JP3050540U

JP3050540U - ブラシ

Info

Publication number: JP3050540U
Application number: JP1998000065U
Authority: JP
Inventors: 達也池本
Original assignee: 池本刷子工業株式会社
Priority date: 1998-01-14
Filing date: 1998-01-14
Publication date: 1998-07-21
Anticipated expiration: 2004-01-14

Abstract

(57)【要約】【解決手段】二本の棒状のブラシ支持体１を把手２の
一端に設け、これらブラシ支持体１に下方に向けてブラ
シ毛３を植設したものとしている。そして、前記二本の
棒状のブラシ支持体１の先端部どうしを繋ぎ合わせ、ブ
ラシ支持体１を枠状にしたものとすることができる。さ
らに、前記把手２の内側に、擦り部４を設けたものとす
ることができる。【効果】清掃時に体を大きく前に曲げなくてもすみ、
労力を要することがなく、しかも足の指の側面部や付け
根部分の清掃をより効率よく、完全に行うことができる
ものとなった。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、足の指の側面部や付け根部分の清掃をするのに適したブラシに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、足の指の側面部や付け根部分の清掃をするのには、特にそれ専用のものが存在しなかったので、タオルやスポンジ、ボディブラシ等を使用していた。

【０００３】すなわち、タオルやスポンジを使用する場合は、必要に応じてこれらに石鹸等を付け、手の指で足の指の側面部や付け根部分を一つ一つ清掃していた。また、ボディブラシを使用する場合も同様に石鹸等を付け、そのブラシ毛で足の指を全体的に押さえつけて、ブラシ毛が足の指の間に入るようにして、足の指の側面部や付け根部分を清掃していた。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上記従来のタオルやスポンジを使用した清掃方法では、足の指の側面部や付け根部分を一つ一つ清掃するので時間がかかると共に、清掃時に体を大きく前に曲げなければならず労力を要するという課題を有していた。また、上記従来のボディブラシを使用した清掃方法では、清掃時に体を大きく前に曲げなくてもすむので労力を要することはないが、ブラシ毛で足の指を全体的に押さえつけても、ブラシ毛が足の指の間に入り難く、足の指の側面部や付け根部分の清掃が完全に行えないという課題を有していた。

【０００５】そこで、この考案は、上記従来の課題を解決するものであり、清掃時に体を大きく前に曲げなくてもすみ、労力を要することがなく、しかも足の指の側面部や付け根部分の清掃を完全に行うことのできるブラシを提供することを目的としてなされたものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

そのため、この考案のブラシでは、二本の棒状のブラシ支持体１を把手２の一端に設け、これらブラシ支持体１に下方に向けてブラシ毛３を植設したものとしている。

【０００７】そして、この考案のブラシでは、二本の棒状のブラシ支持体１の先端部どうしを繋ぎ合わせ、ブラシ支持体１を枠状にしたものとすることができる。

【０００８】さらに、この考案のブラシでは、前記把手２の内側に、擦り部４を設けたものとすることができる。

【０００９】

【考案の実施の形態】

以下、この考案のブラシの実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。

【００１０】図１、２は、この考案のブラシの一実施形態を示しており、図３、４は、この考案のブラシの他実施形態を示している。

【００１１】先ず、図１〜４に示したようにこの考案のブラシは、二本の棒状のブラシ支持体１を把手２の一端に設け、これらブラシ支持体１に下方に向けてブラシ毛３を植設したものとしている。二本の棒状のブラシ支持体１は、それぞれ長さを約５〜１５ｃｍ程度とし、両者の間を約２ｃｍ程度とするのが、使用者の足の指が入り易くなり、ブラシを縦方向に往復動させても足の指が邪魔になることがなく好ましい。さらに、図３、４に示したようにこの考案のブラシは、前記二本の棒状のブラシ支持体１の先端部どうしを繋ぎ合わせ、ブラシ支持体１を枠状にしたものとすることができる。

【００１２】把手２は、長尺の平板状としており、その内側にはペーパー・やすり等とした擦り部４を設けたものとし、この擦り部４で垢擦りをしたり、踵等の角質の除去ができるようにしている。また、この把手２の角部、前記ブラシ支持体１の角部は、使用者の足の指等に当たっても怪我をしないように、角を落とし丸みをつけたものとしている。

