JP3053313U - 低温貯蔵装置 - Google Patents
低温貯蔵装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 貯蔵物の鮮度を長期間保持でき、水槽内の保
存液が容易に交換できる低温貯蔵装置を提供する。 【解決手段】 低温貯蔵室A内に1以上の水槽1が設け
られており、水槽の底部には、鮮度保持用の保存液を供
給及び排水可能な給排水口2と、該底部を貫通して上方
に向かって突出し、その上端の位置が変えられる筒状の
水深調整器3が設けられており、給排水口には、水槽内
への保存液供給用の給水流路4と、保存液交換時に水槽
内の保存液を排出するための第1排水流路5とが接続さ
れており、第1排水流路には、保存液排出用の排水用弁
6が設けられており、第1排水流路が、水深調整器から
の保存液を排出するための第2排水流路7と合流してい
る。この際、2以上の水槽を異なる設置高さとなるよう
にして設け、上方側に位置する水槽の水深調整器から排
出された保存液が、下方側の水槽の給排水口に供給され
る構造としても良い。
存液が容易に交換できる低温貯蔵装置を提供する。 【解決手段】 低温貯蔵室A内に1以上の水槽1が設け
られており、水槽の底部には、鮮度保持用の保存液を供
給及び排水可能な給排水口2と、該底部を貫通して上方
に向かって突出し、その上端の位置が変えられる筒状の
水深調整器3が設けられており、給排水口には、水槽内
への保存液供給用の給水流路4と、保存液交換時に水槽
内の保存液を排出するための第1排水流路5とが接続さ
れており、第1排水流路には、保存液排出用の排水用弁
6が設けられており、第1排水流路が、水深調整器から
の保存液を排出するための第2排水流路7と合流してい
る。この際、2以上の水槽を異なる設置高さとなるよう
にして設け、上方側に位置する水槽の水深調整器から排
出された保存液が、下方側の水槽の給排水口に供給され
る構造としても良い。
Description
【0001】
本考案は、貯蔵物の鮮度を保持させるに適した保存液(貯蔵溶液)を供給しな がら貯蔵を行うことができ、又、この保存液を容易に交換することが可能な構造 を有した低温貯蔵装置に関するものである。
【0002】
これまで、葉野菜や花などを低温貯蔵庫で冷蔵保存することが広く行われてき ており、根や茎など一部を保存液に浸漬した状態で冷蔵保存すると、貯蔵期間が 長くなることが知られている。しかしながら、これまでに使用されてきている低 温貯蔵庫は、保存液を循環させる機構を有していないために、保存液が古くなっ てくると鮮度の低下が生じるという問題があり、又、保存液を交換する場合には 貯蔵物を一度、装置の外へ出す必要があり、保存液の交換を容易に行うことがで きないという問題点があった。
【0003】
本考案の課題は、上述の問題点を解決し、貯蔵物の鮮度を長期間に渡って保持 することができ、貯蔵物を装置の外へ出すことなく、水槽内の保存液が容易に交 換できる構造の低温貯蔵装置を提供することにある。 又、本考案は、複数の水槽を上下に配置した多段構造とすることによって低温 貯蔵装置内の空間を有効に利用でき、新しい保存液が上方の水槽から下方の水槽 へ順次供給されることによって、貯蔵物の保存性を一層高めることが可能な多段 式の低温貯蔵装置を提供することにある。
【0004】
本考案の低温貯蔵装置は、貯蔵物の鮮度を保持したままで低温貯蔵を行うため の装置であって、上記装置における低温貯蔵室A内には、1以上の水槽1が設け られており、上記水槽1の底部には、鮮度保持用の保存液を供給及び排水可能な 給排水口2と、該底部を貫通して上方に向かって突出し、その上端の位置が任意 に変えられる筒状の水深調整器3が設けられており、上記給排水口2には、上記 水槽1内へ保存液を供給するための給水流路4と、保存液交換時に上記水槽1内 の保存液を排出するために使用される第1排水流路5とが接続されており、上記 第1排水流路5には、上記水槽1から保存液を排出するための排水用弁6が設け られており、上記第1排水流路5が、上記水深調整器3の上端を越える保存液を 排出するための第2排水流路7と合流していることを特徴とする。
【0005】 又、本考案は、上記構造の低温貯蔵装置において、2以上の上記水槽1a、1 b、- - - が、異なる設置高さとなるようにして設けられており、最も上方に位 置する水槽1aの給排水口2には、実質的にU字状に曲がった管状トラップ8a を経て上記保存液が供給され、上方側に位置する水槽の水深調整器3から排出さ れた保存液が、下方側に位置する水槽の給排水口2へ供給され、最も下方に位置 する水槽から排出された保存液が、実質的にU字状に曲がった管状トラップ8b を経て、装置の外部へ排出される構造であることを特徴とする。 更に本考案は、上記構造の低温貯蔵装置において、上記水槽1内に任意形状の 容器9が1以上入れられており、上記容器9の底部側に、上記保存液が該容器9 内に侵入し得る孔10が設けられていることを特徴とするものでもある。
【0006】
