JP3055357U - 減圧容器 - Google Patents

減圧容器

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JP3055357U
JP3055357U JP1998004653U JP465398U JP3055357U JP 3055357 U JP3055357 U JP 3055357U JP 1998004653 U JP1998004653 U JP 1998004653U JP 465398 U JP465398 U JP 465398U JP 3055357 U JP3055357 U JP 3055357U
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尚 治 李
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尚 治 李
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 吸気量が大きく、力を入れ易く操作に便利な
減圧容器の提供。 【解決手段】 開口を有する容器本体と前記開口を密閉
するための蓋とからなる容器20において、前記蓋を内
蓋30と外蓋60とから構成し、内蓋を吸気ポンプ構造
のピストンとして前記容器本体に着脱自在に締付けて前
記開口を遮蔽し、外蓋を吸気ポンプのシリンダーとして
前記内蓋の外周に摺動自在に外嵌してなり、内蓋の蓋面
と外蓋の蓋面との間に空間が形成され、前記内蓋の蓋面
に、複数の容器本体の内部と連通する通孔313が形成
され、且つ、該複数の通孔を容器本体の内部から前記空
間へ一方向のみ流通できるように第1の逆止め弁が設け
られ、又、前記内蓋の周壁と外蓋の周壁との間に前記空
間を外部と連通させる隙間が形成され、且つ、この隙間
に前記空間から外へ一方向のみ流通できるように第2の
逆止め弁が設けられてなり、前記外蓋を間欠に押圧する
と前記容器本体内を減圧させる減圧容器。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案に属する技術分野】
本考案は減圧容器(真空ポットと略称)に関し、もっと詳しくは、容器内の空 気を外へ容易に抽出できて収容した飲食物や他の物品などが長持ちするように保 存できる容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の減圧容器は、例えば、図1に示されているような吸気ポンプ付蓋14を有 する容器10がある。この従来の減圧容器10は、蓋14の本体内においてシリンダー として長穴18を局所的に水平に形成し、この長穴18内に排気機能を持ったピス トン19を往復摺動自在に設け、そして、長穴18のピストン19の往動限の近くに容 器本体11内の空間と連通する一方向逆止め弁17付通孔16を構成してなるので、ピ ストン19を左右往復操作することにより、容器本体11内の空気を外に抽出するこ とができる。しかしながら、このような従来の減圧容器は吸気量が極めて小さい ので、減圧効果が良くなく、且つ、左右往復操作も力を入れにくいので、操作は 不便である。この欠点を解消するため、前記従来の減圧容器10は、更に、前記容 器本体11の底板12を浮動型にし、即ち、底板12を吸気に伴って容器内の中身が最 大限蓋14の底面に当接するまでに上昇させて、容器本体11内の余裕空間をなるべ く縮めることにより、減圧な効果を向上させようとする。この策は理論からみれ ば頗る好ましく思われるが、実用上、底板12は均等に上昇移動するための措置を 要すると共に、浮動型であるため、周設されているOリング15が常に容器本体11 の周壁に摺動するので、例えば、収容する中身が砂糖や塩などの粉末である場合 、粉末の結晶粒子と摩擦して傷をつけ、漏洩をもたらしがちであり、その上、粉 末であれ、若しくは液体であれ、浮動型の底板12の周縁、特にOリング15の周り に付着残留されている物質を除去することもなかなか難しいので、やはり理想と は言えない。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】 上記従来の減圧容器の欠点に鑑み、本考案は、吸気量が大きくて、操作も力を 入れ易く便利である減圧容器を提供しようとすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段及び作用】
上記目的を達成するために、この考案は、従来の吸気ポンプ付蓋を有する容器 に替えて、容器の蓋自体の全体がシリンダーとピストンとでなる吸気ポンプ構造 とされてなるものを提供しようとする。即ち、開口を有する容器本体と前記開口 を密閉するための蓋とからなる容器であって、前記蓋自体は、吸気ポンプ構造と され、操作されると前記容器本体内の空気を外部へ抽出することができることを 特徴とする減圧容器を提供する。このような容器は、蓋自体がピストン構造にな っているため、大量且つ簡単に容器内の空気を外部へ抽出することができるので 、吸気作業の時間がさほどかからない。
【0005】 もっと詳しくは、前記蓋が内蓋と外蓋とから構成し、内蓋を吸気ポンプ構造の ピストンとして前記容器本体に着脱自在に締付けて前記開口を遮蔽し、外蓋を吸 気ポンプのシリンダーとして前記内蓋の外周に摺動自在に外嵌している。
