇降桿１４４の上端がその中 の一つの支持アーム１４１に設けられた滑り溝１４６に連接し並びにその間をス ライドするようにしてあり、該昇降桿１４４の底部に対応する編み機底座の位置 に、トリガスイッチ１４５が設けられ、一定の布巻取り量に達した時に昇降桿１ ４４の底端のゴム条１４４１が該トリガスイッチ１４５に接触して電源を中断し て布を取り出し可能な状態となし、布巻取り機１のもう一つの側板１１に設けら れたスプロケットセット６は、無段変速機４１の出力回転軸４３に設けられた主 動輪６１により回転し、並びにチェーン６５で布巻取り機１の上部に設けられた 巻布ローラ１３の端部に設けられた従動輪６２に伝動し、主動輪６１の一側に一 組の圧力輪６４が設けられ、該圧力輪６４は、側板１１に枢接され且つ一つのバ ネ４４２の回復力を受ける圧力アーム６４１の両端に設けられ、並びにチェーン ６５がＳ形を呈して一組の圧力輪６４の間を通過し、主動輪６１のもう一側には 圧力検出輪６３が設けられ、該圧力検出輪６３は側板１１に枢接するスイングア ーム６３１の端部近くに設けられ、該スイングアーム６３１の端部に連接棒６３ ２が設けられて、無段変速機４１の速度制御軸４４上に設けられたクランクアー ム４４１と相互に連接し、スイングアーム６３１の端部に別のバネ６３４と連接 するロープ６３３が連接され、正常な状況でチェーン６５を緊張させるようにし てあり、以上の構成を有することを特徴とする無段変速式布巻取り機としている 。

【０００８】 請求項２の考案は、前記出力回転軸３が直接該側板１２に組み付けられたプー リセット５に伝動して、支持アーム１４１上の収布ローラ１４に布１３２を巻き 取らせるようにしてあり、スプロケットセット及び無段変速機が設けられず、プ ーリセット５が伝動負荷に応じて伝動摩擦係数を改変し空転或いは伝動い、布巻 取りを行うようにしてあることを特徴とする、請求項１に記載の無段変速式布巻 取り機としている。

【０００９】 請求項３の考案は、出力回転軸３と歯車セット４が一つの無段変速機４１を駆 動するようにしてあり、無段変速機４１の出力回転軸４３が直接側板１２に設け られた一組のスプロケットセット７を駆動し、その中、主動輪７１が無段変速機 ４１の出力回転軸４３上に設けられ、並びにチェーン７４で支持アーム１４１の 末端の揺動中心に設けられた中間伝動輪７２に伝動し、並びに中間伝動輪７２が チェーン７４で支持アーム１４１上に設けられた収布ローラ１４の端部のスプロ ケット７３を駆動し、布の巻取り作業を進行させるようにしてあり、二つの側板 １１、１２に枢軸で対応するスイングアーム８が設けられ、並びにスイングアー ム８の間に両側板１１、１２に設けられた円弧溝１１１、１２１を貫通する圧力 検出ローラ８１が設けられ、布１３２が圧力検出ローラ８１及び一側の導布ロー ラ８１１を通過した後に、収布ローラ１４に巻き取られるようにしてあり、該圧 力検出ローラ８１が布１３２の発生する引張力を検出して無段変速機４１の回転 速度を改変して布巻取りを達成し、その中の一つのスイングアーム８の一側に一 端が一つのバネ８１２に連接されたロープが連接され、該バネ８１２の一端に引 張力調整棒の底端が連接されて、該バネ８１２の引張力を調整できるようにして あることを特徴とする、請求項１に記載の無段変速式布巻取り機としている。