まず、本考案の低温貯蔵装置の好ましい具体例を図面に示し、本考案を説明す るが、本考案は、図面に例示したものに限定されるものではない。図1は、本考 案の低温貯蔵装置(1段式)の好ましい一例における内部構造を示す図であり、 図2は、本考案の低温貯蔵装置(多段式)の構成を示す図であり、2段式のもの が実線で示されており、点線の構造を含むものが3段式の本装置であるが、低温 貯蔵室については図示されていない。
【0007】 図1に示されるように、本考案の低温貯蔵装置には、室内の温度を所定温度に 制御可能な構造を有する低温貯蔵室Aの内部に水槽1が設けられており、この水 槽1の底部には、貯蔵物の鮮度を維持させるための保存液の供給が行え、かつ該 保存液の排水が行える給排水口2が設けられている。そして、この水槽1の底部 には更に、該底部を貫通して上方に向かって突出した筒状の水深調整器3が設け られており、この水深調整器3は、貯蔵物に応じて、その上端から水槽1の底面 までの距離が任意に調節できる構造を有しており、保存液を供給した際の水深は 適宜選択できる。本考案における水深調整器3としては、図1のような二重の筒 状構造を有し、一方の筒状体が上下方向(水槽1の底面に対して垂直な方向)に スライド可能なものが好ましいが、これに限定されるものではない。
【0008】 又、本考案の低温貯蔵装置にあっては、図1に示されるようにして、上記の給 排水口2に、水槽1内へ保存液を供給するための給水流路4と、保存液交換時に 水槽1内の保存液を外部へ排出するための第1排水流路5とが接続されており、 第1排水流路5には、保存液交換時に水槽1から保存液を排出するための排水用 弁6が設けられており、第1排水流路5は、水深調整器3の上端を越える保存液 を排出するための第2排水流路7と合流している。 尚、この排水用弁6は、保存液を排出する時以外は閉状態であり、図1では、 給水流路4を経て保存液が水槽1内に供給され、水深調整器3からオーバーフロ ーした保存液が第2排水流路7を経て排出される際の保存液の流れが実線の矢印 で示されており、又、保存液交換時において、排水用弁6が開状態とされ、水槽 1の給排水口2から保存液が排出される際の保存液の流れが点線の矢印で示され ている。本考案では、図1に示されている装置において、点線で囲まれている部 分を1ユニットとして構成し、このようなユニット(水槽ユニット)がそれぞれ 独立した状態で、脱着ソケット11により装置内に取り付けられる構造としても 良く、この場合には、水槽1の取り外しが行えるので非常に便利である。
【0009】 このようにして、本考案の装置の場合には、水槽1への保存液の循環及び交換 を任意に選択して行うことができるので、保存液を連続的に又は一定期間ごとに 水槽1内に供給することにより、貯蔵物の鮮度を長期間に渡って保持することが できる。又、保存液の供給と排水用弁6の開閉を制御することによって、水槽1 内の保存液の交換を容易に行うことができる。
【0010】 又、本考案の低温貯蔵装置は、図2に示されるような、多段式のものであって も良く、この場合には、2以上の水槽1a、1b、- - - が、異なる設置高さと なるようにして装置内に設けられ、最も上方に位置する水槽1aの給排水口2に は、実質的にU字状に曲がった管状トラップ8aを経て保存液が供給され、上方 側に位置する水槽の水深調整器3から排出された保存液が、順次、下方側に位置 する水槽の給排水口2側へ供給され、最も下方に位置する水槽から排出された保 存液については、実質的にU字状に曲がった管状トラップ8bを経て、装置の外 部へ排出される。本考案では、図2に示されるように、上の段にある水槽からオ ーバーフローした保存液が流れる第2排水流路を、次の段の給水流路4に接続す ることによって、装置内の配管を少なくすることが可能である。 尚、本考案の装置における管状トラップ8a、8bについては、図1のような 形状であっても、図2のような形状であっても良く、管状トラップ8a、8bを 設けることによって、密閉された状態で低温貯蔵を行う本装置内における保存液 以外の出入りを防止できるという利点が得られる。
【0011】 上述の、2以上の水槽1を有する本装置の場合、キャスターが取り付けられた ワゴンに、水槽が間隔をあけた状態で上下に配置された構造とすることが好まし く、これにより、装置内の空間を効率的に利用することができる。ただし、この 場合には、ワゴンの出し入れができるように、伸縮性を有する管(例えばホース )を用いて水槽ユニットを接続することが必要であるが、ワゴンによって複数の 水槽が一度に引き出すことができ、貯蔵物の出し入れも容易に行える。
【0012】 更に、本考案では、貯蔵物が保存液に浸漬した状態で効率良く貯蔵できるよう に、図1に示されるような、底部側に孔(通水用穴)10が設けられた容器9を 水槽1内に入れて使用することが好ましく、この容器9の形状は特に限定される ものではなく、貯蔵物が整理された状態で収容できるものであれば良い。又、孔 10も、容器9を水槽1に入れた際に保存液が容器9の内部に侵入し得るもので あれば良く、容器9は、底面に金網が取り付けられたバケツであっても良い。 図1に示されるような構造の容器9が水槽1内に入れられた構造の本考案の装 置の場合には、水槽1内に仕切り板などが設けられていないために、貯蔵物を出 し入れする際の作業効率が非常に良好である。