【0006】 また、前記蓋は、第1の蓋面とこの第1の蓋面の周縁に立設された第1の周壁と を有し、第1の蓋面が前記開口を遮蔽するように第1の周壁を介して前記容器本体 に着脱自在に締付ける内蓋と、第2の蓋面とこの第2の蓋面の周縁に立設された第 2の周壁とを有し、この第2の周壁を介して前記第1の周壁に、第2の蓋面が第1の 蓋面と対面し且つ前記開口の垂直方向に沿って所定範囲内に摺動自在に設けられ た外蓋と、第1の蓋面と第2の蓋面との間に空間が形成され、この空間に第2の蓋 面を第1の蓋面から常時離間させるように設けられた付勢手段とを備え、前記第1 の蓋面に、複数の容器本体の内部と連通する通孔が形成され、且つ、該複数の通 孔を容器本体の内部から前記空間へ一方向のみ流通できるように第1の逆止め弁 が設けられ、また、前記第1の周壁と第2の周壁との間に前記空間を外部と連通さ せる隙間が形成され、且つ、この隙間に、前記空間から外へ一方向のみ流通でき るように第2の逆止め弁が設けられて、前記外蓋を間欠に押圧すると前記容器本 体内を減圧させることができる。このような構成によって、蓋自体が垂直往復に 施力し、抽出した空気の量が大きく簡単に容器内の圧力が減ることができ、且つ 、力も入れ易く、時間が掛からない。また、浮動型の底板の設置も要しないこと から、クリーニングの手間も掛からない。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下、本考案を実施の形態例で具体的に説明するが、本考案は以下の例に限定 されない。
【0008】 図2、図3及び図4に示すのは、本考案の減圧容器の好ましい実施例の分解図 、構成図及び細部拡大図である。図2,3に示されているように、開口部22を有 する容器本体201と前記開口部22を密閉するための蓋本体202とからなる容器20で あって、蓋本体202が内蓋30と外蓋60とから構成され、内蓋30はネジ紋322によっ て容器本体201のネジ紋23と合せて着脱自在にネジ締付けて前記開口部22を遮蔽 し、そして、前記内蓋30の外周に複数の凸状の案内リブ33、…、33を設けると共 に、前記外蓋60の外周に凸状の案内リブ33を滑り込むような倍の複数の凹溝62、 …、62と適当に隣接している両前記案内リブ33,33の間の下方にストッパー34と を設けることによって、前記外蓋60は内蓋30の外周に摺動自在に外嵌している。 即ち、前記外蓋60は、外蓋60の周壁(第2の周壁)601を介して前記内蓋30の周壁 (第1の周壁)301に、前記外蓋60の蓋面(第2の蓋面)61が前記内蓋30の蓋面( 第1の蓋面)31と対面し且つ前記開口部22の垂直方向に沿って摺動範囲を制限す るOリング64に介して、前記内蓋30の外周に上下自在に摺動することができる。 なお、前記ストッパー34と前記開口部22との間に漏れ防止Oリング321を設けて いる。また、第1の蓋面31と第2の蓋面61との間に空間24が形成され、前記第1の 蓋面31に、複数の容器本体201の内部と連通する通孔313、…、313が形成され、 且つ、該複数の通孔313、…、313を第1の逆止め弁40が設けられ、容器本体201の 内部から前記空間24へ一方向のみ流通できるようにして、また、前記第1の周壁3 01と第2の周壁601との間に前記空間24を外部と連通させる隙間53が形成され、且 つ、この隙間53に第2の逆止め弁50が設けられ、前記空間24から外へ一方向のみ 流通できるようにしている。
【0009】 また、前記空間24に、容器の大きさに応じて複数のバネ315、…、315が設け られているので、第2の蓋面61を第1の蓋面31から常時離間させられる。
【0010】 図5に示しているのは、前記外蓋60は前記内蓋30に嵌合している状態を示す平 面図である。
【0011】 図6と図7を参照すると、前記外蓋60を押した時、前記第1の蓋面31と前記第2 の蓋面61との前記空間24が小さくなり、前記空間24内の空気が下の方へ流出する ようにしているが、前記第1の逆止め弁40に妨げて、前記第1の周壁301と第2の周 壁601の間との隙間53にしか行けなく、前記第2の逆止め弁50を経由して外へ流出 するようになる。そして、前記外蓋60にての施力が停止した場合、巻バネ315の 回復力によって、外壁60が元の位置に戻そうとする時、前記空間24から外へ一方 向のみしか流通できない前記第2の逆止め弁50に妨げて、外部の空気も前記空間2 4へ入り込めないし、前記空間24内の空気もないので、前記容器本体201内の空 気に対して上方へ抽出するような力が生じたように、前記容器本体201の内部と 連通する前記通孔313を経由して前記空間24へ流通するようになる。このような 往復の操作により、前記容器201内の空気がどんどん外へ抽出することになるの で、簡単に減圧することができる。
【0012】 図8に示されているように、小さ目な容器70であれば、前記付勢手段、例えば 巻バネ80が一本だけで済むことになる。
【0013】
【考案の効果】
上記実施例から分かるように、本考案は、蓋自体が吸気ポンプ構造とされ、上 下操作をされると前記容器本体内の空気を外部へ簡単に抽出することができる容 器である。なお、容器の蓋自体がピストン構造になっているので、従来の吸気ポ ンプ付蓋を有する容器と比べて、吸気量が大きくて、省力で時間がかからない。 また、浮動型の底板の設置も要しないことから、クリーニングの手間も掛からな い。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の減圧容器の側断面図である。
【図2】本考案の減圧容器の好ましい実施例の分解図で
ある。
【図3】本考案の実施例のV−V線側断面図である。
【図4】本考案の実施例の蓋本体周縁の細部の断面拡大
図である。
【図5】図3中V−V線横断平面図である。
【図6】図3中、外蓋の往動上下限位置での状態を示す
側断面図である。
【図7】図3中、外蓋の往動上下限位置での状態を示す
側断面図である。
【図8】もう一つの好ましい実施例の側断面図である。
【符号の説明】
10、20 容器 11 容器本体 12 浮動可能な底板 13 開口部 14 蓋 15 漏れ防止リング 16、313 通孔 17 逆止め弁 18 長穴 19 ピストン 201 容器本体 202 蓋本体 22 開口部 23 ネジ紋 24 空間 30 内蓋 301 第1の周壁 31 第1の蓋面 315 巻バネ 321 Oリング 322 ネジ紋 33 案内リブ 34 ストッパー 40 第1の逆止め弁 50 第2の逆止め弁 53 隙間 60 外蓋 601 第2の周壁 61 第2の蓋面 62 凹溝 64 Oリング 70 容器 71 開口部 80 巻バネ

