JP3056064B2 - ガス充填装置 - Google Patents

ガス充填装置

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JP3056064B2
JP3056064B2 JP8029251A JP2925196A JP3056064B2 JP 3056064 B2 JP3056064 B2 JP 3056064B2 JP 8029251 A JP8029251 A JP 8029251A JP 2925196 A JP2925196 A JP 2925196A JP 3056064 B2 JP3056064 B2 JP 3056064B2
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幸彦 武井
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明光産業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガス容器にLPガス
等を充填する作業を自動化するガス充填装置に関し、詳
しくは、ガス容器の充填口に充填ノズルを自動接続する
ための、充填口と充填ノズルの高さ方向に対する位置合
せ機構の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、ガス容器にLPガス等を充填する
作業を自動化するものとして、充填場に載置されたガス
容器の開閉ハンドルの高さを検出する第一検出手段と、
ガス容器の充填口の向きを検出する第二検出手段とを備
え、第一検出手段からの検出情報に基く昇降駆動部の作
動で充填ノズルと充填口の高さ方向の位置合せを行い、
第二検出手段からの検出情報に基く回転駆動部の作動で
充填ノズルと充填口の水平方向の位置合せを行い、進退
駆動部の作動で充填ノズルを充填口に接続して所定量の
ガスを自動充填する装置が、各種提案されている(例え
ば特開平5−172300号等)。それら従来装置にお
いては、図22に示すように、開閉バルブDの開閉ハン
ドルD4 上面から充填口D2 の中心P1 までの寸法L’
が一定であることを前提とし、昇降駆動部の作動で充填
ノズル1と第一検出手段(不図示)とを一体に下降さ
せ、該第一検出手段が開閉ハンドルD4 の上面位置を検
出した時に昇降駆動部が停止して充填口D2 と充填ノズ
ル1の高さ方向に対する位置合せがなされるよう構成さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら実際には、
各メーカーごとの規格のバラツキ、長期の使用による開
閉ハンドルD4 の変形、残ガス回収等の前処理を施した
後の開閉ハンドルの締め度合いのばらつき等により上記
寸法L’が必ずしも一定ではなく、よって充填口D2 に
対する充填ノズル1の位置合せに誤差が生じる虞れがあ
り、該誤差が生じたままで充填ノズル1が前進した場
合、充填口D2 に対する接続が適正になされないばかり
か、充填口D2 内周の雌ネジ部D2-3 にノズル先端のパ
ッキン1bが当たって損傷若しくは脱落しガス漏れが発
生する虞れもあり、これら不具合は装置の稼働率、ガス
充填の作業効率を低下させると共に、ガス充填工場の少
人化,無人化促進の障害になっていた。
【0004】本発明は上述したような従来事情に鑑みて
なされたものであり、その目的とするところは、開閉ハ
ンドル上面から充填口の中心までの寸法にガス容器毎の
ばらつきがあっても、充填口と充填ノズルの高さ方向の
位置合せを簡単な構造で正確に行って、充填ノズルを充
填口に精度良く自動接続することができるガス充填装置
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに本発明者等は、充填口中心に対する位置関係に変化
が生じにくく、メーカーごとの規格のばらつきもなく、
さらに長期の使用による変形も生じにくい充填口の外周
縁部に着目し、前記外周縁部を基準位置として有効に利
用して充填口と充填ノズルの高さ方向位置合せの微調整
を行うようにすることで本発明を完成するに至った。即
ち本発明は、充填場に載置されたガス容器の開閉ハンド
ルの高さを検出する第一検出手段と、前記ガス容器の充
填口の向きを検出する第二検出手段と、前記充填口に接
続して所定量のガスを充填する充填ノズルとを備え、前
記第一検出手段からの検出情報に基く昇降駆動部の作動
で充填ノズルと充填口の高さ方向の位置合せを行い、前
記第二検出手段からの検出情報に基く回転駆動部の作動
で充填ノズルと充填口の水平方向の位置合せを行うガス
充填装置において、充填ノズルの上部に、該ノズル軸芯
が充填口中心とほぼ一致した時に充填口上縁部に当接し
て充填ノズルの下降を規制する係合杆を配し、第一検出
手段からの検出情報に基きノズル軸芯が充填口中心の上
方になるよう位置せしめた充填ノズルを充填口近傍にて
下降させ、上記係合杆を充填口上縁部に当接させて充填
ノズルと充填口の高さ方向の位置合せを行うことを基本
構成とする。
【0006】上記充填ノズルと充填口の水平方向の位置
合せは、この種技術分野において公知の構成、即ち充填
ノズルとガス容器のどちらか一方を固定し他方を回転駆
動部によって回転させることで行うが、ガス容器が重量
物であること等を考慮すれば、クランプ機構等で保持し
たガス容器に対して充填ノズルを回転させる構成が好ま
しく用いられる。
【0007】上記充填ノズルの充填口に対する接続,離
間は、この種技術分野において公知の構成、即ち水平方
向へ摺動自在に支持した充填ノズルを進退駆動部の作動
で充填口に対して水平進退させる構成、前後揺動自在に
支持した充填ノズルを進退駆動部の作動で充填口に対し
て揺動進退させる構成等が採用できるが、上記水平方向
の位置合せにおいて充填ノズルを回転させるようにした
場合、その回転スペースをより省スペースにし装置全体
をコンパクトなものとすること等を考慮すれば、前記揺
動進退させる構成が好ましく用いられる。
【0008】上記昇降駆動部による充填ノズルと充填口
の高さ方向の位置合せは、この種技術分野において公知
の構成、即ち充填ノズルとガス容器のどちらか一方を固
定し他方を昇降駆動部によって昇降させることで行う
が、ガス容器が重量物であること等を考慮すれば、クラ
ンプ手段で保持したガス容器に対して充填ノズルを昇降
させる構成が好ましく用いられる。
【0009】また本発明においては、第一検出手段から
の検出情報に基きノズル軸芯が充填口中心の上方になる
よう位置せしめた充填ノズルを充填口近傍にて下降さ
せ、上記係合杆を充填口上縁部に当接させて充填ノズル
と充填口の高さ方向の位置合せを行う。詳しくは、第一
検出手段からの検出情報に基き、ノズル軸芯が充填口中
心の上方になるように高さ方向の大まかな位置合せを行
う第一の昇降動作と、前記大まかな高さ位置にある充填
