JP3056646U - 仏壇用照明燈 - Google Patents
仏壇用照明燈Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 溶断することのない仏壇用照明灯を比較的容
易且つ低コストに提供し、安定した好ましい仏壇用照明
を図る。 【構成】 照明球8内ベース部に基板5を設け、該基板
5に複数の発光ダイオード球1を配設し、各発光ダイオ
ード球1を順次に連結し、通電、点灯させる。
易且つ低コストに提供し、安定した好ましい仏壇用照明
を図る。 【構成】 照明球8内ベース部に基板5を設け、該基板
5に複数の発光ダイオード球1を配設し、各発光ダイオ
ード球1を順次に連結し、通電、点灯させる。
Description
【0001】
本考案は仏壇用照明灯に係り、溶断することのない仏壇用照明灯を比較的容易 且つ低コストに提供し、安定した好ましい仏壇用照明を図ろうとするものである 。
【0002】
仏壇に灯明を点灯すること自体は古くから一般的且つ広く実施されて来たとこ ろであって、蝋燭を主体とし、適宜に油を芯体によって導き点火する輪灯を用い ることが行われて来たが、近時においては電灯を用いることが次第に普及し、上 記以外の灯籠(吊り方式および置き方式)なども採用され、豪華性を帯びつつあ り、従前のようにマッチを用いて点灯することなしに単純な通電点灯方式で全灯 具における点灯および消灯が行われるようになっている。
【0003】
上記したような通電点灯方式による仏壇の照明灯は簡易に多数の照明灯を点灯 し、また消灯し得ることから簡易に適切な点灯操作をなし得ることは明かである が、斯うした通電点灯方式による仏壇の照灯設備においては一般的な家庭用配線 における100Vの電力条件をそのまま採用しようとするものであることからし てその取扱いにはそれなりに特別な技術を必要とする不利がある。
【0004】 また発光フイラメントを用いた電灯であることから断線による点灯不能が不可 避であり、上述したように5〜6灯ないしそれ以上のような多数の灯具を用い、 朝晩にそれぞれ礼拝することを一般とする仏壇の使用条件においてはそうした断 線による点灯不能が発生する可能性が高い。しかもこのような仏壇用灯具は一般 的な電気器具店で購入することができないのが普通であって、上記したような点 灯不能に際し、その電灯を交換することが容易でない。
【0005】 即ち、購入した仏壇店ないし仏具商に灯具の交換を求めることになるが、相当 の手数と時間を必要とし、特に農山村地帯においては可成りの日数と工数が不可 避である。従ってその間一部が消灯したままの不完全状態の仏壇を礼拝せざるを 得ないこととなり、折角の多数点灯による豪華さと壮厳性を有する仏壇の好まし さがめっかち状態のままとなり著しく低減されたものとならざるを得ない。
【0006】
本考案は上記したような従来技術における課題を解消することについて検討を 重ね、断線による点灯不能を発生することのない仏壇用電灯を得ることに成功し 、しかも10V前後の低電圧による点灯を得しめて取扱操作などにおいても安全 な仏壇用灯具を得しめたものであって以下の如くである。
【0007】 (1) 照明球内ベース部に基板を設け、該基板に複数の発光ダイオード球を配 設し、各発光ダイオード球を順次に連結し、通電、点灯するようにしたことを特 徴とする仏壇用照明燈。
【0008】 (2) 基板を照明球に取付け、該照明球の基板部分をソケットに収容設定した ことを特徴とする前記(1)項に記載の仏壇用照明燈。
【0009】 (3) 基板を照明球に連設された樹脂成型本体部に取付け、該樹脂成型本体部 により口金に係着させるようにしたことを特徴とする前記(1)項に記載の仏壇 用照明燈。
【0010】
上記したような本考案によるものの具体的な実施態様を添附図面に示すものに ついて説明すると、本考案においては1例として図1または図2に示すような照 明球8内におけるベース部に基板5を設け、該基板5に複数の発光ダイオード球 1を配設するもので、このような複数の発光ダイオード球1、1を図3に示され ているように仏壇10に配設された電源部15からの配線ラインに順次に連結し 、通電、点灯するようにしたものである。
【0011】 照明球8の1例としてリード線タイプのものは図1に示す如くであって基板5 には発光ダイオード球1が複数個取付けられたものが照明球8の底部に取付けら れてソケット2内にセットされ、即ち照明球8とソケット2の受座12との間に 基板5が挟み込まれて固定され、+−のリード線3、4がソケット2内において 基板5から各発光ダイオード球1に連結されると共に各リード線3、4間には抵 抗体6が取付けられて各ダイオード球1における点灯がなされるように構成され ている。
【0012】 図2には本考案によるもう1つの照明球8として口金タイプのものが示されて おり、照明球8と合金樹脂製口金部体7との間に発光ダイオード球1を取付けた 基板5が挟持固定され、前記した合成樹脂製口金部体7の一部に突設されたマイ ナス接点16は常法により内側面にマイナス極金具を取付けたソケット2内に係 合して前記マイナス接点16と接合するようにされ、各発光ダイオード球1のプ ラス極は中心導体9を介して口金部体7の中心接点17に連結されていて、ソケ ット2の中心部に公知のように設けられている中心弾性体(図示省略)に接合す るように成っている。
【0013】 本考案によるものの仏壇10に対する配設施用状態の1例は図3に示す如くで あり、電源接続プラグ11は屋内配線のコネクターに接続され、アダプター13 やコードスイッチ14を介して仏壇コネクター18に接続され、該コネクター1 8から仏壇内ターミナル19を介して仏壇10内に対向状態として配設された置 灯籠20、ローソク灯21、吊灯籠22、輪灯23の如きにそれぞれ接続される 。
