JP3051096U - 鼻緒付き履物 - Google Patents

鼻緒付き履物

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JP3051096U
JP3051096U JP1998000333U JP33398U JP3051096U JP 3051096 U JP3051096 U JP 3051096U JP 1998000333 U JP1998000333 U JP 1998000333U JP 33398 U JP33398 U JP 33398U JP 3051096 U JP3051096 U JP 3051096U
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foot
rear end
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clogs
thong
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JP1998000333U
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Inventor
長廣 小川
Original Assignee
株式会社 小川履物
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 履物を楽に履け、且つ足が痛くならず横緒も
型くずれしないようにした鼻緒付き履物を提供する。 【解決手段】 台部103の前端部103Aに鼻緒11
0の前つぼ120を固着するとともに、後部両側103
B,103Cに横緒130の後端130A,130Bを
固着させた鼻緒付き履物100であって、足140の内
側の横緒後端130Aの固着位置(A)を、足140の
土踏まずとなる側縁凹部141内に配置したものであ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、下駄、サンダル、草履、雪駄等の鼻緒付きの履物に係り、特に、履 物を楽に履け、且つ足が痛くならず、鼻緒も型くずれしないようにしたものに関 する。
【0002】
【従来の技術】
従来の鼻緒付き履物は、図6,7に示すように、例えば下駄10の実施例にお いて、台部1の前端部1Aにあけた通孔3に鼻緒11の前つぼ13を挿通固着す るとともに、上記台部1の後部両側1B,1Cにあけた通孔5,7に横緒9の両 後端9A,9Bを挿通固着させたものである。そして、上記台部1の後部両側1 B,1Cにあけた通孔5,7の前後位置を同じとし、横緒9の前つぼ13から左 右両後端9A,9Bまでの長さL1,L2を同一としている。更に、横緒9の両 後端9A,9Bの間隔L3を足140のヒール幅Hよりも狭く設定している。
【0003】 上記下駄の実施例においては、横緒の両後端の間隔を足のヒール幅よりも狭く 設定しているから、下駄を履くとき足が横緒内に入り難く、一旦履いた後は鼻緒 の横緒を踏んで足が痛くなるとともに、横緒が型くずれしてしまう。更に、足で 横緒を踏みつけて下側へ変形させているから、下駄が脱げ易く、特に走ったとき 足が横緒から脱げてしまうなどの問題点がある。これは、サンダル、草履、雪駄 等の鼻緒付きの履物においても同様の問題点である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記従来の鼻緒付き履物がもつ問題点に鑑みてなされたもので、特 に、履物を楽に履け、且つ足が痛くならず横緒も型くずれしないようにした鼻緒 付き履物を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本考案の請求項1に記載した鼻緒付き履物は、台部の前端部に鼻緒の前つぼを 固着するとともに、後部両側に横緒の後端を固着させた鼻緒付き履物において、 足の内側の横緒後端の固着位置を、足の土踏まずとなる側縁凹部内に配置したこ とを特徴とする。
【0006】
【作用】
本考案の請求項1によると、履物の台部にのせる足の内側となる横緒後端の固 着位置を、外側の横緒後端の固着位置よりも前側とし、且つ、足の土踏まずとな る側縁凹部に合わせているから、先ず、外側の横緒と内側の横緒との間に大きな 空間ができ、この空間から外側の横緒に足のつま先を容易に差し入れられ、楽に 下駄等を履くことができる。また、下駄等を脱ぐときは、逆の手順により先ず足 の内側の甲を横緒から抜き、続いて外側の横緒から足全体を簡単に抜くことがで きる。