ノズルを、係合杆が充填口上縁部に当接するまで下降さ
せてノズル軸芯が充填口中心とほぼ一致するよう高さ方
向微調整を行う第二の昇降動作とを行うが、これら各昇
降動作は、上記したように充填ノズルとガス容器のどち
らか一方を固定し他方を昇降駆動部によって昇降させる
ことで行う。
【0010】また前記第一,第二の昇降動作は、一つの
昇降駆動部で行う場合と、各々の昇降動作用に設けた二
つの昇降駆動部(第一昇降駆動部、第二昇降駆動部)に
より行う場合とが考えられる。二つの昇降駆動部を用い
る場合、第一,第二昇降動作のどちらか一方は充填ノズ
ルを昇降させ、他方はガス容器を昇降させるよう構成す
ることも可能である。
【0011】上記第一,第二の昇降動作は連続的に行う
ことも可能である。この場合、係合杆が充填口上縁部に
当接可能な位置(充填口近傍位置)まで充填ノズルを予
め前進させ、その後第一,第二の昇降動作を連続して行
うようになる。ここで、昇降動作中に係合杆が開閉ハン
ドルに当接して充填ノズルの下降(若しくはガス容器の
上昇)動作が妨げられることの無いようにすることは云
うまでもないが、第一,第二昇降動作を連続して行う場
合、充填ノズル先端からの係合杆の突出寸法や、昇降動
作中における係合杆と開閉ハンドルとの位置関係に比較
的高い精度が要求される。
【0012】これに対し、第一,第二昇降動作を段階的
に行う場合、第一昇降動作(高さ方向の大まかな位置合
せ)においては、充填ノズルを充填口近傍まで前進させ
た際に係合杆が開閉ハンドルと充填口上縁部の間の間隙
部分に挿入されるよう充填ノズルを位置させ、次いで進
退駆動部の作動で充填ノズルを充填口近傍まで前進させ
て係合杆を開閉ハンドルと充填口上縁部の間の間隙部分
に位置せしめ、しかる後第二昇降動作(高さ方向微調
整)を行って係合杆を充填口上縁部に当接させて充填ノ
ズルと充填口の高さ方向の位置合せをなすようになる。
この場合、充填ノズル先端からの係合杆の突出寸法や、
昇降動作中における係合杆と開閉ハンドルとの位置関係
に高い精度が要求されず、比較的容易に実施可能である
という利点がある。
【0013】即ち、本発明は請求項1に記載のように、
充填場に載置されたガス容器を正立状に保持するセンタ
リング手段と、ガス容器の開閉ハンドルの高さを検出す
る第一検出手段と、ガス容器の充填口の向きを検出する
第二検出手段と、充填口に接続して所定量のガスを充填
する充填ノズルと、前記第二検出手段からの検出情報に
基いて充填ノズルを回転させ充填口に対する水平方向の
位置合せを行う回転駆動部と、前記第一検出手段からの
検出情報に基いて充填ノズルを昇降させ充填口に対する
高さ方向の大まかな位置合せを行う第一昇降駆動部と、
第一昇降駆動部による大まかな高さ位置合せがなされた
充填ノズルを充填口近傍まで揺動せしめる進退駆動部
と、充填ノズルの上部に配され充填ノズルの軸芯が充填
口中心とほぼ一致する時に充填口上縁部に当接して充填
ノズルの下降を規制する係合杆と、前記第一昇降駆動部
により大まかな位置合せがなされ進退駆動部により充填
口近傍に前進せしめた充填ノズルをさらに下降させ、係
合杆を充填口上縁部に当接させて充填口に対する充填ノ
ズルの高さ方向微調整を行う第二昇降駆動部と、を備え
てなるガス充填装置である
【0014】而して、本発明によれば、充填場に載置さ
れたガス容器の開閉ハンドルの高さを第一検出手段によ
って検出し、その検出情報に基いて充填ノズルと充填口
の大まかな高さ方向位置合せを行い、その後、充填ノズ
ルをさらに下降させ係合杆を充填口上縁部に当接させて
充填ノズルと充填口の高さ方向微調整を行う。よって、
ガス容器毎にばらつきが生じやすい開閉ハンドル高さを
第一の基準面としこれに基いて充填ノズルと充填口の大
まかな高さ方向位置合せを行い、ガス容器毎のばらつき
がほとんど生じない充填口外周縁を第二の基準面として
充填ノズルと充填口の高さ方向位置合せの微調整を行う
ので、充填ノズルを充填口に精度良く自動接続すること
が可能になる。また、前記大まかな位置合せは検出手段
で検出した開閉ハンドルの高さ情報に基いて昇降駆動部
を作動させるという既存の手段(従来装置においても用
いられていた手段)によっても行い得るので、前記微調
整を行うための手段を新たに必要とし、該手段は、前記
大まかな位置合せがなされた充填ノズルをさらに下降さ
せるもので前記既存の手段でも兼用可能な昇降駆動部
と、該昇降駆動部による充填ノズルの下降を規制するも
のでノズル上部に配した係合杆という極めて簡単な構成
の追加で済む。従って、充填口と充填ノズルの高さ方向
の位置合せを簡単な構造で正確に行って、充填ノズルを
充填口に精度良く自動接続することができるガス充填装
置を提供するという前述の課題を達成することが出来
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1に示す装置Aは、充填場Bにて正立状態に保
持した容器Cの充填口D2 の高さと方向を検出し、その
検出情報に基いて充填ノズル1を昇降及び回転させて充
填口D2 に対する高さ方向と水平方向の位置合せを自動
的に行い、さらに充填ノズル1を充填口D2 に自動接続
して所定量のLPガス等を充填するよう構成した全自動
型のガス充填装置である。
【0016】容器Cは、容器本体C1 の頂部に開閉バル
ブDを備えた周知のLPガス容器で、通常、容量50k
g程度から10kg程度のものまで数種存在する。開閉
バルブDは、略円筒状のバルブ本体D1 周面の正面側と
背面側に、充填口D2 と安全弁D3 とを各々背向状に突
設し、且つバルブ本体D1 の上端には充填口D2 を開閉
する開閉ハンドルD4 を螺動進退可能に螺着してなる。
バルブ本体D1 と開閉ハンドルD4 は、容器の軸芯C’
に対して同芯状に配設される(図5参照)。充填口D2
は、容器Cにガスを充填する際の充填口としての機能
と、容器C内のガスを供給(放出)する際の供給口とし
ての機能を兼ねるもので、一般家庭や商店等のユーザー
先にて使用する際等にガス管を接続するためその口径寸
法は規定されており、よって充填口中心P1 から外周縁
までの寸法Lは各種容器毎或いは各メーカー毎にばらつ
くことの無いほぼ一定のものになる(図5参照)。
【0017】ガス充填装置Aは、搬送コンベヤ等によっ
て自動的に或いは作業者が人為的に搬送して充填場Bに
載置された容器Cを、その軸芯C’が充填場Bに設定し
た基準芯B’に一致する状態で正立状に保持するセンタ
リング手段aと、容器Cの開閉ハンドルD4 の高さを検
出する第一検出手段b1 、容器Cの充填口D2 の向きを
検出する第二検出手段b2 を備えたバルブ検出手段b
と、充填口D2 に接続して所定量のガスを充填する充填
ノズル1と、第二検出手段b2 からの検出情報に基いて
充填ノズル1を回転させ充填口D2 に対する水平方向の
位置合せを行う回転駆動部dと、第一検出手段b1 から