【0013】
図1に示される内部構造を有する本考案の低温貯蔵装置を作製して、市販の生 花保存用保存液を連続的に供給して低温貯蔵を行ったところ、従来の生花保存用 貯蔵庫(保存液が供給されない構造のもの)を用いて貯蔵を行った場合に比べて 、生花の鮮度保持性能が優れていることが確認された。
【0014】
本考案の低温貯蔵装置の場合には、新しい保存液が水槽内に供給され、古くな った保存液が排出される構造であるので、貯蔵物の鮮度を長期間保持したまま貯 蔵を行うことができる。又、複数の水槽を有する本考案の装置の場合には、再使 用可能な保存液は順次、下の段の水槽で再使用され効率的である。
【図1】本考案の低温貯蔵装置(1段式)の好ましい一
例における内部構造を示す図である。
例における内部構造を示す図である。
【図2】本考案の低温貯蔵装置(多段式)の構成を示す
図であり、2段式のものが実線で示されており、点線の
構造を含むものが3段式の本装置である。
図であり、2段式のものが実線で示されており、点線の
構造を含むものが3段式の本装置である。
A 低温貯蔵室 1、1a、1b、1c 水槽 2 給排水口 3 水深調整器 4 給水流路 5 第1排水流路 6 排水制御弁 7 第2排水流路 8a、8b 管状トラップ 9 容器 10 孔
Claims (3)
- 【請求項1】 貯蔵物の鮮度を保持したままで低温貯蔵
を行うための装置であって、上記装置における低温貯蔵
室A内には、1以上の水槽1が設けられており、上記水
槽1の底部には、鮮度保持用の保存液を供給及び排水可
能な給排水口2と、該底部を貫通して上方に向かって突
出し、その上端の位置が任意に変えられる筒状の水深調
整器3が設けられており、上記給排水口2には、上記水
槽1内へ保存液を供給するための給水流路4と、保存液
交換時に上記水槽1内の保存液を排出するために使用さ
れる第1排水流路5とが接続されており、上記第1排水
流路5には、上記水槽1から保存液を排出するための排
水用弁6が設けられており、上記第1排水流路5が、上
記水深調整器3の上端を越える保存液を排出するための
第2排水流路7と合流していることを特徴とする低温貯
蔵装置。 - 【請求項2】 2以上の上記水槽1a、1b、- - -
が、異なる設置高さとなるようにして設けられており、
最も上方に位置する水槽1aの給排水口2には、実質的
にU字状に曲がった管状トラップ8aを経て上記保存液
が供給され、上方側に位置する水槽の水深調整器3から
排出された保存液が、下方側に位置する水槽の給排水口
2へ供給され、最も下方に位置する水槽から排出された
保存液が、実質的にU字状に曲がった管状トラップ8b
を経て、装置の外部へ排出される構造であることを特徴
とする請求項1記載の低温貯蔵装置。 - 【請求項3】 上記水槽1内に任意形状の容器9が1以
上入れられており、上記容器9の底部側に、上記保存液
が該容器9内に侵入し得る孔10が設けられていること
を特徴とする請求項1記載の低温貯蔵装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998003038U JP3053313U (ja) | 1998-04-17 | 1998-04-17 | 低温貯蔵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998003038U JP3053313U (ja) | 1998-04-17 | 1998-04-17 | 低温貯蔵装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3053313U true JP3053313U (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=43187400
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1998003038U Expired - Lifetime JP3053313U (ja) | 1998-04-17 | 1998-04-17 | 低温貯蔵装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3053313U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0540016U (ja) * | 1991-11-05 | 1993-05-28 | 西川ゴム工業株式会社 | ウエザーストリツプ |
-
1998
- 1998-04-17 JP JP1998003038U patent/JP3053313U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0540016U (ja) * | 1991-11-05 | 1993-05-28 | 西川ゴム工業株式会社 | ウエザーストリツプ |
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