JP3053736U - 防寒用帽子 - Google Patents

防寒用帽子

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JP3053736U
JP3053736U JP1998003411U JP341198U JP3053736U JP 3053736 U JP3053736 U JP 3053736U JP 1998003411 U JP1998003411 U JP 1998003411U JP 341198 U JP341198 U JP 341198U JP 3053736 U JP3053736 U JP 3053736U
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裕 栗原
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株式会社栗原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 歩行中に凍結面でスリップして転倒し、後頭
部を打撲しても、後頭部を保護してその衝撃力を効果的
に吸収し、大きな打撲傷を防止し得る防寒用防止を提供
する。 【解決手段】 毛糸を編組してなる帽体1の下周縁部を
上方に折り返して帽体1の下部に内外周縁部1a、1bを形
成し、この内外周縁部1a、1b間における後頭部側に、E
VA樹脂材31と衝撃吸収材32との積層物からなる矩形状
の緩衝板片3Aを複数枚、並列状態で袋3B内に収納してな
る帯状緩衝材3を内装して面ファスナーによって着脱自
在に装着し、帽体1の内外周縁部1a、1bとこの帯状緩衝
材3とによって転倒時に後頭部が打撲した際の衝撃力を
吸収する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、歩行中等に滑って後頭部を打った時に、その衝撃力を吸収して後頭 部を保護することができる防寒用帽子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、凍結している道路を歩行中に滑ると、頭部に挫傷や打撲傷等の損傷 を受けることがあり、特に、凍結でのスリップ時には後方に倒れて後頭部を直接 打ち、大怪我をしたり、時には脳しんとうや脳挫傷などの人命にかかわる打撲を 受けることがある。一般に、頭部を保護する帽子としては、土木の作業現場や単 車を運転する際に着用するヘルメットが知られているが、冬季において道路を歩 行する際にはこのようなヘルメットの着用は行われなく、通常、毛糸で編組した 防寒帽子が広く着用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このような毛糸で編組した防寒帽子によれば、その下周縁部を上方に折り返し て内外二重の周縁部に形成した状態で着用するので、この周縁部によって転倒時 に頭部が受ける衝撃力を吸収、緩和することができるが、凍結面での転倒は瞬間 的に発生して、特に後方へ転倒する場合が多く、この場合には先に手で支えるこ となどは出来ずに後頭部が直接、地面等に強く衝突して上記のような帽子の内外 二重の周縁部のみでは、大きな怪我を防止することができない場合が生じるとい う問題点があった。
【0004】 本考案はこのような問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは 冬季において歩行中等に凍結面で滑って後頭部を打った際に、後頭部が強く打撲 するのを防止して後頭部の損傷を極力少なくすることができる防寒用帽子を提供 するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案の防寒用帽子は、毛糸によって編組された帽 体の下周縁部を上方に折り返して帽体の下端周縁部を内外周縁部に形成し、この 内外周縁部の対向面間によって形成された上向き開口の隙間部における帽体の後 頭部側に柔軟な帯状緩衝材を取り外し可能に挿入、挟持させた構造としている。
【0006】 また、上記防寒用帽子において、請求項2に係る考案は、EVA樹脂材と衝撃 吸収材とを積層接着してなる矩形状の緩衝板片を帯状袋内に並列状態で配設、固 定することによって上記帯状緩衝材を構成し、この帯状緩衝材の上記衝撃吸収材 を頭部側に向けて該帯状緩衝材を上記帽体の後頭部側の隙間部内に挿入、介在さ せると共に、この帯状緩衝材の上記帯状袋の長さ方向の中央部表裏面と上記帽体 の内外周縁部の後頭部側対向面とに互いに係脱する面ファスナーを縫着している ことを特徴としている。
【0007】
【作用】
上記のように構成したので、冬季においてこの防寒用帽子を着用し、凍結面で 滑って後頭部を打った時に、帽体の下端部の内外周縁部と共にこの内外周縁部の 対向面間に挿入、挟持している帯状緩衝材によって後頭部に作用する衝撃力を吸 収して後頭部が大きな打撲傷を受けるのを防止する。
