JP3052576U

JP3052576U - 広告媒体としての利用もできる不快感を取る為の紙製携帯用使い捨てスリッパシートカバー

Info

Publication number: JP3052576U
Application number: JP1997009431U
Authority: JP
Inventors: 雅則土田
Original assignee: 雅則土田; 堀本孝
Priority date: 1997-09-16
Filing date: 1997-09-16
Publication date: 1998-09-29
Anticipated expiration: 2003-09-16

Abstract

(57)【要約】（修正有）【課題】従来考案されている紙製スリツパカバーより、
材質面や制作の工程の簡素化などを考え、また広告媒体
としての活用を可能にしたため、大変底コストで制作で
き、他人が使用した後のスリッパを使用する際の不快感
を取り除き、尚且つ広告宣伝の訴求効果を上げれるよう
に考案した。【解決手段】既存の紙をスリッパの形に一枚物になるよ
うに断裁し、（１）（２）（３）の折り目を入れ、
（５）に広告を印刷してスリッパに装着する。また三つ
折りにして、広告印刷物と一緒にビニールに入れて広告
媒体して活用できるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は各種既存の紙がもつ性質の特徴を利用して、利用者は他人が使用した後にも不快感を持たずに公共の場所のスリッパを使用できるし、提供者は安いコストで不特定多数の人に対して広告宣伝活動ができる、紙製スリッパカバーに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

まずスリッパカバーの方では、従来各種紙製スリッパやスリッパカバーが考案されているが、紙の材質や形状加工を工夫するあまりに、底コスト生産をうたっているわりにはコストが高くつき、産業上普及していないのが現状である。広告媒体の方では、ポケットティシュと一緒に広告物をビニールに入れて、企業や商店などが広告宣伝活動を行っている物が普及しているが、広告主からするとだれもが同じ事をしているので宣伝効果があまり期待できなくても、新しい広告宣伝手法がないために仕方なく行っているのが現状である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

旅館や病院などの公共の場所で他人が使用した後のスリッパを使用すると、ほとんどの人が不快感を感じることがある。しかしスリッパの使用者が自分の費用を使って対処するとは考えにくいし、スリッパの提供者にしても、履き心地の悪さや形状崩れの問題を重視するあまりに、紙の材質に合成樹脂を入れたり、本来の機能とは別に見た目を重視するあまりに、余分な逢着や加工を施しているため、コストが高くなりサービスとして提供できない。またコンパクトにして容易に持ち運びできるようにする点や使用後の処理についても考えるべき問題が多々ある。広告宣伝の効果面としては、いかにして安いコストで不特定多数の人に効果的に、広告宣伝を認知さす事ができるかなどの問題がある。

【０００４】

【考案の目的】

本考案は上記の点に着目してなされたもので、一枚物の既存の不織布紙やエンボス加工紙や濾紙などの紙が持つ特性や性質を利用し、肌触りも良く、滑りにくく、汗などによる多少の水分や油分にも耐えることができ、最低限の折り目だけを入れるだけで無駄な工程を省きシンプルな形状にすることと、広告媒体として活用することで、使用者にも提供者にも負担がかからないように底コストにて作成することができるため、今までに考案された紙製スリッパカバーとは違い、簡単な製法であるにもかかわらず普及すると思われ、いままで多くの人が感じていた不快感を取り除くことができる。使用後も紙製品のため、燃えるゴミとして処理できるために、コストがかからず容易に処理することが可能である。また新しい広告媒体のため広告の訴求効果が高められ、流通することによって産業上の景気向上を担うものと考えられる。以上のことを目的とする。

【０００５】

【考案の構成】

このために、本考案は既存の紙をスリッパの形状に添って断裁し、つま先部分と足の甲のカバーの折り返し部分にプレスによる折り加工を加え、外部から見えるその折り返し部分に社名や電話番号などの広告宣伝を印刷したものを三つ折りにしてコンパクトにたたんでビニール袋に挿入し、それと同じ大きさの広告宣伝を載せた印刷物を挿入した状態で構成される。

