JP3055112U - ホイールオフセット調整用スペーサ - Google Patents

ホイールオフセット調整用スペーサ

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JP3055112U
JP3055112U JP1998004465U JP446598U JP3055112U JP 3055112 U JP3055112 U JP 3055112U JP 1998004465 U JP1998004465 U JP 1998004465U JP 446598 U JP446598 U JP 446598U JP 3055112 U JP3055112 U JP 3055112U
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寛 池川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スペーサとしての本来のホイールオフセット
調整機能を損なうことなく、当該スペーサを用いてホイ
ールオフセットを調整したときには、たとえドラムブレ
ーキを採用した自動車であっても、見かけ上は、あたか
もディスクブレーキが採用されているかのように見える
スペーサを提供する。 【解決手段】 ホイール50のハブ51とドラムブレー
キ70のドラム71との間に介在されてホイールオフセ
ットを調整するための円板状のスペーサ本体部12を有
する。このスペーサ本体部12にディスクブレーキのデ
ィスクに似せた円環状の疑似ディスク部13を一体に連
設してある。疑似ディスク部13はホイール50の開口
54に臨む大きさを有し、その表面には金属光沢が付与
されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は自動車タイヤのホイールに使用されるホイールオフセット調整用スペ ーサに関する。
【0002】
【従来の技術】
近時の自動車において、タイヤが装着されるホイールは、走行性能に影響を及 ぼす保安部品の一つであると同時に、高いデザイン性が求められる部品の一つと もなっている。このような状況下で、標準ホイールをワイドホイールといった別 のホイールに取り替えることが頻繁に行われている。そして、ホイールはスポー ク部の相互間を比較的大きく開口させたデザインが多く採用されている。
【0003】 また、自動車の制動装置として採用されているブレーキは、ドラムブレーキと ディスクブレーキとに大別されており、ドラムブレーキでは、その可動側部品で あるドラムが締付けナットを用いてホイールのハブと結合されるようになってお り、ディスクブレーキでは、その可動側部品であるディスクが締付けナットを用 いてホイールのハブと結合されるようになっている。ドラムブレーキは古い自動 車においては主流の制動装置であったが、近時においては主流ではなくなり主に 低価格車に採用されている。これに対してディスクブレーキは高性能車や高級車 に採用されることが多く、単にディスクブレーキを採用しているという点だけで もその自動車に対する評価は高くなる。またディスクブレーキのディスクにはス チール製とカーボン製が存在し、その中でもスチール製のディスクは一般に最も 普及しており、スチール製のディスクの表面と裏面は頻繁に使用する自動車のも のであれば通常金属光沢を放っている。そしてスポーク部の相互間を比較的大き く開口させたデザインのホイールを装着する自動車では、その開口部を通して制 動装置であるブレーキが良く見えるため、その自動車の制動装置がドラムブレー キであるかディスクブレーキであるかは一目瞭然であり、その開口部を通してデ ィスクが覗いていればその自動車の制動装置はディスクブレーキであってその自 動車に対する評価は高く、逆にドラムが覗いていればその自動車の制動装置はド ラムブレーキでありその自動車に対する評価は高くはない。
【0004】 一方、上記したようなホイールの交換を行う際には、図6に示したリム中心線 L−L(リムの軸方向中央部を通る中心線)とハブ取付面52との距離を意味す るホイールオフセットSを調整する必要がある。これは、ホイール交換を行うと 、元のホイールのリム中心線と新たに取り付けられるホイールのリム中心線との 位置が相違する場合があることによる。そこで、従来より、上記したようなホイ ールオフセットSを調整することのために、ホイールオフセット調整用スペーサ (以下「スペーサ」という)を用いることが行われている。
【0005】 図5は従来のスペーサ100を示している。このスペーサ100は、直径D2 の円環状の金属板によって形成されており、その周囲の複数箇所には、ドラムブ レーキ又はディスクブレーキに設けられている複数本の取付ボルトを挿通させる ためのボルト挿通孔110や軽量化のための盗み孔120などを有している。
