JP3055914U - 扉用ハンドル - Google Patents

扉用ハンドル

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Publication number
JP3055914U
JP3055914U JP1998005315U JP531598U JP3055914U JP 3055914 U JP3055914 U JP 3055914U JP 1998005315 U JP1998005315 U JP 1998005315U JP 531598 U JP531598 U JP 531598U JP 3055914 U JP3055914 U JP 3055914U
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JP
Japan
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door handle
grip portion
door
cover plate
concave portion
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1998005315U
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English (en)
Inventor
健一 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takigen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Takigen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 材料コストの節減と把持時の違和感や痛覚の
解消および表面処理コストの軽減が可能である扉用ハン
ドルを提供することである。 【解決手段】 背面に向けて陥没した凹部が形成される
ように握り部分の左右側面部と背面部を鋳造によって連
続壁状に成形し、該凹部の正面側開口部に圧延材等の非
鋳造材よりなるカバー板を圧入固定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】 本考案は扉の開閉操作に使用されるハンドルに 関するものである。
【0002】
【従来の技術】 亜鉛合金やステンレス等の金属材料で鋳造された扉用ハン ドルとしては、既に各種構造のものが提供されているが、図7から図9に示した 扉用ハンドル10では、握り部分11は中実に鋳造されているため、中空パイプ を使用した場合と比較して材料コストが高くなっている。また、鋳造された握り 部分の表面性状は粗面であるため、光沢のある美的な表面にして商品価値を出す には、労力手間のかかるバフ研磨などの研磨作業を追加しなければならず、表面 処理のコストもかさむことになった。
【0003】 図10から図12に示した扉用ハンドル20では、材料コストの節減のために 握り部分21の背面部に正面側に陥没した凹部22を長さ方向に形成しているが 、扉の開閉操作のために握り部分21を把持したとき、該凹部22の背面開口部 の縁壁部22a,22bが指の腹面や掌面に当たるため操作者には違和感があり 、重量扉などでハンドル20を強く握って引っ張る時には、指の腹面や掌面が食 い込むため、単なる違和感だけでなく痛覚も生じることがある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 したがって本考案の目的は、材料コスト の節減と把持時の違和感や痛覚の解消および表面処理コストの軽減が可能である 扉用ハンドルを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】 以下、添付図面中の参照符号を用いて説明 すると本考案の扉用ハンドル1では、背面に向けて陥没した凹部3が形成される ように握り部分2の左右側面部2a,2bと背面部2cを鋳造によって連続壁状 に成形し、該凹部3の正面側開口部に圧延材等の非鋳造材よりなるカバー板4を 圧入固定する。
【0006】 扉を開閉するため、握り部分2を把持するとき、操作者の指の腹面や掌面は左 右側面部2a,2bと背面部2cに当たることになり、扉の牽引力は主として背 面部2cに作用することになる。この背面部2cは左右側面部2a,2bと連続 壁状に鋳造成形されたものであるから、十分な機械的強度を有し、開閉操作時似 受ける外力によって変形することはない。
【0007】 凹部3の正面開口部に圧入固定されたカバー板4は、扉用ハンドルにおいて看 者の注意を最も強く引く握り部分2の正面部分を占めるものであり、それ自体の 固有の光沢ある表面性状によって扉用ハンドルの美的な商品価値を高める。
【0008】
【考案の実施の形態】 図1から図3に示した実施形態では、扉用ハンドル 1は握り部分2の上下端部に扉15への取付用脚部分5,6を背面側に突設して あり、凹部3は握り部分2の全長にわたって深く形成されている。これら脚部分 5,6と握り部分2とからなるハンドル本体は、亜鉛合金によってダイカスト成 形機で高圧鋳造され、カバー板4はステンレス鋼の圧延材を所定寸法に切断加工 して製作されている。凹部3の正面側縁部には、カバー板4の外周縁部が当接す る支持段部7が設けられている。把持時の感触を良くするために、握り部分2の 背面部2cの外面には若干の湾曲がつけられている。
