JP3055773B2 - し尿分離装置 - Google Patents
し尿分離装置Info
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- Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
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Description
離できるし尿分離装置に関する。
るものの、この水洗式し尿処理装置の普及していない住
居や公園、キャンプ場、河川敷きなどの屋外におけるし
尿処理装置として浄化槽を設けたし尿処理装置を設置し
ている場所は多い。この浄化槽を設けたし尿処理装置
は、し尿を処理するための多量の水を必要とするととも
に、後処理として浄化槽から浄化物を下水道などを通し
て廃棄せざるを得ない。しかも、このし尿を廃棄処理す
るために特定の場所に捨てざるを得ず、環境汚染にも繋
がる。
置に使用して好適なし尿分離装置を提供する点にある。
は、下方に広がる排出口31aを有する大便器31と、
大便器31の排出口31aの下方に設けられた第1の排
便管32と、第1の排便管32の排出口32aに接続さ
れ、その中央部から上下に向けて円すい状に広がり且つ
上下端に開口部を有する第2の排便管33と、第2の排
便管33を内部に支持し且つ下端に下方に広がる円すい
状開口部34aを備えた円筒34と、円筒34の円すい
状開口部34aの周りに設けられ、小便37の排出口3
5aを備えた小便受け容器35と、円すい状開口部34
aの下方に、その先端が円すい状開口部34aの内壁か
ら離間し、小便受け容器35の底を貫通するように設け
られた第3の排便管36とを備える。小便は第1の排便
管32、第2の排便管33の内壁を伝わって小便受け容
器35に入り、大便は第1の排便管32、第2の排便管
33及び第3の排便管36を通って落下し、小便と大便
が分離される。
し尿処理装置(平成8年特許願第184212号、平成
8年特許願第282879号)の系統図を示している。
図2に示すように、本発明の循環式し尿処理装置は、し
尿処理系統と電気系統を備えている。
泄された大便と小便を分離できる大便器1の下側、例え
ば地下空間には、植物の一種である葦を粉砕した葦くず
2を入れたステンレススチール製の発酵槽3が設置され
ている。
2に含まれる微生物の作用で発酵分解させる。この発酵
分解に必要な空気を供給するために、前記発酵槽3の外
部に設けられたモータ4にて回転される攪拌用のリボン
スクリュー5が発酵槽3内に設けられている。
3の上部には外気取り入れ口を設けて外気をパイプ6を
通して発酵槽3内に供給できるようになっている。さら
に、発酵槽3内の上部空間7を通して除湿をするための
ファン8及びパイプ9が設けられており、該ファン8に
て吸気した水分をパイプ9の内面に付着させ、該付着し
た水分を落下させて回収する。
ずと大便の固形物は、除湿されているのでさらさらとし
た固形物として回収することが可能となり、この固形物
を後に有機肥料として利用することができる。
イプ10を通ってFRPなどで構成された浄化槽11に
送られる。該浄化槽11にて小便からアンモニア成分な
どを除いて浄化した後、パイプ12を通ってFRPなど
で構成されたストックタンク13へ回収される。また、
この循環式し尿処理装置には必要数の小便器14、15
が設置されており、これら小便器14、15で排泄され
た小便は、パイプ16を通って前記浄化槽11へ送られ
て浄化された後、前記パイプ12を通ってストックタン
ク13へ回収される。
に、例えばバチラス・スブチリス・クボタなどの有用微
生物(特公平4ー26834号公報)を利用したフロー
ト型微生物製剤を設置することにより浄化を行うのが好
適である。これによって、悪臭などを効果的に除くこと
ができる。
ンプ17が設置されており、前記ストックタンク13に
ストックされた浄化水は、洗浄水つまり中水としてパイ
プ18、パイプ19、パイプ10、パイプ12を通して
循環させ、前記大便器1及び前記小便器14、15に供
給できるようになっている。
常時供給されて前記浄化槽11へ送られるとともに、パ
イプ20を通して圧力水を供給できる洗浄ガン21が設
けられており、該洗浄ガン21にて利用者が大便器1の
表面に付着した付着物を洗浄する。
18から洗浄水を供給するプッシュボタン22、23が
設けられており。用便後にプッシュボタン22、23を
押すことにより小便器の洗浄を行い、洗浄水は前記パイ
プ16を通って前記浄化槽11に回収される。
太陽電池24を利用する。該太陽電池24が発電した電
力は、前記発酵槽3に設けたモータ4、前記圧力ポンプ
17及び前記ファン8ヘ配線25、26、27を通して
それぞれ供給される。前記モータ4にはタイマ28を介
して電源スイッチ29が設けられており、この電源スイ
ッチ29をオンすることにより前記モータ4が回転して
前記リボンスクリュー5を回転させて発酵槽3内の葦屑
2ととともに大便などの固形物を攪拌する。
マ28により所定時間例えば、一日に3〜5回攪拌を行
うように時間制御を行う。
浄水として、排泄された小便を浄化して洗浄水として利
用するが、この装置を利用する際には、洗浄水を循環さ
せるために、当初一定量の水を前記ストックタンク13
へ供給するのみで、その後は大便と分離して回収した小
便を浄化して洗浄水として循環させるので、多量の水を