の検出情報に基いて充填ノズル1を昇降させ充填口D2
に対する高さ方向の大まかな位置合せを行う第一昇降駆
動部fと、第一昇降駆動部fによる大まかな高さ位置合
せがなされた充填ノズル1を充填口D2 近傍まで揺動せ
しめる進退駆動部hと、充填ノズル1の上部に配され充
填ノズルの軸芯P2 が充填口中心P1 とほぼ一致する時
に充填口上縁部D2-2 に当接して充填ノズル1の下降を
規制する係合杆19と、前記第一昇降駆動部fにより大
まかな位置合せがなされ進退駆動部hにより充填口D2
近傍に前進せしめた充填ノズル1をさらに下降させて高
さ方向微調整を行う第二昇降駆動部gと、を備え、第二
昇降駆動部gの作動により係合杆19を充填口上縁部D
2-2 に当接させて充填ノズル1と充填口D2 の高さ方向
の位置合せを行うよう構成してある。
【0018】バルブ検出手段bは図5〜図6に示すよう
、センタリング手段aで保持された容器Cの開閉バル
ブDを上方から囲繞するカバー体20を有し、このカバ
ー体20を基準芯B’と同軸状に昇降動自在且つ回転自
在に支持すると共に、カバー体20内に、第一検出手段
b1 を構成する光センサー30、第二検出手段b2 を構
成する光センサー21〜23を配してなる。充填ノズル
1は、第一昇降駆動部f,第二昇降駆動部gの作動で昇
降し、回転駆動部dの作動で基準芯B’を中心にカバー
体20と一体に回転し、進退駆動部hの作動で前後揺動
するガス充填器cに配され、該充填器cと一体に昇降,
回転,進退して、前述の如く充填口D2 に対する位置合
せがなされる。またガス充填装置Aは、センタリング手
段aで保持された容器Cの開閉ハンドルD4 を正逆方向
に回転させて充填口D2 を開閉するバルブ開閉手段e、
バルブ開閉手段eの開閉ヘッド25を昇降及び回転駆動
させるヘッド駆動部i、カバー体20を昇降させるカバ
ー昇降手段j等を備え、前記各構成要素a〜jは機枠k
に装備される。
【0019】さらに上記各構成要素a〜jは不図示の制
御部に電気的に連絡してその作動を適時に制御され、充
填場Bに搬入された容器Cをセンタリング手段aで保持
した後、開閉バルブDをカバー体20で囲繞し、充填口
D2 に対する充填ノズル1の大まかな高さ位置合せと水
平方向の位置合せを行い、その後カバー体20が上昇す
ると共にガス充填器cが揺動して充填ノズル1が充填口
D2 近傍位置まで前進し、次いで充填ノズル1の高さ方
向微調整を行った後に充填口D2 に接続させ、しかる後
バルブ開閉手段eが充填口D2 を開いてガス充填器cに
よるガス充填を行い、定量充填後にバルブ開閉手段eが
充填口D2 を閉じると共にガス充填器cが後退して充填
ノズル1が充填口D2 から離間し、さらにセンタリング
手段aによる容器Cの保持を解除するまでの作業を自動
的に遂行するよう構成する。
【0020】機枠kは充填場Bの後方に立設され、その
上縁部に第一昇降駆動部fを移動不能に設置する一方、
充填場Bと正対する面にはガイドレール2a,2bを縦
設して、回転駆動部dを上下摺動可能に支承する。回転
駆動部dは第一昇降駆動部fにより機枠k上部にて昇降
動自在に支持される。回転駆動部dの下面側には支持基
板3が支持され、該支持基板3の下面側にバルブ検出手
段b,ガス充填器c,バルブ開閉手段e,第二昇降駆動
部g,進退駆動部h,ヘッド駆動部i,カバー昇降手段
jが装備される。また機枠k下部にはセンタリング手段
aが配設される。
【0021】第一昇降駆動部fは、不図示のモータの駆
動によって正逆方向に回転する滑車4を複数備え、前記
モータを適宜に駆動させて夫々の滑車4に巻回したチェ
ーン5の繰出し量を調整し、これにより支持基板3及び
及び後述する上側クランプ7が昇降動して、バルブ検出
手段b,ガス充填器c,バルブ開閉手段e,上側クラン
プ7を、充填場Bに載置された容器Cの大きさに対応す
る所定高さ位置にて支持し、さらに第一検出手段b1 か
らの検出情報、即ちクランプ手段aで保持された容器C
の開閉ハンドルD4 の高さ情報に基き、ガス充填器c
(充填ノズル1)を、容器Cの充填口D2 に対する大ま
かな高さ位置にて支持するよう構成する。
【0022】センタリング手段aは、シリンダ等の駆動
部8の駆動で接近して容器Cの外周面を両側から挟む一
対のアーム9a,9bを備えた上下のクランプ6,7か
らなり、下側クランプ6は機枠kの下端に固定され、上
側クランプ7は容器Cの大きさに対応して第一昇降駆動
部fの駆動により昇降動する。そうして、充填場Bに設
置された容器Cをアーム9a,9bでクランプし、該容
器の軸芯C’を同充填場Bに設定された基準芯B’に一
致させた状態で正立状に保持するよう構成する。
【0023】回転駆動部dは、第一昇降駆動部fの駆動
により昇降するケーシング10の下面に、基準芯B’を
中心に回転する回転軸11と、該回転軸11を回転させ
るモータ12を有し、回転軸11の下端には上記支持基
板3を固定してなる。そうして、第二検出手段b2 から
の検出情報に基く制御部からの指令でモータ12が正逆
方向へ駆動し、これにより回転軸11と支持基板3が基
準芯B’を中心に360゜以上の範囲で正逆方向に回転
するに伴い、カバー体20が基準芯B’と同芯状に正逆
方向へ回転し、且つ充填ノズル1(ガス充填器c)が基
準芯B’を中心にカバー体20と一体に正逆方向へ回転
して、充填口D2 に対する充填ノズル1の水平方向の位
置合せがなされるよう構成する。
【0024】支持基板3の長手方向一端側には支軸13
によって支持枠16を揺動自在に支持し、該支持枠16
の下端にガス充填器cを配設して、回転駆動部dの駆動
で支持枠16が回転するに伴いガス充填器c(充填ノズ
ル1)が前述のごとく回転し、且つ支持枠16の揺動に
伴いガス充填器cが前後進退して、充填口D2 に対して
充填ノズル1が接近,離間するよう構成する。また支持
基板3の下方には上側取付板14を支持し、該取付板1
4上に進退駆動部hを設置する。また上側取付板14の
下方には下側取付板15を支持し、該取付板15上に、
カバー体20を昇降させるカバー昇降手段jと、バルブ
開閉ヘッド25を昇降及び回転駆動させるヘッド駆動部
iとを設置する。
【0025】バルブ開閉手段eは、開閉ハンドルD4 に
上方から係合可能なカバー状のバルブ開閉ヘッド25
と、該開閉ヘッド25を昇降及び回転駆動させるヘッド
駆動部iを備え、センタリング手段aで保持された容器
Cの開閉バルブD直上位置にて、その軸芯を基準芯B’
に一致せしめて開閉ヘッド25を昇降自在且つ回転自在
に支持し、該開閉ヘッド25を、ヘッド駆動部iの昇降
駆動機構26で下降させて開閉ハンドルD4 に係合さ
せ、さらにヘッド駆動部iの回転駆動機構27の駆動に
より正逆方向に駆動回転して、開閉ハンドルD4 を開閉
方向に回転させるようになっている。ヘッド駆動部iは
この種技術分野で通常用いられる構造が採用されるが、