【0007】 更に、一旦履いた後は、横緒の内側は足の土踏まずとなる側縁凹部に合わせて いるから、鼻緒の横緒を踏むことがなく足が痛くならないし、横緒が型くずれし ない。また、足のかかとで横緒の内側後端を踏まないから、内側の横緒が足の甲 にフィットして下駄が脱げ難くなり、走ったときでも足が横緒から脱げない。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、図1〜図4を参照して本考案の第1実施形態について説明する。図1は 鼻緒付き履物100の斜視図であり、具体的には下駄101である。尚、図2, 図3,図4はその平面図と側面図である。
【0009】 上記下駄101は、まず、履物本体となる台部103を形成し、その台部10 3の前端部103Aにあけた通孔104に、鼻緒110の前つぼ120を挿通固 着するとともに、上記台部103の後部103B,103Cにあけた通孔105 ,107に横緒130の各後端130A,130Bを挿通固着させている。そし て、図2に示すように、上記台部103の後部103B,103Cにあけた通孔 105,107の前後位置をずらせ、横緒9の外側・内側の各長さL1,L2を 異ならせている。更に、横緒130の各後端130A,130Bの間隔L3を足 140のヒール幅Hよりも狭く設定している。尚、横緒130の各後端130A ,130Bの間隔L3は足140のヒール幅Hよりも広く設定される場合もある 。
【0010】 即ち、上記台部103にのせる足の内側(土踏まず側)の横緒後端130Aの 固着位置(A)を、外側の横緒後端130Bの固着位置(B)よりも前側とし、 足140の土踏まずとなる側縁凹部141内に合わせている。具体的には、横緒 の内側後端130Aの固着位置(A)を、横緒の外側後端130Bの外側の固着 位置(B)よりも30〜40mm程度離れた台部103の前側位置に配置してい る。尚、上記通孔104の孔径は、約5〜6mm程度,通孔105,107の孔 径は、約8〜11mm程度の大きさに設定されている。また、上記台部103の 前端部103Aにあけた通孔104は、台部103の親指側となる内側にやや偏 ってあけられている。
【0011】 内側(土踏まず側)の横緒後端130Aの固着位置(A)を、外側の横緒後端 130Bの固着位置(B)は、台部103のサイズ等により異なるものであるが 、要は内側(土踏まず側)の横緒後端130Aの固着位置(A)が足140の土 踏まずとなる側縁凹部141内に合わせられていれば良いものである。因みに、 上記横緒130において、前つぼ120から外側の横緒後端130Bまでの長さ L1と、前つぼ120から内側の土踏まず側の横緒後端130Aまでの長さL2 との比率でいうと、L1/L2は概ね0.65〜0.85の範囲内に定めている 。具体的には、図2に示すように、大人用の長さ24cmサイズの台部103に おいて、外側の横緒長さL1が14.5cmであり、土踏まず側の横緒長さL2 が11.5cmであり、その比率L1/L2は0.79である。
【0012】 上記第1実施形態の鼻緒付き履物100の下駄101は、上記のように構成さ れており、以下のように作用する。先ず、図1〜図2に示すように、下駄101 は、台部103にのせる足140の内側(土踏まず側)の横緒後端130Aの固 着位置(A)を、外側の横緒後端130Bの固着位置(B)よりも前側とし、足 140の土踏まずとなる側縁凹部141に合わせている。これにより、図3に示 すように、下駄101を履くとき、長い外側の横緒から足140のつま先143 を楽に差し入れられ、親指と人差指の間に前緒120を挟める。しかして、容易 に下駄を履くことができる。また、下駄101を脱ぐときも同様に、足140を 内側の横緒側から抜き易い。
【0013】 そして、一旦履いた後は、図2に示すように、横緒130の内側が足140の 土踏まずとなる側縁凹部141に合わせられているから、足140のかかとで横 緒後端130Aの固着位置(A)を踏むことがなくなり横緒130が型くずれし ないし、足も痛くならない。更に、図4に示すように、短い内側の横緒130が 足140の甲145にフィットして下駄101が脱げ難くなり、走ったときでも 足140が横緒130から脱げない。
【0014】 上記のように、横緒の土踏まず側の内側長さL1と外側長さL2との比率をL 1/L2を0.65〜0.85の範囲内に定める。これにより、図2に示すよう に、内側の横緒後端130Aの固着位置(A)は、足140の土踏まずとなる側 縁凹部141の任意位置に容易に合わせられる。しかして、足の多少の大小に係 らず、内側の横緒後端130Aは、足140の側縁凹部141内の位置に定まる 。
【0015】 尚、従来からある「胡蝶履」といわれる草履で、横緒後端の内側の孔を外側の 孔よりも孔1つ分程度前にずらせたものでは、足140の土踏まずの側縁凹部1 41に合わず、本考案の鼻緒付き履物100とは基本的に異なる。