利用しないで済む。
好適な本発明し尿分離装置の構成を図1を参照しながら
説明する。図1に示すように、し尿分離装置30は、図
示しない便座に連なる大便器31の下部に外側に広がる
ように開口したし尿排出口31aを備えている。そし
て、大便は前記し尿排出口31aを通って落下すると共
に、小便の大半は矢印で示すように大便器31及び前記
し尿排出口31aの内壁を伝わって開口端31bから落
下するように構成されている。前記大便器のし尿排出口
31aは、その底部が内側に湾曲し且つ円筒状排出口3
2aを有する第1の排便管32に臨んでいる。そして開
口端31bに達した小便は第1の排便管32の底部に向
けて落下する。
央部から上下に向けて円すい状に広がり且つ上下端に開
口部を有する第2の排便管33、33が少なくとも一個
連結されている。実施例では二個直列に連結されてい
る。そして、前記第2の排便管33、33は、円筒34
内に挿入支持されている。
い状排出口34aを備えており、前記第2の排便管33
が前記円筒34に一個挿入支持されている場合は、該円
筒34の下方内壁が小便の通路の一部を構成することに
なる。前記円筒34の円すい状排出口34aの周りに
は、小便を受ける小便受け容器35が前記円すい状排出
口34aを囲むように配置固定されている。該小便受け
容器35の所定箇所には小便受け容器35に溜った小便
を排出する排出孔35aが形成されており、該排出孔3
5aは前記循環式し尿処理装置のパイプ10に連結され
ている。
には、前記循環式し尿処理装置の発酵槽3にその端部が
固定された第3の排便管36が前記小便受け容器35の
底部を貫通するように設けられている。前記第3の排便
管36の下端開口部は前記循環式し尿処理装置の発酵槽
3の内部に至っている。
て、前記小便受け容器35に溜る小便37は、矢印で示
すように第1の排便管32、第2の排便管33の内壁を
伝わって小便受け容器35に至り、また、大便は第1の
排便管32、第2の排便管33及び第3の排便管36を
通って落下し、小便と大便とを有効に分離することがで
きる。
有効に分離することが可能となり、分離されたし尿の発
酵、小便を浄化して有効利用を図ることができる。
理装置の説明図である。
・第2の排便管 35・・小便受け容器 36・・第3の排便管
Claims (1)
- 【請求項1】 下方に広がる排出口を有する大便器と、
該大便器の前記排出口の下方に設けられた第1の排便管
と、該第1の排便管の排出口に接続され、その中央部か
ら上下に向けて円すい状に広がり且つ上下端に開口部を
有する少なくとも一個の第2の排便管と、該第2の排便
管を内部に支持し且つ下端に下方に広がる円すい状開口
部を備えた円筒と、該円筒の円すい状開口部の周りに設
けられ、小便の排出口を備えた小便受け容器と、前記円
筒の円すい状開口部の下方に、その先端が前記円筒の円
すい状開口部の内壁から離間し、前記小便受け容器の底
を貫通するように設けられた第3の排便管とを備えるこ
とを特徴とするし尿分離装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9223370A JP3055773B2 (ja) | 1997-08-20 | 1997-08-20 | し尿分離装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9223370A JP3055773B2 (ja) | 1997-08-20 | 1997-08-20 | し尿分離装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1156677A JPH1156677A (ja) | 1999-03-02 |
JP3055773B2 true JP3055773B2 (ja) | 2000-06-26 |
Family
ID=16797088
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9223370A Expired - Fee Related JP3055773B2 (ja) | 1997-08-20 | 1997-08-20 | し尿分離装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3055773B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2370545B1 (es) * | 2008-12-30 | 2012-10-25 | Juan Juanes Gutiérrez | Recuperador de aguas para inodoro en bajantes verticales. |
CN103114639A (zh) * | 2013-02-23 | 2013-05-22 | 高圣荣 | 一种分流便池 |
CN103195155B (zh) * | 2013-03-17 | 2014-08-13 | 高圣荣 | 一种自动调节分流便池 |
-
1997
- 1997-08-20 JP JP9223370A patent/JP3055773B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1156677A (ja) | 1999-03-02 |
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