JP3050965U - 本 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 その本に掲載されたもの（例えば、花や葉っ
ぱ等）の大きさ・長さを計測するのに格別に物差し（メ
ジャー）を用意せずとも簡便に計測できるようにする。 【解決手段】 本本体１及び／又はカバー２の表紙及び
／又は裏表紙の木口部分１ａ，２ａに長さを計測するた
めの目盛り３を形成せしめてなる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、本に関し、特に植物や鳥・昆虫・動物などの図鑑類等、本に掲載さ れた物の大きさが確認できると面白味が一層増すような本に用いるのに適した本 に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

例えば植物図鑑において、その本に掲載された花の大きさや葉っぱの長さ、種 の大きさ等がその場で感覚的に確認できると興味が一層のこと増すものであるが 、そのためにはその都度物差し（メジャー）を用意しなければならない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案はこのような現状に鑑みてなされたものであり、その本に掲載された花 の大きさ（直径）や葉っぱの長さ等の大きさ・長さを計測するのに格別に物差し （メジャー）を用意せずとも簡便に計測することが可能な本を提供せんとするも のである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

斯かる目的を達成する本考案の請求項１記載の本は、本の表紙及び／又は裏表 紙の木口部分に長さを計測するための目盛りを形成せしめてなる事を特徴とした ものである。 また、本考案の請求項２記載の本は、本に装着されたカバーの表紙及び／又は 裏表紙の木口部分に長さを計測するための目盛りを形成せしめてなる事を特徴と したものである。 この際、前記目盛りを、前記木口部分における外側及び／又は内側、好ましく は外側と内側の両側に形成せしめ、且つこれら目盛りの振る方向を外側と内側と で逆に形成することが好ましい。

【０００５】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の具体的な実施例を図面に基づいて詳細に説明する。 図中、１は本の本体を示し、２は本本体１の外側に装着されたカバーを示し、 そして３は長さを計測するための目盛りを示す。

【０００６】 目盛り３は、本の本体１側又はカバー２側、或いはその両方の木口部分１ａ， ２ｂに形成せしめる。即ち、本本体１の表紙や裏表紙における木口部分１ａ、或 いはカバー２の表紙や裏表紙における木口部分２ａに目盛り３を印刷等の手段に より形成するものである。因みに、図示実施例にあっては、カバー２の裏表紙に おける木口部分２ａに目盛り３を形成してある。

【０００７】 また、この目盛り３を本本体１及び／又はカバー２の木口部分１ａ，２ａに形 成する場合に、それらの外側又は内側のどちらか一方だけでも良いが、好ましく は図示実施例のごとく、外側と内側の両側に形成せしめる。この際、外側と内側 とで目盛り３の振る方向を逆にする。すなわち、木口部分１ａ，２ａの外側に形 成する目盛り３（３’）を例えば左から右へ形成した場合には、木口部分１ａ， ２ａの内側に形成する目盛り３（３”）を右から左へ形成するようにする。

【０００８】

【考案の効果】

本考案に係る本は斯様に、本本体及び／又はカバーの表紙及び／又は裏表紙の 木口部分に長さを計測するための目盛りを形成せしめてなるので、木口部分に形 成された目盛りを利用して、その本に掲載されたものの大きさ、例えば植物図鑑 であれば花の大きさ（直径）や葉っぱの長さ、種の大きさ等の大きさ・長さを、 計測したいと思ったときに、格別に物差し（メジャー）を用意せずともその場で 簡便に計測し、その場で感覚的に確認することが可能となる。

【０００９】 また、特に本考案請求項３に記載の本によれば、前記目盛りを、前記木口部分 における外側及び／又は内側に形成せしめてなるので、表紙及び／又は裏表紙を 開いた状態でも或いは閉じた状態でも木口部分に形成された目盛りを利用しても のの大きさを計測することが出来、一層簡便なものとなる。

【００１０】 更に、本考案請求項４に記載の本によれば、前記目盛りを前記木口部分におけ る外側及び内側に形成すると共に、これら目盛りの振る方向を外側と内側とで逆 に形成したので、外側に形成せしめた目盛りを用いて計測する場合と内側に形成 せしめた目盛りを用いて計測する場合とで計測する方向が常に一緒となり、混乱 を生じる恐れがなくなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案実施の一例を示し、（ａ）は裏表紙を
閉じた状態の斜視図、（ｂ）は裏表紙を開いた状態の斜
視図。

【符号の説明】

１：本本体 １ａ：木口部分 ２：カバー ２ａ：木口部分 ３、３’，３”：目盛り

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 本の表紙及び／又は裏表紙の木口部分
   に長さを計測するための目盛りを形成せしめてなる事を
   特徴とする本。
2. 【請求項２】 本に装着されたカバーの表紙及び／又
   は裏表紙の木口部分に長さを計測するための目盛りを形
   成せしめてなる事を特徴とする本。
3. 【請求項３】 前記目盛りを、前記木口部分における
   外側及び／又は内側に形成せしめてなることを特徴とし
   た請求項１又は２記載の本。
4. 【請求項４】 前記目盛りを前記木口部分における外
   側及び内側に形成すると共に、これら目盛りの振る方向
   を外側と内側とで逆に形成したことを特徴とする請求項
   １又は２記載の本。