【0008】 さらに、緩衝材は帯状であって柔軟性を有し且つ帽体の下周縁部を上方に折り 返すことによって形成された内外周縁部間に挿入されているので、外観は通常の 防寒用帽子と全く変わらず、体裁よく且つ頭部に何等の違和感を与えることなく 着用し得ると共に、帯状緩衝材を内外周縁部間から取り出すことによって通常の 防寒用帽子として着用でき、その上、洗濯等も容易となる。
【0009】 また、請求項2に係る考案によれば帯状緩衝材を、EVA樹脂材と衝撃吸収材 とを積層接着してなる矩形状の緩衝板片を帯状袋内に並列状態で配設、固定する ことにより構成しているから、製作が容易で且つ帽体の上記内外周縁部間の隙間 内に良好な馴染み性でもって挿入しておくことができ、その上、衝撃吸収材を頭 部側に向けた状態で帯状緩衝材を帽体における後頭部側の内外周縁部間内に介在 させているものであるから、後頭部に作用する衝撃力を効果的に緩衝し得る。
【0010】 さらに、帯状緩衝材の長さ方向の中央部表裏面と上記帽体の内外周縁部の後頭 部側対向面とに互いに係脱する面ファスナーを縫着しているので、帯状緩衝材を 帽体の内外周縁部間に確実に配設しておくことができるばかりでなく、これらの 面ファスナーを介して帽体の外側周縁部が内側周縁部に対して常に一定高さの重 なり幅に保持され、形崩れの生じない安定した形態を維持することができる。
【0011】
【考案の実施の形態】
本考案の実施例を図面について説明すると、図1乃至図4において、1は毛糸 を厚めに編組することによって形成された防寒用の帽体で、その下周縁部を下端 から適宜長さだけ上方に折り返して該折り返した周縁部を所定高さの外側周縁部 1aとし、この外側周縁部1aによって被覆された帽体1の下部を内側周縁部1bとし てこれらの内外周縁部1a、1bの対向面間で上向きに開口した隙間部2を形成して いる。
【0012】 3は横長長方形状の柔軟な帯状緩衝材で、その縦幅を上記帽体1の内外周縁部 1a、1bの高さよりも僅かに小さく且つ横幅を後頭部Aを被覆し得る長さに形成し てあり、上記内外周縁部1a、1b間の隙間部2に取り出し自在に挿入して内外周縁 部1a、1bの対向面により挟持させている。
【0013】 この帯状緩衝材3は図5、図6に示すように、厚さが2〜5mm程度の矩形板形 状のEVA樹脂材31と同一厚さ、同一形状の発泡合成樹脂からなる衝撃吸収材32 とを積層接着してなる矩形状の緩衝板片3Aを複数枚、横長長方形の帯状袋3B内に 横方向に並列させた状態で配設、収納し、帯状袋3Bの周縁を縫着すると共に隣接 する緩衝板片3A、3A間の帯状袋3Bの表裏面間を縫着することによって帯状袋3B内 に複数枚の緩衝板片3Aを上下左右に妄動不能に固定してなるものである。なお、 全ての緩衝板片3AはそのEVA樹脂材31を一面側に、衝撃吸収材32を他面側に向 けて帯状袋3B内に並列状態で収納されている。
【0014】 上記帯状緩衝材3の帯状袋3Bにおける長さ方向の中央部表裏面には、雌雄面フ ァスナー4A、4Bをそれぞれ縫着している一方、上記帽体1の内外周縁部1a、1bの 後頭部側における対向面中央部に上記雌雄面ファスナー4A、4Bに係脱する雌雄面 ファスナー5A、5Bをそれぞれ縫着している。
【0015】 このように構成した防寒用帽子は、冬季において地面が凍結している場合に帯 状緩衝材3を帽体1の後頭部A内に収納、装着した状態にして着用する。帯状緩 衝材3を帽体1の後頭部A側に装着するには、帽体1の下部における外周縁部1a を図1に示すように下方に展開させて雌雄面ファスナー5A、5Bを露出させ、外周 縁部1aによって被覆されていた内周縁部1bにおける後面側に帯状緩衝材3を沿わ せて内周縁部1bに縫着している面ファスナー5Aに帯状緩衝材3の対向面に縫着し ている面ファスナー4Bを係止させる。
【0016】 この時、帽体1の内周縁部1bに縫着している面ファスナー5Aが雄の場合、帯状 緩衝材3の面ファスナー4Bが該雄面ファスナー5Aに係止し得る雌面ファスナーで あるから、帯状緩衝材3の帯状袋3B内に収納している緩衝板片3Aにおける衝撃吸 収材32を雌面ファスナー4B側に向けておくことによって帯状緩衝材3を内外周縁 部1a、1b間に介在させた時には、必ず、緩衝板片3Aにおける衝撃吸収材32を後頭 部A側に向けた状態となるように装着することができる。
【0017】 帯状緩衝材3を面ファスナー5Aに係止させたのち、下方に展開している外周縁 部1aを上方に折り返して内周縁部1b上に重ね合わせ、該外周縁部1aに縫着してい る面ファスナー5Bを帯状緩衝材3の外面側に縫着している面ファスナー4Bに係止 させる。この状態においては、帯状緩衝材3の内外面に縫着している面ファスナ ー4A、4Bと帽体1の内外周縁部1a、1bの対向面間に縫着している面ファスナー5A 、5Bとの係止によって帯状緩衝材3が上下左右に妄動することなく内外周縁部1a 、1b間の隙間2の所定部位に確実に収納しておくことができるばかりでなく、帽 体1の外周縁部1aが下方にずれたり形崩れを生じることなく一定の高さでもって 帯状緩衝材3を被覆しておくことができると共に良好な外観を保持し得るもので ある。