本例では昇降駆動機構26を駆動シリンダで構成すると
共に、回転駆動機構27はモータの駆動でラックを水平
方向へ摺動させ、これに係合するピニオンを開閉ヘッド
25の支軸に配設した構成を採用する。
【0026】以下、本発明の要旨である、充填口D2 に
対する充填ノズル1の位置合せに係る部分について詳述
する。バルブ検出手段bは図5〜図6に示すように、ク
ランプ手段aで保持された容器Cの開閉バルブDを囲繞
するカバー体20内に、前記開閉バルブDの開閉ハンド
ルD4 の高さを検出する第一検出部b1 と、前記容器C
の充填口D2 の向きを検出する第二検出手段b2 とを備
えてなる。カバー体20は、開閉バルブDの側周を囲繞
可能で且つ上下面を開口する円筒体からなり、その上縁
部にカバー昇降手段jを構成する駆動シリンダ24のロ
ッド24aを固定して、センタリング手段aで保持され
た容器Cの開閉バルブD直上位置にて、その軸芯が基準
芯B’に一致するよう駆動シリンダ24で昇降動自在に
支持され、下降位置にて開閉バルブDを囲繞するように
なっている。またカバー体20は、駆動シリンダ24,
下側取付板15,上側取付板14を介して支持基板3に
支持され、回転駆動部dの駆動により基準芯B’と同芯
状に360゜以上の範囲で正逆方向へ回転するようにな
っている。
【0027】第一検出手段b1 は図6中に示すように
開閉ハンドルD4 を横切る方向に投射する光センサー3
0をカバー体20内に配したもので、第一昇降駆動部f
の作動でカバー体20と一体に下降し、開閉ハンドルD
4 により投光が遮られた時に停止指令を発するよう構成
する。また、第一検出手段b1 から停止指令が発せられ
ると、第一昇降駆動部fの作動が停止し、バルブ検出手
段b,ガス充填器c(充填ノズル1),バルブ開閉手段
e,上側クランプ7が、充填場Bに載置された容器Cの
大きさに対応する所定高さ位置、充填ノズル1にあって
は前記容器Cの充填口D2 に対する大まかな高さ位置に
て支持するよう構成する。尚、本例において充填口D2
に対する充填ノズル1の大まかな高さ位置合せは、図1
に示すように、充填ノズル1が充填口D2 から離間する
後退位置にある状態で行われ、詳しくは、前記後退位置
にある充填ノズル1を、同ノズル1が進退駆動部hの作
動で充填口D2 近傍まで揺動前進した際に、ノズル先端
部1aが充填口D2 の手前にあり、且つノズル軸芯P2
が充填口中心P1 の若干上方にあり、さらに係合杆19
が開閉ハンドルD4 と充填口上縁部D2-2 の間の間隙部
分に挿入される高さに位置せしめることをいう。
【0028】第二検出手段b2 は図6中に示すように
開閉バルブDの両側部を投射する第1,第2光センサー
21,22と、開閉バルブDを横切る方向に投射する第
3光センサー23とをカバー体20内に配し、それら各
センサー21〜23の検出信号に基く制御部からの指令
で回転駆動部dの作動が制御され、カバー体20とガス
充填器c(充填ノズル1)とが一体に正逆方向に回転し
て、充填口D2 に対する充填ノズル1の水平方向の位置
合せがなされるように構成する。
【0029】上記夫々の光センサー21,22,23,
30は、各々対向状に設置される投光部21a,22
a,23a,30aと受光部21b,22b,23b,
30bとを備えた周知の光型センサーからなる。
【0030】尚、上記第二検出手段b2 による充填口D
2 方向の検出方法は、この種技術分野において公知の方
法若しくは本出願人による先出願の各種方法が採用出来
るが、本例では特願平7−342948号に開示される
検出方法を採用する。該検出方法については図10〜図
21を参照して後に詳述する。
【0031】ガス充填器cは、上記支軸13によって前
後揺動自在に支持された支持枠16の下端部位に、充填
ノズル1が基準芯B’方向に向くよう設置される。支持
枠16は、その中高部位に進退駆動部(本例では駆動シ
リンダ)hのロッド17先端を回転自在に連結し、進退
駆動部hの伸動により後方へ揺動してガス充填器cが後
退し充填ノズル1が充填口D2 から離間する後退位置
と、進退駆動部hの縮動により前方へ揺動してガス充填
器cが前進し充填ノズル1が充填口D2 近傍に接近する
前進位置とにわたって進退(前後揺動)するよう構成す
る。
【0032】また支持枠16の下端側には図2〜図4に
示すように、上記ロッド17とほぼ直交する方向へ前後
の軸40を架設し、それら両軸40によってブロック4
1を、軸方向(水平方向)へは摺動するが上下方向へは
移動不能に支持すると共に、各軸40におけるブロック
41と支持枠側板16aとの間には、ブロック41の平
衡を保つバネ42を装填する。上記ブロック41の下面
には取付軸43を垂設し、その取付軸43の外周には、
リニアベアリング44及び該ベアリング44を上方へ付
勢するバネ45を配し、さらに前記ベアリング44に係
合する金具46によって取付筒47を昇降自在に支持す
る。取付軸47の下端には、シリンダブロック48をビ
ス等により一体に固定し、該ブロック48の前面部位に
充填ノズル1を前後進退可能に配設すると共に、係合杆
19を移動不能に設置する。シリンダブロック48内に
は充填ノズル1を水平方向へ進退させる駆動シリンダが
配され、該シリンダの伸動,縮動により充填ノズル1が
進退して充填口D2に対する接続,離脱がなされるよう
になる。
【0033】また充填ノズル1の左右両側には、前記シ
リンダの伸動による充填ノズル1の前進に伴い閉動して
バルブ本体D1 の充填口D2 下部を抱着し、同シリンダ
の縮動による充填ノズル1の後退に伴い開動するクラン
プ18,18を設ける。尚、開閉バルブDの充填口D2
はその口縁内周をテーパ面D2-1 とし、上記クランプ1
8,18によるバルブ本体D1 の抱着、前記テーパ面D
2-1 によるノズル先端のガイド、上記バネ42によるブ
ロック41(ガス充填器c)の水平方向への摺動によ
り、充填口D2 に対する充填ノズル1の水平方向の位置
合せがなされたときに生じる充填ノズル1と充填口D2
間の位置合せ誤差sを吸収できるよう構成する。
【0034】上記取付軸47の外側には、第二昇降駆動
部gを構成する駆動シリンダの本体49を固定し、その
シリンダロッド50が上記ブロック41の下面に当接す
るよう配設して、第二昇降駆動部gの作動によるシリン
ダロッド50の伸張によってガス充填器cが下方へ押し
下げられ、充填ノズル1が下降するよう構成する。
【0035】係合杆19は、その先端部を充填ノズル1
の先端から所定量突出せしめて充填ノズル1上方にて移
動不能に支持されており、進退駆動部hの作動で充填口
D2近傍まで前進した充填ノズル1を、第二昇降駆動部
gの作動で下降させた時に充填口上縁部D2-2 に当接係
合して充填ノズル1の下降を規制し、ノズル軸芯P2を
充填口中心P1 にほぼ一致させる。係合杆19の先端下
縁部19aは、進退駆動部gの作動で充填ノズル1が揺
