JP3052261U - 照明装置、広告照明装置および街路灯 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】メンテナンスを簡単かつ安全に行う。維持経費
を削減できる。 【解決手段】パイプ３はライトパイプから成る。パイプ
３は内部の光を外部に透過する透光性の側面を有し、一
端から内部に受けた光を他端の方向に反射させる。ライ
ト４はパイプ３の一端の付近に設けられる。ライト４は
電球が光り、パイプ３の他端に向けて光を照射する。透
光部５は半透明の箱体から成る。透光部５はパイプ３の
他端に接続され、支柱２の上端で支持される。透光部５
は側面に広告用表示９を有する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、広告照明装置、街路灯、表示灯、その他の照明装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、ポールの上端に空洞状の看板を設置し、看板の内部に蛍光灯を設けて成 る広告照明装置、高所に設置した看板の周囲に看板を照明するライトを設けて成 る広告照明装置などが知られている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、従来の広告照明装置では、蛍光灯や電球の交換などのメンテナ ンスを行うとき、高所での作業となるため、高所作業車または足場を必要とし、 手数がかかるうえ、危険を伴い、維持経費も嵩むという問題点があった。

【０００４】 本考案は、このような従来の問題点に着目してなされたもので、メンテナンス を簡単かつ安全に行うことができるとともに維持経費を削減できる照明装置、広 告照明装置および街路灯を提供することを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、請求項１の本考案に係る照明装置は、一端から内 部に受けた光を他端の方向に反射させるパイプと、前記パイプの前記一端の付近 に前記他端に向けて照射するよう設けられたライトと、前記パイプの前記他端に 接続された透光部とを、有することを特徴とする。

【０００６】 照明装置は、広告照明装置、街路灯、表示灯、その他いかなる照明装置であっ てもよい。パイプは、パイプの内部を鏡張りにしたものから成っても、ライトパ イプから成ってもよい。ライトパイプとは、ポリカーボネート製で、内部の光を 外部に透過する透光性の側面を有し、一端から内部に受けた光を他端の方向に反 射させるパイプである。ライトは、電球から成っても、蛍光灯から成ってもよい 。透光部は、内部が空洞であっても、空洞でなくてもよい。透光部は、一部のみ が透光性を有していても、全体が透光性を有していてもよい。透光部は、パイプ により支持されても、支柱や吊下部、その他の方法で支持されていてもよい。

【０００７】 請求項１の本考案に係る照明装置は、ライトを照射すると、パイプを通して透 光部が照らされる。パイプは、一端から内部に受けた光を他端の方向に反射させ るので、効率良く透光部を照らすことができる。透光部を高所や近づけない場所 に設けたときにも、パイプを介してライトを手の届く位置に設ければ、ライトの 交換などのメンテナンスを容易に行うことができる。

【０００８】 請求項２の本考案に係る広告照明装置は、内部の光を外部に透過する透光性の 側面を有し、一端から内部に受けた光を他端の方向に反射させるパイプと、前記 パイプの前記一端の付近に前記他端に向けて照射するよう設けられたライトと、 広告用表示を有し、前記パイプの前記他端に接続された空洞状の透光部と、前記 透光部を支持する支柱と、前記パイプの内部に設けられ、周囲の空気の動きで動 く可動部材とを、有することを特徴とする。

【０００９】 パイプは、ライトパイプから成ることが好ましい。ライトは、電球から成って も、蛍光灯から成ってもよい。透光部は、一部のみが透光性を有していても、全 体が透光性を有していてもよい。広告用表示は、透光部の形状により構成されて も、透光部に記載された図形または文字により構成されてもよい。透光部は、半 透明のプラスチックから成ることが好ましい。支柱は、棒状であっても、湾曲し ていてもよい。可動部材は、パイプの内部で吊り下げられていても、パイプの内 部に回転可能に設けられていてもよい。可動部材は、ライトの熱で生じた空気の 動きにより動くように設けられる。

【００１０】 請求項２の本考案に係る広告照明装置は、ライトを照射すると、パイプを通し て透光部が照らされ、広告用表示が目立つ。パイプは、一端から内部に受けた光 を他端の方向に反射させるので、効率良く透光部を照らすことができる。パイプ もまた、内部の光を外部に透過して目立つ。可動部材は、ライトの熱で生じた空 気の動きにより動き、パイプおよび透光部の光を揺らがせて興味を引き付ける。 透光部を高所や近づけない場所に設けたときにも、パイプを介してライトを手の 届く位置に設ければ、ライトの交換などのメンテナンスを容易に行うことができ る。