【0014】 本考案における発光ダイオード球1の照明球8内における好ましい配設関係の 若干は図4に示す如くで、ダイオード球1が5球の場合は基板5に対し(A)( A′)に示すように梅などの花びら状に配設し、また6球の場合には同図(B) (B′)のように図4(A)のものの中心部にもう1つのダイオード球を配設し た状態とする。なおこのように6球の場合において更に別に同図(C)(C′) として示すようにダイオード球1を3球宛2段として重合状態に配設する。何れ にしても5〜6球のダイオード球が適切なバランス状態に配設され全体が一体化 した好ましい照明効果を得しめる。何れの場合においても全体が適切にバランス し、一体化した照明効果を安定的に得しめ、比較的光度の低い、10V前後の電 圧による照明でローソク灯その他に準じた好ましい照明を有効に図らしめること ができる。
【0015】 上記したような本考案によるものは、照明球内ベース部に基板を設け、該基板 に複数の発光ダイオード球を配設し、各発光ダイオード球を順次に連結し、通電 、点灯するようにしたことにより10V前後のような比較的低い電圧条件の市販 発光ダイオード球により仏壇における適切且つ有効な照明効果を確保することが 可能であり、フイラメントを用いない光源であることから発光線の断線などによ る事故を完全に解消し、また低電圧であることから使用取扱上における事故や危 険を的確に解消することができる。また市販発光ダイオード球が利用できること により特別なダイオード球を製作準備する必要をなからしめ、結局低コストの製 品を提供し得ることも明らかであり、ダイオード球の数についても1〜10球程 度の範囲で夫々の場合において好ましい証明光度を形成することができる。
【0016】 また本考案のものは、基板を照明球に取付け、該照明球の基板部分をソケット に収容設定したことによってリード線方式により好ましい上記のような本考案の 仏壇用照明灯を提供せしめる。
【0017】 更に本考案のものは、基板を照明球に連設された樹脂成型本体部に取付け、該 樹脂成型本体部により口金に係着させるようにしたことによって口金方式により 有効な上述本考案による仏壇用照明灯を得しめる。
【0018】
【考案の効果】 上記したような本考案によるときは、経年によっても断線することなく有効な 照明効果の確保される仏壇用照明灯を提供することができ、近時において多数の 照明灯を採用した豪華な仏壇における好ましい点灯照明を充分に図ってその有用 性を充分に発揮せしめることができ、しかも電圧条件などを低減した安全な照明 を有利に可能とするなどの効果を有しており、実用上その効果の大きい考案であ る。
【図1】本考案による仏壇用照明灯の1例を示した部分
切欠側面図である。
切欠側面図である。
【図2】本考案によるもう1つの仏壇用照明灯を示した
部分切欠側面図である。
部分切欠側面図である。
【図3】本考案による照明灯を用いて構成された仏壇照
明設備の1例を示した説明図である。
明設備の1例を示した説明図である。
【図4】本考案における照明灯の発光ダイオード球配設
関係を示した平面図である。
関係を示した平面図である。
1 発光ダイオード球 2 ソケット 3 リード線(+) 4 リード線(−) 5 基板 6 抵抗体 7 口金部体(合成樹脂製) 8 照明球 9 中心導体 10 仏壇 11 電源接続プラグ 12 受座 13 アダプター 14 コードスイッチ 15 電源部 16 マイナス接点 17 中心接点(口金部体(7)の) 18 仏壇コネクター 19 仏壇ターミナル
Claims (3)
- 【請求項1】 照明球内ベース部に基板を設け、該基板
に複数の発光ダイオード球を配設し、各発光ダイオード
球を順次に連結し、通電、点灯するようにしたことを特
徴とする仏壇用照明燈。 - 【請求項2】 基板を照明球に取付け、該照明球の基板
部分をソケットに収容設定したことを特徴とする請求項
1に記載の仏壇用照明燈。 - 【請求項3】 基板を照明球に連設された樹脂成型本体
部に取付け、該樹脂成型本体部により口金に係着させる
ようにしたことを特徴とする請求項1に記載の仏壇用照
明燈。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998006489U JP3056646U (ja) | 1998-08-10 | 1998-08-10 | 仏壇用照明燈 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998006489U JP3056646U (ja) | 1998-08-10 | 1998-08-10 | 仏壇用照明燈 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3056646U true JP3056646U (ja) | 1999-02-26 |
Family
ID=32983934
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1998006489U Expired - Lifetime JP3056646U (ja) | 1998-08-10 | 1998-08-10 | 仏壇用照明燈 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3056646U (ja) |
-
1998
- 1998-08-10 JP JP1998006489U patent/JP3056646U/ja not_active Expired - Lifetime
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Legal Events
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