【００１３】ブラシ毛３は、合成樹脂毛、動物毛、またはこれらの混毛が使用され、多数本を束にして適宜の間隔おいて、前記ブラシ支持体１にそれぞれ一列ずつ植設したものとしている。また、前記ブラシ毛３は、毛長を約２〜４ｃｍ程度、毛量を約５０〜１００本程度とするのが、足の指の間に丁度納まると共に足の指の間を清掃するのに移動させ易くなり好ましい。

【００１４】以上のように構成したこの考案のブラシを使用して、足の指の側面部や付け根部分を清掃するには、次のようにして行う。

【００１５】先ず、ブラシの把手２を握り、二本の棒状のブラシ支持体１の間を足の指の何れか一本の上に位置させ、ブラシ毛３が足の指の間に入るようにする。そして、この状態から図５や図６に示したように、ブラシ毛３で足の指の側面部や付け根部分を押さえ付け、ブラシを縦方向に往復動させれば、足の指の側面部や付け根部分の清掃をすることができる。この場合、図６に示したように、踵をつけて足の指を立てれば、清掃時に体をより大きく前に曲げなくてもよく、労力を要することがない。また、足の指の間に入るブラシ毛３の角度が深くなるので、ブラシ毛３を足の指の間に位置させ易くなる。

【００１６】そして、この考案のブラシでは、図５に示したように、ブラシ毛３で足の指の側面部や付け根部分を押さえ付け、縦方向に往復動させれば、足の指が二本の棒状のブラシ支持体１の間で移動し、ブラシ支持体１に突き当たることなく、前記清掃をスムーズに行える。また、図６に示したように、ブラシ毛３で足の指の側面部や付け根部分を押さえ付け、ブラシを縦方向に往復動させれば、足の指が二本の棒状のブラシ支持体１の間から突き出るので、足の指が邪魔になることなく、前記清掃をスムーズに行うことができる。さらに、使用中にブラシ支持体１が足の指の間から外れ、勢い余ってその角部が足の指に当たっても、ブラシ支持体１の角部は丸めてあるので、使用者が怪我をするようなことはない。なお、図３、４に示したこの考案のブラシでは、二本の棒状のブラシ支持体１を枠状にしているので、ブラシを縦方向に往復動させても、足の指から外れることがなく無造作に使用することができる。

【００１７】また、図７に示したように踵を浮かせ、ブラシ支持体１を握って、把手２の内側に設けた擦り部４を、使用者の踵に押し当て、縦方向に往復動させれば、踵の角質を除去することができる。また、足の裏やその他各部に前記擦り部４を押し当て、縦方向に往復動させれば、それらの部分の角質を除去したり、垢擦りをすることができる。

【００１８】

【考案の効果】

この考案のブラシは、以上に述べたように構成されているので、清掃時に体を大きく前に曲げなくてもすみ、労力を要することがなく、しかも足の指の側面部や付け根部分の清掃をより効率よく、完全に行うことができるものとなった。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案のブラシの一実施形態を示す斜視図で
ある。

【図２】図１に示すこの考案のブラシの中央断面図であ
る。

【図３】この考案のブラシの他実施形態を示す斜視図で
ある。

【図４】図３に示すこの考案のブラシの中央断面図であ
る。

【図５】この考案のブラシの使用状態を示す説明図であ
る。

【図６】この考案のブラシの使用状態を示す説明図であ
る。

【図７】この考案のブラシの使用状態を示す説明図であ
る。

【符号の説明】

１ブラシ支持体２把手３ブラシ毛４擦り部

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】二本の棒状のブラシ支持体（１）を把手
（２）の一端に設け、これらブラシ支持体（１）に下方
に向けてブラシ毛（３）を植設したことを特徴とするブ
ラシ。
【請求項２】二本の棒状のブラシ支持体（１）の先端
部どうしを繋ぎ合わせ、ブラシ支持体（１）を枠状にし
たことを特徴とする請求項１記載のブラシ。
【請求項３】前記把手（２）の内側に、擦り部（４）
を設けたことを特徴とする請求項１記載のブラシ。
【請求項４】前記把手（２）の内側に、擦り部（４）
を設けたことを特徴とする請求項２記載のブラシ。
【請求項５】二本の棒状のブラシ支持体（１）の先端
部どうしを繋ぎ合わせ、枠状にしたブラシ支持体（１）
を把手（２）の一端に設け、これらブラシ支持体（１）
に下方に向けてブラシ毛（３）を植設すると共に、前記
把手（２）の内側に擦り部（４）を設けたことを特徴と
するブラシ。