動前進する際に充填口D2 口縁に当接することがないよ
う、図示のようなテーパ状に形成する。
【0036】そうして、容器Cの開閉ハンドルD4 の高
さを光センサ30によって検出し、その検出情報に基き
第一昇降駆動部fの作動を制御して、充填ノズル1と充
填口D2 の大まかな高さ方向位置合せ、詳しくは、充填
口D2 から離間する後退位置(図1の位置)にある充填
ノズル1を、同ノズル1が進退駆動部hの作動で充填口
D2 近傍まで揺動前進した際に、ノズル軸芯P2 が充填
口中心P1 の若干上方にあり、且つ係合杆19が開閉ハ
ンドルD4 と充填口上縁部D2-2 の間の間隙部分に挿入
される高さに位置せしめる。
【0037】その後、進退駆動部hの作動で支持枠16
を前方へ揺動させて充填ノズル1を充填口D2 近傍まで
揺動前進せしめる。この時、充填ノズル1は、その先端
部1aが充填口D2 の手前にあり、且つノズル軸芯P2
が充填口中心P1 の若干上方にあり、さらに係合杆19
は、開閉ハンドルD4 と充填口上縁部D2-2 の間の間隙
部分に挿入される。(図2,図7参照)。次いで、第二
昇降駆動部gの作動で充填ノズル1をさらに下降させ、
係合杆19を充填口上縁部D2-2 に当接させてノズル軸
芯P2 と充填口中心P1 とをほぼ一致せしめ、充填ノズ
ル1と充填口D2 の高さ方向微調整を行う(図3,図8
参照)。しかる後、シリンダブロック48内のシリンダ
の駆動で充填ノズル1を前進させて充填口D2 に自動接
続する(図9参照)。
【0038】以上のように、容器C毎にばらつきが生じ
やすい開閉ハンドルD4 高さを第一の基準面としこれに
基いて充填ノズル1と充填口D2 の大まかな高さ方向位
置合せを行い、容器C毎のばらつきがほとんど生じない
充填口上縁部D2-2 を第二の基準面として充填ノズル1
と充填口D2 の高さ方向位置合せの微調整を行うので、
充填ノズル1を充填口D2 に精度良く自動接続すること
が可能になる。従って、充填口D2 に対する充填ノズル
1の接続が適正になされ、しかも充填口D2 内周の雌ネ
ジ部D2-3 にノズル先端のパッキン1bが当たって損傷
若しくは脱落しガス漏れが発生するような不具合が発生
する虞れも無く、装置の稼働率、ガス充填の作業効率、
安全性を向上させると共に、ガス充填工場の少人化,無
人化を促進させることが可能になる。
【0039】また、充填ノズル1の大まかな高さ方向位
置合せは、光センサー等を用いた検出手段で検出した開
閉ハンドルD4 の高さ情報に基いて昇降駆動部を作動さ
せるという既存の手段(従来装置においても用いられて
いた手段)によって行い得るものである。よって、充填
ノズル1の高さ方向微調整を行うための手段のみを新た
に必要とし、該手段は、前記大まかな位置合せがなされ
た充填ノズル1をさらに下降させるもので、本例では新
設した第二昇降駆動部gからなるが、前記既存の手段で
も兼用可能な昇降駆動部と、該昇降駆動部による充填ノ
ズル1の下降を規制するものでノズル上部に配した係合
杆19という極めて簡単な構成の追加で済む。
【0040】以下、本例で採用する、第二検出手段b2
からの検出情報に基く充填口D2 に対する充填ノズル1
の水平方向の位置合せ方法を、図10〜図21を参照し
て詳述する。尚、図中に示す充填ノズル1は充填口D2
に対する水平方向の位置関係を示すための仮想位置であ
り、実際の水平方向位置合せは図1に示す後退位置にて
行われる。
【0041】まず、図10〜図18に示す第一例につい
て説明する。第1,第2光センサー21,22は、開閉
バルブDの両側部を投射し且つ充填口D2 又は安全弁D
3 で投射を遮られる高さにて平行に配設する。また第
1,第2光センサー21,22は、投光部21a,22
aからの投射が充填口D2 又は安全弁D3 で遮られずに
受光部21b,22bが受光する状態を検出ON状態、
前記投射が充填口D2 又は安全弁D3 で遮られ受光部2
1b,22bが受光しない状態を検出OFF状態とし
て、夫々制御部に送る。ここで、第1,第2光センサー
21,22各々の検出ONは、充填口中心P1に対する
ノズル軸芯P2 の水平方向のずれ(誤差s)がクランプ
18,18の作動,ブロック41(ガス充填器c)の水
平方向への摺動等で吸収され、充填口D2 に対する充填
ノズル1の接続を確実に行い得る範囲(後述するθ)内
にあるか若しくは該範囲θを若干外れる状態を検出する
よう設定し、同検出OFFは、前記範囲θ外にある状態
を検出するよう設定する。尚、第1,第2光センサー2
1,22の両者が同時に検出ON状態なった場合は、何
れか一方の検出信号を優先するよう構成する。
【0042】第3光センサー23は、充填口D2 が充填
ノズル1側にあることを検出するべく、第1,第2光セ
ンサー21,22の光軸とほぼ直角に交叉して開閉バル
ブDを横切る方向に投射し、且つ安全弁D3 では投射を
遮られないが充填口D2 で投射を遮られる高さに配設す
る。また第3光センサー23は、投光部23aからの投
射が充填口D2 で遮られて受光部23bが受光しない状
態(充填口D2 が充填ノズル1側にある状態)を検出O
N状態、投光部23aからの投射が充填口D2で遮られ
ずに受光部23bが受光する状態(充填口D2 が充填ノ
ズル1側にない状態)を検出OFF状態として、夫々制
御部に送る。そうして、充填口D2 に対する充填バルブ
1の水平方向の位置合せがなされたときに、充填ノズル
の軸芯P2 と充填口の中心P1 間に多少の誤差sが生じ
ていても、該誤差sが予め設定された範囲(基準芯B’
を中心とする角度θ)内であれば、充填ノズル1の前進
に伴いクランプ18,18が閉動して開閉バルブDを抱
着し、且つ前記テーパ面D2-1 をガイドとして、充填ノ
ズル1と充填口D2 とがほぼ正対するようガス充填器c
が水平方向へ若干摺動して前記誤差sを吸収し、充填口
D2 に対する充填ノズル1の接続を確実に行い得るよう
構成する。
【0043】ガス充填器cは、前記充填ノズル1が、上
記第1,第2光センサー21,22の両光軸に対してほ
ぼ平行で、且つ両光軸間に位置すると共に、上記第3光
センサー23を設ける側に位置するよう配設することは
云うまでもない。また上述したように、充填口D2 の口
縁内周はテーパ面D2-1 とし、上記クランプ18,18
によるバルブ本体D1 の抱着、前記テーパ面D2-1 によ
るノズル先端のガイド、上記バネ42によるブロック4
1(ガス充填器c)の水平方向への摺動により、充填口
D2 に対する充填ノズル1の水平方向の位置合せがなさ
れたときに生じる充填ノズル1と充填口D2 間の位置合
せ誤差sを吸収できるよう構成する。
【0044】以上の構成によれば、上記第1,第2光セ
ンサー21,22のいずれか一方が検出ONにあり且つ
第3光センサー23が検出ONにあるとき、充填ノズル
1が充填口D2 に対して接続可能な範囲内で且つ充填口