【００１０】

【考案の実施の形態】

図１ないし図４及び図５に示されるように、本考案は一つの底固定座２の中央 に主傘歯車２１が設けられ、該底固定座２上に軸受を介して回転シート２２が連 接され、並びに該回転シート２２内に設けられた出力回転軸３上に、該主傘歯車 ２１と噛み合う従動傘歯車３１が設けられ、布巻取り機１本体が編み機に従い回 転する時、従動傘歯車３１が主傘歯車２１と相対する運動を行うようにしてあり 、該出力回転軸３の一端が、布巻取り機１の一側に設けられた側板１１に設けら れたプーリセット５を駆動して布巻取り機１の両側板１１、１２の支持アーム１ ４１上の収布ローラ１４を連動させて、布１３２を収布ローラ１４に巻取り、該 出力回転軸３のもう一端が歯車セット４を介して回転シート２２の一側に設けら れた無段変速機４１の入力軸４２を駆動し、無段変速機４１の出力回転軸４３に 特定の回転速度で、その中の一つの側板１１に設けられたスプロケットセット６ を駆動させ、並びに該スプロケットセット６に布巻取り機１の上部に設けられた 巻布ローラ１３を駆動させ、並びに巻布ローラ１３の両側に設けられた従動ロー ラ１３１により布１３２を引き込んで布巻取り機１に進入させるようにしてある 。その中、布巻取り機１の側板１２に設けられたプーリセット５は、出力回転軸 ４３に設けられた主動輪５１と、支持架の一つの支持アーム１４１の揺動の中心 に対する偏心部分に設けられた中間伝動輪５２と支持アーム１４１の上端に設け られた収布ローラ１４の一側の従動輪５３及びベルト５１１、５１１１を少なく とも具えてなる。二つの該支持アーム１４１は末端近くの揺動中心部分が、枢軸 １４１１で二つの側板１１、１２に枢接され、且つ該二つの支持アーム１４１に それぞれバネ４２及び可調式緩衝ローラ１４３が設けられ、支持アーム１４１上 の収布ローラ１４が比較的多くの布１３２を巻き取った時に、重量の改変により 該二つの支持アーム１４１がゆっくりと循環して下に回るようにしてあり、主動 輪５１と支持アーム１４１末端に設けられた中間伝動輪５２の間の一側に、一つ の圧力輪５１２が設けられ、該圧力輪５１２は側板１２に枢接された圧力アーム ５１３に設けられ、該圧力アーム５１３の別の一端にバネ５１３２の引張力を受 けるロープ５１３１が連接され、支持アーム１４１が比較的高い位置にある時に 、中間伝動輪５２が下がり、主動輪５１と比較的接近し、そのベルト５１１を弛 緩させ、こうして圧力輪５１２の引張によりベルト５１１が伝動状態を保持し、 支持アーム１４１上の収布ローラ１４の巻き取った布１３２が除々に多くなって 支持アーム１４１が下降し、並びに伝動付加が増加すると、支持アーム１４１の 末端の揺動中心の偏心位置に設けられた中間伝動輪５２が該主動輪５１より離れ 、ベルト５１１を引き絞り、並びに該ベルト５１１の主動輪５１に対する被覆面 積を増大させ、比較的大きな伝動摩擦力を得るようにしてある。該側板１２の前 側に底端にゴム条１４４１を具えた昇降桿１４４が設けられ、該昇降桿１４４の 上端がその中の一つの支持アーム１４１に設けられた滑り溝１４６に連接し並び にその間をスライドするようにしてあり、布１３２が一定量巻き取られると、支 持アーム１４１が下降し、並びに該昇降桿１４４が下降させられて、その底端の ゴム条１４４１が布巻取り機１に伴い回転する時、編み機の底座に設けられたト リガスイッチ１４５をトリガし、布巻取り機１全体及び編み機を停止させる。こ のほか、布巻取り機１のもう一つの側板１１に設けられたスプロケットセット６ は、無段変速機４１の出力回転軸４３に設けられた主動輪６１により回転し、並 びにチェーン６５で布巻取り機１の上部に設けられた巻布ローラ１３の端部に設 けられた従動輪６２に伝動し、主動輪６１の一側に一組の圧力輪６４が設けられ 、該圧力輪６４は、側板１１に枢接され且つ一つのバネ４４２の回復力を受ける 圧力アーム６４１の両端に設けられ、並びにチェーン６５がＳ形を呈して一組の 圧力輪６４の間を通過するようにしてある。主動輪６１のもう一側には圧力検出 輪６３が設けられ、該圧力検出輪６３は側板１１に枢接するスイングアーム６３ １の端部に設けられ、該スイングアーム６３１の端部に連接棒６３２が設けられ て、無段変速機４１の速度制御軸４４に設けられたクランクアーム４４１と相互 に連接し、スイングアーム６３１の端部に引張力調整棒を具えたバネ６３４と連 接するロープ６３３が連接されている。正常な状況ではチェーン６５は緊張し、 布１３２の排出速度が比較的ゆっくりであると、巻布ローラ１３の速度もまたゆ っくりとなり、この時常速回転を行う主動輪６１はチェーン６５を緊張させ並び に圧力輪６４が先に引張力を受けて回転を発生し、この時未だ圧力検出輪６３は 引っ張られず、布１３２の排出速度がゆっくりのままで、チェーン６５がさらに 緊張すると、圧力検出輪６３が引張力を受けて上向きに揺動し、並びにスイング アーム６３１にクランクアーム４４１が連動して速度制御軸４４が回転させられ 、無段変速機４１の出力回転軸４３の回転速度がゆっくりとなりやがて停止する 。この時、もう一側のプーリセット５は負荷過大により空転を発生し、布１３２ を引っ張って損傷することがない。布１３２の排出速度が正常に回復すると、圧 力輪６４と圧力検出輪６３がもとの位置に戻り、布の巻取り動作が正常に進行さ れる。