【０００６】

【実施例】

以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図１は紙製スリッパカバーの展開図を示し、一枚物の紙をスリッパの形状に断裁したものである。紙の材質は基本的には不織布紙にエンボス加工した既存の紙を使用する。不織布紙の材質は肌触りが良く、耐久性もあり、エンボス加工は紙に凹凸があるために通気性がある。点線１と点線２はスリッパに挿入した際に、つま先にあたる部分である。点線３は、スリッパの足カバーのラインに添って折り返す部分であり、この３点の点線にプレスによる折り加工をつける。斜線４は足の側面をスリッパに触れないようにする部分である。５はこの展開図では裏側になるが、このスリッパカバーを提供する企業名やその住所、電話番号等の広告宣伝を印刷する部分である。このような簡単なスリッパカバーであるが、スリッパに挿入すると、スリッパの足カバーに点線３の折り目が引っ掛かり、足にかかる体重によりスリッパカバーが外れにくいようになっている。またスリッパに挿入する際に、斜線４は足の力により自然に折り曲がるようになっている。図２の斜線は、スリッパカバーをスリッパに装着した上面図である。このように縦線５の部分はスリッパカバーの提供者の広告が印刷でき、不特定多数の人がこれを使用することにより不特定多数の人の目に触れ、広告が認知される。また使用時には隠れてしまうが装着時には目に触れるため、協賛する企業などがある場合は白窓６の場所にも広告を入れるスペースを設ける。図３は、スリッパカバーをコンパクトに三つ折りにした上面図である。縦線５の広告を印刷した部分が上にくるようにして目立つようにする。このようにコンパクトにすることで携帯しやすく、使用者は広告として受け取った後も保管しやすくなる。図４は、図３で説明したように折りたたんだスリッパカバーを点線６のビニールカバーに入れ、正面からみた表面と裏面である。表面には縦線５の広告面を上にして見えるように入れる。裏面には、広告主が訴えたい商品やサービスの宣伝内容を印刷してビニールに封入して訴求できる。なお広告主の予算によりスリッパカバーの紙の材質を変えたり、各種の色彩を施したり、形状をかえたりすることができるとともに、各種既存の広告手法とのメディアミックスとしての活用も可能である。

【０００７】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案の広告媒体として利用できる紙製スリッパカバーによれば、既存の紙の性質を最大限に利用し、無駄な工程を省略してシンプルな形状を施すことと、広告媒体として活用することにより、製品としての肌触り、耐久性、通気性にも問題なく、底コストで制作できるため、サービスを提供する側には宣伝効果があるということや、提供される側にも費用がかからず不快感を持たずに公共のスリッパを使用できるというメリットがある。使用後の処理も燃えるゴミとして処分できるため余分なコストがかからない。また新しい広告媒体として、いろいろな活用が考えられるため、活発に流通すれば産業上のメリットも大きいと思われる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案スリッパカバーの展開図である。

【図２】本考案スリッパカバーをスリッパに装着した上
面図である。

【図３】本考案スリッパカバーを折りたたんだ上面図で
ある。

【図４】本考案スリッパカバーを図３で折りたたんでビ
ニール入れて正面から見た表と裏の図面である。

【符号の説明】

（１）（２）（３）はスリッパカバーの折り目（４）
は足の側面のカバー部分（５）（６）はスリッパカバーに広告を印刷する部分
（７）ビニール（８）はビニールにスリッパカバーと一緒に入れる広告
の印刷物

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【手続補正書】

【提出日】平成１０年２月１２日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】考案の名称

【補正方法】変更

【補正内容】

【考案の名称】広告媒体としての利用もできる
不快感を取る為の紙製携帯用使い捨てスリッパシートカ
バー

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】既存の不織布紙やエンボス紙、濾紙など
の紙をスリッパの形状に断裁し、折り加工を加え、スリ
ッパに装着した時に外部に見える部分に広告などを印刷
して、尚且つ携帯用にコンパクトにしてビニールなどに
封入し、その時同時にその他の広告物も封入する事がで
きる新しい広告媒体として活用できる紙製のスリッパカ
バー。