D2 が充填ノズル1側にあり、この状態でガス充填器c
を前方へ揺動させ、さらに充填ノズル1を前進させれ
ば、クランプ18,18の作動により上記位置合せ誤差
sを吸収して、充填口D2 に対する充填ノズル1の接続
がなされる。しかし乍ら図15のように、基準芯B’に
対する容器軸芯C’のずれが大きく充填口中心P1 とノ
ズル軸芯P2 間の誤差sが大きい場合、クランプ18等
による誤差吸収が難しく充填口D2 に対する充填ノズル
1の接続精度が低下する虞れがある。
【0045】よって本例では、上記制御部の指令により
回転駆動部dを作動させ、カバー体20と充填ノズル1
を正転方向(図11〜図17において時計回り方向)へ
向けて回転させ、第3光センサー23が検出ONになっ
た後に第1又は第2光センサー21,22のどちらか一
方が検出ONになり、しかる後該第1又は第2光センサ
ー21,22のどちらか一方による検出がOFFになっ
たときにその回転を停止させる。さらに制御部では、前
記第3光センサー23が検出ONになった後に第1又は
第2光センサー21,22のどちらか一方が検出ONに
なった時点から、該第1又は第2光センサー21,22
のどちらか一方による検出がOFFになるまでの範囲θ
1 、換言すればバルブ検出手段bが判断した充填口D2
に対して充填ノズル1を接続可能な範囲θ1 を充填ノズ
ル1の回転量に換算して計測すると共に、該計測値(ノ
ズル回転量)θ1 が上記クランプ18,18等による誤
差吸収可能範囲θより大きいか小さいかを比較し、大き
い場合は前記計測値θ1 の1/2を演算し、該演算値
(ノズル逆転量)θ2 だけ充填ノズル1を逆転方向(図
11〜図17において反時計回り方向)へ向けて回転さ
せて、充填ノズル1と充填口D2 の位置合せを行うよう
にする。また前記計測値θ1 が上記クランプ18,18
等による誤差吸収可能範囲θより小さい場合は、前記演
算を行わずに充填ノズル1を逆転させ、前記第1又は第
2光センサー21,22のどちらか一方による検出がO
Nになる位置で該逆転を停止して、充填ノズル1と充填
口D2 の位置合せを行うように構成する(図18参
照)。
【0046】以下、制御部からの指令で上記各構成要素
a〜jの作動を適宜に制御することによる本例のガス充
填装置Aの作動について述べる。搬送コンベヤ等によっ
て自動的に或いは作業者が人為的に搬入して容器Cが充
填場Bに載置されると、第一昇降駆動部fが作動してバ
ルブ検出手段b,ガス充填器c,バルブ開閉手段e,上
側クランプ7が、前記容器Cの大きさに対応する所定高
さ位置にて支持され、その後センタリング手段aが作動
してその容器Cを正立状態で保持すると共に容器軸芯
C’を基準芯B’に一致させる。次いでカバー昇降手段
jの作動でカバー体20が下降して開閉バルブDを囲繞
し、第一検出手段b1 によって開閉ハンドルD4 の高さ
を検出し、該検出情報に基く第一昇降駆動部fの作動
で、充填口D2 に対する充填ノズル1の大まかな高さ位
置合せを行う。前記大まかな高さ方向位置合せに前後し
て、充填口D2 に対する充填ノズル1の水平方向の位置
合せを、以下のように行う。
【0047】まず図12〜図13のように、容器軸芯
C’が基準芯B’と一致しているか若しくはそのずれが
比較的小さい場合について説明すれば、開閉バルブDを
カバー体20で囲繞した状態で、回転駆動部dの駆動で
カバー体20と充填ノズル1が一体に正転し、第3光セ
ンサー23が検出ONになった後に第1又は第2光セン
サー21,22のどちらか一方、ここでは第2光センサ
ー22が検出ONになり(図12の状態)、しかる後該
第2光センサー22の検出がOFFになったとき(図1
3の状態)にその回転を停止させる。さらに制御部で
は、前記第3光センサー23が検出ONになった後に第
2光センサー22が検出ONになった時点(図12の時
点)から、該第2光センサー22による検出がOFFに
なる時点(図13の時点)までの範囲、即ちバルブ検出
手段bが判断した充填口D2 に対して充填ノズル1を接
続可能な範囲θ1 を充填ノズル1の回転量に換算して計
測すると共に、該計測値(ノズル回転量)θ1 が前述し
たクランプ18等による誤差吸収可能範囲θより大きい
か小さいかを比較する。該例では、容器軸芯C’が基準
芯B’と一致しているため計測値θ1 は前記誤差吸収可
能範囲θより小さく、よってこの場合は、第3光センサ
ー23が検出ONになった後に第2光センサー22によ
る検出がONになった位置(図12の位置)にて充填口
D2 に対する充填ノズル1の接続が確実になされるの
で、回転駆動部dの駆動でカバー体20と充填ノズル1
を逆転させて前記図12の位置で該逆転を停止し、該停
止位置にて充填ノズル1と充填口D2 の位置合せがなさ
れる。尚、基準芯B’に対する容器軸芯C’のずれが比
較的小さい場合も同様にして充填ノズル1と充填口D2
の位置合せがなされることは云うまでもない。
【0048】次に図14〜図17のように、容器軸芯
C’が基準芯B’に対して大きくずれている場合につい
て説明すれば、開閉バルブDをカバー体20で囲繞した
後、回転駆動部dの駆動でカバー体20と充填ノズル1
が一体に正転し、第3光センサー23が検出ONになっ
た(図14の状態)後に第1又は第2光センサー21,
22のどちらか一方、ここでは第2光センサー22が検
出ONになり(図15の状態)、しかる後該第2光セン
サー22の検出がOFFになったとき(図16の状態)
にその回転を停止させる。さらに制御部では、前記第3
光センサー23が検出ONになった後に第2光センサー
22が検出ONになった時点(図15の時点)から、該
第2光センサー22による検出がOFFになる時点(図
16の時点)までの範囲、即ちバルブ検出手段bが判断
した充填口D2 に対して充填ノズル1を接続可能な範囲
θ1 を充填ノズル1の回転量に換算して計測すると共
に、該計測値(ノズル回転量)θ1 が前述した誤差吸収
可能範囲θより大きいか小さいかを比較する。該例で
は、容器軸芯C’が基準芯B’に対して大きくずれてい
るため計測値θ1 は前記誤差吸収可能範囲θより大き
く、よってこの場合は、制御部において計測値θ1 の1
/2を演算し、回転駆動部dの駆動でカバー体20と充
填ノズル1を前記演算値θ2 だけ逆転させてその回転を
停止し、該停止位置(図17の位置)にて充填ノズル1
と充填口D2 の位置合せがなされる。
【0049】以上のようにして充填ノズル1と充填口D
2 の水平方向の位置合せがなされると、カバー昇降手段
jの作動でカバー体20が上昇し、次いで進退駆動部h
の作動でガス充填器cが揺動前進して、充填ノズル1が
充填口D2 近傍に位置する。この時、充填ノズル1は、
ノズル先端部1aが充填口D2 の手前にあり、且つノズ
ル軸芯P2 が充填口中心P1 の若干上方にあり、さらに
係合杆19が開閉ハンドルD4 と充填口上縁部D2-2 の