【００１１】 さらに図６と図７を参照されたい。これらの図は本考案の第２実施例を示す。 該実施例では直接該側板１２に組み付けられたプーリセット５に伝動して、支持 アーム１４１上の収布ローラ１４に布１３２を巻き取らせており、スプロケット セット６と無段変速機４１は設けられておらず、プーリセット５が伝動負荷に応 じて伝動摩擦係数を改変し空転と伝動とを切り換える特性を有して同様の布巻取 り効果を達成するようにしてある。

【００１２】 最後に図８と図９を参照されたい。これらは本考案の第３実施例を示し、該実 施例では、出力回転軸３と歯車セット４が一つの無段変速機４１を駆動するよう にしてあり、並びに無段変速機４１の出力回転軸４３が直接側板１２に設けられ た一組のスプロケットセット７を駆動し、その中、主動輪７１が無段変速機４１ の出力回転軸４３上に設けられ、並びにチェーン７４で支持アーム１４１の末端 の揺動中心に設けられた中間伝動輪７２に伝動し、並びに中間伝動輪７２がチェ ーン７４で支持アーム１４１上に設けられた収布ローラ１４の端部のスプロケッ ト７３を駆動し、布の巻取り作業を進行させるようにしてある。その中、該二つ の側板１１、１２には枢軸でそれぞれ対応するスイングアーム８が設けられ、並 びにスイングアーム８の間に両側板１１、１２に設けられた円弧溝１１１、１２ １を貫通する圧力検出ローラ８１が設けられ、布１３２が圧力検出ローラ８１及 び一側の導布ローラ８１１を通過した後に、収布ローラ１４に巻き取られるよう にしてある。布１３２の排出速度が改変されると、該圧力検出ローラ８１が上に 引き上げられて、スイングアーム８を揺動させ、それによりその中の一つのスイ ングアーム８に連接する連接棒８２がクランクアーム８３に無段変速機４１の速 度制御軸４４を駆動させ、主動輪７１を減速或いは停止させ、こうして布巻取り の機能を達成するようにしてある。このほか、スイングアーム８にバネ８１２の 引張力を受けるロープが連接され、スイングアーム８に回復の機能が付与され、 該バネ８１２の一端に引張力調整棒が連接されて、バネ８１２の引張力を調整で きるようにしてある。

【００１３】

【考案の効果】

総合すると、本考案の提供する布巻取り機は、編み機の布排出速度の変化に応 じて自動的に布巻取り速度を改変するか或いは停止するようにしてあり、それに より布の損傷を防止できるほか、各種の布排出速度の編み機に使用でき、非常に 新規性、進歩性を有し、産業上の利用価値を有している。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図である。