【0006】 図6は、ドラムブレーキ70のドラム71にホイール50のハブ51を取り付 ける構造の自動車において、図5で説明した従来のスペーサ100を用いて上記 したホイールオフセットSを調整した事例を示している。同図のように、スペー サ100はホイール50のハブ51とそのハブ51を取り付けるドラムブレーキ 70のドラム71との間に介在されていて、その外面101がホイール50のハ ブ51の内側面であるハブ取付面52に重ね合わされ、その内面102にドラム ブレーキ70のドラム71の外面が重ね合わされている。このようにすると、交 換によって新たに採用したリム55の取付位置が、交換前の元のリム(不図示) の取付位置よりもスペーサ100の厚さT分だけ車幅方向外側に偏るので、リム 中心線L−Lとハブ取付面52との距離に相当するホイールオフセットSがスペ ーサ100により調整される。なお、図6において、53はスポーク部、54は スポーク部53の相互間に形成されている開口、72はドラム71から突出され た取付ボルト、73は取付ボルト72にねじ込んで締めつけられた締付けナット 、Wはリム幅をそれぞれ示している。
【0007】 ところで、ホイールは、冒頭で説明したように高いデザイン性が求められる部 品の一つになっていることから、ドラムブレーキを採用した構造の自動車におい ても、交換したホイールのデザインによってその自動車の機能美を高めたいよう なときには、ホイールの交換によってそのデザインを一新させることができる。 しかし、ホイール50の開口54を通してドラムブレーキのドラムが覗いていれ ばその自動車に対する評価はディスクブレーキを採用した構造の自動車ほどは高 まらない。ここでドラムブレーキ70を採用した構造の自動車であっても、ホイ ール50の開口54を通して単にディスク状のものが覗いてさえすれば、見かけ 上は、その自動車があたかもディスクブレーキを採用しているかのように見せる ことができる。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は以上の状況に鑑みてなされたものであり、スペーサとしての本来のホ イールオフセット調整機能を損なうことなく、当該スペーサを用いてホイールオ フセットを調整したときには、たとえドラムブレーキを採用した自動車であって も、見かけ上は、あたかもディスクブレーキが採用されているかのように見える スペーサを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るスペーサは、ホイールのハブとそのハブを取り付けるドラムブレ ーキのドラムとの間に介在されてホイールオフセットを調整するための円板状の スペーサ本体部に、このスペーサ本体部の径方向外側へ張り出されてディスクブ レーキのディスクに似せられた円環状の疑似ディスク部が一体に連設されている 、というものである。この考案においては、上記疑似ディスク部が、上記ホイー ルに具備された開口に臨む大きさを有していると共に、その表面に上記ディスク の表面に似せた金属光沢が付与されていることが望ましい。
【0010】 このスペーサを用いてホイールオフセットを調整したときには、スペーサ本体 部が本来のホイールオフセット調整機能を発揮してホイールオフセットが適切に 調整される。また、スペーサ本体部の径方向外側へは疑似ディスク部が円環状に 張り出しているので、その疑似ディスク部がドラムブレーキを覆い隠してホイー ルの開口を通してドラムブレーキを見えなくし、同時に、その疑似ディスク部が ディスクブレーキのディスクに似せて作られていることから、その疑似ディスク 部がホイールの開口を通して外部から見えるときには、見かけ上は、あたかもデ ィスクブレーキが採用されているかのように見えるようになる。特に、疑似ディ スク部が上記ホイールに具備された開口に臨む大きさを有していると共に、その 表面に上記ディスクの表面に似せた金属光沢が付与されていると、ディスクブレ ーキのディスクの中でも一般に最も普及しているスチール製のディスクと同様に 金属光沢を放ち、またホイールの開口を通して疑似ディスク部がよく見えるよう になり、上記の作用がいっそう顕著に発揮されるようになる。
【0011】
【考案の実施の形態】
図1は本考案に係るスペーサの正面図、図2は図1のII−II線に沿う断面 図、図3は本考案に係るスペーサでホイールオフセットを調整した事例の概略縦 断面図、図4はホイールを例示した概略斜視図である。
【0012】 図1及び図2のように、スペーサ10は、円板状(具体的には中心孔16を備 えた円環状)のスペーサ本体部12と、スペーサ本体部12の径方向外側へ張り 出されてディスクブレーキのディスク(不図示)に似せて作られた円環状の疑似 ディスク部13とを有しており、スペーサ本体部12の直径を符号D1で、スペ ーサ本体部12からの疑似ディスク部13の張出幅を符号Aで、それぞれ表して ある。スペーサ本体部12はスペーサ本来の機能、すなわちホイールオフセット 調整機能を発揮する部分であり、その周方向の複数箇所には、ドラムブレーキ7 0のドラム71から突出された複数本の取付ボルト72…(図3参照)を挿通さ せるためのボルト挿通孔14が開設されている。なお、これらのボルト挿通孔1 4は取付ボルト72の太さに比べてやゝ大きい長孔としてあり、ホイールオフセ ット調整時に当該スペーサ10の取付け位置を微調整する機能を持っている。疑 似ディスク部13はスペーサ本体部12に一体に連設されており、その表面側に は、ディスクブレーキのディスクの中でも一般に最も普及しているスチール製の ディスクに見られるものと同じような金属光沢が付与されている。この金属光沢 は、例えばスチールの地肌の白く輝いたような金属光沢であっても、或いは銀め っきなどで付与された金属光沢でも良い。また、図例の疑似ディスク部13には 、多数の小孔15が渦巻き線を象る形態で形成されている。これらの小孔15は 疑似ディスク部13を装飾することやスペーサ10を軽量化することなどに役立 ち、必要に応じて設けられるものである。