間の間隙部分に挿入される高さに位置する(図7参
照)。
【0050】この状態から、第二昇降駆動部gの作動で
充填ノズル1をさらに下降させ、係合杆19を充填口上
縁部D2-2 に当接させてノズル軸芯P2 と充填口中心P
1 とをほぼ一致せしめ、充填ノズル1と充填口D2 の高
さ方向微調整を行う(図8参照)。しかる後、シリンダ
ブロック48内のシリンダの駆動で充填ノズル1を前進
させて充填口D2 に自動接続する(図9参照)。
【0051】また充填ノズル1を充填口D2 に接続する
に際して、両者の水平方向の位置合せに多少の誤差sが
生じていても、前述のようにして制御部による誤差修正
がなされているので、該誤差sはクランプ18,18の
作動やガス充填器cの水平方向への摺動等による吸収可
能範囲θに対して十分小さく、充填ノズル1の前進に伴
うクランプ18,18の閉動及びテーパ面D2-1 をガイ
ドとしたガス充填器cの摺動等により前記誤差sを確実
に吸収し得る。しかも充填ノズル1と充填口D2 の高さ
方向位置合せは上記の如く微調整がなされているので、
充填口D2 に対する充填ノズル210 の接続は極めて迅速
且つ適正に行われる。
【0052】充填ノズル1が充填口D2 に接続すると、
昇降駆動機構26の作動によりバルブ開閉ヘッド25が
下降して開閉ハンドルD4 に係合し、その後回転駆動機
構27の作動によりバルブ開閉ヘッド25が所定方向に
回転して充填口D2 を開き、その状態でガス充填器cが
作動して容器Cにガスを流入充填する。所定量のガスが
充填されたことを検出するとガス充填が終了し、回転駆
動機構27の作動によりバルブ開閉ヘッド25が反転し
て充填口D2 を閉じ、昇降駆動機構26の作動で同ヘッ
ド25が上昇し、シリンダブロック48内のシリンダの
駆動で充填ノズル1が後退すると共にクランプ18,1
8が開動してノズル先端部1aが充填口D2 から離間
し、しかる後進退駆動部hの作動でガス充填器cが後退
すると共に、センタリング手段aによる容器Cのクラン
プを解除する。クランプを解除された容器Cは、搬送コ
ンベヤ等によって自動的に或いは作業者が人為的に搬出
して次工程へ搬送される。
【0053】以上説明したように本例のガス充填装置A
は、容器C毎のばらつきがほとんど生じない充填口上縁
部D2-2 を基準として充填ノズル1と充填口D2 の高さ
方向微調整を行うので、充填ノズル1を充填口D2 に精
度良く自動接続することが可能になる。さらに本例で
は、充填口D2 に対する充填ノズル1の水平方向の位置
合せにおいて、複数の光センサー21〜23からなる第
二検出手段bによって充填ノズル1を充填口D2 へ接続
可能な範囲θ1 を検出した後、該範囲θ1 が、クランプ
18,18の作動やガス充填器cの水平方向の摺動等に
よる誤差吸収可能範囲θより大きいか否かを比較し、大
きい場合は前記範囲θ1 の1/2を演算し、該演算値θ
2 だけ充填ノズル1を逆転させて、充填ノズル1を前記
誤差吸収可能範囲θ内に確実に位置せしめる手段を採用
する。よって、容器軸芯C’が基準芯B’からずれてお
り第1,第2光センサー21,22のどちらか一方しか
検知状態にならないとしても充填ノズル1と充填口D2
との位置合せを行い得、且つ該位置合せがなされた時の
充填ノズル1と充填口D2 間の誤差sを従来より小さな
ものとし、該誤差sをクランプ18の作動,ガス充填器
cの摺動等により確実に吸収して、充填口D2 に対する
充填ノズル1の水平方向の位置合せ精度を向上すること
ができる。従って、高さ方向の位置合せ精度、水平方向
の位置合せ精度の双方が向上し、充填ノズルを充填口に
極めて精度良く迅速且つ適正に自動接続することがで
き、ガス充填作業における少人化,無人化を促進する上
で極めて有用である。
【0054】さらに本例では、充填場Bに載置された容
器Cの開閉ハンドルD4 の高さを検出する第一検出手段
b1 と、前記容器Cの充填口D2 の向きを検出する第二
検出手段b2 とを、前記容器Cの開閉バルブDを囲繞す
るカバー体20内に設け、該カバー体20の昇降,回動
により開閉ハンドルD4 の高さ検出並びに充填口D2の
向き検出を行うようにしたので、前記第一検出手段b1
と第二検出手段b2 とが各々別個の駆動手段により独立
して昇降若しくは回動するよう構成した場合に比べ構造
を簡略化でき、ガス充填装置Aを低コストで提供し得る
等の利点を有する。
【0055】図19〜図21は、本例で採用する、第二
検出手段b2 からの検出情報に基く充填口D2 に対する
充填ノズル1の水平方向の位置合せ方法の第二例を表
す。この例では、上述した水平方向の位置合せ方法にお
ける充填ノズル1を、上記ノズル逆転量θ2 分予め偏位
せしめた位置に配設し、且つ上記制御部は、カバー体2
0の正転により、上記第3光センサー23が検出ONに
なった後に第1又は第2光センサー21,22のどちら
か一方が検出ONになり、その後該第1又は第2光セン
サー21,22のどちらか一方による検出がOFFにな
るまで充填ノズル1を正転させて充填ノズル1と充填口
D2 の位置合せを行うよう構成したことを特徴とする。
尚、前記充填ノズル1の配設箇所及び充填ノズル1と充
填口D2 の位置合せのための制御方法以外の各構成要素
やその作動等は、前述の説明と同様であり重複するため
ここでは省略する。
【0056】この例における充填ノズル1の配設箇所に
ついて図19〜図21に基づき詳述すれば、第1〜第3
の各光センサー21〜23は上記例と同じ箇所に配設さ
れており、充填ノズル1を上記例同様に第1,第2光セ
ンサー21,22の光軸間に配したと仮定する。この場
合第二検出手段b2 は、その仮定位置P2 ’を軸芯とし
て配した充填ノズルを充填口D2 に接続可能な範囲とし
て、カバー体20の正転(図において時計回り方向)に
より、第3光センサー23が検出ONになった後に第1
又は第2光センサー21,22のどちらか一方、ここで
は第2光センサー22が検出ONになった時点から、該
第2光センサー22による検出がOFFになるまでの範
囲θ1 を検出する。この例では該範囲θ1 の最大値に対
する1/2の値を前記ノズル逆転量θ2 に設定し、前記
仮定位置P2 に対して該設定値θ2 分だけ、上記例にお
けるノズル逆転方向(図において反時計回り方向)へ偏
位した位置に正規の軸芯P2 を設定し、該位置に充填ノ
ズル1を配設するものである。
【0057】以上の構成によれば、回転駆動部dの駆動
でカバー体20と充填ノズル1が一体に正転し、第3光
センサー23が検出ONになった(図19の状態)後に
第1又は第2光センサー21,22のどちらか一方、こ
こでは第2光センサー22が検出ONになり(図20の
状態)、しかる後該第2光センサー22の検出がOFF
になったとき(図21の状態)にその回転を停止させれ
ば、該停止位置(図21の位置)にて充填ノズル1と充