【図２】本考案の別角度からの斜視図である。

【図３】本考案の正面構造の断面図である。

【図４】本考案のプーリセット部分の伝動表示図であ
る。

【図５】本考案のスプロケットセット部分の伝動表示図
である。

【図６】本考案の第２実施例の斜視図である。

【図７】本考案の第２実施例の別角度からの斜視図であ
る。

【図８】本考案の第３実施例の側面図である。

【図９】本考案の第３実施例のもう一つの側面図であ
る。

【符号の説明】

１ 布巻取り機 １１、１２ 側板 １３ 巻布ローラ １３１ 従動ローラ １３２ 布 １４ 収布ローラ １４１ 支持アーム １４１１ 枢軸 １４２、５１３２、４４２、６３４、８１２ バネ １４３ 可調式緩衝ローラ １４４ 昇降桿 １４４１ ゴム条 １４５ トリガスイッチ １４６ 滑り溝 ２ 底固定座 ２１ 主傘歯車 ２２ 回転シート ３ 出力回転軸 ３１ 従動ローラ ４ 歯車セット ４１ 無段変速機 ４２ 入力軸 ４３ 出力回転軸 ４４ 速度制御軸 ４４１、８３ クランクアーム ５ プーリセット ５１ 主動輪 ５１１、５１１１ ベルト ５１３ 圧力アーム ５１３１、６３３ ロープ ５２、７２ 中間伝動輪 ５３ 従動輪 ６、７ スプロケットセット ６１、７１ 主動輪 ６２、７３ 従動輪 ６３ 圧力検出輪 ６３１、８ スイングアーム ６３２、８２ 連接棒 ６４ 圧力輪 ６４１ 圧力アーム ６５、７４ チェーン ８１ 圧力検出ローラ ８２ 導布ローラ