【００１１】 請求項３の本考案に係る街路灯は、一端から内部に受けた光を他端の方向に反 射させるパイプと、前記パイプの前記一端の付近に前記他端に向けて照射するよ う設けられたライトと、前記パイプの前記他端に接続された透光部と、前記パイ プおよび前記ライトを内部に挿入させて前記透光部を支持する筒状の支柱とを、 有することを特徴とする。

【００１２】 パイプは、パイプの内部を鏡張りにしたものから成っても、ライトパイプから 成ってもよい。ライトは、電球から成っても、蛍光灯から成ってもよい。透光部 は、内部が空洞であっても、空洞でなくてもよい。透光部は、全体が透光性を有 することが好ましい。支柱は、棒状であっても、湾曲していてもよい。

【００１３】 請求項２の本考案に係る街路灯は、ライトを照射すると、パイプを通して透光 部が照らされる。パイプは、一端から内部に受けた光を他端の方向に反射させる ので、効率良く透光部を照らすことができる。パイプおよびライトは、支柱の内 部に挿入されており、衝撃による損傷などから保護される。透光部を高所や近づ けない場所に設けたときにも、パイプを介してライトを手の届く位置に設ければ 、ライトの交換などのメンテナンスを容易に行うことができる。

【００１４】

【考案の実施の形態】

以下、図面に基づき本考案の第１および第２の実施の形態について説明する。 図１（Ａ）は、本考案の第１の実施の形態を示している。 図１（Ａ）に示すように、広告照明装置１は、支柱２と、２本のパイプ３と、 ２個のライト４と、透光部５とを有している。

【００１５】 支柱２は、下端２ａが基礎６に固定されている。各パイプ３は、ライトパイプ から成る。ライトパイプとは、ポリカーボネート製で、内部の光を外部に透過す る透光性の側面を有し、一端から内部に受けた光を他端の方向に反射させるパイ プである。各パイプ３は、支柱２と平行に支柱２の両側に梁７で固定されている 。各ライト４は、シェード４ａおよび電球４ｂを有する。各ライト４は、パイプ ３の一端３ａの下方付近に設けられて、支柱２の両側に梁８で固定されている。 各ライト４は、電気で電球４ｂが光り、パイプ３の他端３ｂに向けて光を照射す る。

【００１６】 透光部５は、半透明のプラスチック製で空洞の箱体から成る。透光部５は、各 パイプ３の他端３ｂに接続され、支柱２の上端２ｂで支持されて固定されている 。透光部５は、向かい合う２つの側面５ａに広告用表示９を有する。透光部５の 上面５ｂの内側および２つの端面５ｃの内側には、広告用表示９がより明るくな るよう光の反射板１０が設けられている。

【００１７】 次に、作用について説明する。 広告照明装置１は、ライト４を照射すると、パイプ３を通して透光部５が照ら され、広告用表示９が光って目立つ。パイプ３は、一端３ａから内部に受けた光 を他端３ｂの方向に反射させるので、効率良く透光部５を照らすことができる。 パイプ３もまた、内部の光を外部に透過し、光って目立つ。

【００１８】 従来の広告照明装置では、透光部の内部に蛍光灯が設けられており、蛍光灯が 切れたときその交換には高所作業車または足場を必要としていた。本実施例の広 告照明装置１は、透光部５が高所にあっても、パイプ３を介してライト４が手の 届く位置に設けられているので、ライト４の電球４ｂの交換などのメンテナンス を簡単かつ安全に行うことができるとともに、高所作業車または足場に要した維 持経費を削減できる。

【００１９】 なお、第１の実施の形態において、図１（Ｂ）に示すように、パイプ３の内部 に、周囲の空気の動きで動く可動部材１１を設けてもよい。可動部材１１は、パ イプ３の内部に吊り下げて設けられる。この場合、可動部材１１は、ライト４の 熱で生じた空気の動きにより動き、パイプ３および透光部５の光を揺らがせて興 味を引き付けるので、宣伝効果を高めることができる。