填口D2 の位置合せがなされる。この時、充填ノズル1
と充填口D2 との位置合せに多少の誤差sが生じている
が、前述したように充填ノズル1を上記ノズル逆転量θ
2 分予め偏位せしめた位置に配設したことから、上記例
の如く充填ノズル1を逆転させなくとも、前記誤差sは
クランプ18の作動やガス充填器cの摺動等による吸収
可能範囲θに対して十分小さく、充填ノズル1の前進に
伴うクランプ18,18の閉動及びテーパ面D2-1 をガ
イドとしたガス充填器cの摺動により前記誤差sを確実
に吸収し、充填口D2 に対する充填ノズル210 の接続は
迅速且つ適正に行われる。
【0058】この例によれば、充填ノズル1を上記ノズ
ル逆転量θ2 分予め偏位せしめた位置に配設したので、
充填ノズル1を逆転させる必要なく上記例と同程度の効
果が得られ、制御部の回路構成や回転駆動機構の構造が
簡略化出来る分、装置作製コストの低減等が期待出来
る。
【0059】以上、搬送コンベヤや作業者によって搬入
される容器Cに所定量のガスを自動充填するガス充填装
置について説明したが、本発明はこれに限定されず、例
えば特開平6−201095号等に開示されるように、
ターンテーブルの上面周上に所定間隔ごとに配列した容
器載部に設置し該容器載部に順次搬入される容器に所定
量のガスを自動充填するガス充填装置としても対応可能
である。
【0060】また、ガス充填装置Aにおけるガス充填を
行うための構成も前述のものに限定されず、充填口D2
に対する充填ノズル1の接離をガス充填器cの水平方向
への進退動により行うタイプ、ガス充填器cを手動で進
退させて充填ノズル1を充填口D2 に接離させるセミオ
ートタイプ、さらに特公平7−99238号に開示され
る如く固定されたカバー体20と充填ノズル1に対して
容器Cを回転させるタイプ等、各種の構造に対応出来る
ことは云うまでもない。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ガス容器
毎にばらつきが生じやすい開閉ハンドルの高さに基いて
充填口に対する充填ノズルの大まかな高さ方向位置合せ
を行い、ガス容器毎のばらつきがほとんど生じない充填
口上縁部に基いて充填口に対する充填ノズルの高さ方向
微調整を行うので、充填ノズルを充填口に精度良く自動
接続することが可能になる。従って、充填ノズルを充填
口に適正に接続してLPガス等を迅速に充填することが
出来、充填ノズルの位置合せ誤差の発生に伴うノズル先
端のパッキンの損傷や脱落等の虞れも無いので、装置の
稼働率、ガス充填の作業効率,安全性を大幅に向上する
ことが出来る。また、上記大まかな位置合せは、従来装
置においても用いられていた既設の検出手段や昇降手段
によっても行い得、該大まかな位置合せがなされた充填
ノズルをさらに下降させるもので前記既設の手段でも兼
用可能な昇降駆動部と、該昇降駆動部による充填ノズル
の下降を規制するものでノズル上部に配した係合杆とい
う極めて簡単な構成の追加で済む。従って、充填ノズル
を充填口に精度良く迅速に自動接続することが出来るガ
ス充填装置を、簡単な構成の追加で安価に提供すること
ができ、LPガス等の充填作業における少人化,無人化
の促進に極めて有益である等、多くの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るガス充填装置の実施の形態を示す
正面図。
【図2】ガス充填器の拡大図。
【図3】ガス充填器の拡大図で、充填ノズルの下降状態
を表す。
【図4】図2の左側面図。
【図5】バルブ検出手段の拡大縦断面図。
【図6】図5の横断面図。
【図7】充填ノズルの高さ方向大まかな位置を示す拡大
正面図。
【図8】充填ノズルの高さ方向微調整位置を示す拡大正
面図。
【図9】充填口に充填ノズルを接続した状態を示す拡大
正面図。
【図10】充填ノズルの水平方向の位置合せを説明する
拡大正面図。
【図11】図10の横断平面図。
【図12】充填ノズルの水平方向の位置合せ作動を説明
する拡大平面図。
【図13】充填ノズルの水平方向の位置合せ作動を説明
する拡大平面図。
【図14】充填ノズルの水平方向の位置合せ作動を説明
する拡大平面図。
【図15】充填ノズルの水平方向の位置合せ作動を説明
する拡大平面図。
【図16】充填ノズルの水平方向の位置合せ作動を説明
する拡大平面図。
【図17】充填ノズルの水平方向の位置合せ作動を説明
する拡大正面図。
【図18】充填ノズルの水平方向の位置合せ手順を示す
フローチャート。
【図19】充填ノズルの水平方向の位置合せ作動を説明
する拡大正面図。
【図20】充填ノズルの水平方向の位置合せ作動を説明
する拡大正面図。
【図21】充填ノズルの水平方向の位置合せ作動を説明
する拡大正面図。
【図22】従来装置における充填ノズルの高さ方向位置
合せを説明する拡大正面図。
【符号の説明】
A:ガス充填装置 a:センタリング手段
b:バルブ検出手段 b1:第一検出手段 b2:第二検出手段
c:ガス充填器 d:回転駆動部 e:バルブ開閉手段
f:第一昇降駆動部 g:第二昇降駆動部 h:進退駆動部
i:ヘッド駆動部 j:カバー昇降手段 1:充填ノズル 1
9:係合杆 B:充填場 C:ガス容器
C’:容器軸芯 D:開閉バルブ D2:充填口 D
2-2:充填口上縁部 D4:開閉ハンドル P1:充填口中心 P
2:ノズル軸芯 L:充填口中心から外周縁までの寸法

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 充填場に載置されたガス容器を正立状に
    保持するセンタリング手段と、ガス容器の開閉ハンドル
    の高さを検出する第一検出手段と、ガス容器の充填口の
    向きを検出する第二検出手段と、充填口に接続して所定
    量のガスを充填する充填ノズルと、前記第二検出手段か
    らの検出情報に基いて充填ノズルを回転させ充填口に対
    する水平方向の位置合せを行う回転駆動部と、前記第一
    検出手段からの検出情報に基いて充填ノズルを昇降させ
    充填口に対する高さ方向の大まかな位置合せを行う第一
    昇降駆動部と、第一昇降駆動部による大まかな高さ位置
    合せがなされた充填ノズルを充填口近傍まで揺動せしめ
    る進退駆動部と、充填ノズルの上部に配され充填ノズル
    の軸芯が充填口中心とほぼ一致する時に充填口上縁部に
    当接して充填ノズルの下降を規制する係合杆と、前記第
    一昇降駆動部により大まかな位置合せがなされ進退駆動
    部により充填口近傍に前進せしめた充填ノズルをさらに
    下降させ、係合杆を充填口上縁部に当接させて充填口に
    対する充填ノズルの高さ方向微調整を行う第二昇降駆動
    部と、を備えてなるガス充填装置。
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