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 底固定座２、主傘歯車２１、回転シート
   ２２、出力回転軸３、歯車セット４、無段変速機４１、
   側板１１、１２、支持アーム１４１、バネ、可調式緩衝
   ローラ１４３、プーリセット５、スプロケットセット
   ６、巻布ローラ１３及び収布ローラ１４を具えた無段変
   速式布巻取り機において、 該底固定座２の中央に主傘歯車２１が設けられ、該底固
   定座２上に軸受を介して回転シート２２が連接され、並
   びに該回転シート２２内に設けられた出力回転軸３上
   に、該主傘歯車２１と噛み合う従動傘歯車３１が設けら
   れ、該出力回転軸３の一端が、布巻取り機１の一側の側
   板１１に設けられたプーリセット５を駆動して布巻取り
   機１の両側板１１、１２に枢接された支持アーム１４１
   上の収布ローラ１４を駆動して、収布ローラ１４に布１
   ３２を巻き取らせ、該出力回転軸３のもう一端が収布ロ
   ーラ１４のもう一端が歯車セット４を介して回転シート
   ２２の一側に設けられた無段変速機４１の入力軸４２を
   駆動するようにしてあり、該無段変速機４１の出力軸が
   その中の一つの側板１１に設けられたスプロケットセッ
   ト６の主動輪５１と連接し、該スプロケットセット６が
   布巻取り機１の上部に設けられた巻布ローラ１３を駆動
   して、巻布ローラ１３の両側に設けられた従動ローラ１
   ３１と共に巻布機構を組成するようにしてあり、該布巻
   取り機１のその中の一つの側板１２に設けられたプーリ
   セット５は、出力回転軸４３に設けられた主動輪５１
   と、支持架の一つの支持アーム１４１末端の揺動の中心
   に対する偏心部分に設けられた中間伝動輪５２と支持ア
   ーム１４１の上端に設けられた収布ローラ１４の一側の
   従動輪５３及びベルトを具え、二つの該支持アーム１４
   １は末端近くの揺動中心部分が、枢軸１４１１で二つの
   側板１１、１２に枢接され、且つ該二つの支持アーム１
   ４１にそれぞれバネ４２及び可調式緩衝ローラ１４３が
   設けられ、支持アーム１４１上の収布ローラ１４が比較
   的多くの布１３２を巻き取った時に、重量の改変により
   該二つの支持アーム１４１がゆっくりと循環して下に回
   るようにしてあり、主動輪５１と支持アーム１４１末端
   の揺動中心の偏心部分に設けられた中間伝動輪５２との
   間の一側に、ベルトを緊張させる圧力輪５１２が設けら
   れ、該圧力輪５１２は側板１２に枢接された圧力アーム
   ５１３に設けられ、該圧力アーム５１３の別の一端にバ
   ネ５１３２の引張力を受けるロープ５１３１が連接さ
   れ、該バネ５１３２のもう一端が引張力調整棒に連接さ
   れ、並びに該中間伝動輪５２と主動輪５１の間の距離が
   支持アーム１４１の昇降により変化してその間のベルト
   ５１１に緊張と弛緩を発生させて、該ベルト５１１と主
   動輪５１の接触面積を改変させるようにしてあり、側板
   １２の前側に底端にゴム条１４４１を具えた昇降桿１４
   ４が設けられ、該昇降桿１４４の上端がその中の一つの
   支持アーム１４１に設けられた滑り溝１４６に連接し並
   びにその間をスライドするようにしてあり、該昇降桿１
   ４４の底部に対応する編み機底座の位置に、トリガスイ
   ッチ１４５が設けられ、一定の布巻取り量に達した時に
   昇降桿１４４の底端のゴム条１４４１が該トリガスイッ
   チ１４５に接触して電源を中断して布を取り出し可能な
   状態となし、布巻取り機１のもう一つの側板１１に設け
   られたスプロケットセット６は、無段変速機４１の出力
   回転軸４３に設けられた主動輪６１により回転し、並び
   にチェーン６５で布巻取り機１の上部に設けられた巻布
   ローラ１３の端部に設けられた従動輪６２に伝動し、主
   動輪６１の一側に一組の圧力輪６４が設けられ、該圧力
   輪６４は、側板１１に枢接され且つ一つのバネ４４２の
   回復力を受ける圧力アーム６４１の両端に設けられ、並
   びにチェーン６５がＳ形を呈して一組の圧力輪６４の間
   を通過し、主動輪６１のもう一側には圧力検出輪６３が
   設けられ、該圧力検出輪６３は側板１１に枢接するスイ
   ングアーム６３１の端部近くに設けられ、該スイングア
   ーム６３１の端部に連接棒６３２が設けられて、無段変
   速機４１の速度制御軸４４上に設けられたクランクアー
   ム４４１と相互に連接し、スイングアーム６３１の端部
   に別のバネ６３４と連接するロープ６３３が連接され、
   正常な状況でチェーン６５を緊張させるようにしてあ
   り、以上の構成を有することを特徴とする無段変速式布
   巻取り機。
2. 【請求項２】 前記出力回転軸３が直接該側板１２に組
   み付けられたプーリセット５に伝動して、支持アーム１
   ４１上の収布ローラ１４に布１３２を巻き取らせるよう
   にしてあり、スプロケットセット及び無段変速機が設け
   られず、プーリセット５が伝動負荷に応じて伝動摩擦係
   数を改変し空転或いは伝動い、布巻取りを行うようにし
   てあることを特徴とする、請求項１に記載の無段変速式
   布巻取り機。
3. 【請求項３】 出力回転軸３と歯車セット４が一つの無
   段変速機４１を駆動するようにしてあり、無段変速機４
   １の出力回転軸４３が直接側板１２に設けられた一組の
   スプロケットセット７を駆動し、その中、主動輪７１が
   無段変速機４１の出力回転軸４３上に設けられ、並びに
   チェーン７４で支持アーム１４１の末端の揺動中心に設
   けられた中間伝動輪７２に伝動し、並びに中間伝動輪７
   ２がチェーン７４で支持アーム１４１上に設けられた収
   布ローラ１４の端部のスプロケット７３を駆動し、布の
   巻取り作業を進行させるようにしてあり、二つの側板１
   １、１２に枢軸で対応するスイングアーム８が設けら
   れ、並びにスイングアーム８の間に両側板１１、１２に
   設けられた円弧溝１１１、１２１を貫通する圧力検出ロ
   ーラ８１が設けられ、布１３２が圧力検出ローラ８１及
   び一側の導布ローラ８１１を通過した後に、収布ローラ
   １４に巻き取られるようにしてあり、該圧力検出ローラ
   ８１が布１３２の発生する引張力を検出して無段変速機
   ４１の回転速度を改変して布巻取りを達成し、その中の
   一つのスイングアーム８の一側に一端が一つのバネ８１
   ２に連接されたロープが連接され、該バネ８１２の一端
   に引張力調整棒の底端が連接されて、該バネ８１２の引
   張力を調整できるようにしてあることを特徴とする、請
   求項１に記載の無段変速式布巻取り機。