JP3056253U - 廃品扇風機を利用した自動靴磨き装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】廃棄されている扇風機に、若干の装備を施すの
みにて、簡単で便利な自動靴磨き装置を得る。 【構成】多数枚の布を円形にカットし、中心孔を明け、
且つその中心付近で縫着一体化し、この両サイドに安定
小円盤６・７を添着し、更に安定小パイプを貫通させる
と共に、これらを廃品扇風機１のモーター軸２に螺着固
定してなる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、廃棄されている扇風機を回収利用して、簡易で便利な電動靴磨き機 として廃物利用するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、靴磨きを行うには、ブラシや布などが用いられている。また、電動モー ター回転軸にブラシやハケなどを備えた、主として業務用の電動靴磨き装置など がある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上述における前者は、靴を片手にもちながら、もう一方の手にブラシや布を持 ってブラッシング作業や拭き作業を行っている。これは手間も時間もかかる上に 、両手が酷く汚れるものである。 上述における後者は、靴を履いたまま台に乗せると、自動的にブラッシングさ れたり清拭されたりするものであって、コインを投入する自動販売機式が多い。 駅構内などに設置されているので、僅かな時間を利用して磨くには便利であるが 価格も高く一般的ではない。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

ところで、最近の大型ゴミ捨て場を見ると、古い家具や冷蔵庫などと一緒に扇 風機が多く捨てられている。 そこで本考案は、前記扇風機を利用して簡易な自動靴磨き装置を提供するもの である。 捨てられている扇風機を子細に調べてみると、その多くは羽根やガード部分が 割れたり折れたりしているだけで、モーター部分は全く異常のないものが殆どで ある。部品を交換すればなお使用できるものであっても、その部品が調達できな かったり、部品代が高くつくなどの理由で廃棄されるものと推定される。

【０００５】

【作用及び実施例】

先ず回収した扇風機１の羽根とそのガード部を取り去る。しかして、ガード止 めナット３やモーター軸２に軸着しているスピンナー４などを取り外す。 しかる後、別途に製作した積層パフ体５を、その中間部分に貫通装着し、スピ ンナー４をもって螺着固定するものである。

【０００６】 前記の積層パフ体５は、多数枚の布を円形にカットし、中心孔を明け、且つそ の中心付近で縫着一体化したものであ。また、これをモーター軸２に装着する場 合には、その両サイドに安定小円盤６・７を添着し、且つ安定小パイプ８を貫通 させることによって、回転ブレやズレを防ぐ構成としている。

【０００７】 従って、通常の扇風機を回すのと同じように、電源を入れてスイッチオンすれ ば、モーター軸２が高速回転する。同時に前記積層パフ体５も高速回転する。こ の積層パフ体５の円周部分に靴９の表面を軽く当てて行けば、見る見る美しく磨 かれる。多数枚の布ヒダ部分がソフトに当接されるので、靴９の細かい隅々まで よく磨くことができるし、傷を付けたりすることもない。また、扇風機１のベー ス台は非常に重くできているので、たいへん安定した靴磨き作業ができる。 なお、この布の種類や色彩などは適宜選択自由であって、カラフルなものにし ておけば屋内の調度品としても違和感なく置ける。

【０００８】

【考案の効果】

上述のように本考案は、全く無価値な物として廃棄されている扇風機に、若干 の装備を施すのみにて簡単で便利な自動靴磨き装置に変身できる。安価で省資源 的な有益考案を提供するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案廃品扇風機を利用した自動靴磨き装置
の要部分解斜視図。

【図２】 本考案廃品扇風機を利用した自動靴磨き装置
の実施状態を示す斜視図。

【符号の説明】

１ 扇風機 ２ モーター軸 ３ ガード止めナット ４ スピンナー ５ 積層パフ体 ６ 安定小円盤 ７ 安定小円盤 ８ 安定小パイプ ９ 靴

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】多数枚の布を円形にカットし、中心孔を明
   け、且つその中心付近で縫着一体化し、この両サイドに
   安定小円盤６・７を添着し、更に安定小パイプ８を貫通
   させると共に、これらを廃品扇風機１のモーター軸２に
   螺着してなる廃品扇風機を利用した自動靴磨き装置。