JP3053521U - 軽量薄型ライト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】偏平薄型の筐体１に、電源となるリチウム
ポリマーカード電池２と、前記筐体１外部からの操作で
前記電源をオン・オフするスイッチ３と、前記電源がオ
ンのときに発光する発光体４とを備える。筐体１にクリ
ップ５を付設する。筐体１に吊り下げ孔を形成しておく
とよい。 【効果】リチウムポリマーカード電池２は0.5 mm程度の
きわめて薄いものであるから、照明器具全体の厚みをき
わめて薄くすることができ、いわゆるクレジットカード
感覚で使用することができる。筐体１にクリップ５が付
設されていると、衣服のポケットやハンドバッグ等の内
ポケットに引っ掛けて収納しておくことができるので、
携行に最適である。筐体１に吊り下げ孔が形成されてい
ると、携帯電話やバッグに吊り下げて携行するのに便利
である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、携行に便利な軽量薄型照明器具の改良に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

ポケットやバッグに入れて携行したり、あるいは、携帯電話やバッグに吊り下 げて携行し得る軽量薄型の照明器具として、従来、種々のものが開発されている が、いずれのものもボタン電池が電源として用いられているのが普通である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところが、従来から用いられているボタン電池は、最も薄いものでも1.4 mm程 度の厚みがある。従って、これらを収納している筐体を可能な限り薄くしたとし ても、照明器具全体としては必ずしも薄型であるとは言いがたい。 本考案は、ボタン電池を用いた場合よりもさらに薄くなるように工夫したもの である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案では、電源としてボタン電池を用いずにリチウムポリマーカード電池２ を用いる。そして、偏平薄型の筐体１にこのリチウムポリマーカード電池２を収 納するとともに、前記筐体１外部からの操作で前記電源をオン・オフするスイッ チ３と、前記電源がオンのときに発光する発光体４とを筐体１に備えたものであ る。

【０００５】 本考案で用いられるリチウムポリマーカード電池２は、0.5 mm程度のきわめて 薄いものであり、これらを収納する筐体１をそれだけ薄いものとすることができ る。従って、照明器具全体としてきわめて薄いものとすることができ、いわゆる クレジットカード感覚で使用することができる。 筐体１の外部からスイッチ３を操作してオンにすると、発光体４が点灯して照 明器具として機能する。逆に、スイッチ３をオフにすると、発光体４を消灯する ことができる。

【０００６】 筐体１にクリップ５が付設されていることが望ましい。筐体１にクリップ５が 付設されていると、衣服のポケットやハンドバッグ等の内ポケットに引っ掛けて 収納しておくことができ、携行に最適である。

【０００７】

【考案の実施の形態】

本考案の軽量薄型ライトの最も好ましい実施の形態を、図面に基いて詳細に説 明する。 図面符号１は、着色あるいは透明のプラスチック、あるいは、所定の硬さのあ る紙、薄い木などからなる偏平な超軽量薄型の中空状筐体であり、中空状のこの 筐体１内に、電源となるリチウムポリマーカード電池２とスイッチ３と発光体４ とが収納されている。 リチウムポリマーカード電池２とスイッチ３とは配線６で、また、リチウムポ リマーカード電池２と発光体４とは配線７で、さらに、スイッチ３と発光体４と は配線８でそれぞれ電気的に接続されている。従って、前記筐体１外部からの操 作で電源となるリチウムポリマーカード電池２をオン・オフすることができ、そ れによって発光体４を点灯させたり、消灯することができる。 なお、図示はしないが、リチウムポリマーカード電池２や発光体４の端子が接 触する部分を絶縁被覆カバーで保護するものとする。

【０００８】 リチウムポリマーカード電池２は上述したように0.5 mm程度のきわめて薄いも のである。従って、筐体１の素材の厚みと筐体１全体の厚みとを考慮することに よって、照明器具全体の厚みをきわめて薄くすることができ、いわゆるクレジッ トカード感覚で使用することが可能である。ちなみに、試作段階においては照明 器具全体の厚みを2.5 mm程度にすることが可能である。 また、リチウムポリマーカード電池２は使い捨て可能なものであるから、消耗 後は本照明器具を燃えないごみとして捨てることができる。消耗後のリチウムポ リマーカード電池２が交換可能に設計されている場合には、新品あるいは充電済 みのリチウムポリマーカード電池と交換して本ライトを再使用することも可能で ある。 また、リチウムポリマーカード電池２は0.5 ｇ程度と超軽量であるから、本照 明器具全体の重さを超軽量とすることができる。

【０００９】 スイッチ３はスライド式のマイクロスイッチとすることができる。スイッチ３ をこの形式のものにした場合には、筐体１の外側からこれをスライド操作するこ とができるように、その一部を筐体１から突出させておくとよい。また、このス イッチ３に入切スイッチ９を付設しておけば、不使用時にスイッチ３がオンとな ることを防止することができる。

【００１０】 光源である発光体４として、発光ダイオード（ＬＥＤ）あるいはマイクロライ トのような超小型のものを用いることができる。光源の強さは0.2 ルーメン程度 でも充分であると思われるが、暗くて使いにくい場合にはもう少し強くすること もできる。 なお、図示例では、筐体１を投光性を有する材質からなるものとし、その筐体 １内に発光体４を配置した場合が例示されているが、発光体４を筐体１の外に配 置してもよい。この場合には、筐体１をあえて投光性を有する材質とすることを 要しない。

【００１１】 また、筐体１を投光性を有する材質からなるものとし、この筐体１に数個の発 光ダイオード（ＬＥＤ）を装備して筐体１全体を光らせるようにするとよい。こ のようにすると、本ライトを夜間の安全灯としたり、ファッションの一部として 使用することができる。この場合には、使用する発光ダイオード（ＬＥＤ）を点 滅型としてもよい。

【００１２】 図１に示すように、筐体１にはクリップ５を付設しておくとよい。筐体１にク リップ５が付設されていると、衣服のポケットやハンドバッグ等の内ポケットに 引っ掛けて収納しておくことができ、携行に最適である。 筐体１がプラスチック製の場合には、筐体１とともにクリップ５を一体成型に よりきわめて簡単に形成することができ、また、コストの面でも有利である。

【００１３】 また、図２に示すように、筐体１に、例えば、筐体１のコーナー部分に吊り下 げ孔１ａを形成しておくとよい。筐体１に吊り下げ孔１ａが形成されていると、 本ライトを携帯電話やバッグに吊り下げて携行する場合に便利である。

【００１４】

【考案の効果】

請求項１記載の考案によれば、照明器具全体の厚みをきわめて薄くすることが でき、いわゆるクレジットカード感覚で使用することができる効果がある。

【００１５】 請求項２記載の考案によれば、衣服のポケットやハンドバッグ等の内ポケット に引っ掛けて収納しておくことができるので、携行に最適であるという効果があ る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案による軽量薄型ライトの一例を示す拡大
縦断面図である。

【図２】筐体に吊り下げ孔を形成した場合の一例を示す
平面図で、筐体の一部を切り欠いて示す。

【符号の説明】

１─筐体、１ａ─吊り下げ孔、２─リチウムポリマーカ
ード電池、３─スイッチ、４─発光体、５─クリップ。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】偏平薄型の筐体１に、電源となるリチウム
   ポリマーカード電池２と、前記筐体１外部からの操作で
   前記電源をオン・オフするスイッチ３と、前記電源がオ
   ンのときに発光する発光体４とを備えたことを特徴とす
   る軽量薄型ライト。
2. 【請求項２】筐体１にクリップ５を付設したことを特徴
   とする請求項１記載の軽量薄型ライト。