【0016】 上記本考案の第1実施形態によると、下記の効果を奏する。 (1)下駄101を履くとき、長い外側の横緒から足のつま先を楽に差し入れら れて、楽に下駄を履くことができる。下駄101を脱ぐときも同様に、足140 を内側の横緒側から抜き易い。 (2)そして、足140のかかとで横緒後端130Aを踏まず、横緒が型くずれ しないし、足も痛くならない。 (3)更に、横緒130の短い内側が足140の甲145にフィットして下駄1 01が脱げ難くなり、走ったときでも足140が横緒130から脱げない。
【0017】 本考案は、上記第1実施形態の下駄101に限定されない。例えば、サンダル にも適用できる。図5はこの第2実施形態の鼻緒付きの履物200であるサンダ ル201を示すものである。台部203の前端部203Aに鼻緒210の前緒2 20を固着するとともに、後部両側203B,203Cに横緒230の後端23 0A,230Bを挟み固着させたものとし、上記台部203にのせる足の内側の 横緒後端230Aの固着位置(A)を、外側の横緒後端230Bの固着位置(B )よりも前側の足の土踏まずとなる側縁凹部とするものである。尚、サンダルの 場合、鼻緒の前緒や後端を台部に挟み固着するものに代えて、台部に通孔をあけ て鼻緒の前緒や後端を挿入して固着するものとしても良く、この場合も同様に本 考案を適用することができる。
【0018】 上記第2実施形態のサンダル201は、上記のように構成されており、第1実 施形態の下駄101と同様に作用する。従って、上記第1実施形態の作用説明を 援用し、説明を省略する。
【0019】 本考案の第2実施形態のサンダル201による効果は、第1実施形態の下駄1 01と同様であり、説明を省略する。
【0020】 本考案は、上記2つの実施形態に限定されない。図示しないが、草履、雪駄等 の鼻緒付きの履物においても適用できることは勿論である。また、下駄の場合、 台部103の前端部103Aにあけた通孔104を、台部103の左右中央部に 設け、左右の区別のないタイプとしても良い。
【0021】
【考案の効果】
本考案の請求項1によると、台部にのせる足の内側の横緒後端の固着位置を、 外側の横緒後端の固着位置よりも前側の足の土踏まずとなる側縁凹部としたから 、外側の横緒からの片側挿入により足のつま先を横緒に差し入れられ、楽に下駄 等を履くことができるとともに、下駄を脱ぐときも同様に、足を横緒から抜き易 いという効果が発揮される。
【0022】 更に、一旦履いた後は、横緒の内側は足の土踏まずとなる側縁凹部に合わせて いるから、これを踏むことがなくなり、足が痛くならないし、横緒が型くずれせ ず、また、横緒が足の甲にフィットして下駄が脱げ難く、走ったときでも足が横 緒から脱げない効果が発揮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施形態を示し、鼻緒付き履物と
なる下駄の斜視図である。
【図2】本考案の第1実施形態を示し、鼻緒付き履物と
なる下駄の平面図である。
【図3】本考案の第1実施形態を示し、鼻緒付き履物と
なる下駄の作用平面図である。
【図4】本考案の第1実施形態を示し、鼻緒付き履物と
なる下駄の作用側面図である。
【図5】本考案の第2実施形態を示し、鼻緒付き履物と
なるサンダルの斜視図である。
【図6】従来例の鼻緒付き履物の斜視図である。
【図7】従来例の鼻緒付き履物の平面図である。
【符号の説明】
100,200 鼻緒付き履物 101 下駄 103 台部 103A 前端部 103B,103C 後端 110 鼻緒 120 前つぼ 130 横緒 130A,130B 横緒後端 140 足 141 側縁凹部 201 サンダル 203 台部 203A 前端部 203B,203C 後部 220 前緒 230 横緒 230A,230B 横緒後端 L1,L2 横緒の左右の長さ L3 横緒の後端間隔 (A) 内側の横緒後端の
固着位置 (B) 外側の横緒後端の
固着位置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台部の前端部に鼻緒の前つぼを固着する
    とともに、後部両側に横緒の後端を固着させた鼻緒付き
    履物において、足の内側の横緒後端の固着位置を、足の
    土踏まずとなる側縁凹部内に配置したことを特徴とする
    鼻緒付き履物。
JP1998000333U 1998-02-02 1998-02-02 鼻緒付き履物 Expired - Lifetime JP3051096U (ja)

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