【0013】 上記したスペーサ10において、スペーサ本体部12の直径D1は、図5で説 明した従来のスペーサ100の直径D2と同じ寸法になっている。また、スペー サ本体部12からの疑似ディスク部13の張出幅Aは、このスペーサ10をホイ ールオフセット調整に用いた場合に、その疑似ディスク部13がホイール50の 開口54にその内側から臨む大きさになる寸法になっている。
【0014】 図4にホイール50を例示してある。このホイール50は、タイヤ(不図示) が装着されるリム55、ハブ51、複数のスポーク部53などを有しており、複 数のスポーク部53の相互間には、その内側を見通せる大きさの比較的大きな開 口54が開設されている。
【0015】 図3に示したように、上記スペーサ10は、そのスペーサ本体部12がホイー ル50のハブ51とそのハブ51に取り付けるドラムブレーキ70のドラム71 との間に介在される。スペーサ10の取付構造は、図6で説明した従来のスペー サ100の場合と同様である。すなわち、図3で判るように、スペーサ本体部1 2の外面121がホイール50のハブ51の内側面であるハブ取付面52に重ね 合わされ、その内面122にドラムブレーキ70のドラム71の外面が重ね合わ されており、これによって、ホイールオフセットが適切に調整されている。なお 、ドラム71から突出されている取付ボルト72は、スペーサ本体部12の所定 のボルト挿通孔14やハブ51のボルト挿通孔(図4には図示省略してある)5 6に挿通されてハブ51の外側に突き出され、その突出し部分にナット73がね じ込まれている。
【0016】 こうしてスペーサ10を取り付けると、疑似ディスク部13がドラムブレーキ 70の外側に配備された形になるので、そのドラムブレーキ70が疑似ディスク 部13によって覆い隠され、ホイール50の開口54から内側を見通してもドラ ムブレーキ70は見えず、疑似ディスク部13が見えるだけであることから、見 かけ上は、あたかもディスクブレーキが採用されているかのように見える。
【0017】 図4には、スポーク部53の相互間に開口54が開設されているホイール50 を示してあるけれども、このホイール50は例示であって、本考案のスペーサ1 0と組み合わせて用い得るホイールには、網目模様のようにデザインされたメッ シュタイプのホイールや、タービンの羽根を思わせるようにデザインされたター ビンタイプ、星形に似た星型タイプ、皿状のディッシュタイプといった様々なデ ザインのホイールを採用でき、これらのホイールにもリムで囲まれた部分に内部 を見通せる開口が形成されているので、上記スペーサ10の疑似ディスク部13 が外部から見えるようになる。
【0018】
【考案の効果】
本考案に係るスペーサによれば、ドラムブレーキを採用した構造の自動車であ っても、ホイールの交換に際してホイールオフセットを調整したときに、スペー サとしての本来のホイールオフセット調整機能を損なうことなく、見かけ上はあ たかもその自動車にディスクブレーキが装着されているかのようなデザインを付 与することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るスペーサの正面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】本考案に係るスペーサでホイールオフセットを
調整した事例の概略縦断面図である。
【図4】ホイールを例示した概略斜視図である。
【図5】従来のスペーサの正面図である。
【図6】従来のスペーサでホイールオフセットを調整し
た事例の概略縦断面図である。
【符号の説明】
10 スペーサ(ホイールオフセット調整用スペーサ) 12 スペーサ本体部 13 疑似ディスク部 50 ホイール 51 ハブ 54 開口 70 ドラムブレーキ 71 ドラム S ホイールオフセット

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホイールのハブとそのハブを取り付ける
    ドラムブレーキのドラムとの間に介在されてホイールオ
    フセットを調整するための円板状のスペーサ本体部に、
    このスペーサ本体部の径方向外側へ張り出されてディス
    クブレーキのディスクに似せられた円環状の疑似ディス
    ク部が一体に連設されていることを特徴とするホイール
    オフセット調整用スペーサ。
  2. 【請求項2】 上記疑似ディスク部が、上記ホイールに
    具備された開口に臨む大きさを有していると共に、その
    表面に上記ディスクの表面に似せた金属光沢が付与され
    ている請求項1に記載したホイールオフセット調整用ス
    ペーサ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015083451A (ja) * 2013-09-19 2015-04-30 住友ゴム工業株式会社 X線撮影用ホイール
JP2018059918A (ja) * 2016-10-03 2018-04-12 アクロン・スペシャル・マシナリー・インコーポレイテッドAkron Special Machinery Incorporated タイヤ分析機械での使用のためのテストホイール

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