【００２０】 次に、本考案の第２の実施の形態について説明する。 図２は、本考案の第２の実施の形態を示している。 図２に示すように、街路灯２１は、支柱２２と、パイプ２３と、ライト２４と 、透光部２５とを有している。支柱２２は、筒状であって、下端２２ａが基礎２ ６に固定されている。支柱２２は、下端２２ａに窓２７を有する。パイプ２３は 、ライトパイプから成り、一端２３ａから内部に受けた光を他端２３ｂの方向に 反射させる。パイプ２３は、支柱２２の内部に挿入され、支柱２２と同軸上に設 けられている。

【００２１】 ライト２４は、シェード２４ａおよび電球２４ｂを有する。ライト２４は、支 柱２２の下端２２ａの内部の、パイプ２３の一端２３ａの付近に設けられている 。ライト２４は、支柱２２の窓２７から取出可能である。ライト２４は、電気で 電球２４ｂが光り、パイプ２３の他端２３ｂに向けて光を照射する。透光部２５ は、半透明のプラスチック製の空洞の球体から成る。透光部２５は、パイプ２３ の他端２３ｂに接続され、支柱２２の上端２２ｂで支持されて固定されている。

【００２２】 次に、作用について説明する。 街路灯２１は、ライト２４を照射すると、パイプ２３を通して透光部２５が照 らされる。パイプ２３は、一端２３ａから内部に受けた光を他端２３ｂの方向に 反射させるので、効率良く透光部２５を照らすことができる。パイプ２３および ライト２４は、支柱２２の内部に挿入されており、衝撃による損傷などから保護 される。本実施例の街路灯２１は、透光部２５が高所にあっても、パイプ２３を 介してライト２４が手の届く位置に設けられているので、ライト２４の電球２４ ｂの交換などのメンテナンスを簡単かつ安全に行うことができるとともに、高所 作業車および足場に要した維持経費を削減できる。

【００２３】 なお、前述の第１および第２の実施の形態において、透光部の大きさ、形状は 任意に設定することができ、それに応じてパイプの本数、ライトの光の強度、反 射板の有無などを設定することが好ましい。

【００２４】

【考案の効果】

本考案に係る照明装置、広告照明装置および街路灯によれば、パイプの一端の 付近のライトによりパイプを通して透光部を照らすことができるので、ライトを 手の届く位置に設ければ、メンテナンスを簡単かつ安全に行うことができるとと もに維持経費を削減できる。

【００２５】 特に、請求項２の本考案に係る広告照明装置によれば、ライトにより広告用表 示を有する透光部が照らされ、パイプが内部の光を外部に透過し、また、可動部 材がパイプの内部で動くので、興味を引きやすく、宣伝効果を高めることができ る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の第１の実施の形態の広告照明装置の
（Ａ）斜視図、（Ｂ）変形例を示す要部拡大側面図であ
る。

【図２】本考案の第２の実施の形態の街路灯の斜視図で
ある。

【符号の説明】

１ 広告照明装置 ２，２２ 支柱 ３，２３ パイプ ４，２４ ライト ５，２５ 透光部 ２１ 街路灯

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】一端から内部に受けた光を他端の方向に反
   射させるパイプと、 前記パイプの前記一端の付近に前記他端に向けて照射す
   るよう設けられたライトと、 前記パイプの前記他端に接続された透光部とを、 有することを特徴とする照明装置。
2. 【請求項２】内部の光を外部に透過する透光性の側面を
   有し、一端から内部に受けた光を他端の方向に反射させ
   るパイプと、 前記パイプの前記一端の付近に前記他端に向けて照射す
   るよう設けられたライトと、 広告用表示を有し、前記パイプの前記他端に接続された
   空洞状の透光部と、 前記透光部を支持する支柱と、 前記パイプの内部に設けられ、周囲の空気の動きで動く
   可動部材とを、 有することを特徴とする広告照明装置。
3. 【請求項３】一端から内部に受けた光を他端の方向に反
   射させるパイプと、 前記パイプの前記一端の付近に前記他端に向けて照射す
   るよう設けられたライトと、 前記パイプの前記他端に接続された透光部と、 前記パイプおよび前記ライトを内部に挿入させて前記透
   光部を支持する筒状の支柱とを、 有することを特徴とする街路灯。