JP3050346U

JP3050346U - イオン交換により化学ガスを吸着するフィルターと微粒子除去フィルターを組み合わせた、パーソナル空気清浄機

Info

Publication number: JP3050346U
Application number: JP1997009931U
Authority: JP
Inventors: 陽子土川
Original assignee: 陽子土川
Priority date: 1997-10-07
Filing date: 1997-10-07
Publication date: 1998-07-14
Anticipated expiration: 2003-10-07

Abstract

(57)【要約】【目的】従来の空気清浄機ではあまり効き目のなかった
煙草の煙、臭いを除去する機能を高めるほか、新建材か
ら出る不快有害な化学ガスも除去して、健康的で快適な
環境を提供する。【構成】汚れた空気流入口（１）ときれいな空気流出口
（２）の間にモーター（３）と送風機（４）を装着する
とともに、微粒子を除去するフィルター（５）とカチオ
ンフィルターまたはアニオンフィルター（６）を組み合
わせて装着した強制循環式パーソナル空気清浄機であ
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この考案は、従来の空気清浄機ではあまり効き目のなかった煙草の煙、臭いを除去する機能を高めるほか、新建材から出る不快有害な化学ガスを除去するための考案である。

【０００２】

【従来の技術】

従来、空気清浄機には無風方式と強制循環方式とがあるが、現状では無風方式のものは殆ど実用的ではないとされている。それに対し、強制循環方式は品質にばらつきはあるものの、良質のものは実用に耐えるとされている。（国民生活センターレポート９５−１５）

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

（イ）強制循環方式の中の品質の良いとされている物でも煙草の煙については部屋の中で１人から２人程度の小人数が喫煙する程度の時はともかく、大勢の人が喫煙した場合でも非常に有効というのは、難しかった。（ロ）それで０．３ミクロン以上の粒子を９９．９７パーセント以上除去できるＨＥＰＡフィルターを装着すると煙草の煙（０．０１から１ミクロン）はだいぶ除去されるが、ヤニが粘性を持っているためＨＥＰＡフィルターの目詰まりの激しいこと、またフィルターに付着したヤニから後々まで臭気を再放出するという欠陥があった。（ハ）また、従来の空気清浄機では現在非常に問題になっている新建材から出る不快有害なガスは除去出来なかった。本考案は、これらの欠点を解決するためになされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

（イ）汚れた空気流入口（１）ときれいな空気流出口（２）の間にモーター（３）と送風機（４）を装着する。（ロ）（１）と（２）の間に微粒子を除去するフィルター（５）とカチオンフィルターまたはアニオンフィルター（６）を組み合わせて装着する。本考案は以上の構成よりなる空気清浄機である。

【０００５】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施例について説明する。（イ）空気を強制循環させるためのモーターと送風機をつける（ハ）不快有害なアルカリ性ガスを化学的にイオン交換による吸着するカチオンフィルターをつける。（ニ）カチオンフィルターで取れなかった微粒子を除去するため、ＨＥＰＡフィルターをつける。なお、この空気清浄機において微粒子及び有害ガスを除去する方法として、次のような方法も用いる。（ホ）カチオンフィルターの代わりに、酸性ガス対応フィルターとして、アニオンフィルターを使用する。（ヘ）ＨＥＰＡフィルターの代わりに、中性能フィルクー、ＵＬＰＡフィルターを使用する。（ト）加えてプレフィルター、活性炭フィルターを用いる場合もある。微粒子除去のフィルターのほかにイオン交換による化学的吸着フィルターを装填することが肝要で、空気の流入流出の方向は問わない。

【０００６】

【実施の作用】

本案はこの３段構造により、本機を通して部屋の空気を強制循環させる間に花粉やハウスダスト、病原菌などの微粒子を除去すると共にカチオンフィルターまたはアニオンフィルターがアルカリ性や酸性のガス状化学物質をイオン交換により化学吸着（７０から９９パーセント）する。

【０００７】

【発明の効果】

（イ）既存のフィルターでは除去出来なかった煙草の煙・ヤニの悪臭や、現在問題になっている新建材から出る不快有害な化学ガスをイオン交換により吸着し環境から除去できる。（ロ）摂氏５０度以下の環境では吸着ガスの再放出がない。（ハ）加えて高価なＨＥＰＡフィルターの寿命を長くして経済性を図るものである。

【提出日】平成１０年１月２６日

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０００４

【補正方法】変更

【補正内容】

【０００４】

【課題を解決するための手段】

（イ）汚れた空気流入口（１）ときれいな空気流出口（２）の間にモーター（３）と送風機（４）を装着する。（ロ）前記汚れた空気流入口（１）と前記きれいな空気流出口（２）の間に微粒子を除去するフィルター（５）とカチオンフィルターまたはアニオンフィルター（６）を組み合わせて装着する。本考案は以上（イ）、（ロ）の構成からなる空気清浄機である。

【手続補正３】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０００５

【補正方法】変更

【補正内容】

【０００５】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施例について説明する。（イ）空気を強制循環させるためのモーターと送風機をつける（ロ）不快有害なアルカリ性ガスを化学的にイオン交換により吸着するカチオンフィルターをつける。（ハ）カチオンフィルターで取れなかった微粒子を除去するため、ＨＥＰＡフィルターをつける。なお、この空気清浄機において微粒子及び有害ガスを除去する方法として、次のような方法も用いる。（ニ）カチオンフィルターの代わりに、酸性ガス対応フィルターとして、アニオンフィルターを使用する。（ホ）ＨＥＰＡフィルターの代わりに、中性能フィルター、ＵＬＰＡフィルターを使用する。（ヘ）加えてプレフィルター、活性炭フィルターを用いる場合もある。微粒子除去のフィルターのほかにイオン交換による化学的吸着フィルターを装填することが肝要で、空気の流入流出の方向は問わない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施形態にかかるシステム構成を説明
する図である。

【図２】本考案の他の実施例である

【図３】本考案の他の実施例である

【図４】本考案の他の実施例である

【符号の説明】

（１）汚れた空気の流入口（２）きれいな空気の流出口（３）モーター（４）送風機（５）微粒子除去フィルター（ＨＥＰＡ、ＵＬＰＡ、中
性能）（６）化学ガス吸着フィルター（カチオン、アニオン）（７）プレフィルター

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【手続補正書】

【提出日】平成１０年１月２６日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】請求項１

【補正方法】変更

【補正内容】

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】（イ）汚れた空気流入口（１）ときれいな
空気流出口（２）の間にモーター（３）と送風機（４）
を装着する。（ロ）（１）と（２）の間に微粒子を除去するフィルタ
ー（５）とカチオンフィルターまたはアニオンフィルタ
ー（６）を組み合わせて装着する。以上の如く構成された、微粒子を除去すると共に分子レ
ベルのガスを化学的に吸着・除去するパーソナル空気清
浄機