JP3055238U - 吊り下げる円筒行燈 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 神社仏閣や各種催事に於いて、開口部に照明
器具を入れて使用する事により、色あざやかな仕上がり
をもたらし、又、風雨に強く破損しにくい吊り下げる円
筒行燈を提供する。 【解決手段】 下部開口部（１）に軸（２）と網（３）
を有する下用枠（４）と上用枠（５）の外側に、プラス
チック板（６）を貼りつけて、紐（７）を設けたことを
特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、神社仏閣や各種催事で、開口部に照明器具を入れて吊り下げる円 筒行燈に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の物は、ちようちん様のものであった。欠点としては、強い雨や強い風に より容易に破損した。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

イ、外側が竹と紙なので燃えやすかった。 ロ、強い雨で破れたり、強い風に舞い上がった物で穴があきやすかった。 ハ、破損しやすいのに、制作時間が長くかかり、完成品に文字を描くので見苦し い仕上がりの物もあった。 本考案は、以上の欠点を解決するためになされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

下部開口部（１）に軸（２）と網（３）を固定する。そして下用枠（４）と上 用枠（５）の外側にプラスチック板（６）を貼りつける。上用枠（５）に４本の 紐（７）を設ける。 本考案は、以上の構成よりなる吊り下げる円筒行燈である。

【０００５】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施の形態を説明する。 イ、四方に穴のあいた塩化ビニールの下用枠（４）に、太い針金の軸（２）を通 して、その上に細かい網目の網（３）を固定する。 ロ、四方に穴のあいた塩化ビニールの上用枠（５）と下用枠（４）の外側に、透 明の塩化ビニールの間に和紙をはさみ込んだ三重構造のプラスチック板（６ ）の裏面に両面テープと接着剤を併用して貼りつける。 ハ、４本のビニール紐（７）を、上用枠（５）の穴と、その外側に小さい穴を開 けたプラスチック板（６）に通して固定する。 本考案は、以上の構成よりなっている。 本考案を使用するときは、紐（７）の上部を何かに固定して、上用枠（５）の 開口部から照明器具を入れると、プラスチック板（６）の和紙模様が浮かび上が り、プラスチック板（６）の文字もあざやかに見える。

【０００６】

【考案の効果】

本考案は、破損を引き起こす風雨に強く、塩化ビニール製なので燃え上がらな い。プラスチック板（６）は、円筒形に貼りつける前に、文字や模様を、手描き 又はシルク印刷、更にシールを貼りつけることができる。 開口部に吊した電球などが落ちても、直接地上に落下しない様に軸（２）及び 網（３）があるので安全である。 本考案は、風雨に強く、燃え上がらず、美しく有用なものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図

【図２】本考案の分解斜視図

【図３】本考案の使用状態を示す斜視図

【符号の説明】

１ 下部開口部 ２ 軸 ３ 網 ４ 下用枠 ５ 上用枠 ６ プラスチック板 ７ 紐

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 下部開口部（１）に軸（２）と網（３）
   を有する下用枠（４）と、上用枠（５）の外側に、プラ
   スチック板（６）を貼りつけて、紐（７）をけた、吊り
   下げる円筒行燈。