【0018】 このように帽体1の後頭部A側に帯状緩衝材3を装着した状態で着用し、歩行 中等において凍結面でスリップして後頭部Aを打撲しても、帽体1の内外周縁部 1a、1bと帯状緩衝材3とによって後頭部Aを保護すると共に帯状緩衝材3で打撲 した時の衝撃力を吸収し、後頭部Aが大き打撲傷を受けるのを防止するものであ る。
【0019】
【考案の効果】
以上のように本考案の防寒用防止によれば、毛糸によって編組された帽体1の 下周縁部を上方に折り返して帽体1の下端周縁部を内外周縁部1a、1bに形成し、 この内外周縁部1a、1bの対向面間によって形成された上向き開口の隙間部2にお ける帽体1の後頭部側に柔軟な帯状緩衝材3を取り外し可能に挿入、挟持させて いるので、歩行中等において凍結面で滑って後頭部を打撲しても、帽体1の下端 部の内外周縁部1a、1bと共にこの内外周縁部1a、1bの対向面間に挿入、挟持して いる帯状緩衝材3によって後頭部に作用する衝撃力を吸収して後頭部が大きな打 撲傷を受けるのを防止することができる。
【0020】 さらに、緩衝材3は帯状であって柔軟性を有し且つ帽体の下周縁部を上方に折 り返すことによって形成された帽体1の内外周縁部1a、1b間に挿入されているの で、外観は通常の防寒用帽子と全く変わらず、体裁よく且つ頭部に何等の違和感 を与えることなく着用し得ると共に、帯状緩衝材3を内外周縁部1a、1b間から取 り出すことによって通常の防寒用帽子として着用することができ、その上、洗濯 等も容易に行えるものである。
【0021】 また、請求項2に係る考案によれば帯状緩衝材3を、EVA樹脂材31と衝撃吸 収材32とを積層接着してなる矩形状の緩衝板片3Aを帯状袋3B内に並列状態で配設 、固定することにより構成しているから、製作が容易で安価に提供することがで きると共に帽体1の上記内外周縁部1a、1b間の隙間部2内に帯状緩衝材3を良好 な馴染み性でもって挿入しておくことができ、その上、衝撃吸収材32を後頭部側 に向けた状態でこの帯状緩衝材3を帽体における後頭部側の内外周縁部1a、1b間 内に挿入しているので、後頭部に作用する衝撃力を該後頭部に直接的に接触する 帽体1の内周縁部1bと該衝撃吸収材32とによって柔らかく伝達して後頭部の損傷 を極力防止しながら効果的に緩衝することができる。
【0022】 さらに、帯状緩衝材3の長さ方向の中央部表裏面と上記帽体1の内外周縁部1a 、1bの後頭部側対向面とに互いに係脱する面ファスナー4A、4B、5A、5Bを縫着し ているので、帽体1の内外周縁部1a、1b間に帯状緩衝材3を確実に配設しておく ことができるばかりでなく、これらの面ファスナーを介して帽体1の外側周縁部 1aを内側周縁部1bに対して常に一定高さの重なり幅に保持しておくことができ、 形崩れの生じない安定した形態を維持して体裁よく着用することができる等の実 用的効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】帽体の下周縁部を下方に展開させた状態の背面
図、
【図2】帯状緩衝材を装着した状態の背面図、
【図3】着用した状態の一部切欠斜視図、
【図4】その一部切欠側面図、
【図5】帯状緩衝材の正面図、
【図6】その一部拡大横断面図、
【図7】転倒した状態の簡略側面図。
【符号の説明】
1 帽体 1a、1b 内外周縁部 2 隙間部 3 帯状緩衝材 3A 緩衝板片 3B 帯状袋 4A、4B、5A、5B 面ファスナー

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 毛糸によって編組された帽体1の下周縁
    部を上方に折り返して帽体1の下端周縁部を内外周縁部
    1a、1bに形成し、この内外周縁部1a、1bの対向面間によ
    って形成された上向き開口の隙間部2における帽体1の
    後頭部側に柔軟な帯状緩衝材3を取り外し可能に挿入、
    挟持させていることを特徴とする防寒用帽子。
  2. 【請求項2】 帯状緩衝材3はEVA樹脂材31と衝撃吸
    収材32とを積層接着してなる矩形状の緩衝板片3Aを帯状
    袋3B内に並列状態で配設、固定されてなり、この帯状緩
    衝材3の上記衝撃吸収材32を頭部側に向けて該帯状緩衝
    材3を上記帽体1の後頭部側の隙間部2内に挿入、介在
    させると共に、この帯状緩衝材3の上記帯状袋3Bの長さ
    方向の中央部表裏面と上記帽体1の内外周縁部1a、1bの
    後頭部側対向面とに互いに係脱する雌雄面ファスナー4
    A、4B及び5A、5Bをそれぞれ縫着していることを特徴と
    する請求項1に記載の防寒用帽子。
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