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】開口を有する容器本体と前記開口を密閉す
    るための蓋とからなる容器であって、 前記蓋自体は、その全体がシリンダーとピストンとであ
    る吸気ポンプ構造とされ、操作されると前記容器本体内
    の空気を外部ヘ抽出することができることを特徴とする
    減圧容器。
  2. 【請求項2】前記蓋を内蓋と外蓋とから構成し、内蓋を
    吸気ポンプ構造のピストンとして前記容器本体に着脱自
    在に締付けて前記開口を遮蔽し、外蓋を吸気ポンプのシ
    リンダーとして前記内蓋の外周に摺動自在に外嵌してな
    ることを特徴とする請求項1に記載の減圧容器。
  3. 【請求項3】前記蓋は、 第1の蓋面とこの第1の蓋面の周縁に立設された第1の周
    壁とを有し、第1の蓋面が前記開口を遮蔽するように第1
    の周壁を介して前記容器本体に着脱自在に締付ける内蓋
    と、 第2の蓋面とこの第2の蓋面の周縁に立設された第2の周
    壁とを有し、この第2の周壁を介して前記第1の周壁に、
    第2の蓋面が第1の蓋面と対面し且つ前記開口の垂直方向
    に沿って所定範囲内に摺動自在に設けられた外蓋と、 第1の蓋面と第2の蓋面との間に空間が形成され、この空
    間に第2の蓋面を第1の蓋面から常時難間させるように設
    けられた付勢手段とを備え、 前記第1の蓋面に、複数の容器本体の内部と連通する通
    孔が形成され、且つ、該複数の通孔を容器本体の内部か
    ら前記空間へ一方向のみ流通できるように第1の逆上め
    弁が設けられ、また、前記第1の周壁と第2の周壁との間
    に前記空間を外部と連通させる隙間が形成され、且つ、
    この隙間に、前記空間から外へ一方向のみ流通できるよ
    うに第2の逆止め弁が設けられてなり、前記外蓋を間欠
    に押圧すると前記容器本体内を減圧させることができる
    ことを特徴とする請求項1に記載の減圧容器。
  4. 【請求項4】前記付勢手段は、前記蓋の大きさに応じて
    一つまたは複数個の巻バネを設けてなることを特徴とす
    る請求項3に記載の減圧容器。
JP1998004653U 1998-06-26 1998-06-26 減圧容器 Expired - Lifetime JP3055357U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100920184B1 (ko) * 2009-05-25 2009-10-06 주식회사 화진인더스 용기 밀폐용 진공펌프

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100920184B1 (ko) * 2009-05-25 2009-10-06 주식회사 화진인더스 용기 밀폐용 진공펌프

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