【0009】 図4から図6に示した実施形態では、扉用ハンドル1は握り部分2の上端部背 面側に施錠軸部8を突設してあり、施錠軸部8は受座本体9の軸受筒部10に回 転可能に嵌挿され、施錠軸部8の先端角軸部分8aには座金11を介して止め金 板12がボルト13によって締め付け固着される。受座本体9は軸受筒部10に 嵌めたナット14によって扉15に締め付け固着される。施錠軸部8の前端部に は、施錠軸部8を受座本体9に回転不能に錠止する錠前ユニット16を埋め込み 固着してある。
【0010】 凹部3は握り部分2の全長にわたって形成され、施錠軸部8と握り部分2とか らなるハンドル本体は、ステンレス鋼によってダイカスト成形機で高圧鋳造され ている。カバー板4はステンレス鋼の圧延材を所定寸法に切断加工して製作され ている。凹部3の正面側縁部には、カバー板4の外周縁部が当接する支持段部7 が設けられ、把持時の感触を良くするために、握り部分2の背面部2cの外面に は若干の湾曲がつけられている。 なお、扉用ハンドルの形状構造は図示のものに限定されず、握り部分を有する すべてのハンドルに対して本発明を適用することができる。
【0011】
【考案の効果】 以上のように本考案の扉用ハンドルでは、背面側に陥没し た凹部3が形成されるように握り部分2の左右側面部2a,2bと背面部2cを 鋳造によって連続壁状に成形し、該凹部3の正面側開口部を圧入固定したカバー 板4で閉塞したものであるから、握り部分2が中空化されており、材料コストを 中空部に相当する分だけ節減することができる。
【0012】 また、扉の開閉操作のために握り部分2を把持したとき、指の腹面や掌面は左 側面部2aおよび右側面部2bと連続壁状に形成された背面部2cに当たること になり、突起部や縁壁部が一切存在しないため、違和感や痛覚を生じることなく 、ハンドルを使用することができる。
【0013】 握り部分2の前記凹部3に圧入固定された圧延材等の非鋳造材よりなるカバー 板4には労力手間のかかるバフ研磨などの特殊加工を施す必要がなく、必要に応 じて左右側面2a,2bと背面部2cに対してのみ研磨加工を加えれば良いから 、表面処理のコストがそれだけ節減されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施形態に係る扉用ハンドルの
正面図である。
【図2】 図1の扉用ハンドルの右側面図である。
【図3】 図1のA−A線断面図である。
【図4】 本考案の別の実施形態に係る扉用ハンドル
の正面図である。
【図5】 図4の扉用ハンドルの右側面図である。
【図6】 図4のB−B線断面図である。
【図7】 従来の扉用ハンドルの正面図である。
【図8】 図7の扉用ハンドルの右側面図である。
【図9】 図7のC−C線断面図である。
【図10】 別の従来の扉用ハンドルの正面図である。
【図11】 図10の扉用ハンドルの右側面図である。
【図12】 図10のD−D線断面図である。
【符号の説明】
1 扉用ハンドル 2 握り部分 2a 握り部分の左側面部 2b 握り部分の右側面部 2c 握り部分の背面部 3 凹部 4 カバー板 5 脚部分 6 脚部分 7 支持段部 8 施錠軸部 9 受座本体 10 軸受筒部 12 止め金板 13 固着用ボルト 14 取付用ナット 15 扉 16 錠前ユニット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 背面に向けて陥没した凹部が形成される
    ように握り部分の左右側面部と背面部を鋳造によって連
    続壁状に成形し、該凹部の正面側開口部に圧延材等の非
    鋳造材よりなるカバー板を圧入固定したことを特徴とす
    る扉用ハンドル。
JP1998005315U 1998-07-16 1998-07-16 扉用ハンドル Expired - Lifetime JP3055914U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021525339A (ja) * 2018-05-31 2021-09-24 ピザト エレットリカ エス.アール.エル.Pizzato Elettrica S.R.L. 機械または産業プラントへのアクセスを制御するための安全ハンドル

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021525339A (ja) * 2018-05-31 2021-09-24 ピザト エレットリカ エス.アール.エル.Pizzato Elettrica S.R.L. 機械または産業プラントへのアクセスを制御するための安全ハンドル
JP7381161B2 (ja) 2018-05-31 2023-11-15 ピザト エレットリカ エス.アール.エル. 機械または産業プラントへのアクセスを制御するための安全ハンドル

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