JP3054906U

JP3054906U - パター

Info

Publication number: JP3054906U
Application number: JP1998004701U
Authority: JP
Inventors: 致聖李
Original assignee: 致聖李
Priority date: 1998-06-12
Filing date: 1998-06-12
Publication date: 1998-12-22
Anticipated expiration: 2004-06-12

Abstract

(57)【要約】【課題】パターのヘッド部が、目標とするものに対し
て正しい位置に構えられているか、またグリーンの傾
斜、芝目を推測するのはプレーヤー自身であり、大変神
経を使うところであるが、年齢，性別，ゴルフの経験に
関係なく、容易にパッティングが行えるよう、目標物に
対するヘッド部の向きや、グリーンの傾斜を手軽に確認
できるパターを提供する。【解決手段】パターのヘッド部先端の一部を切欠した
傾斜部に上面凹状レンズ部を有するプリズムを設け、ま
たゴム製のグリップ部位の開口部には水準器が一体とな
るよう設けられたパターである。【効果】パッティングを行う際にその目標物の位置を
容易に確認でき、それによってパターのヘッド部の向き
を正確に構えることができると同時にグリーンの傾斜角
が容易に分かるため、より正確にパッティングを行うこ
とができる効果がある。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、ゴルフプレーにおいてパッティングに用いるクラブであるパターに関する。

【０００２】

【従来の技術】

一般的に使用されているパターは鉄製であり、グリップ部、シャフト部、ヘッド部により構成されており、シャフトの長さ、ヘッド部の形状などは様々である。そのパターを使用して、グリーンの傾斜、芝目、カップまでの距離など、その時のあらゆる状況を把握して、どのようなラインでボールを転がし、どのくらいの距離感で打ったら良いかを自分で判断、決定し、それに従ってプレーヤーはパッティングを行う。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

その際、ヘッド部をカップあるいは飛球線上など目標とするものに対して正しく構えることは重要であり基本的な要素である。しかし実際には、構えた位置が目標とするものに対して正しい位置かどうかは本人が判断し、また同様に、グリーンの傾斜、芝目はプレーヤー自身が様々な観点から推測するものであり、大変神経を使うところである。本考案は年齢，性別，ゴルフの経験に関係なく、容易にパッティングが行えるよう、目標物に対するヘッド部の向きや、グリーンの傾斜を手軽に確認できるパターを提供する。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は上記課題に応えんとしてなされたものであって、その要旨とするところは、パターのヘッド部先端の一部を切欠した傾斜部に上面に凹状レンズ部を有するプリズムを設け、またゴム製のグリップ部位の開口部には水準器が一体となるように設けられたパターである。

【０００５】

【実施例１】次に本考案を以下実施例について図面を参照にしながら説明する。図１は本考案請求項１の構造を示す斜視図である。パターのヘッド部２先端の一部を切欠した傾斜部３に、上面に凹状レンズ部４を有するプリズム５を設けてある。図３は本考案パターを実際に使用している状態の参考図で、プレーヤーは実際にパッティングを行うとき、目標物、例えばカップに対して、パターが正しい方向に構えられているかどうかをプリズム５にて確認できる。またこのとき、パターのヘッド部２先端の一部を切欠した傾斜部３に設けられたプリズム５上面の凹状レンズ部４は、光線を分散させる機能所謂拡大機能を有する凹状のため、目標とする対象物がたとえ遠方にあったとしても、プレーヤーは容易に目標物の位置を確認できる。

【０００６】

【実施例２】図４は本考案請求項２の構造を示す斜視図である。パターのゴム製のグリップ部位１ｂ開口部６に水準器７をパターと一体となるよう設けてある。このパターを水準器７が上方を向くようグリーン上にねかせると、非常にわかりにくい微妙な傾斜のグリーンであっても水準器７が傾斜角を指示するためどのようなラインでボールを打つかの判断がし易くなり、パッテングが容易となる。また、本考案のパターは、ゴム製のグリップ部位１ｂ開口部６に水準器７を恒常的に取付けているため、水準器を持ち歩いたり、必要な時のみ取付けたり、取外すといった作業が省ける。

【０００７】

【考案の効果】

パターの構える位置やグリーンの傾斜などは、従来プレーヤー自身が判断していたため誤りも多く、パッティングを難しいものとしていたが、本考案のパターは上述のようであるから、パッティングを行う際にその目標物の位置を容易に確認でき、それによってパターのヘッド部の向きを正確に構えることができる。また、既に水準器がパターの取付けてあるため、取付け、取外しといった作業もなくグリーンの傾斜角が容易に分かり、どのようなラインでボールを打つかを判断し易くなり、より正確にパッティングを行うことができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案請求項１の斜視図である。

【図２】図１のＡ−Ａ断面図である。

【図３】本考案を実際に使用した状態の参考図である。

【図４】本考案請求項２の斜視図である。

【図５】図４のＢ−Ｂ断面図である。

【符号の説明】

１ａシャフト１ｂゴム製のグリップ部位２ヘッド部３傾斜部４凹状レンズ部５プリズム６開口部７水準器

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】パターのヘッド部先端の一部を切欠した
傾斜部に、上面に凹状レンズ部を有するプリズムが設け
られたパター。
【請求項２】ゴム製のグリップ部位の開口部に設けら
れた水準器と一体となるパター。